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- 【第98回アカデミー賞(2026年)受賞結果&ノミネート一覧】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞ほか最多6部門を席巻!『罪人たち』『フランケンシュタイン』も快調
- 最多受賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- 第98回アカデミー賞 ノミネート作品&受賞結果一覧(★が受賞)
- 【動画】今観られるノミネート作品と、観る方法をチェック!
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- ピンクのカートに“エンジェル”の姿を重ねる声も
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【第98回アカデミー賞(2026年)受賞結果&ノミネート一覧】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞ほか最多6部門を席巻!『罪人たち』『フランケンシュタイン』も快調

「第98回アカデミー賞」のノミネート作品&受賞結果一覧を掲載。
「第98回アカデミー賞」の授賞式が現地時間3月15日(日)(日本では16日(月))に開催。このページでは受賞作品&ノミネートリストを随時更新で記載する(動画で観る場合はこちら)。
注目が集まったのは『罪人たち』の最多16部門ノミネート、そして12部門13ノミネートを達成した『ワン・バトル・アフター・アナザー』だ。さらに『フランケンシュタイン』、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』、『センチメンタル・バリュー』も9ノミネート、『ハムネット』が8部門と快調であった。
そして日本を席巻し世界でも話題となった映画『国宝』は惜しくも国際長編映画賞へのノミネートを逃し、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされていた。
最多受賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
結果としては、『ワン・バトル・アフター・アナザー』が最高賞とる作品賞や、監督賞を含む6部門で最多受賞。『罪人たち』4部門と『フランケンシュタイン』3部門も快調な結果となった。
ノミネート一覧は以下のとおり。(★が受賞)
第98回アカデミー賞 ノミネート作品&受賞結果一覧(★が受賞)
作品賞
『ブゴニア』
『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』監督賞
クロエ・ジャオ(『ハムネット』)
ジョシュ・サフディ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)★ポール・トーマス・アンダーソン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ヨアキム・トリアー(『センチメンタル・バリュー』)
ライアン・クーグラー(『罪人たち』)主演男優賞
ティモシー・シャラメ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)
レオナルド・ディカプリオ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
イーサン・ホーク(『ブルームーン』)
★マイケル・B・ジョーダン(『罪人たち』)
ヴァグネル・モウラ(『シークレット・エージェント』)主演女優賞
★ジェシー・バックリー(『ハムネット』)
ローズ・バーン(『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』)
ケイト・ハドソン(『ソング・サング・ブルー』)
レナーテ・レインスヴェ(『センチメンタル・バリュー』)
エマ・ストーン(『ブゴニア』)助演男優賞
ベニチオ・デル・トロ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ジェイコブ・エロルディ(『フランケンシュタイン』)
デルロイ・リンドー(『罪人たち』)
★ショーン・ペン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ステラン・スカルスガルド(『センチメンタル・バリュー』)助演女優賞
テヤナ・テイラー(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
★エイミー・マディガン(『WEAPONS/ウェポンズ』)
ウンミ・モサク(『罪人たち』)
インガ・イブスドッテル・リッレオース(『センチメンタル・バリュー』)
エル・ファニング(『センチメンタル・バリュー』)キャスティング賞
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『罪人たち』脚本賞
『ブルームーン』
『シンプル・アクシデント/偶然』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『センチメンタル・バリュー』
★『罪人たち』脚色賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『トレイン・ドリームズ』撮影賞
『フランケンシュタイン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』編集賞
『F1/エフワン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』美術賞
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』衣装デザイン賞
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『罪人たち』メイクアップ&ヘアスタイリング賞
★『フランケンシュタイン』
『国宝』
『罪人たち』
『スマッシング・マシーン』
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』視覚効果賞
★『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
『F1/エフワン』
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
『ロスト・バス』
『罪人たち』音響賞
★『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』
『シラート』作曲賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』歌曲賞
「Dear Me」(『Diane Warren: Relentless(原題)』)
★「Golden」(『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』)
「I Lied to You」(『罪人たち』)
「Sweet Dreams of Joy」(『Viva Verdi!(原題)』)
「Train Dreams」(『トレイン・ドリームズ』)長編アニメーション映画賞
『ARCO/アルコ』
『星つなぎのエリオ』
★『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
『アメリと雨の物語』
『ズートピア2』国際長編映画賞
『シークレット・エージェント』(ブラジル)
『シンプル・アクシデント/偶然』(フランス)
★『センチメンタル・バリュー』(ノルウェー)
『シラート』(スペイン)
『ヒンド・ラジャブの声』(チュニジア)長編ドキュメンタリー映画賞
『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』
『Cutting Through Rocks(原題)』
『あかるい光の中で』
★『Mr. Nobody Against Putin(原題)/名もなき反逆者 ロシア 愛国教育の現場で(NHK放送タイトル)』
『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』短編ドキュメンタリー映画賞
★『あなたが帰ってこない部屋』
『Armed Only with a Camera: The Life and Death of Brent Renaud(英題)』
『Children No More: Were and are Gone(原題)』
『デビル・イズ・ビジー/中絶医療の最前線から』
『Perfectly a Strangeness(原題)』短編実写映画賞(タイで2作品が受賞)
『Butcher’s Stain(原題)』
『A Friend of Dorothy(原題)』
『ジェーン・オースティンの生理ドラマ』
★『歌うたい』
★『Two People Exchanging Saliva(原題)』短編アニメーション映画賞
『バタフライ』
『Forevergreen(原題)』
★『The Girl Who Cried Pearls(原題)』
『リタイア・プラン』
『3人姉妹』【動画】今観られるノミネート作品と、観る方法をチェック!
関連作品の紹介・レビュー記事
主要ノミネート作品の作品紹介やレビューは以下から確認できる。
作品賞ノミネート映画
- 『センチメンタル・バリュー』の紹介・レビュー
- 『罪人たち』の紹介・レビュー
- 『トレイン・ドリームズ』の作品紹介ページ
- 『ハムネット』の紹介・レビュー
- 『ブゴニア』の紹介・レビュー
- 『フランケンシュタイン』の紹介・レビュー
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の紹介・レビュー
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』の紹介・レビュー
アニメーション作品
- 『アメリと雨の物語』の紹介・レビュー
- 『ARCO/アルコ』の作品紹介ページ
- 『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の紹介・レビュー
- 『ズートピア2』の紹介・レビュー
- 『星つなぎのエリオ』の紹介・レビュー
ドキュメンタリー作品
- 『あかるい光の中で』の作品紹介ページ
- 『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』の作品紹介ページ
- 『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』の作品紹介ページ
- 『Mr. Nobody Against Putin(原題)』の作品紹介ページ
他部門ノミネート映画
- 『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』の紹介・レビュー
- 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の紹介・レビュー
- 『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』の作品紹介ページ
- 『WEAPONS/ウェポンズ』の紹介・レビュー
- 『国宝』の紹介・レビュー
- 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の紹介・レビュー
- 『シラート』の作品紹介ページ
- 『ブルームーン』の作品紹介ページ
- 『ロスト・バス』の作品紹介ページ
現在レビュー未掲載作品も順次更新予定
- 『シークレット・エージェント』
- 『シンプル・アクシデント/偶然』
- 『スマッシング・マシーン』
- 『ソング・サング・ブルー』
- 『ヒンド・ラジャブの声』ほか
ショーン・ペン, しあわせな選択, アカデミー賞, アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし, アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ, イーサン・ホーク, ウンミ・モサク, エマ・ストーン, エル・ファニング, クロエ・ジャオ, ジェイコブ・エロルディ, ジェシー・バックリー, ジュラシック・ワールド/復活の大地, ジョシュ・サフディ, ステラン・スカルスガルド, ズートピア2, センチメンタル・バリュー, ティモシー・シャラメ, テヤナ・テイラー, ハムネット, フランケンシュタイン, ブゴニア, ブルームーン, ベニチオ・デル・トロ, ポール・トーマス・アンダーソン, マイケル・B・ジョーダン, マーティ・シュプリーム 世界をつかめ, ヨアキム・トリアー, ライアン・クーグラー, レオナルド・ディカプリオ, ワン・バトル・アフター・アナザー, 第98回アカデミー賞(2026年), 罪人たち, F1/エフワン, KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ, 日本作品, レナーテ・レインスヴェ -
【2026年最新版】注目映画総まとめ! 公開日カレンダー|話題の大作・話題作を月別に紹介【予告編付】

2026年の今後公開予定の注目映画をピックアップし、作品ごとに見どころを紹介。(随時更新)
(※公開から1週間経った“注目映画”は“そのほかの映画”に統合)
2026年1月公開の映画
2026年1月9日(金)・10日(土)公開の映画
1月9日(金)公開の映画
『愛がきこえる』『アブルプティオ 狂気人形』『偽りの楽園』『おくびょう鳥が歌うほうへ』『大人の童話 〜この恋、青少年は禁止です!〜』『ALL YOU NEED IS KILL』『架空の犬と嘘をつく猫』『喝采』『鬼門』『GRIT -バレーボール男子日本代表 栄光への始発点-』『クレイジーハウス 地獄の復活祭』『CROSSING 心の交差点』『郷』『五十年目の俺たちの旅』『コート・スティーリング』『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』『SEBASTIAN セバスチャン』『ぼくの名前はラワン』『マッズ! -血まみれバッドトリップ-』『YADANG/ヤダン』『笑う男』『愛と哀しみのボレロ デジタル・リマスター版』『悪魔のいけにえ 4Kデジタルリマスター 公開50周年記念版』『インランド・エンパイア 4K』『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』『マダムと泥棒 4Kレストア版』
1月10日(土)公開の映画
『星野先生は今日も走る』『水の中で』『ラストノート 名もなき者たちの歌』『汚れた血 4Kレストア版』
2026年1月16日(金)・17日(土)公開の映画

『ウォーフェア 戦地最前線』より © 2025 Real Time Situation LLC. All Rights Reserved.

『28年後… 白骨の神殿』より
1月16日(金)公開の映画
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』『ウォーフェア 戦地最前線』『オベックス 電脳世界』『ザ・カース』『映画「京佳お嬢様と奥田執事 京佳お嬢様パリへ行く」』『グッドワン』『クラーケン 深海の怪物』『最後のミッション』『サリー』『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』『旅の終わりのたからもの』『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』『長安のライチ』『唐人街探偵 1900』『とれ!』『ナターシャ 盗まれたモナ・リザを取り戻せ』『28年後… 白骨の神殿』『万事快調<オール・グリーンズ>』『プシュパ 君臨』『ホーム・アローン! ジョナスとガビのトラップ大作戦』『マーダー・キャンプ』『MIRRORLIAR FILMS Season8』『モディリアーニ!』『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto 4K レストア版』
1月17日(土)公開の映画
『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』『イマジナリーライン』『マライコッタイ・ヴァーリバン』『メモリードア』
2026年1月23日(金)・24日(土)公開の映画

『MERCY/マーシー AI裁判』

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』より ©2025 UNIVERSAL STUDIOS
1月23日(金)公開の映画
『愛のごとく』『アウトローズ』『アリゲーター:暴水領域』『安楽死特区』『インコンプリート・チェアーズ』『怪獣天国』『帰ってきたガリバー』『黒の牛』『恋のドッグファイト』『コゼリスク攻城戦 モンゴル軍襲撃』『最強王図鑑 The Ultimate Tournament 特別編 テッペン決めようか!』『終点のあの子』『ただいまって言える場所』『BATTLE OF TOKYO -うつくしき嘘-』『パンダプラン』『ヒグマ!!』『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』『ブチャ 最後の証人』『PROJECT Y』『MERCY/マーシー AI裁判』『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』『More Real Than Dreams』『役者になったスパイ』『恋愛裁判』『ワールド・ブレイカー』『カリギュラ 究極版』
1月24日(土)公開の映画
『おててつないで』『オリビアと雲』
2026年1月30日(金)・31日(土)公開の映画

『HELP/復讐島』より © 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

グレン・パウエル、『ランニング・マン』より ©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
1月30日(金)公開の映画
『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第2幕』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』『鬼胎(クィテ)黒い修道女』『クイーンダム/誕生』『クスノキの番人』『在日ミャンマー人 -わたしたちの自由-』『スケッチ 〜描かれたモンスターたち〜』『スタック』『白蛇:浮生』『パルプロス:黙示録の子供たち』『HELP/復讐島』『マーズ・エクスプレス』『メラニア』『ラスト・ロデオ 〜約束のフィールド〜』『ランニング・マン』『ガーゴイル 4Kレストア版』
1月31日(土)公開の映画
『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』 変更なし: 『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』
2026年2月公開の映画
2026年2月6日(金)・7日(土)公開の映画

『トゥギャザー』© 2025 Project Foxtrot, LLC
2月6日(金)公開の映画
『カルテットという名の青春』『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』『射鵰英雄伝』『たしかにあった幻』『神社 悪魔のささやき』『ツーリストファミリー』『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』『トゥギャザー』『パンダのすごい世界』『BE:the ONE -START BEYOND DREAMS-』『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』『FREWAKA/フレワカ』『フレンド-#最狂ピエロ警報』『ほどなく、お別れです』『ホームステッド〜世界が崩れる時〜』『禍禍女』『椰子の高さ』『リバース・オブ・ヘル』『両親が決めたこと』『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』
2月7日(土)公開の映画
『ミックスモダン』
2026年2月13日(金)・14日(土)公開の映画

『ブゴニア』より © 2025 FOCUS FEATURES LLC.

