映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』(2026)を紹介&解説。
映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』概要
映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』は、アンソニー・ルッソ&ジョー・ルッソ兄弟(『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』)が再び監督を務める、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「アベンジャーズ」シリーズ第5作。
異なる3つのユニバースに生きるヒーローたちが危険な形で交錯し、これまで経験したことのない存亡の危機に直面する。MCUのアベンジャーズやニュー・アベンジャーズ、ワカンダの戦士たちに加え、『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』のファンタスティック4、20世紀フォックス版「X-MEN」シリーズのキャラクターたちまでが一堂に会する大規模クロスオーバー作品となる。
最大の脅威となるドクター・ドゥームを演じるのは、MCUでトニー・スターク/アイアンマンを演じてきたロバート・ダウニー・Jr。さらにクリス・エヴァンスがスティーブ・ロジャースとして復帰し、クリス・ヘムズワース、ペドロ・パスカル、アンソニー・マッキー、フローレンス・ピュー、トム・ヒドルストン、イアン・マッケラン、パトリック・スチュワートら歴代マーベル作品のキャストが大集結する。
作品情報
| 日本版タイトル | 『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 |
|---|---|
| 原題 | Avengers: Doomsday |
| 製作年 | 2026年 |
| 本国公開日 | 2026年12月18日 |
| 日本公開日 | 2026年12月18日 |
| ジャンル | アクション/ヒーロー/アドベンチャー/SF |
| 製作国 | アメリカ |
| 原作 | 無 |
| 上映時間 | 未発表 |
| 監督 | アンソニー・ルッソ/ジョー・ルッソ |
|---|---|
| 脚本 | スティーヴン・マクフィーリー |
| 製作 | ケヴィン・ファイギ/ルイス・デスポジート/ジョナサン・シュワルツ |
| 製作総指揮 | カラム・マクドゥーガル |
| 撮影 | ニュートン・トーマス・サイジェル |
| 編集 | ジェフリー・フォード |
| 作曲 | アラン・シルヴェストリ |
| 出演 | ロバート・ダウニー・Jr/クリス・エヴァンス/クリス・ヘムズワース/ペドロ・パスカル/ポール・ラッド/アンソニー・マッキー/フローレンス・ピュー/ヴァネッサ・カービー/エボン=モス・バクラック/ワイアット・ラッセル/チャニング・テイタム/シム・リウ/イアン・マッケラン/トム・ヒドルストン/ジェームズ・マースデン/パトリック・スチュワート/ジョセフ・クイン/セバスチャン・スタン/デヴィッド・ハーバー/レティーシャ・ライト/ルイス・プルマン/ケルシー・グラマー/キャスリン・ニュートン/ダニー・ラミレス/ウィンストン・デューク/アラン・カミング/ハナ・ジョン=カーメン/レベッカ・ローミン/メイベル・カデナ/テノッチ・ウエルタ・メヒア/アレックス・リヴィナリ/ヘイリー・アトウェル/インディア・ローズ・ヘムズワース/ウェズリー・ホロウェイ |
| 製作 | マーベル・スタジオ/AGBO |
| 配給 | ウォルト・ディズニー・スタジオ |
あらすじ
異なる3つのユニバースに生きるヒーローたちが、危険な形で同じ局面へと引き寄せられていく。MCUのアベンジャーズやニュー・アベンジャーズ、ワカンダの戦士たち、別世界からやって来たファンタスティック4、そしてX-MEN。それぞれ異なる歴史を歩んできた者たちが衝突する中、彼らの前にはあらゆる世界の存続を脅かす強大な存在、ヴィクター・フォン・ドゥーム/ドクター・ドゥームが立ちはだかる。
主な登場人物(キャスト)
ヴィクター・フォン・ドゥーム/ドクター・ドゥーム(ロバート・ダウニー・Jr):本作でアベンジャーズたちの前に立ちはだかる最大の脅威となる人物。天才的な頭脳と圧倒的な力を持つ悪の科学者。MCUでトニー・スターク/アイアンマンを演じてきたロバート・ダウニー・Jrが、全く異なる役柄でシリーズへ復帰する。
スティーブ・ロジャース(クリス・エヴァンス):第二次世界大戦中に超人兵士となり、初代キャプテン・アメリカとして長年アベンジャーズを率いてきた英雄。『アベンジャーズ/エンドゲーム』では過去へ戻りペギーと人生を送る道を選んだが、本作で再び物語へ帰還する。
ソー(クリス・ヘムズワース):アスガルド出身の雷神で、初期アベンジャーズを代表するメンバーのひとり。数々の宇宙規模の戦いを経験してきた屈指の強者であり、本作でも迫り来る危機に立ち向かう。