『クライム 101』
2月13日(金)公開の映画
『ANIMAL』『オスロ、8月31日』『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』『クライム 101』『スペルマゲドン 精なる大冒険』『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突』『肉屋』『ブゴニア』『不貞の女』『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』『劇場版 僕の心のヤバイやつ』『道行き』『女鹿』『リプライズ』『私のすべて』『ファーゴ 4K』
2月14日(土)公開の映画
『ロッコク・キッチン』『私たちの一日/イン・アワ・デイ』
2026年2月20日(金)・21日(土)公開の映画

『センチメンタル・バリュー』より © 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS / ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA / FILM I VÄST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE

『おさるのベン』より © 2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2月20日(金)公開の映画
『おさるのベン』『枯れ木に銃弾』『CatVideoFest』『教場 Requiem』『幻愛 夢の向こうに』『災 劇場版』『センチメンタル・バリュー』『東方神起 20th Anniversary Film 『IDENTITY』』『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』『夜勤事件』『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』
2月21日(土)公開の映画
『明日を夜に捨てて』『どうしようもない10人』『ポーラX 4K レストア版』
2026年2月27日(金)・28日(土)公開の映画

『嵐が丘』より ©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ゴーマン シャノン 眞陽、ブレンダン・フレイザー、 『レンタル・ファミリー』より ©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
2月27日(金)公開の映画
『嵐が丘』『#拡散』『結局珈琲』『木挽き町のあだ討ち』『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』『正義廻廊』『超時空英雄伝エイリアノイド PART2:終局決戦』『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』『TRAVERSE2 -Next Level-』『MALUM 悪しき神』『夜鶯 -ある洋館での殺人事件-』『レンタル・ファミリー』『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』
2月28日(土)公開の映画
『金子文子 何が私をこうさせたか』『この場所』『湯徳章-私は誰なのか-』
2026年3月公開の注目映画
2026年3月6日(金)・7日(土)公開の注目映画

『ウィキッド 永遠の約束』より © Universal Studios. All Rights Reserved.

『ブルームーン』より © 2025 FUNNY VALENTINE, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
3月6日(金)公開の映画
『ウィキッド 永遠の約束』『エリス&トム-ボサノヴァ名盤誕生秘話-』『オーロラの涙』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第3幕』『ザ・クロウ』『361-White and Black-』『しあわせな選択』『GEMNIBUS vol.2』『スペシャルズ』『宣誓』『ナースコール』『NEEDY GIRL OVERDOSE 劇場先行版』『花緑青が明ける日に』『ブルームーン』『モーツァルト!』『藍反射』『RIP SLYME THE MOVIE -25th ANNIVERSARY GREATEST MEMORY-』『人狼 JIN-ROH 4Kリマスター』『冬のソナタ 日本特別版』
3月7日(土)公開の映画
『ギョンアの娘』『ホールディング・リアット』
2026年3月13日(金)・14日(土)・15(日)公開の注目映画

『私がビーバーになる時』より ©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』 © 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.
3月13日(金)公開の映画
『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』『96分』『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』『ジョン・クランコ バレエの革命児』『パリに咲くエトワール』『映画ひみつのアイプリ まんかいバズリウムライブ!』『放送禁止 ぼくの3人の妻』『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』『私がビーバーになる時』
3月14日(土)公開の映画
『WITH』『蒸発』『父と家族とわたしのこと』『長浜』『ハローマイフレンド』『ひなぎく 4Kレストア版』
3月15日(日)公開の映画
『今は昔、栄養映画館の旅』
2026年3月20日(金)・21日(土)公開の注目映画

『決断するとき』 © 2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
3月20日(金)公開の映画
『アメリと雨の物語』『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』『おしり前マン〜復活のおしり前帝国』『カミング・ホーム』『君が最後に遺した歌』『決断するとき』『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』『全知的な読者の視点から』『東京逃避行』『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『チェッカーズ 1988 SCREW TOUR at 東京ドーム【4Kリマスター】』『マクロスプラス -MOVIE EDITION- 4K REMASTER ver.』
3月21日(土)公開の映画
『自然は君に何を語るのか』『365DAYs + 2彷徨う大人たち』『粒子のダンス』
2026年3月27日(金)・28日(土)公開の注目映画
3月27日(金)公開の映画
『生きているんだ友達なんだ』『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』『鬼の花嫁』『映画 きかんしゃトーマス いっしょに歌おう!ドレミファ♪ソドー島』『90メートル』『キング・オブ・キングス』『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』『そして彼女たちは』『ハウス・オブ・ザ・デビル』『フェザーズ その家に巣食うもの』『森に聴く Listen to the Forest』『私たちの話し方』『トニー滝谷 4Kリマスター版』
3月28日(土)公開の映画
『鍵から抜け出した女』『チェイン・リアクションズ』『津田寛治に撮休はない』『ドゥリム パレス』『HOLD UP MORNING』『MAMMON』『山人(やまんど)…縄文の響きが木霊する』『ライフテープ』
2026年4月公開の注目映画
2026年4月1日(水)・3日(金)・4日(土)公開の注目映画
『ザ・ブライド!』 – 4月3日(金)公開

『ザ・ブライド!』より © 2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
1930年代シカゴ。孤独な“不死身の怪物”は、自分の伴侶を求めて高名な研究者ユーフォロニウス博士に依頼し、墓から掘り起こされた女性の遺体は花嫁《ブライド》としてよみがえる。だが、ある事件をきっかけに追われる身となったふたりは逃避行へ――その旅はやがて社会全体を揺るがす“革命”の始まりへと転がっていく。監督はマギー・ギレンホール、出演はジェシー・バックリー、クリスチャン・ベールら。
『落下音』 – 4月3日(金)公開

『落下音』より © Fabian Gamper – Studio Zentral
百年にわたる四つの時代を生きる少女たちの〈不安〉を描く、静かで不穏な映像叙事詩。北ドイツの同じ農場を舞台に、説明のつかない出来事が時代を超えて響き合っていく。
世界がまだ名前を与えていない感情を、映像と音で観る者の深層へと忍び込ませる、カンヌ国際映画祭〈審査員賞〉受賞作。
4月1日(水)公開のそのほかの映画
『劇場版スポンジ・ボブ 呪われた海賊と大冒険だワワワワワ!』『流星 デジタルリマスター版』
4月3日(金)公開のそのほかの映画
『黄金泥棒』『OCHI! -オチ-』『俺たちのアナコンダ』『黴の花』『カルテットという名の青春』『殺手#4(キラー・ナンバー4)』『501号室の男 -ある作家の記録-』『済州島四・三事件 ハラン』『ザッケン!』『PILOT -人生のリフライト-』『ヒット・エンド・ファン!臨時決闘』『炎かがよへ』『Riceboy ライスボーイ』『ロングホットサマーバケーション』『パリから来た殺し屋 4K』
4月4日(土)公開のそのほかの映画
『三角屋の交差点で』『XiXi、私を踊る』『マダム・ソワ・セヴェンヌ』『エス インターナショナル版』
2026年4月10日(金)・11日(土)公開の注目映画
『ハムネット』 – 4月10日(金)公開

『ハムネット』より ©2025 FOCUS FEATURES LLC
シェイクスピア夫妻が息子ハムネットを失った喪失と、その悲しみが創作へと転化していく過程を描く、クロエ・ジャオ監督のドラマ。
ジェシー・バックリー、ポール・メスカルらが出演し、原作はマギー・オファーレルの同名小説。フォーカス・フィーチャーズ/ユニバーサル配給で、愛と喪失の物語として“ハムレット”誕生の背景に迫る。
4月10日(金)公開のそのほかの映画
『ヴィットリア 抱きしめて』『炎上』『火葬人』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第4幕』『サトウキビは知っている』『脛擦りの森』『1975年のケルン・コンサート』『第五の騎士は恐怖』『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』『ダーティ・エンジェルズ』『一口のパン』『ペリカン・ブルー 〜自由への切符〜』『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』『万博追跡 2K レストア版』
4月11日(土)公開のそのほかの映画
『遠来 〜トモベのコトバ〜』『五月の雨』『トゥ・ランド』『僕を呼ぶ声 / TOKYO STRANGE TALE』『焼け石と雨粒』
2026年4月17日(金)・18日(土)公開の注目映画
4月17日(金)公開のそのほかの映画
『クベーラ』『今日からぼくが村の映画館』『これって生きてる?』『ソング・サング・ブルー』『DOPPEL』『長篠』『残されたヘッドライン』『人はなぜラブレターを書くのか』『FEVER ビーバー!』『ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS』『悪夢の系譜【4Kデジタル修復版】』
4月18日(土)公開のそのほかの映画
『海辺の恋』『オー・パン・クペ』『河童の家』
2026年4月24日(金)〜29日(水・祝)公開の注目映画
『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』 – 4月24日(金)公開

『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』より © Nintendo・Illumination/Universal Pictures
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)の世界観を引き継ぐ新作アニメーション映画で、2026年4月24日(金)に全国ロードショー。日本公式サイトでは、前作が全世界で13億ドル超の興行収入を記録したことにも触れつつ、続編としてのスケールアップを予告している。
4月24日(金)公開のそのほかの映画
『ARCO/アルコ』『オールド・オーク』『悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE』『最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編』『沢田美由紀のガマランドにお邪魔します』『白い車に乗った女』『ツイッギー』『月の犬』『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』『Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』『ビリー・アイドル パンク・ロッカーの反逆と代償』『LOST LAND/ロストランド』『サムライ 4Kレストア』
4月25日(土)公開のそのほかの映画
『超低予算ムービー大作戦』『めぐる面影、今、祖父に会う』
4月29日(水・祝)公開のそのほかの映画
『アギト-超能力戦争-』『SAKAMOTO DAYS』
2026年5月公開の注目映画
2026年5月1日(金)・2日(土)公開の注目映画
『プラダを着た悪魔2』 – 5月1日(金)公開

『プラダを着た悪魔2』ポスター ©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
ファッション業界の“最前線”を舞台に、働く女性たちの葛藤と成長を描いた大ヒット作『プラダを着た悪魔』の続編が、2026年5月1日(金)に日米同時公開。
監督デヴィッド・フランケル、脚本アライン・ブロッシュ・マッケンナが続投し、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチら主要キャストが名を連ねる。
5月1日(金)公開のそのほかの映画
『サンキュー、チャック』『幸せの、忘れもの。』『誓い 建築家B・V・ドーシ』『ドランクヌードル』『ユートピアの力』『ラプソディ・ラプソディ』『プッシャー【4Kデジタル修復版】』『プッシャー2【4Kデジタル修復版】』『プッシャー3【4Kデジタル修復版】』
5月2日(土)公開のそのほかの映画
『イリュミナシオン』『コスモ・コルプス』『サンタクロースたちの休暇』『猫を放つ』
2026年5月8日(金)公開の注目映画
『シンプル・アクシデント/偶然』 – 5月8日(金)公開
イランのジャファル・パナヒ監督が、自身の投獄体験にも通じる視点から“復讐”と“倫理”の揺らぎを描くスリラー。かつて政治犯として収監された人々が、過去に自分たちを苦しめた拷問者かもしれない男を前にし、「裁くべきか/赦すべきか」という決断を迫られていく。
第78回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞した。
『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』 – 2026年5月8日(金)公開
人気クライム・エンターテインメント『グランド・イリュージョン』シリーズ第3作。
イリュージョンで巨悪の資金を奪い“世間に還元する”スーパー集団フォー・ホースメンが、史上最高価値とされる“ハートのダイヤモンド”を狙い、世界規模の強奪劇に挑むという。
ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、アイラ・フィッシャーらが再集結し、ロザムンド・パイクが“ダイヤの女王”として立ちはだかる。監督はルーベン・フライシャー。
2026年5月15日(金)公開の注目映画
『スマッシング・マシーン』 – 5月15日(金)公開
総合格闘技の黎明期、1997~2000年の時代を駆け抜けた伝説的ファイター、マーク・ケアーの軌跡を、ドウェイン・ジョンソン主演で実写化した実話ベースのドラマ。PRIDE創成期の熱狂も背景に据えながら、勝利の裏側にある代償を掘り下げていく。
監督・脚本は『アンカット・ダイヤモンド』のベニー・サフディで、ジョンソンが“霊長類ヒト科最強”とまで呼ばれた男の栄光と転落を体現し、エミリー・ブラントがパートナー役で共演する。
2026年5月22日(金)公開の注目映画
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』 – 5月22日(金)公開
“帝国崩壊後”の銀河を舞台に、孤高の賞金稼ぎマンダロリアンと、強大なフォースの力を秘めたグローグーが育んだ絆と旅路を描く最新劇場作で、グローグーを狙う旧帝国軍の残党がふたりを追う。
監督はジョン・ファヴロー、製作総指揮にデイヴ・フィローニが名を連ねる。
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の予告を見る
『マテリアリスト 結婚の条件』 – 2026年5月29日(金)公開

『マテリアリスト 結婚の条件』より Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved
『パスト ライブス/再会』のセリーヌ・ソンが監督・脚本を務める新作。
舞台はニューヨーク。結婚相談所で働く“マッチメーカー”のルーシーが、恋愛を感情だけでなく“資産価値”でも冷静に測る人物として描かれ、現代の婚活市場と三角関係が物語の軸になる。
主演はダコタ・ジョンソンで、クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカルが共演。
2026年6月の注目映画
2026年6月12日(金)公開の注目映画
『Michael/マイケル』 – 6月12日(金)公開

『Michael/マイケル』より ®︎、M&© 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの生涯を描く伝記映画。
主演のマイケル役は甥のジャファー・ジャクソンで、監督はアントワーン・フークア、脚本はジョン・ローガン、製作には『ボヘミアン・ラプソディ』のグレアム・キングが参加する。
2026年6月26日(金)公開の注目映画
『スーパーガール』 – 2026年6月26日(金)公開

『スーパーガール』 © & TM DC © 2025 WBEI
DCコミックスの人気キャラクター、スーパーガール/カーラ・ゾー=エルを主人公に据えた新たな実写スーパーヒーロー映画。2025年に公開された『スーパーマン』の成功を受け、ジェームズ・ガン率いるDCスタジオが新生DCユニバースの一翼として製作を進めている。監督は『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』などを手がけたクレイグ・ギレスピー、主演にはドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』などで注目を集めるミリー・オールコックが起用された。
物語はスーパーマンの従妹であるカーラが、自身の力と向き合いながらヒーローとして成長していく姿を描くとされる。
ジェイソン・モモアの出演も決定しており、これまでのDC作品に新たな風を吹き込む試みとして期待が高い。
2026年7月公開の注目映画
2026年7月3日(金)公開の注目映画
『トイ・ストーリー5』 – 2026年7月3日(金)公開
ピクサー・アニメーション・スタジオ制作による人気アニメシリーズの最新作。前作『トイ・ストーリー4』から数年後を舞台に、ウッディやバズ・ライトイヤーをはじめとするお馴染みの仲間たちが、新たな試練と出会いに挑む姿が描かれる。
シリーズ創始者の一人アンドリュー・スタントンが監督・脚本を務め、トム・ハンクス(ウッディ役)やティム・アレン(バズ役)など多くのレギュラーキャストが続投予定。
また、新キャラクターとして“リリーパッド”というカエル型のタブレットが登場し、デジタル機器と旧来の“おもちゃ”世界の対立という現代的テーマを暗示させる内容が示されている。物語の中心にはジェシーが再び立ち、仲間と共に子どもの注意を引き戻すために奮闘するという、シリーズ特有のユーモアと感動が期待される。北米公開は2026年6月19日が予定されている。
2026年7月17日(金)公開の注目映画
『キングダム 魂の決戦』 – 2026年7月17日(金)公開
実写映画『キングダム』前作『大将軍の帰還』の続きが描かれる。原作者・原泰久の言葉として「過去4作を超える迫力と興奮と感動」を目指す方針が示されている。
2026年7月31日(金)公開の注目映画
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』 – 2026年7月31日(金)公開
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストを受け、トム・ホランド演じるピーター・パーカーが“新章”へ踏み出す第4作。
監督は『シャン・チー』のデスティン・ダニエル・クレットンで、ハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロやパニッシャー役のジョン・バーンサル、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のセイディー・シンクらとの共演にも注目が集まっている。
『モアナと伝説の海』(実写版) – 2026年7月31日(金)公開

実写版『モアナと伝説の海』© 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ウォルト・ディズニー・スタジオが同名の2016年の大ヒットアニメーションを実写化するミュージカル・アドベンチャー。原作の物語を踏襲しつつ、生身の俳優による表現と実際の海・自然ロケを活かした映像美が特徴だ。
監督はトーマス・カイル、脚本はジャレド・ブッシュとダナ・ルドゥ・ミラーが務める。主人公モアナ役には新人のキャサリン・ラガアイアが抜擢され、海との深い絆と使命感に導かれて未知の大海原へ旅立つ姿を演じる。アニメ版で人気を博した“半神”マウイ役にはドウェイン・ジョンソンが続投し、原作楽曲「How Far I’ll Go」も実写版で歌われる見込みだ。音楽にはオリジナル版で手がけたマーク・マンシーナとリン=マニュエル・ミランダが再び参加する。北米では2026年7月10日公開予定。
2026年8月公開の注目映画
『時には懺悔を』 – 2026年8月28日(金)公開
中島哲也が監督・脚本を手がけ、打海文三の同名小説を原作とする実写映画。
物語は、探偵の佐竹と助手の聡子が殺人事件を追う中で、9年前の誘拐事件で連れ去られた重い障がいを抱える子ども「新」の存在にたどり着くところから展開し、傷を抱えた大人たちの再生を描くという。
主演は西島秀俊で、満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司らが名を連ねる。
2026年12月公開の注目映画
2026年12月18日(金)公開の注目映画
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 – 12月18日(金)公開

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 © 2025 MARVEL.
ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソが監督を務める、マーベル・スタジオの『アベンジャーズ』最新作。
ロバート・ダウニー・Jr.が“新たな役柄”として、マーベル屈指のヴィランドクター・ドゥーム(ヴィクター・フォン・ドゥーム)を演じるほか、主要キャストとしてクリス・ヘムズワース、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタンらに加え、X-MEN系キャストの名前も挙がっており、シリーズ横断の“集結”がいよいよ本格化しそうだ。
2026年内公開の注目映画
『オデュッセイア』 – 2026年内公開

『オデュッセイア』
クリストファー・ノーランがホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を映画化する超大作で、2026年7月17日の全米公開。“IMAXフィルムカメラで撮影”されたことを掲げている。
主演はマット・デイモンで、帰還の旅に翻弄される英雄オデュッセウスを演じる。共演にはトム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤらが名を連ね、トロイ戦争後の長い旅路や怪物たちとの遭遇といった“神話的”エピソードが示唆されている。
2026年の映画シーンに注目
2026年は、『アベンジャーズ』や『トイ・ストーリー』の最新作、さらに国際映画祭で評価された作品、激しいアクションやホラーまで、ジャンルも規模も幅広いラインナップが揃っている。見逃せないタイトルが目白押しだ。
気になる作品はぜひ劇場でチェックし、2026年の映画体験を存分に楽しんでほしい。
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【ポッドキャスト】映画喫茶の新作:『F1®︎/エフワン』

CCCforesee(ヨダセア/かすみん/たける)による映画ラジオを各種音声配信サービスおよびYouTubeにて配信中。お好きなサービスでお楽しみください。
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『AKIRA』実写化権がワーナーから講談社へ-20年越しのプロジェクトに転機

『AKIRA』の映画化権が講談社に戻り、新たな映像展開に向けた動きが始まった。
2025年6月、ワーナー・ブラザースが20年以上にわたり保持してきた『AKIRA』の映画化権を手放し、原作出版社である講談社に権利が戻ったことが複数の海外メディアで報じられた。これにより、再びスタジオや配信プラットフォームに向けた売り込みが始まっているとされ、新たな映像展開への期待が高まっている。
約20年続いた開発地獄-『AKIRA』とワーナーの歴史
ワーナーが『AKIRA』の実写映画化権を取得したのは2002年。当初は『ブレイド』のスティーヴン・ノリントン監督がメガホンを取る予定だったが、彼の監督作『リーグ・オブ・レジェンド/時空を超えた戦い』(03年)が不振に終わったことで計画は頓挫。その後も20年以上にわたり、脚本家や監督が次々と交代し、いわゆる“開発地獄”に陥った。
プロデューサーとしてはレオナルド・ディカプリオとジェニファー・デイヴィソンが初期から関与しており、スタジオ内では継続的にプロジェクトが検討され続けた。2010年代には、『トロン:レガシー』で知られるギャレット・ヘドランドを主演に、製作費約9,000万ドル(約130億円)規模の計画が動き出し、キャスト候補としてクリステン・スチュワートや渡辺謙らの名前も挙がっていた。
しかし、舞台を「ネオ東京」から「ニューマンハッタン」に変更する案や、非アジア系キャストの起用が検討されたことで、文化的な批判や“ホワイトウォッシュ”への懸念が噴出。最終的にはタイカ・ワイティティが監督に就任し、日本人キャストでの再構成が進められたものの、ワイティティのスケジュールの都合により、再びプロジェクトは頓挫した。
講談社が権利を回収-新たな売り込みがスタート
今回の報道によれば、ワーナー・ブラザースが『AKIRA』の実写映画化権を正式に手放し、原作権を持つ講談社へと戻ったとされる。これにより、『AKIRA』は再び映像化企画として市場に出回る形となり関係者が企画に関心を寄せているようだ。
現時点で具体的な制作会社や監督の名前は明らかになっていないが、米メディアでは「すでに複数のプロデューサーやクリエイターが企画への関心を示しており、水面下での動きが活発化している」と報じられている。NetflixやAmazonなど、近年日本原作の大型企画に積極的なストリーミング勢が手を挙げる可能性も考えられるかもしれない。講談社がどのような条件やパートナーシップで次なる一手を打つのか、今後の動向が注視される。
『AKIRA』という作品の意義-再始動への期待
『AKIRA』は、1982年に大友克洋が週刊ヤングマガジンで連載を開始したSF漫画であり、1988年には本人が監督を務めたアニメ映画が公開された。荒廃した未来都市“ネオ東京”を舞台に、バイクチームに所属する少年 鉄雄が超能力に目覚め、やがて世界を揺るがす存在へと変貌していくさまを描いた本作は、緻密なビジュアルと哲学的なテーマで国内外から高い評価を受けた。
特に1988年のアニメ映画版は、日本アニメーションの国際的評価を決定づけるターニングポイントとなった。高度なセルアニメーション技術や、暴力・政治・精神性といった大人向けのテーマ性により、それまで国際的には「子ども向け」とされていたアニメの認識を一変させた。以降、『AKIRA』は“アニメ=カルチャー”を世界に知らしめた象徴的作品のひとつとして位置づけられている。
その存在感ゆえに、実写化は一筋縄ではいかず、これまでの20年間にもたびたび構想が立ち上がっては頓挫してきた。今回の権利回収によって、改めてゼロからのスタートが可能となり、より原作に忠実で文化的背景に配慮した形での実写プロジェクトが期待されている。国際的な制作体制が整えば、再び『AKIRA』が世界に衝撃を与える瞬間が訪れるかもしれない。
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【映画レビュー『アスファルト・シティ』】救いもなく、陰鬱とした、めまいのするような……しかしそれが医療現場の現実

『アスファルト・シティ』(6月27日(金)から日本公開中)は、ニューヨークの救急現場を舞台に、理想と現実の狭間で苦悩する新人救急隊員の姿を描いた骨太なヒューマンドラマだ。タイ・シェリダンとショーン・ペンが主演を務める本作は、医療現場の過酷さを容赦なく突きつけながら、それでも人命救助に挑み続ける者たちの矜持を浮き彫りにする。
『アスファルト・シティ』あらすじ
混沌の街、ニューヨーク、ハーレム。大学の医学部入学を目指すクロス(タイ・シェリダン)は勉学に励む一方で、新人救急救命隊員として働き始める。この界隈で最も腕が良いと評判のベテラン隊員ラット(ショーン・ペン)とバディを組み、アドレナリン全開で救急車に乗り込み、実地で厳しい指導を受けていた。しかし、多種多様な犯罪、薬物中毒、移民やホームレスの終わりなき問題に直面し、自分の無力さに打ちのめされ苦悩する。そんな中、自宅で早産した女性の要請に応えるが、新生児への処置が、クロスとラットの人生を大きく狂わせていく──。
救いなき現実を突きつける過酷な職業描写

『アスファルト・シティ』© 2023 BF MOVIE LLC. All Rights Reserved.
仕事など本来、生きるための手段に過ぎない。だが数ある職業の中から選択する以上、それを継続するための意義や動機は最低限求められるはずだ。しかし本作が突きつける「救命隊員」という職業の現実はあまりにも残酷である。
命を救おうと搬送する薬物中毒の老女からはFワードSワードまみれの汚い罵声を浴びせられ、救いたいと切に願う人に限って救えずに無力感に打ちひしがれる。「一体なぜこんな仕事を続けているのか」という疑念が日増しに膨らんでいく様子が克明に描かれる。
とりわけ主人公クロスは医学部進学を目指す青年だ。人の命を救うという崇高な理想に向かって歩んでいるにも関わらず、これほどまでの絶望を味わわされるとは、あまりにも酷で理不尽ではないか。
容赦なき演出が生み出す圧倒的なリアリティ
観客は終始重苦しい絶望感に包まれ、一筋の光明も見出せない。観ていて胸が締め付けられるような場面が続き、正直なところ演出が過剰に感じられる瞬間もある。確かに容赦のなさすぎる描写だと言わざるを得ない。

『アスファルト・シティ』より、タイ・シェリダン © 2023 BF MOVIE LLC. All Rights Reserved.
しかしながら、この徹底した陰鬱さこそが作品の真価なのかもしれない。希望の欠片もない過酷な現実を描くことで、それでも職務を全うする医療従事者たちの崇高さが浮き彫りになり、自然と敬意の念が湧き上がってくる。
めまいを誘うほど激しい手持ちカメラの映像も、救急現場の目まぐるしさと重圧を観客の身体に直接訴えかける効果的な演出手法として機能している。
主演コンビが魅せる圧巻の演技力
作品の完成度を決定的に押し上げているのは、間違いなく主演を務めるタイ・シェリダンとショーン・ペンの圧倒的な存在感である。シェリダンは新人救急隊員の重責に押し潰されそうになる青年の心境を、繊細かつ真摯に体現している。一方のショーン・ペンは、表面上は冷静沈着で経験豊富なベテランでありながら、その内面に秘めた脆弱性を巧妙に滲ませる演技で観客を魅了する。