リード・リチャーズ/ミスター・ファンタスティック(ペドロ・パスカル):別世界「アース828」から来るファンタスティック4のリーダー。卓越した科学者で、身体を自在に伸縮させる能力を持つ。
スー・ストーム/インビジブル・ウーマン(ヴァネッサ・カービー):ファンタスティック4のメンバーで、リードの妻。身体を透明化させるほか、強力なフォース・フィールドを作り出す能力を持つ。
ジョニー・ストーム/ヒューマン・トーチ(ジョセフ・クイン):スーの弟で、ファンタスティック4のムードメーカー。全身を炎で包み、高速で空を飛ぶことができる。
ベン・グリム/ザ・シング(エボン=モス・バクラック):リードの親友でファンタスティック4の一員。岩石のような強固な身体と怪力を持ち、本作ではワカンダの戦士たちとの接触も描かれる。
サム・ウィルソン/キャプテン・アメリカ(アンソニー・マッキー):スティーブ・ロジャースから盾と意志を受け継ぎ、新たなキャプテン・アメリカとなったヒーロー。飛行装備と卓越した戦闘能力を武器に戦う。
スコット・ラング/アントマン(ポール・ラッド):ピム粒子を利用して自身の身体を縮小・巨大化させるヒーロー。『アベンジャーズ/エンドゲーム』では失われた人々を取り戻す作戦の重要人物となった。
キャシー・ラング(キャスリン・ニュートン):スコット・ラングの娘。量子世界について研究し、自らも身体のサイズを変化させるスーツを身につけて戦うようになった若きヒーロー。
バッキー・バーンズ(セバスチャン・スタン):スティーブ・ロジャースの幼なじみで、かつて洗脳され暗殺者ウィンター・ソルジャーとして利用されていた超人兵士。現在は過去と向き合いながらヒーローとして活動している。
エレーナ・ベロワ(フローレンス・ピュー):レッドルームで訓練された元暗殺者で、ナターシャ・ロマノフの妹同然の存在。『サンダーボルツ*』を経てニュー・アベンジャーズの中心人物となった。
ボブ・レイノルズ/セントリー(ルイス・プルマン):桁外れの力を秘めた超能力者。圧倒的な能力を持つ一方、その内側には破壊的な存在ヴォイドも潜んでおり、ニュー・アベンジャーズの中でも特に危険な力を抱えている。
ジョン・ウォーカー/U.S.エージェント(ワイアット・ラッセル):一時は政府からキャプテン・アメリカに任命された軍人。超人血清によって強化された身体能力を持ち、ニュー・アベンジャーズに加わる。
アレクセイ・ショスタコフ/レッド・ガーディアン(デヴィッド・ハーバー):ソ連が生み出した超人兵士で、エレーナにとって父親同然の存在。陽気で豪快な性格と高い身体能力を持つニュー・アベンジャーズのメンバー。
エイヴァ・スター/ゴースト(ハナ・ジョン=カーメン):量子的な事故によって物質をすり抜ける能力を得た女性。かつては自身の不安定な身体に苦しんでいたが、後にニュー・アベンジャーズの一員となる。
シャン・チー(シム・リウ):幼少期から武術を叩き込まれた卓越した格闘家。父から受け継いだ神秘的な武器テン・リングスを操る。
ロキ(トム・ヒドルストン):ソーの義弟で、かつてニューヨークを襲撃した悪戯の神。長い旅を経て時間とマルチバースの構造そのものに深く関わる存在となっている。
シュリ/ブラックパンサー(レティーシャ・ライト):ティ・チャラの妹で、ワカンダ屈指の科学者。兄の死後、自らハート型のハーブを再現しブラックパンサーの力を受け継いだ。
エムバク(ウィンストン・デューク):ワカンダのジャバリ族を率いてきた戦士。ティ・チャラやシュリと時に対立しながらも国を守るため共闘してきた人物で、本作ではワカンダ側の主要人物として登場する。
ネイモア(テノッチ・ウエルタ・メヒア):海底王国タロカンを治める王。水中でも地上でも活動でき、足首の翼による飛行能力と並外れた身体能力を持つミュータント。
ネイモラ(メイベル・カデナ):ネイモアの従妹であり側近を務めるタロカンの戦士。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』でワカンダとの戦いに参加した。
アットゥマ(アレックス・リヴィナリ):タロカン軍を代表する屈強な戦士。『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』ではワカンダ側の戦士たちと激闘を繰り広げた。
チャールズ・エグゼビア/プロフェッサーX(パトリック・スチュワート):強大なテレパシー能力を持つミュータントで、X-MENを導いてきた精神的指導者。20世紀フォックス版「X-MEN」シリーズでパトリック・スチュワートが演じたプロフェッサーXが本格的に帰還する。
エリック・レーンシャー/マグニートー(イアン・マッケラン):磁力を自在に操る最強クラスのミュータント。人類とミュータントの共存を巡ってプロフェッサーXと長年対立してきた旧友で、イアン・マッケランが再演する。
スコット・サマーズ/サイクロップス(ジェームズ・マースデン):両目から強烈なオプティック・ブラストを放つX-MENの中心人物。ジェームズ・マースデンが20世紀フォックス版シリーズから役を再演する。
ハンク・マッコイ/ビースト(ケルシー・グラマー):青い毛に覆われた強靭な肉体と高度な知性を併せ持つミュータント。科学者としても優秀で、X-MENを支える重要人物。