『アスファルト・シティ』より、ショーン・ペン © 2023 BF MOVIE LLC. All Rights Reserved.
このコントラストの妙こそ、彼の演技力の真骨頂だろう。ありふれた設定でありながら救いようのないほど重厚なドラマを、この二人の卓越した演技力が格段に価値ある作品へと昇華させている。彼らの存在なくして、この作品の成功はあり得なかったと言えるかもしれない。
『アスファルト・シティ』は決して心地よい映画体験を約束してはくれない。しかし、この重厚な現実描写の中にこそ、真の人間ドラマの価値が宿っている。6月27日(金)から日本公開中の本作を通じて、私たちは改めて医療従事者への敬意を深めることになるだろう。観る者の心に深い爪痕を残す、忘れがたい一作である。
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サム・ロックウェル、“出演してないのにギャラが発生”し続けている映画とは?「今でもその映画から小切手が届くよ」[動画あり]
![サム・ロックウェル、“出演してないのにギャラが発生”し続けている映画とは?「今でもその映画から小切手が届くよ」[動画あり]](data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAABLAAAAMgAQMAAAAJLglBAAAABlBMVEUAAAD///+l2Z/dAAAAAXRSTlMAQObYZgAAAAlwSFlzAAAOxAAADsQBlSsOGwAAAIxJREFUeNrtwTEBAAAAwqD1T20Hb6AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA+A9fvAAEacYGfAAAAAElFTkSuQmCC)
サム・ロックウェルが語った“出演していないのに報酬が入る映画”の裏話が話題に。
「出演してないけどお金が入る」-『ワイルド・チェンジ』の奇妙な記憶
サム・ロックウェルがポッドキャスト番組「Happy Sad Confused」に出演し、自身が“出ていない映画”から現在もリザジュアル(再放送や配信による報酬)を受け取っていると明かした。話題に上がったのは、モーガン・フリーマン主演の1989年の映画『ワイルド・チェンジ』。ロックウェルは当時、マイケル・インペリオリ、ケヴィン・コリガンと共にオーディションを受け、たった1行のセリフのためにニュージャージーまで向かったという。
最終的にロックウェルがその役を勝ち取ったものの、撮影では自身の登場シーンまで到達せず、結局は降板に。「週単位で支払う余裕がない」と制作側に判断され、1日分の出演料のみで撮影を終えることになった。それにもかかわらず、「今でもその映画から小切手が届く」と笑いながら語っており、ハリウッドの予期せぬ報酬制度が浮き彫りになった。
【動画】ポッドキャスト「Happy Sad Confused」出演回
『セレブリティ』での役は“インペリオリの代打”
ロックウェルとインペリオリの“すれ違い”は一度きりではない。ロックウェルはウディ・アレン監督の『セレブリティ』(98年)にも出演しており、その際も当初はインペリオリがその役を演じる予定だったという。しかしインペリオリはテレビドラマのパイロット版出演のため降板し、代わってロックウェルがキャスティングされた。
ロックウェルは本作でレオナルド・ディカプリオ演じるキャラクターの取り巻き役として登場する予定だったが、撮影前に「金髪にブリーチしてくれ」と言われたことを回想。「たった数行のセリフのために金髪に染めるなんて…と最初は拒否した」としつつも、「ウディが望んでる」と説得され、最終的には了承したという。
『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』が分けた俳優人生
ロックウェルによれば、『セレブリティ』の役を辞退したインペリオリが当時選んだのは、テレビドラマ『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』のパイロット版出演だったという。後に米テレビ史を代表する作品となったこのドラマは、インペリオリにとってキャリアの転機となり、彼はクリストファー・モルティサンティ役として高い評価を獲得。シリーズは8シーズンにわたり放送され、複数のエミー賞を受賞するなど、社会現象的なヒットとなった。
一方のロックウェルは、インペリオリの代役として映画に出演する形となったが、インタビューではこのすれ違いを笑い話として紹介。「そのドラマ、あまりヒットしなかったんじゃなかったっけ?」とジョークを飛ばし、笑いを誘った。
“あと一歩で手にしていたかもしれない役”が、俳優のキャリアを大きく左右する。ロックウェルとインペリオリの間で繰り返された役の交代劇からは、ハリウッドの偶然と運命の交錯が垣間見える。
『ワイルド・チェンジ』に出演していないにもかかわらず報酬を受け取ったり、『セレブリティ』では“代役”としてブリーチ髪で現場に立ったりと、サム・ロックウェルの語る裏話には、ハリウッド俳優の思わぬすれ違いやキャリアの転機が詰まっている。マイケル・インペリオリとの奇妙な“役の交差”は、俳優人生の運と偶然の面白さを物語っている。
『IT』新作でペニーワイズ役に復帰のビル・スカルスガルド、『ノスフェラトゥ(原題)』で「怪物役は卒業」のつもりだったが、脚本を読んで気が変わる殺人ピエロからヴァンパイアまで-ビル・スカルスガルドが『IT』シリーズの新作ドラマで怪物役への思いを語った。 『IT』シリーズで恐怖の殺人ピエロ"ペニーワイズ"を演じ、世界中に衝撃を与えたビル・スカルスガルドが、2025年放送予定のHBOド…
マーガレット・クアリー、『サブスタンス』の特殊メイクで肌に深刻なダメージ- 回復に「1年かかった」と告白、本物のニキビが別の映画の役づくりに活用される『サブスタンス』の特殊メイクで深刻な肌トラブルを経験したマーガレット・クアリーが告白。回復に1年を要し、次作『憐れみの3章』にも影響が及んだ撮影の舞台裏とは。 -
エマ・ストーンに宇宙人疑惑?-ヨルゴス・ランティモス監督最新作『Bugonia』米予告編が解禁[動画あり]
![エマ・ストーンに宇宙人疑惑?-ヨルゴス・ランティモス監督最新作『Bugonia』米予告編が解禁[動画あり]](data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAABOgAAALDAQMAAACVSq1lAAAABlBMVEUAAAD///+l2Z/dAAAAAXRSTlMAQObYZgAAAAlwSFlzAAAOxAAADsQBlSsOGwAAAIJJREFUeNrtwQEBAAAAgiD/r25IQAEAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAALwatGkAAfFL/XIAAAAASUVORK5CYII=)
ヨルゴス・ランティモス×エマ・ストーンの新作『Bugonia』が10月公開、韓国映画を異色リメイク
ヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンが再びタッグを組む新作映画『Bugonia』が、10月に全米公開されることが発表された。本作は2003年の韓国映画『地球を守れ!』を原案とした英語リメイク作品で、陰謀論とブラックユーモアが交錯する異色のSFスリラーとなっている。予告編も公開され、不穏でありながら風刺的な世界観が早くも注目を集めている。
韓国映画をランティモス流に再構築-ジャンルを横断するリメイク
『Bugonia』は、韓国のチャン・ジュンファン監督によるカルト的SF映画『地球を守れ!』(2003)をベースにしたリメイク作品である。オリジナル版は、企業幹部の女を“地球侵略を企む宇宙人”と信じる男が誘拐・尋問を行うという異常なプロットと、社会風刺を効かせた語り口で話題となった。
その設定をもとに、ランティモスは今回、英語圏向けに独自の再解釈を施した。脚本は『メディア王』のウィル・トレイシーが手がけ、主演はこれまで『女王陛下のお気に入り』『哀れなるものたち』『憐れみの3章』でランティモスと組んできたエマ・ストーン。誘拐されたCEOを冷静沈着に演じ、不条理かつ皮肉な世界観に説得力を与えている。
共演には、誘拐犯のひとりを演じるジェシー・プレモンス、新進のエイダン・デルビス、さらにアリシア・シルヴァーストーンらも名を連ねている。
CEOは本当に宇宙人なのか-不条理と階級批判が交差する物語
本作の物語は、陰謀論に取り憑かれたふたりの若者が、巨大企業のCEOを「地球を滅ぼそうとする宇宙人」だと信じ込み、彼女を誘拐するという突飛な展開から始まる。ジェシー・プレモンスとエイダン・デルビスが演じる男たちは、妄想とも狂気ともつかない信念をもとに、異様な尋問を進めていく。
一方、エマ・ストーン演じるCEOは、冷静かつ余裕ある態度を崩さず、まるで「人間である必要すら感じていない存在」のように描かれる。彼女が本当に宇宙人なのかどうかは明かされないままだが、その超然としたふるまいは、資本主義社会における権力者のメタファーとして機能している。
公開された予告編では、異様な室内劇、暴力的なやり取り、そして奇妙な音響演出が立て続けに挿入され、観客の不安を煽る。同時に、「階級社会」「現実逃避」「自己投影」など、多層的なテーマが映像の裏側に潜んでおり、ランティモス作品ならではのブラックな知性がうかがえる仕上がりとなっている。
アリ・アスターやCJ ENMが製作に参加-10月に全米公開
『Bugonia』は、韓国のCJ ENMが主導し、アリ・アスター&ラーズ・クヌードセンによる制作会社「Square Peg」が共同でプロデュースを務める。アスターといえば、『ヘレディタリー/継承』や『ミッドサマー』など、ジャンルを超えた心理スリラーで注目を集めてきた監督であり、本作にも彼の持つ不穏なエッセンスが一部漂っている。
プロデューサー陣にはそのほか、エマ・ストーンやヨルゴス・ランティモス本人も名を連ねており、過去作に続いて創作面でも深く関わっていることがうかがえる。また、韓国側からはCJ ENMのジェリー・キョンボム・コーが参加しており、国際的な共同製作体制が敷かれている点も特徴だ。
本作は10月24日よりアメリカで限定公開され、その後10月31日から全米で拡大公開予定。韓国ではCJ ENMが配給を担当し、それ以外の地域ではユニバーサル・ピクチャーズが配給を手がける。日本での公開情報は現時点では未発表だが、エマ・ストーン主演作ということもあり、続報が待たれる。
【動画】映画『Bugonia』海外版予告編
作品情報
原題:Bugonia
監督:ヨルゴス・ランティモス
脚本:ウィル・トレイシー
出演:エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、エイダン・デルビス、アリシア・シルヴァーストーン、スタヴロス・ハルキアス ほか
公開日:2024年10月24日(米国一部劇場)、10月31日(米国拡大公開) -
来日中のブラッド・ピット、L.A.自宅が空き巣被害-「3人組が正面の窓から侵入し、室内を荒らして逃走」

俳優ブラッド・ピットの米ロサンゼルスの自宅が、空き巣の被害に遭っていたことが明らかになった。現地警察によると、犯人グループは家屋内を物色したのち逃走したという。事件当時、ピットは主演映画『F1』のプロモーションのため日本を訪れていた。
ロサンゼルスの自宅が空き巣被害に
ロサンゼルス市警(LAPD)の発表によれば、事件が発生したのは現地時間6月26日(水)の午後10時30分ごろ。ロスフェリス地区にある住宅に3人組の容疑者が正面の窓から侵入し、室内を荒らしてから逃走したという。盗まれた品や家屋の詳細は公表されておらず、現在も捜査が続いている。
同住宅について、AP通信は商業不動産サイトの情報をもとに「2023年4月にブラッド・ピットが550万ドル(約7億9400万円/6月27日時点)で購入した物件」と報じている。ただし、LAPDは所有者名について公式には明言していない。
なお、事件当時は住宅内に誰もおらず、けが人などの人的被害はなかった。
事件当時は『F1』プロモーションで来日中
事件発生と同時期、ブラッド・ピットは主演映画『F1®︎/エフワン』のプロモーション活動のためアジア各地を訪問していた。6月24日(月)にはロンドンで行われた国際プレミアに出席し、その後は来日。25日(火)と26日(水)には都内でイベントや取材に応じている。
今回の一件について、ピット側の広報担当者は現時点でコメントを発表していない。
話題作『F1』はいよいよ公開へ
ジョセフ・コシンスキーが監督を務めた『F1®︎』は、ブラッド・ピット演じる元F1ドライバー、ソニー・ヘイズが再び現役に復帰し、若手ドライバーのジョシュア・ピアース(ダムソン・イドリス)とチームを組む姿を描く作品である。
実在のF1チームやグランプリの現場で撮影が行われた本作は、リアリティと臨場感を追求した映像表現でも注目を集めている。米メディアでは、「実際のF1と変わらぬドラマがある」「週末のレース中に織り込まれた瞬間に最も強さを発揮している」といった批評も見られる。
映画『F1®︎/エフワン』は日米同時で、6月27日(金)より劇場公開となっている。
映画『F1®/エフワン』座談会-ブラピのキャリアからF1®︎ファン必見の“あるある”まで、映画の魅力をライター3人が語り尽くす映画『F1®/エフワン』の魅力を、映画ライター3人が語り合った独占座談会をお届け。 6月27日(金)に公開される映画『F1®/エフワン』。主演は“ブラピ”ことブラッド・ピット、監督は『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー。現…
トム・クルーズ&ブラッド・ピットが31年ぶり再会!?『F1®/エフワン』プレミアにサプライズ登場トム・クルーズが『F1』ロンドンプレミアに登場。1994年の『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』以来、ブラッド・ピットと31年ぶりの再会を果たした。 -
映画『F1®/エフワン』座談会-ブラピのキャリアからF1®︎ファン必見の“あるある”まで、映画の魅力をライター3人が語り尽くす

映画『F1®/エフワン』の魅力を、映画ライター3人が語り合った独占座談会をお届け。
6月27日(金)に公開される映画『F1®/エフワン』。主演は“ブラピ”ことブラッド・ピット、監督は『トップガン マーヴェリック』のジョセフ・コシンスキー。現役のF1®ドライバーや実際のサーキットも登場し、映像もドラマもリアリティに満ちた注目作だ。
本記事では、cula主宰ライターのヨダセアだけでなく2名の映画ライター(アナイス氏、傭兵ペンギン氏)をゲストに迎えた3名の映画ライターによる座談会の様子を全文形式でお届けする。ブラピの俳優キャリアから、本作の映像表現、F1®愛好家だからこそわかるリアルな描写まで、語り尽くした熱量そのままにお楽しみいただきたい。

左からヨダセア、アナイス、傭兵ペンギン
ブラッド・ピットを知ったきっかけや、好きなブラピ出演作品は?
ヨダセア:
自分は『ファイトクラブ』ですね。最初に「なんだこの人は!」って気になったのがこの作品でした。タイラーの危ういセクシーさというか、絶対に近づいちゃいけないのに惹かれて彼の世界に導かれてしまうような魅力って、ブラピならではですよね。幼少から先に“ブラピ”という名前だけ知っていたけど、「この人がブラピか」と認識したのはそこからです。色々な映画を観るようになって本作に出会って、「これがブラピのすごさか」と感じさせられました。アナイス:
私が最初にブラピを見たのは『オーシャンズ11』だと思います。ハリウッドスターとして認識したのは『Mr.&Mrs. スミス』で、『トロイ』とか色々観ていって。あんまり詳しくない子どもでも“ムービースター”という印象があるというか、ポスターに顔がバンと出ているのがこの頃のブラピでした。『バベル』や『オーシャンズ12』と続いて、『バーン・アフター・リーディング』や『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』もあって。でも個人的推しブラピは『セブン』とか、高校生ぐらいになって観た作品でした。『スナッチ』も大好きだし、『イングロリアス・バスターズ』もめちゃくちゃ好き。『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』のブラピはどうしても推さざるを得ないという感じですね。やっぱりすごく“良い年の取り方”をしているし、映画スターとしての魅力を再確認させてくれる存在でした。あのブラピは推しです、だってかっこいいんだもん!
傭兵ペンギン:
(ブラピ作品は)大体観てるんですけど、思い返すと『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』がなんとも印象に残っています。トム・クルーズと共演している映画で、当時ブラピはまだそこまで有名ではなかったけど、「こんなにかっこいいやついるんだ…!」みたいな感じで話題になりました。そのあとに『セブン』や『セブン・イヤーズ・イン・チベット』も観ていって、『ジョー・ブラックをよろしく』のブラピは記憶を持っていない死神の役なんだけど、“空想上のかっこいいやつ”みたいな…まさに夢みたいなキャラクターでいいですよね。映画としては『スナッチ』も、名優ロバート・レッドフォードと共演した『スパイゲーム』も好きです。若い頃のレッドフォードにブラピがそっくりで、本当に親子なんじゃ?くらいの印象でしたね。
あとあまり取り上げられないけど、アニメ映画『メガマインド』のメトロマン役の声もやってて、あれもすごく良かったです。『イングロリアス・バスターズ』『トロイ』『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』もめちゃくちゃ好きだし、歴史モノにも出る一方で『バーン・アフター・リーディング』みたいな変な役もビビらず演じるのがかっこいい印象があります。
あと、すごいなと思うのは、こんなにたくさん映画に出てキャリアを積んでいて、ずっと「超かっこいい」って言われてるのに、「俺かっこいいだろ」って感じを全然出さないんですよ!特に近年はそれが顕著で。若くてかっこよかった昔は、どうしても作り手が彼を前面に押し出すような映画が多かったと思うんですけど、『オーシャンズ11』の頃からだんだんその控えめな雰囲気が見えてきましたね。かっこいいのに、うざくない。かっこよさを押しつけてこないっていうのがあって、だから汚い役も悪い役もできるっていうところも、すごくいいですよね。この映画『F1®/エフワン』もそうなんですけど、近年は制作側にも回ってて、ほんとに「自分が作りたい映画を作ってるんだな」と感じさせられる。出たい映画にちゃんと出てるなっていう感じもあって、キャリアとしてもすごくかっこいいです。
アナイス:
『スパイゲーム』は、ロバート・レッドフォードが『テルマ&ルイーズ』のブラピを見て「若い時の自分を見た」ということで起用したという話もありますね。ブラピのキャリアを振り返ると、『テルマ&ルイーズ』でセクシー路線のイケメン俳優として売り出された後、小さい作品にいくつか出演しました。カルト的な人気を誇った『トゥルー・ロマンス』では、ちょっと手応えを感じていたと思います。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』は彼の中ではトラウマ的な作品だったと思いますが、『セブン』でフィンチャーと組んで、『12モンキーズ』に出てと、イケメン俳優だけど彼には「脚本が面白い作品を選ぼう」という意識が若い頃から既にあったと思うんです。
でも売れたもんだから調子に乗るのも早くて…『デビル』や『セブン・イヤーズ・イン・チベット』で興行的にふるわなかった後、『スナッチ』では低いギャラでも好きな監督と仕事をしたいとラブコールして出演。『オーシャンズ11』も友人のジョージ・クルーニーに頼まれて出たという流れで。作品選びをしっかり考えてきた俳優さんだというのは、(傭兵ペンギン氏の)おっしゃる通りだなと思いました。
『Mr.&Mrs. スミス』は一度断ったけどアンジェリーナ・ジョリーが出るならと出演して、結果ああなったという(笑)(※)。その後はテリー・ギリアムやデヴィッド・フィンチャーなど監督との関係性で作品を選ぶようになり、『それでも夜は明ける』あたりから制作・プロデューサーにも回って…同タイプの俳優の中でも早かった気がします。『マネー・ショート 華麗なる大逆転』もすごく良い作品でした。
※ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーはその後結婚したが、後に離婚し、現在も法的な対立がしばしば報じられている。
そうしてキャリアを積む中で、最近は『デッドプール』のカメオなど小さな役が多くて裏方に回ろうとしていたところを、クエンティン・タランティーノが引っ張り上げた感もあります。だから『F1®/エフワン』で「そっか!久々のブラピ主演か!」と思いました。
映画『F1®/エフワン』の感想

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ヨダセア:
序盤から一人称視点のレースシーンがあって…やっぱり大画面ならではのレースの迫力がありました。これまでにも『フォードvsフェラーリ』など他にもレース映画はありましたが、それらは他のチームとの関係なんかも結構描きますよね。でも今回は他のチームのことはほぼ名前しか出てこないしあまり映らない。こっちのチームの物語だけでやっていけるぐらい、チーム内のドラマがすごく明確に出ていて、本当にチームの物語になっています。僕はレース素人なので映画やゲームでしか分からないんですが、「『F1®』ってすごく“まんま”なタイトルだな」と思って観に行きました。でもこの映画を観て、他のレースと違う“F1®という競技の面白さ”がちゃんと分かるなと思いましたね。
他の映画では色々なトラックレースや耐久レースが題材になっていて、『ラッシュ/プライドと友情』は多分F1®だと思うんですけど。今作ではチームで作戦を作ったり、“予選に落ちても決勝に行ける”とか、逆に予選に行かなかった分有利な要素があったりとか…そういう一つ一つの要素でF1®という競技の面白さが素人にも伝わってきて、F1®に興味を持てるなと思いました。それがタイトルの『F1®/エフワン』に象徴されている通りだなと思いましたね。
アナイス:
とにかく“プロダクションがすごい映画”でした!夏休み映画でも全然良かったと思うぐらい、絶対に映画館で観なきゃいけない作品ですね。撮影が本当に素晴らしいし、デザインやハンス・ジマーの音楽も本当に良くて、レース映画に必要な重厚感と臨場感がちゃんと揃えられている。キャスティングも本当に良くて、プロダクションとキャスティングが抜群でした。確かにセリフや展開は、こういう映画でよく見るクリシェ(定番)が詰まっているなと思うんです。でも、それらの映画の中ですごく抜きんでているのがプロダクションとキャスティングで、俳優陣の演技は本当にピカイチ。観た後の感想が「すごく面白かった」になるんですよね。もしプロットに物足りなさを感じたとしても、キャストの演技と映像がそれを完全にカバーしています。映像体験がすごすぎて、粗があまり気にならなくなるんです。
人間ドラマもありますが、やっぱり圧倒的な映像とレースシーンの緊迫感が魅力の映画だと思いました。そしてブラピが本当にかっこいい!キャラクターもちょっと訳分からないところがあるけど(笑)、ブラピイズムがすごくあって、そこが良かったです。
とにかく迫力がすごくて、「わー!」ってなりました。スクリーンで観るべきというのはもう絶対に絶対!劇場で観ることを100%推します。脚本に言いたいことがあったとしても、それが害になってない。家族や友達と普通に映画館に楽しみに行くという点で、この作品は間違いないと思いました。
ヨダセア:
「お手本!」みたいな映画でしたね。アナイス:
本当に。エンターテイメント。
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ヨダセア:
傭兵ペンギンさんはF1®がお好きとお聞きしていまして…。傭兵ペンギン:
F1®が詳しい人として来ているわけではないです(笑)。たまたまF1®も好きでちょっと見たことがあって…くらいですよ!この映画はもちろん映画としてもすごいところがあって、「地上版トップガン」という表現通り、監督・脚本・プロデューサーが『トップガン マーヴェリック』のチームの再結集なんですよね。コシンスキー監督はめちゃくちゃ映像を撮るのが上手い人で、それはもう超かっこいい映像を撮っていて「どうやって撮ったんだろう」みたいな…メイキングを見ると絶対楽しいだろうなと思います。
本物の車にブラピやダムソン・イドリスを実際に乗せて運転させて撮影していて…実際のレース現場に行って、予選パートの前後にブラピたちが乗った車を実際に走らせて撮影してるんです。現場で実際に撮るというリアルな映像作りにこだわっています。
F1®的な話をすると、実際のF1®の中継って走行中のドライバーの顔はあんまり映らないんですよ。車の前方部分が映るカメラで撮ることが多いんですけど、この映画では見たことがないタイプの映像を結構見せてくれています。特にかっこいいのが、前を見ているカメラで完全に道路が映っている状態から、カメラが横を向くんです。あれは多分合成じゃなくて実際にやってると思うんですけど、今までの普通ではやらない映像を作っていますね。
あと序盤の花火が反射する中を走るシーンとか、わざと泥っぽく撮ったショットとか、監督が作品に合った映像を作るのが好きなんだなという感じで、めちゃくちゃかっこよかったです。もちろんブラピもかっこよく撮れていました。
F1®︎ファンに刺さる「あるある」要素も
傭兵ペンギン:
F1®の話になりますが、F1®ってちょっと変わったスポーツで、予選はスタートの順番を決めるだけなんです。予選の結果で出場できるかとかは決まらないのですが、スタートの順番でレースの勝敗が左右されるので、予選にはちゃんと出ないとダメ。でもこの映画を観たら「いやいやいやそんなことしたらダメじゃん!」と。ブラピ演じる主人公ソニーがルール上スレスレのことをやりまくるんですけど、あれは別に前代未聞ではなくて、実際にああいうことをする選手はいるんですよ。
この映画には本物のF1®ドライバーがちょろちょろ本編に出てきますし、プロデューサーのルイス・ハミルトンもすごいレーサーですが、ああいうことをしないわけじゃないタイプの人です。ハミルトンはF1®史上初の黒人ドライバーで、今回の映画でソニーのチームにジョシュア(ダムソン・イドリス)という黒人ドライバーが出てくるのも、ハミルトン自身を投影してるなと思います。
ベテランが他のレースに出たけどやっぱり「F1®やりてえ!」って戻ってくるみたいな話も実際にあります。フェルナンド・アロンソという実在の選手は、10年以上レースをやって引退セレモニーをしたのに、他のレースで勝ちまくった後、気がついたら戻ってきたんです。映画で「後で話しようね」みたいな感じでソニーのインタビューの後ろに出てくるおじさんがアロンソ(本人)です。(アロンソが)F1®で今走ってる中では最年長なので、F1®ファンからは「これでアロンソが最年長じゃなくなったね(ブラピの方が年上だから)」なんてコメントされてるのをネットで見かけましたね。
そういう実際にいる人の要素が結構入ってるので、F1®ファンにも楽しめると思います。見たことない映像も見られるし、超カッコよく撮ってるし、ほぼ本物なので。インタビューをするシーンが結構多いんですけど、実際のF1®でもレース中にめちゃくちゃインタビューをするんですよ。記者から「カスでしたね」みたいなこととか、「どうやって挽回するんですか」とか結構ひどいことを言われます。映画にも“嫌なことを言ってくる名物おじさん”みたいな記者が出てきますが、あれも実在するタイプの人です。「いるいる!」って感じで、実際の会場を知ってる人には面白いところですね。