カート・ワグナー/ナイトクローラー(アラン・カミング):瞬間移動能力を持つ青い肌のミュータント。アラン・カミングが『X-MEN2』以来、20年以上ぶりに同役へ復帰する。
レイヴン・ダークホルム/ミスティーク(レベッカ・ローミン):外見を自由自在に変化させられる青い肌のミュータント。初期「X-MEN」映画シリーズでミスティークを演じたレベッカ・ローミンが再び演じる。
レミー・ルボー/ガンビット(チャニング・テイタム):物体に運動エネルギーを充填し爆発させる能力を持つミュータント。長年ガンビット役を望んでいたチャニング・テイタムが『デッドプール&ウルヴァリン』に続いて再演する。
ペギー・カーター(ヘイリー・アトウェル):第二次世界大戦期から諜報活動に携わり、後のS.H.I.E.L.D.創設にも関わったスティーブ・ロジャースの最愛の女性。2026年のサンディエゴ・コミコンでヘイリー・アトウェルの出演が正式に発表された。
ラブ(インディア・ローズ・ヘムズワース):『ソー:ラブ&サンダー』でソーの養女となった少女。ゴアの娘として生まれ、一度命を落とした後に復活し、ソーと共に各地を旅している。
作品の魅力解説(公開前時点)
アベンジャーズ、ニュー・アベンジャーズ、ファンタスティック4、X-MENが一つの映画へ
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』最大の特徴は、単にMCUのヒーローたちが再集合するだけではなく、異なる世界で歩んできた複数の巨大ヒーローチームそのものを衝突させるところにある。
サム・ウィルソンやソー、アントマンら従来のアベンジャーズ系キャラクター、『サンダーボルツ*』から誕生したニュー・アベンジャーズ、アース828のファンタスティック4、そして20世紀フォックス時代から続くX-MEN。さらにワカンダとタロカンまで加わり、MCU史上でも前例のない規模のアンサンブルとなる。
特にプロフェッサーX、マグニートー、サイクロップス、ミスティーク、ナイトクローラーらを旧シリーズの俳優たちが再演するため、本作はMCUだけでなく、2000年代から続いてきたマーベル映画史そのものを横断するイベント作品としての側面を持っている。
ロバート・ダウニー・Jrが“アイアンマンではなくドクター・ドゥーム”として帰ってくる
本作の最大の仕掛けのひとつが、MCUの顔としてトニー・スターク/アイアンマンを演じ続けたロバート・ダウニー・Jrを、今度はヴィクター・フォン・ドゥーム/ドクター・ドゥームとして起用すること。
同じ俳優の顔を持ちながら、かつて世界を救った英雄とはまったく別の人物がヒーローたちの前に現れるという構図は、それだけでもMCUの長い歴史を利用した独特の緊張感を生み出せる。
さらにスティーブ・ロジャースも復帰するため、かつてトニー・スタークと最も深く結びついていた人物のひとりが、“トニーと同じ顔をした敵”とどのように向き合うのかも注目される。
『インフィニティ・ウォー』『エンドゲーム』のルッソ兄弟が再び巨大アンサンブルへ
監督を務めるアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟は、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』で、非常に多くのキャラクターを同時に動かしてきた。
本作ではその人数がさらに増え、アベンジャーズ、ニュー・アベンジャーズ、ファンタスティック4、X-MENなど異なるチームの物語を一つに束ねることになる。
ルッソ兄弟は本作について『エンドゲーム』のような“終わり”ではなく、新しい“はじまり”を描く作品だと説明している。脚本には彼らと長年組んできたスティーヴン・マクフィーリーが参加し、単なる顔見せ大会ではなく、大人数のキャラクター同士の関係性をどうドラマとして成立させるかが大きな見どころとなる。
マルチバース・サーガの集大成『シークレット・ウォーズ』へ
本作は2027年公開予定の『アベンジャーズ/シークレット・ウォーズ』へと続く大規模な2部作の前編にあたる。
これまで『ロキ』『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』『ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス』『デッドプール&ウルヴァリン』『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』などを通して描かれてきたマルチバースが、本格的に「異なる世界同士の衝突」という危機へ発展する。
MCUだけでなく旧「X-MEN」映画シリーズまで巻き込みながら、長年積み上げられてきた複数のマーベル映画世界がどのように交差し、その先の『シークレット・ウォーズ』へ繋がっていくのか。本作はマルチバース・サーガのクライマックスを左右する重要作となる。
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