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セットで楽しみたいドキュメンタリー作品
傭兵ペンギン:
この映画を観てF1®に興味を持ったり、「よくわからなかったから知りたいな」と思ったりした場合は、Netflixの『Formula 1: 栄光のグランプリ』というドキュメンタリーがおすすめです。各シーズンごとにその年の振り返りを10話前後でまとめたもので、順番通りにレースを見るんじゃなくて、その年何が起こったかを描いています。映画でも「F1®は全然見たことないけど、ドキュメンタリーだけ見た」とお金を出してくれる人が出てきましたよね。コシンスキー監督もコロナ禍にこのドキュメンタリーを観て「これだったら映画にできる」と思ったそうです。『Formula 1: 栄光のグランプリ』を観ると、「このおじさん映画『F1®/エフワン』で見た!」って人が結構出てきますよ。
特に特徴的なのがハースという小さなチーム(ハースF1®チーム)。本体は工作機械のメーカーで、自動車メーカーではないんですが、もしかしたら上に上がれるかもしれないというチームです。そのチームで、レーサー同士がめちゃくちゃ揉めるんですよ(笑)。勢いのある若手選手とベテランだけど気が狂ってる選手がぶつかっちゃうみたいな。まさに映画『F1®/エフワン』でやってることで、着想はかなりそこから得てるなと思います。
もう一つ面白いのが、ハビエル・バルデムのキャラクターにかなり投影されているなと思った、ギュンター・シュタイナーというハースのチーム代表。ベテランですごく好かれてるんだけど、いつもひどい目に遭わされるおじさんです。ドキュメンタリーですごく人気になって、会場でファンに「ギュンター!」って声をかけられるぐらいになったんです。映画でも主人公チームの隣のブースにいて怒っているおじさんがいますよね、あれがギュンターです。
インタビューしてる人や実況の人も本物が出ているので、知ってる人が観たら「あれもこれも」という感じで面白いと思います。この映画を観てF1®に興味を持ったら、ドキュメンタリーを見るとエンタメとして楽しめますよ。F1®が分からなくても楽しいんですが、分からないなと思った時はNetflixのドキュメンタリーをついでに観ると「わー!」ってなると思います。
【動画】『Formula 1: 栄光のグランプリ』予告編
アナイス:
私はパパがF1®が好きで、家で『グランツーリスモ』とかやっていたのを横で見ていて……私もカーレースゲームとかは好きだったんですけど。『Formula 1: 栄光のグランプリ』は、映画『F1®/エフワン』鑑賞後に観たんですよ。そうしたら「これって映画に出てきたあれだろうな、これだろうな」っていうのがすっごい分かってきて。だからもう1回(映画を)観たいんです。 そういう意味で『F1®/エフワン』はリピート映画にもなるなと思いました。間に『Formula 1: 栄光のグランプリ』を挟んでもう1回観たい、もう1回おかわりしたい。そしたら今度はそういうところで面白さがグンって増すような気がしていて、作品の魅力が上がるなって思いました。傭兵ペンギン:
『Formula 1: 栄光のグランプリ』を観ると、映画『F1®/エフワン』のプロデューサーでもあるルイス・ハミルトンの乗ってる車も分かるようになりますよ。この映画の中でも走ってるところが出てきます。ヨダセア:
映画に出てくる主人公のチーム(エイペックス)はフィクションだけど、世代として「(ナイジェル・)マンセル、(アイルトン・)セナ、(アラン・)プロストと走ってたんだ」みたいな発言が出てきたりするから、F1®に詳しいほどソニーの解像度も高くなるんじゃないかなと思いますね。アナイス:
ほかの映画で聞いたことあるサーキットの名前が出てくると、「どこそこを走った」って言われたときにピンとくるっていう。近年もカーレース映画がいい盛り上がり方をしているので、『F1®/エフワン』でまたぐっと上がりそうだなと思います。嘘をつかないF1®映画
傭兵ペンギン:
この映画がすごいなと思ったのは、F1®というスポーツの描き方です。レース映画って結構嘘をつきがちなんですよ。同じチームに別のドライバーがいるという話はやりづらくてカットされることが多いんです。でもF1®はすごく特殊なレースで、自分のライバルは前を走ってる別チームの車だけじゃないんですよね。(チームで)連携するところはしなきゃいけないけど、基本的に自分のチームにいるもう一人のドライバーにも勝たないとキャリアアップができない。(チームメイトにも)勝ちたいんです。同じチームだと基本的には同じ車に乗っている(ため言い訳がしにくい)んですよ。それでも負けたら「俺の車の調整ができてないんじゃないか」とか「指示が悪いんじゃないか」とかチームに文句を言ったりするんですけどね(笑)。キレると仲間同士ぶつかっちゃったりします。
もう一つ特徴的なのが、F1®は1回で勝負が確定しないんですよ。映画の中でもあるけど、一番になるんじゃなくてポイント権で上位に入ればOK。そこに入るためにピットインのタイミングを計ったり、自分以外のチームの選手を全員邪魔したりするんです…絶対怒られますけど(笑)。
この映画は本当にF1®部分においてあまり嘘をついてなくて、ソニーが反則スレスレな行為をするところも含めてリアルです。F1®が全面協力してることもあるんですが、F1®というスポーツの面白いところを真摯に盛り込んでいて。ハリウッド映画って面白くするためにスポーツの細かいところをないがしろにしがちなんですが、本作は嘘少なめで新しいというか、「こういう風に撮れるんじゃん!」と思いましたね。
アナイス:
それが実現できた撮影環境ってすごいですよね。ハミルトンが製作に入っているのも大きかったと思うし。F1®というスポーツを楽しむ作品でもあるけど、同じチーム内で競う部分もあって、でもチームとしても勝たなきゃいけない。予算を取るためとか色々なしがらみがある中で、結構社会的な映画だなと思いました。社会的というのは個人の社会というか、自分がこれからどう生きていくかという出世術に近いですけど、個人としてキャリアアップしなきゃいけないけど他者も大事にしなきゃいけないということを考える上でのお手本映画だなと。
割とここに社会が詰まっているなと感じました。いつだって、よく分からないくせにお金は持っていて、助けようとしたり邪魔しようとしたりする人もいるし。「結局自分に言い訳はできないよね、個人でがんばらないといけないよね、他者を犠牲にする頑張り方をしたとしても、最終的には自分の実力がものを言うから強くなろうね」、というのは、ストレートに大作映画においていいメッセージだと思いました。色々な人がこういう作品を通して「そうだよね」と思うところはあるかもなと感じましたね。
ヨダセア:
どこでエゴを通すかみたいな。エゴを通さないと勝てないけど、通してばかりだと周りに嫌われる。周りをどう助けて、どこで自分に感心させて、ここではエゴを通すぞ!みたいな、バランス感覚みたいなものがすごく物語に表れていたと思いますね。チーム内の人間関係と成長-競技のすべてを曝け出す物語とキャラクター構築
アナイス:
そういう意味では物語がよくできているというか、わかりやすいですよね。たとえばルーキーのジョシュアは、最初はソニーと対立したり、自分のせいで大変な目に遭ったり、“若さはって愚かさでもある”ってことをこの映画は実直に描いていて。若い人からしたら「うるせえ」って思うかもしれないけど、時に若さは愚かだよなっていうのは本当にその通りだなと思って。それを自認したうえで彼がどう上に行くのかというのも、物語において大事なポイントだったのかなって思いますね。傭兵ペンギン:
キャラクターの描き方もすごくよかったですよね。チームものとして、ドライバーだけじゃなくてメカニックの人たちも描かれていて、かつ、明確な「悪のドライバー」みたいな敵のキャラクターが出てくるわけではなくて、悪いやつはお金を右から左へ動かして儲けようとしているやつで、そういうやつを悪として描いていて。まあ、実在のチームなんで、ほかのチームに悪いやつがいるという描き方をしたらまずいんですけど(笑)。あと、レース直前に「このチームのパーツはおかしいんじゃないか、違反じゃないか」っていわれるくだりが映画に出てくるんですけど、あれも実際のF1®でよくあることなんですよ。トップ常連のチームが自分たちが負けそうになると、「あのチームはレギュレーション違反をしてる」みたいなことを運営に講義するなんてこともよくあるし、逆にルール的に合法スレスレのパーツを使うなんてこともよくあるんです。
ほかのスポーツって、チームものっていっても個人ががんばったりすごいトレーニングしたらなんとかなるわけですけど、F1®はどんなにドライバーがよくてもマシンがダメだったらダメだし。エンジンのせい、タイヤのせい、ピットクルーのしくじりとかいろんなことが重なるので、そういうのも含めて全部見せていて面白い映画だなと思いますね。
ヨダセア:
F1®はどうしてもドライバーに目が行くと思うんですけど、この映画ではピットクルーとかエンジニア、メカニックとかすべての人に脚光が当たっていたなという感覚がありますよね。アナイス:
最初ピットクルーの若手の女の子が結構なしくじりをやらかしちゃって、素人目線でも「結構なことやっちゃったな……」と思っちゃったんですけど、そういうところもしっかり映していたというか。意外と登場人物が多いんですよね、この映画。その中でピットクルーやメカニックとして女性キャラが登場するのも、よかったですよね。ケリー・コンドン演じるメカニックのケイトはすごくかっこよかった!ソニーを通して体現される“ブラピイズム”

『F1®︎/エフワン』より、ブラッド・ピット ©2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
ヨダセア:
ソニーというキャラクターの描き方もよかったです。グレーでこすい戦法、よくいったらクレバーなやり方、素人目にも「なんかすごいことやるなこの人」みたいな。ヒールっぽいこともやるんですけど、普段は筋トレしたりレースのシミュレーションしたりルーティンワークを欠かさなかったり、実はただただ勝ちに貪欲、勝ちに対してまじめなだけなのがわかってくる。最初こそ、若いルーキーのジョシュアにとってそんなソニーは、ずるいしこすいし自分ばっかりで飄々としていて腹が立つ、目の上のたんこぶみたいに見えてしまうけど、一緒のチームにいるうちに、どれだけソニーが真摯に勝利に向かって寄り道せずに努力しているかがわかってくるという展開がよかったなと。そしてだんだんチームとして完成していって、お互いを勝たせたりとか、チームとしての勝利を目指すようになっていく段階を、王道ながらも丁寧に描いていましたよね。

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アナイス:
ソニーの魅力にもつながっていると思うけど、“継続は力なり”だなって。めちゃくちゃベーシックなことをメッセージとして伝えてくれるのは映画としていいなと思って。とにかくソニーがかっこいいんですよね、かっこよさにちゃんと裏付けがあるっていうか。「これをしたらこすいかもしれないけど勝てるじゃん、なんでお前らやらないの?俺はやるよ?」って……「そうですね」ってなるしかないんですよね(笑)。アメリカマインドというか。F1®はヨーロッパものだと思っていて、そこにそういうアメリカマインドがつっこまれている。実際にソニーみたいな反則スレスレ行為をする選手たちもいるというお話もありましたが、アメリカを代表するスター俳優のブラピが演じるからすごいアメリカの介入感があって。彼のマインドが“個”なんですよね。インディビジュアル(個人)で勝ちに行くというか。チームだけど最終的に己だろというのがアメリカっぽくて面白かったです。そういうブラピイズム満載の彼を主役に『トップガン マーヴェリック』の製作陣が描くF1®が、メタ的に見て面白い映画だなと感じましたね。
ヨダセア:
やっぱり、勝ちしか見えてないというストレートさがかっこよかったですね。「かっこいいし、こうはなれないかも」みたいな(笑)。ここまで周りの顰蹙(ひんしゅく)を買うし認められるまではボロクソに言われたり軽蔑されたりするのに、それを飄々とスルーしながら、こんなに自分やチームの正しい成功への道を突き進めるってすごいかっこよさ。ブラピって基本的に飄々としている雰囲気が似合う俳優で、周囲からは何を考えているかわからない役が多いというイメージがあります。本作でもそういうブラピがハマり役でした。
本当はまじめなのに飄々としているから周りからもまじめには見られないし、ソニーもちょっと不器用でまじめなところを周りに見せようとしないので顰蹙を買っちゃう。「なんだこいつ」と思われるけど、やっぱり正しかったみたいな。正義が勝つんじゃなくて勝ったものが正義なんだ、みたいな感じが今回のブラピにハマっていたなと思います。
走る理由は“好き”で十分
アナイス:
ソニーは「なんで走り続けるの?」と聞かれても、本人がその答えを持ってない感じがすごくいいなと思いました。答えは分からないけど走りたいから走っている感じで。その道のベテランとして何年も同じことをやってきて、体もボロボロになっているけどやってしまう。その答えの出ないことを、あの年齢の人間が、答えを持っていなくてもやっているんだよというのを、物語として提示するのもすごくいいなと思って。「何でそれが好きなの?何でそれをやっているの?」という問いに対して答えを用意しなきゃいけないと感じる場面が日常生活でも多い中で、「好きだから」という理由でいい、それを押し通すキャラクター性がソニーの魅力の一つでもあるなと思いました。
あと、これは『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の頃から思っていて本作で確信したことなんですけど、ブラピはやわらかいクタクタの、オフホワイトのTシャツが一番似合うなと思って(笑)。パリッとしているんじゃなくて、気持ちヨレヨレな感じ、カリフォルニアで売ってそうな感じの。柔らかい服との相性がすごすぎて、ちょっとそこは一言言わざるを得なかったです!
ヨダセア:
こだわりなさそうな服がめちゃくちゃ似合うというか、着こなしていますよね。アナイス:
筋肉の肌感と、太さのギャップというか、コントラストが映像的に撮れているって、めっちゃすごい俳優だなと思いました。ヨダセア:
僕はバルコニーのシーンが印象的で、あのシーンのソニーに「レースが好きだ」という感じが全部詰まっていました。ブラピが「俺は走るのが好きなんだ」とバルコニーでまじめな顔をして言ったから。それまではひょうひょうとしてたけど、レースへの愛をあのシーンだけまじめな顔をして言ってて。F1®でもそうじゃなくても、(レースの)ジャンルが変わっても、ソニーはただただ走るのが好きなんだというのが、ジャンルを経ていくことで分かってくる。そこがちゃんと描かれていて、レースへのまっすぐな愛がずっと描かれていたなと思います。
ソニーとルーベン(ハビエル・バルデム)の熱い友情関係
傭兵ペンギン:
ブラピって控えめにしてるんですよね。「俺かっこいいだろ」っていうのを出してないというか、かっこいいんですけど(笑)、ほっといてもかっこいいというのもあって。飄々としているし、勝利に対して貪欲なのは分かるけど「そういう風にやってないよ、俺はただ仕事しに来たんだよ」という風にやってるのがいいです。この映画ですごいと思ったのは、ソニーは教える側・ベテラン側なのに説教しないこと。説教臭くなくて、説教的なセリフをほとんど言わないんです。ルーキーのジョシュアに「お前態度悪いぞ」と怒ることはするけど、「レースでもっとこうしろ」とか「こうやって勝つんだ」とは言わないで、若手が自分で答えを見つけられるように勝たせてやろうとする。
でも、だんだん「自分のキャリア的にはこれが最後なんだよな」と追い詰められてきた時に、「やっぱ俺、勝ちたいんだよな」って言い出したりもする。それを見ると「やっぱソニーも勝ちたいんだな、かっこいい!」って思うんですよね。「若手に譲って勝たせて俺は去るぜ」じゃなくて、俺も勝ちたいと言っちゃうところも含めてかっこいい。この映画はちょっと西部劇っぽいところもあって、突然やってきた流れ者が街を救って去るとか、あまり口数多くないけどかっこよく出てきて去るみたいな。
あと、ハビエル・バルデム演じるチーム代表のルーベンとも、すごく仲良かったんだろうなと思って。この二人については多くが語られてるわけじゃないけど、関係性がよく出ていました。
ヨダセア:
ルーベンが「オーマイガー!」って感動しているところが僕は一番グッときました!
『F1®︎/エフワン』© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
傭兵ペンギン:
ソニーとルーベン、そんなにいっぱい二人で出てくるわけじゃないんだけど、常にソニーはルーベンに迷惑をかけ続けてて、しょっちゅうF1®マシンも破壊し続けて(笑)。何千万とか何億とかするパーツとか壊しまくるし。実は一部のパーツは、交換できる回数が決まってるんですよ。そうじゃないと資金があるチームが有利になっちゃうので、限界が一応ルールとして決まってるんです。その上でソニーはすれすれのところで壊し続けるんですけど(笑)、そんな胃を痛め続けていたルーベンとも最後ああいうふうな感じになるんだっていう終わり方するのも良かったですね。あそこに結構グッとくる。アナイス:
ルーベンが本当に懐深すぎて、見えないところでどれだけソニーと仲良かったんだっていう(笑)。あれだけ何回も迷惑かけられて、ソニーに説教もしていて、普通絶交するよって思いますよね。傭兵ペンギン:
ソニーとルーベンは若手時代に同じチームのドライバーとしてライバル同士だったんですよね。同じチームメンバーって不仲になることが多いんですよ。序盤にはルーベンがチームにソニーを連れてきて、トライアルでソニーの実力をみんなで見ようというくだりで、ソニーはF1®マシンをボッコボコに壊しちゃって「この車クソだから」って言っちゃうようなシーンもありましたよね(笑)。
アナイス:
普通の映画だとそこでかっこよく合格すると思うんですけど、ソニーはクラッシュして失敗するんですよね。タイム的には合格するけど。ヨダセア:
ルーベンだけが、ソニーを最初からずっと信じてるんですよね。初めてルーベンがソニーをチームに連れて来るとき、ルーベンだけが「こいつが希望だ」みたいな感じで画面の右側を観た時に、そこからソニーが現れる。チームからしたら「誰だこいつ、変な奴が来たぞ」みたいな感じなんですけど、映画の後半で「チームがピンチだ」みたいになったとき、ソニーが今度は全員の希望として右側から現れる。あの対比が、めちゃくちゃ関係性の変化を感じてよかったですね。先ほど「西部劇っぽい」と言うお話がありましたけど、ソニーが西部劇のヒーローみたいで。アナイス:
『トップガン マーヴェリック』で観たような感じ、コシンスキー監督はやっぱりこういうのが好きなんだろうなと思いました。コシンスキー監督は、あの日本アニメが好きすぎる?
傭兵ペンギン:
本作は『トップガン マーヴェリック』と監督も脚本も同じ人なので、確かにそういうところはあるかもしれないですね。でも『トップガン マーヴェリック』だと、トム・クルーズが一番かっこいい映画として作ってた気がするんです。「若者がなまってるからここでおじさんが出ちゃおうかな!?」みたいな話で、一番活躍するのがトムになってる。若者とタッグを組んで「おじさんもがんばるぜ、おじさんもやる時やるんだぜ」みたいな話で。でも『F1®/エフワン』のブラピって、別にすごくかっこよくはないよねっていうか、泥をかぶりに来て若者を勝たせてやるという話をやってて、最後にそれが報われるというお話になってる。おじさんに対してのメッセージはこっちの方がいいな、しゃしゃらなくていいなと思いましたね(笑)。
アナイス:
それは本当に思いました!それから、『トップガン マーヴェリック』も『F1®/エフワン』も、エイジングの話は、ひとつのキーワードだと思っていて。どういう年の取り方をするか、年を重ねた上でその立場としてどう振舞うか、ブラピとトムで出した答えの違いがあると思うんですけど、ブラピの答えは凄くブラピっぽいなと。ヨダセア:
トニー・スコット監督が『トップガン』の後にレースもの『デイズ・オブ・サンダー』を撮ったように、コシンスキー監督も『トップガン マーヴェリック』のあとにレースもの『F1®/エフワン』を撮っているのも、2作の共通点というか面白いなと思いましたね。傭兵ペンギン:
あと思ったのは、コシンスキー監督、アニメ『マクロスプラス』が好きすぎると思うんですよ。『トップガン マーヴェリック』を観て思ったんですけど、話が一緒なんですよ。『F1®/エフワン』もかなりそれっぽい。女性の恋人と空を見ながら思いを話したりとか、同じようなところがあって。(『マクロスプラス』は)2人のテストパイロットのライバル関係を描く話なんですけど、『トップガン マーヴェリック』に関しては前半が、『F1®/エフワン』に関しては後半が『マクロスプラス』にそっくりだと思うんですよね。エンジニアのケイト(ケリー・コンドン)の存在感

『F1®︎/エフワン』© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
アナイス:
ケリー・コンドン演じるエンジニアのケイトとソニーがちょっとイイ感じになるのも、その辺りの影響がありそうですね。男性ばかりの職場で女性性を自ら排除してがんばっているようなキャラクターかなと思いきや、やっぱりソニー/ブラピの魅力には勝てなかったのかと……(笑)。傭兵ペンギン:
その辺は結構ドライな感じでやっていくのかと思ったら、ちょっとしたロマンスもありましたね。アナイス:
そこがアメリカ映画でしたね。ケリー・コンドンのことはもともと好きなんですけど、この映画の彼女もすごく綺麗でしたね。衣装も素敵だった。普段はユニフォームだけど、オフのときはゆるい大人のニットの着こなしをしていて、「大人かわいいがすごいぞ!」と思いました。女性が見てもあのオンオフの感じは「かわいいな、いいな」と思いましたね。ルーベンのスーツもかっこよかったし。確か良いブランドのスーツを着ているんですよね。そういう意味で、本作のキャラクターの振る舞いのなかに、「装い」という要素もあるんだなと思いましたね。レースシーンと、オフのシーンと、ちょっと飲みに行くときのアフターワークの服と、ラスベガスではドレス着ているとか……結構キャラクターたちがいろんな服を着ている作品なんですよね。
ヨダセア:
ソニーと、ジョシュアのお母さんとのやり取りも印象的でした。傭兵ペンギン:
ソニーはこんな感じのキャラなのに、お母さんにはちゃんと挨拶するんだって思いました(笑)。意外に礼儀がちゃんとしているとか、いいキャラの作り方だなと思いましたね。ヨダセア:
最初ジョシュアが色々気にしちゃってるところで、「言われたことを思い出しなさい、ただ走れって言われたでしょ」みたいなこと言われますけど、それって結構ソニーがやっているムーブと同じだから、もう序盤ですでに目指すところは同じだったんですよね。そういうところもよかった。アナイス:
「どれだけ提示されていても、本人が気づかないとダメだよね」っていうのも超リアルだなって思いました。ジョシュアは最初年長者の言葉を聞かないから、文字通り“痛い目を見ないとわからないよ”という展開もあって。その分の代償も大きかったけど……。リアルと楽しさを追求した撮影現場の空気が伝わる
傭兵ペンギン:
昔のF1®ってめちゃくちゃ危なかったんですよ。今はすごく安全になるよう色々なことをやっています。映画の中でも、操縦席に棒みたいなHalo(ヘイロー)というパーツがついてるんですけど、あれって当初F1®の人たちはすごく嫌がったんです。見た目がカッコ悪いし、見づらくなっちゃうから。でもあれがついたことで、クラッシュしても人が死ななくなったんです。ドライバーが乗った後に上からガコンッてつけるんですが、飛んできたものが当たりにくくするためのもので、実際に命を救ったケースもいくつもあるんです。『ラッシュ/プライドと友情』とか『グランツーリスモ』でも事故で人が亡くなりますけど、「ちゃんと安全対策やっていますよ!」という作り手のメッセージも感じましたね。F1®マシンはすごく進化してますから。昔の映画だったらその棒もないバージョンで撮ろうとすると思うんですけど、『F1®/エフワン』はそういうことをやらない。俳優の顔を見せるためにヘルメットを外しちゃったりするのかなと思ったら全然そういうことはしないし、ヘルメットもしっかりかぶってる。そこがすごく誠実な映画だなと思ったし、ブラピだからできたのかなとも思いましたね。
アナイス:
ブラピはやっぱり『ブレット・トレイン』でもすごく思ったんですけど、やはり本人がいろんなキャリアを経て、割と早い段階で酸いも甘いも体験したからか、“禅モード”に入ってきてると思うんですよ。「安らかでいたい」という自分を『ブレット・トレイン』のキャラに投影しているなというのも感じて。あそこから「よくわからないけど飄々としていて、自分のペースで僕は生きていきます」っていうキャラをずっとやっているなと思っています。ソニーも結構“禅っぽい”じゃないですか。悟りを開いている感じがするというか。傭兵ペンギン:
なんか撮影現場でブラピ楽しそうですよね(笑)。やっぱり製作側に入ってうまくいってる人だなと常々思うんですよね。普通はもっとかっこよく振る舞っちゃうと思うんですけど。ヨダセア:
ブラピは、“かっこよくないもののかっこよさ”についての達観みたいなものがある気がして。かっこいいものはかっこいい、でもかっこよくないことやってるブラピもかっこいい、っていうのをブラピ自身も達観してわかってるよなと。アナイス:
あと、一緒に働く人を大事にする、環境を整えているんだろうなってことはすごく感じましたね。『ウルフズ』も結局友達と撮った映画だったので。結構本人的には「ブラピ、きゃー!」って黄色い声より良い映画を撮りたい。「プランB(※)」としての視点もあるし、個人としても「自分が出演するのであれば、撮影も現場も楽しみたい」みたいな。そういうガツガツしていない感じが、「俺かっこいいぜ」って気張っていない雰囲気にもつながってるのかなと思いました。※プランBエンターテインメント:ブラッド・ピットが設立した映画製作会社。『それでも夜は明ける』『ムーンライト』など高評価の作品を多数手がけている。
傭兵ペンギン:
ブラピって映画の中だけじゃなくて、内外でかっこいいですよね。総括:映画『F1®/エフワン』のブラピ最高!

左からヨダセア、アナイス、傭兵ペンギン
アナイス:
『F1®/エフワン』は、ブラピ主演じゃなかったら違う映画になっていたと思います。それぐらい、ブラピだからこういう感じになった、っていうのは大きいんじゃないかなと思いますね。『F1®/エフワン』のブラピ最高!ヨダセア:
かっこいい時のブラピは当然にかっこいいし、「かっこいいのか?」みたいなことをやってることもかっこいいんだと、ブラピを見てると思うんですよね。それを貫く姿勢が、俳優としてのブラピもそうだし、ソニーというキャラとしてもそう。結局誰かがかっこいいかそうでないかを決めるのではなくて、本人が貫き通したら最終的にかっこよくなるということを、ソニーというキャラが示していて、それがブラピの生き方も体現していると思うんです。ブラピが演じるソニーというキャラは最高だし、ソニーを演じるブラピも最高!ということですね。
傭兵ペンギン:
ブラピはもちろん最高なんですが、映画『F1®/エフワン』は劇場で観ることにすごく大きな価値がある映画だと思っていて。映像も本当にかっこいいし、ブラピもすごくかっこいいし、可能な限り大きな画面で観てほしいです。「最高にかっこいいブラピを大画面で観てください」と言いたいです。もちろん気楽に観に行っても楽しめるし、オーソドックスな魅力もあるし。何より、「こういう感じのかっこいいおじさんがいいんだよ」っていうのがわかると思います(笑)!
(座談会以上)
映画『F1®︎/エフワン』は6月27日(金)より全国公開。
ゲストプロフィール
アナイス
映画とポップカルチャーを愛するナードなコラムニスト。ウェブメディアや雑誌など複数の媒体でレビューやコラムの執筆、インタビュー取材を行う。YouTubeやインターネット放送局の番組にも出演する。
X(旧Twitter):@cinemababyanais
傭兵ペンギン
アメコミ&筋肉映画ライター兼翻訳者。近刊は「渡辺信一郎の世界 『カウボーイビバップ』から『LAZARUS ラザロ』まで」。
X(旧Twitter):@Sir_Motor
作品情報
<STORY>
伝説的元カリスマF1®︎ドライバーのソニーは、最弱のF1®︎チームを救う為、現役復帰を果たす。常識破りなソニーの振る舞いに、チームメイトである若きルーキーやチームメンバーは困惑し、度々衝突を繰り返すが、次第に圧倒的なソニーの才能と実力に導かれていくー。果たしてソニーは、バラバラのチームと共に過酷な試練を乗り越え、並み居る強敵たちを相手に逆転できるのか?!それぞれの情熱と誇りを胸に、命がけで夢<スピードの頂点>に挑む!タイトル:映画『F1®︎/エフワン』
原題:F1®︎
監督:ジョセフ・コシンスキー
脚本:アーレン・クルーガー
出演:ブラッド・ピット、ダムソン・イドリス、ケリー・コンドン、ハビエル・バルデム
日本公開:2025年6月27日(金)全国公開
© 2025 WARNER BROS. ENT. ALL RIGHTS RESERVED.
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:f1-movie.jp
X:@f1movie_jp
#映画F1 -
【映画レビュー『カーテンコールの灯』】悲しみと再生-感情を吐き出し、認め合い、受け入れる場が1つあれば人生は変わる

『カーテンコールの灯』が6月27日(金)に日本公開となった。一つの悲しみを抱えた家族の再生を描く本作は、実際の家族をキャストに迎えた異色のヒューマンドラマとして注目を集めている。舞台という場を通じて心の傷と向き合う人々の姿を、誠実な筆致で紡いだ珠玉の一作だ。
あらすじ
人生は悲劇じゃない!
アメリカの郊外。建設作業員のダンは家族に起きた悲劇から立ち直れずに、仲が良かった妻や思春期の娘とすれ違いの日々を送っていた。ある日、見知らぬ女性に声をかけられ、強引にアマチュア劇団の「ロミオとジュリエット」に参加することに。経験もなく、最初は乗り気でなかったダンも、個性豊かな団員と過ごすうちに居場所を見出していく。やがて突然の変更でロミオ役に大抜擢されるが、自身のつらい経験が重なって次第に演じることができなくなり……本番当日、家族や仲間の想いが詰まった舞台の幕がついに開く。
『カーテンコールの灯』©2024, Ghostlight LLC.
悲しみと再生を丁寧に描く正統派ドラマ
ひとつの悲しみを抱えた三人家族が、それぞれの立場から悲しみと向き合い、ぶつかり合いながらも、あるきっかけを得て再び絆を紡ぎ直していく——その過程を丁寧に描いた、正統派のヒューマンドラマ。

『カーテンコールの灯』©2024, Ghostlight LLC.
人は誰しも深い悲しみを抱え、心のバランスを失い、時として外からの手助けや再生の機会を必要とする。本作はまさにそうした人間の普遍的な体験を物語の核に据えている。
ストレートで誠実、そして繊細な筆致で紡がれる物語は、観る者の心に静かに波紋を広げ、深い共感を呼び起こす。感情の機微を捉えた演出が、登場人物たちの内面の動きを余すことなく伝えてくる。
計算では作り出せない”血のつながり”の化学反応
本作で最も注目すべきは、主人公一家を実際の家族が演じているという大胆なキャスティングである。主人公ダンを演じるのは、シカゴの舞台や映画界で長年にわたって活躍してきた実力派俳優キース・カプフェラー。そして彼の妻と娘役を、現実のカプフェラーの妻であるタラ・マレンと娘のキャサリン・マレン・カプフェラーが担当している。

『カーテンコールの灯』©2024, Ghostlight LLC.
何気ない軽口の応酬から、感情が激しく衝突する場面まで、血のつながった家族だからこそ生み出せるリアリズムは圧倒的だ。彼らの息づかいや何も語らない沈黙の瞬間に至るまで、すべてが真に迫って感じられるのは、紛れもなく本当の親子・夫婦が演じているからに他ならない。
観ている側は、もはや「演技」を見ているのではなく、ひとつの家族の”日常”を覗き見ているような錯覚に陥る。実の家族というキャスティングが生み出す、計算では決して作り出せない生々しい化学反応こそが、この作品の真骨頂と言えるだろう。コミュニティ・シアターが育む癒しの力
そしてもうひとつ重要なのが、演劇という場が育むコミュニティの力と、そこから生まれる癒しの効果である。演技を通じた救済というテーマでは『SING SING』の印象も記憶に新しいところだが、本作で描かれるコミュニティ・シアターは単なる舞台芸術の場を超えた意味を持つ。それは登場人物たちが偽りなく自分をさらけ出せる、貴重な避難所なのだ。

『カーテンコールの灯』©2024, Ghostlight LLC.
舞台づくりという共同作業を通じて、彼らの内に秘められた感情が徐々に解き放たれていく過程は実に見応えがある。時として感情が望ましくない方向に向かい、混乱や苦痛を招くこともある。しかしそうした感情の発露こそが、前進への第一歩となるのであり、真のコミュニティとはそうした場所であるべきなのだろう。
表面的な感情の爆発ではなく、心の奥底に沈殿した悲しみや怒り、やり場のない思いを受け止め、支えてくれる仲間がいること。そして安心して感情を吐き出せる場があること。本作はそれだけで人生がいかに大きく変わりうるかを、説得力をもって描き出している。

『カーテンコールの灯』©2024, Ghostlight LLC.
『カーテンコールの灯』は6月27日(金)に日本公開となったが、この作品が問いかけるのは、私たち一人ひとりが抱える痛みや喪失感にどう向き合うかという普遍的なテーマである。真の家族が演じるからこそ生まれる生々しいリアリズムと、コミュニティが持つ癒しの力を通じて、本作は観る者の心に深い余韻を残していく。劇場の暗闇の中で静かに灯される希望の光を、ぜひその目で確かめてほしい。
【映画レビュー『かたつむりのメモワール』】人生は理不尽で不完全-独創的かつ普遍的、ビターなアニメーション殻に閉じこもりがちな女性グレースの人生を描く『かたつむりのメモワール』。傷ついた心が癒される瞬間、不完全だからこそ美しい人生への讃歌。セピア調の映像美と心に響く物語で、あなたの人生観が変わるかもしれません。6月27日、劇場で涙と感動を。
【映画レビュー『罪人たち』】音楽と魂が交錯する夜に―“自由”をめぐる、美しく壮絶な1作観る者の心に爪痕を残す『罪人たち』。双子の兄弟が夢を追った一夜に起こる惨劇、黒人文化と音楽、そして自由への願いを、圧倒的な演出で描いた魂の物語。作品情報
原題:Ghostlight
監督:ケリー・オサリヴァン、アレックス・トンプソン(『セイント・フランシス』)
脚本:ケリー・オサリヴァン
出演:キース・カプフェラー(『ダークナイト』)、キャサリン・マレン・カプフェラー 、タラ・マレン(『コンテイジョン』)、ドリー・デ・レオン(『逆転のトライアングル』)
2024|アメリカ|115分|英語|5.1ch|カラー|PG-12|日本語字幕:小坂 志保
配給:AMGエンタテインメント -
パク・チャヌク監督の新作『No Other Choice』をNEONが北米配給へ-主演はイ・ビョンホンとソン・イェジン

パク・チャヌク監督の新作『No Other Choice』の北米配給をNEONが担当へ。
韓国の巨匠パク・チャヌク監督の長編第12作『No Other Choice(英題)』の北米配給権を、映画スタジオNEONが獲得した。本作は『別れる決心』(22年)以来の劇場長編であり、NEONと監督は2023年の『オールド・ボーイ』再上映に続いて再びタッグを組むこととなる。
経済と暴力が交錯するブラックスリラー
本作『No Other Choice』は、アメリカの作家ドナルド・ウェストレイクによる小説『The Ax』(96年)を原作とするブラックコメディ・スリラー。物語の主人公は、長年勤めた製紙会社から突然解雇された男マンス(イ・ビョンホン)。再就職先を探す中で追い詰められた彼は、自分の職を奪う可能性のある“ライバルたち”の排除を決意する。
彼の妻ミリ役にはソン・イェジンがキャスティングされており、経済的不安の中でも夫を支える温かな存在として描かれる。パク・チャヌク監督はこの題材を通じ、個人の暴力性だけでなく、それを生み出す社会構造――とくに現代韓国が抱える雇用不安や競争主義の影――に鋭い視線を向けている。
なお、『The Ax』は2005年にコスタ=ガヴラス監督によりフランスで映画化されており、今回の韓国版はそれとは異なる文化的文脈での再解釈としても注目される。
『別れる決心』に続く注目作-NEONとCJ ENMが再タッグ
『No Other Choice』の製作は、韓国の大手スタジオCJ ENMが担当。配給を手がけるNEONとは、2020年にアカデミー作品賞を受賞した『パラサイト 半地下の家族』以来の協業となる。NEONとパク・チャヌク監督は、2023年に行われた『オールド・ボーイ』20周年記念の劇場再上映でもタッグを組んでおり、本作は両者にとって信頼関係を活かした新たな挑戦とも言える。
現在、本作はポストプロダクション段階にあり、2025年の賞レースシーズンに向けてNEONが北米市場での展開を本格化させると見られている。なお、初公開の場としてヴェネツィア国際映画祭が有力視されており、正式なラインナップ発表にも注目が集まっている。
キャストには主演のイ・ビョンホン、ソン・イェジンに加え、パク・ヒスン、イ・ソンミン、ヨム・ヘラン、チャ・スンウォン、ユ・ヨンソクといった実力派が顔をそろえる。プロデューサーにはパク・チャヌク本人のほか、フランス映画界の名匠ミシェル・レイ=ガヴラスとアレクサンドル・ガヴラスも名を連ね、国際共同製作の色合いも濃い。
社会背景を映し出す韓国映画の最新潮流
『No Other Choice』は、サスペンスとブラックコメディの要素を併せ持ちながら、韓国社会が抱える経済的不安や労働市場の厳しさを背景に描く社会派スリラーでもある。勤勉でまじめに働いてきた男が、一夜にして職を失い、極端な選択に追い込まれるというストーリーは、現代の資本主義社会における「競争」と「淘汰」の過酷さを鋭く突いている。
監督のパク・チャヌクは、これまでも『オールド・ボーイ』や『お嬢さん』などで極限状況に置かれた人間の心理を緻密に描いてきた。本作でも、表層的には犯罪スリラーでありながら、登場人物の内面や倫理観、そして社会構造への視点が織り込まれており、単なるエンターテインメントにとどまらない重層的な物語を構築している。
また、2022年の『別れる決心』がミステリーの形式を用いて愛と喪失の感情を掘り下げたように、今回もジャンルの枠を超えて人間の本質に迫ろうとする監督の姿勢がうかがえる。韓国映画の国際的評価が高まる中、パク監督による新たな一手は、観客にどのような問いを投げかけるのか注目される。
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実写版『リロ&スティッチ』続編が始動-映像から「エンジェル」登場を予想する声も[動画あり]
![実写版『リロ&スティッチ』続編が始動-映像から「エンジェル」登場を予想する声も[動画あり]](data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAABLAAAAHvAQMAAAB+D7QJAAAABlBMVEUAAAD///+l2Z/dAAAAAXRSTlMAQObYZgAAAAlwSFlzAAAOxAAADsQBlSsOGwAAAF9JREFUeNrtwQENAAAAwqD3T20ON6AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAC4NCQIAAF8eflAAAAAAElFTkSuQmCC)
実写版『リロ&スティッチ』の続編が正式発表、スティッチの日に映像で告知
スティッチの日に合わせて続編制作を発表
実写映画『リロ&スティッチ』の続編が制作されることが、米国時間6月26日(日本時間27日)にディズニーより正式発表された。同日は“スティッチの日”として知られる記念日(※)で、SNSを通じて短いティーザー映像が公開された。映像では、スティッチがピンクのカートに乗ってスタジオ内を駆け回り、最後にはタイヤ跡で“Lilo & Stitch 2”の文字が描かれるという内容となっており、プロジェクトが本格的に始動したことを印象づけるものだった。
※スティッチの別名が「試作品626号」であることから。
ディズニーの公式Instagramアカウントには、“a 626 day surprise: #LiloAndStitch 2 is now in development!”というキャプションが添えられており、続編が現在「開発中(in development)」であることが明記された。続編に関する具体的なあらすじや公開時期、キャスト、監督などの詳細はまだ明かされていないものの、ファンの間では早くも期待の声が高まっている。
ピンクのカートに“エンジェル”の姿を重ねる声も
今回のティーザー映像で話題を集めたのが、スティッチが乗っている“ピンク色のカート”だ。このカラーリングに注目したファンの間では、アニメシリーズで登場した人気キャラクターエンジェル(試作品624号)の存在を想起する声が広がっている。
エンジェルは、ピンクの毛並みとハート形の触角を特徴とする女性版スティッチ的なビジュアルが特徴の試作品で、テレビアニメ『リロ&スティッチ ザ・シリーズ』で初登場したキャラクター。最大の特徴は“改心した試作品たちを歌声によって再び悪の状態に戻す”という特殊能力で、スティッチとは対照的な立場にあることでも知られている。日本でも高い人気を誇り、ぬいぐるみやグッズが多数展開されてきた。
今回の映像でエンジェルの登場が明言されたわけではないが、ファンの間では「ピンクの車=エンジェルの登場を示唆しているのでは」といった憶測が飛び交っており、続編での登場が期待されている。
公開時期やキャストは未定-今後の続報に注目
今回の発表では、実写版『リロ&スティッチ』続編が「開発中」であることが判明したのみで、監督や脚本、キャスト陣に関する具体的な情報は明かされていない。前作に続いて制作を手がけるスタッフが続投するのか、新たなクリエイター陣が参加するのかも含め、詳細は今後の発表を待つことになる。
なお、米メディアによれば、続編はまだ初期段階にあると見られ、劇場公開や配信時期についても現時点では未定。ディズニーが本格的な実写映画としてプロジェクトを進行させる場合、公開は早くとも2026年以降になる可能性が高いと予想されている。
キャラクターの新たな登場や物語の舞台設定なども含め、今後の続報が待たれる。
【映画レビュー『リロ&スティッチ』(2025)】実写化の意義を感じるドラマ性の深化とハワイの空気- 変化した点としなかった点と6月6日公開の実写版『リロ&スティッチ』を徹底レビュー。原作への敬意を込めたリメイクは成功作?スティッチのCG造形、ナニ役シドニー・アグドンの演技、ハワイ文化への配慮など見どころを詳しく解説。ディズニー実写化の中でも特筆すべき完成度を誇る本作の魅力と課題を率直に評価する。
実写版『リロ&スティッチ』出演俳優が突然死去-ハワイ愛溢れる地元俳優の訃報に悲しみ広がる実写版『リロ&スティッチ』出演俳優デヴィッド・ヘキリ・ケヌイ・ベルが死去。『Hawaii Five-0』『私立探偵マグナム』にも出演。姉がFacebookで発表、死因は未公表。コナ空港勤務の地元愛溢れるハワイ俳優の突然の訃報。
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