コメディ作品は、笑い、ユーモア、風刺、誤解、掛け合い、状況のずれ、人物同士のすれ違いなどを軸に、観客に楽しさや軽やかな余韻をもたらす映画・TVシリーズジャンル。
コメディ作品は、サイレント期の身体的な笑いから、スクリューボール・コメディ、ロマンティック・コメディ、ブラックコメディ、風刺劇、青春コメディ、ファミリーコメディ、職場コメディ、シットコムなど、多様な形で発展してきた。日常の違和感や社会の矛盾、人間の弱さ、恋愛や家族、友情のすれ違いを笑いに変えながら、時に時代や価値観を鋭く映し出すジャンルでもある。
コメディ作品 基本情報
主な要素:ユーモア、会話劇、誤解、すれ違い、風刺、皮肉、ドタバタ、掛け合い、キャラクターの個性、笑いのタイミング
関連ジャンル:ロマンス、青春、ファミリー、ドラマ、ミュージカル、クライム、SF、ファンタジー、モキュメンタリー、シットコム
代表作:『街の灯』、『お熱いのがお好き』、『アニー・ホール』、『恋人たちの予感』、『ホーム・アローン』、『ブリジット・ジョーンズの日記』、『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』
・コメディ映画は、笑いを物語や人物描写の中心に置くジャンル。言葉の応酬、状況のずれ、勘違い、身体的な動き、社会への風刺などを通して、観客に楽しさや親しみやすさを与える。
・サイレント映画時代には、チャールズ・チャップリンやバスター・キートンらによる身体性の高いコメディが発展し、言葉に頼らない普遍的な笑いが映画表現の重要な要素となった。
・1930〜40年代には、スクリューボール・コメディやロマンティック・コメディが人気を集め、恋愛、階級差、男女の駆け引き、テンポの速い会話劇がジャンルの基礎を築いた。
・1970年代以降は、社会風刺やブラックユーモアを取り入れた作品が増え、政治、戦争、メディア、資本主義、家族制度などを笑いの形で描く作品も登場した。
・1990年代から2000年代にかけては、ロマンティック・コメディ、青春コメディ、ファミリーコメディ、下ネタ系コメディ、モキュメンタリーなどが幅広く展開され、映画だけでなくTVシリーズでも人気ジャンルとして定着した。
・近年は、単純な笑いだけでなく、孤独、格差、ジェンダー、アイデンティティ、現代社会の違和感などを扱うコメディも増えており、ドラマや風刺、ヒューマンストーリーと結びついた作品も多い。
主なコメディ映画
- 『キートンの大列車追跡』(1926)
- 『街の灯』(1931)
- 『或る夜の出来事』(1934)
- 『モダン・タイムス』(1936)
- 『赤ちゃん教育』(1938)
- 『フィラデルフィア物語』(1940)
- 『紳士は金髪がお好き』(1953)
- 『七年目の浮気』(1955)
- 『お熱いのがお好き』(1959)
- 『アパートの鍵貸します』(1960)
- 『ピンクの豹』(1963)
- 『プロデューサーズ』(1967)
- 『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975)
- 『アニー・ホール』(1977)
- 『アニマル・ハウス』(1978)
- 『ブルース・ブラザース』(1980)
- 『ゴーストバスターズ』(1984)
- 『グーニーズ』(1985)
- 『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)
- 『フェリスはある朝突然に』(1986)
- 『星の王子ニューヨークへ行く』(1988)
- 『ビートルジュース』(1988)
- 『ホーム・アローン』(1990)
- 『天使にラブ・ソングを…』(1992)
- 『マスク』(1994)
- 『クルーレス』(1995)
- 『メリーに首ったけ』(1998)
- 『ミート・ザ・ペアレンツ』(2000)
- 『ズーランダー』(2001)
- 『スクール・オブ・ロック』(2003)
- 『ミーン・ガールズ』(2004)
- 『40歳の童貞男』(2005)
- 『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)
- 『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(2007)
- 『ハングオーバー! 消えた花ムコと史上最悪の二日酔い』(2009)
- 『ブライズメイズ 史上最悪のウェディングプラン』(2011)
- 『テッド』(2012)
- 『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)
- 『ナイスガイズ!』(2016)
- 『ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー』(2019)
- 『フリー・ガイ』(2021)
- 『魔法にかけられて2』(2022)
- 『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)
- 『バービー』(2023)
- 『Mr. ノボカイン』(2025)
- 『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』(2026)
ロマンティック・コメディ映画
- 『ローマの休日』(1953)
- 『麗しのサブリナ』(1954)
- 『ティファニーで朝食を』(1961)
- 『アニー・ホール』(1977)
- 『恋人たちの予感』(1989)
- 『プリティ・ウーマン』(1990)
- 『めぐり逢えたら』(1993)
- 『フォー・ウェディング』(1994)
- 『ユー・ガット・メール』(1998)
- 『ノッティングヒルの恋人』(1999)
- 『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)
- 『10日間で男を上手にフル方法』(2003)
- 『ラブ・アクチュアリー』(2003)
- 『50回目のファースト・キス』(2004)
- 『最後の恋のはじめ方』(2005)
- 『ホリデイ』(2006)
- 『魔法にかけられて』(2007)
- 『幸せになるための27のドレス』(2008)
- 『あなたは私の婿になる』(2009)
- 『ラブ・アゲイン』(2011)
- 『世界にひとつのプレイブック』(2012)
- 『クレイジー・リッチ!』(2018)
- 『好きだった君へのラブレター』(2018)
ブラックコメディ/風刺コメディ/ホラーコメディ映画
- 『博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか』(1964)
- 『M★A★S★H マッシュ』(1970)
- 『ネットワーク』(1976)
- 『未来世紀ブラジル』(1985)
- 『ヘザース/ベロニカの熱い日』(1988)
- 『ファーゴ』(1996)
- 『トゥルーマン・ショー』(1998)
- 『マルコヴィッチの穴』(1999)
- 『アメリカン・サイコ』(2000)
- 『ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)
- 『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)
- 『サンキュー・スモーキング』(2005)
- 『バーン・アフター・リーディング』(2008)
- 『イン・ザ・ループ』(2009)
- 『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)
- 『グランド・ブダペスト・ホテル』(2014)
- 『デス・オブ・スターリン』(2017)
- 『ジョジョ・ラビット』(2019)
- 『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020)
- 『ザ・メニュー』(2022)
- 『逆転のトライアングル』(2022)
- 『哀れなるものたち』(2023)
- 『コカイン・ベア』(2023)
- 『レディ・オア・ノット2』(2026)
主なコメディシリーズ
- 『アイ・ラブ・ルーシー』(1951〜1957)
- 『奥さまは魔女』(1964〜1972)
- 『空飛ぶモンティ・パイソン』(1969〜1974)
- 『サタデー・ナイト・ライブ』(1975〜)
- 『フルハウス』(1987〜1995)
- 『となりのサインフェルド』(1989〜1998)
- 『フレンズ』(1994〜2004)
- 『フレイジャー』(1993〜2004)
- 『セックス・アンド・ザ・シティ』(1998〜2004)
- 『マルコム in the Middle』(2000〜2006)
- 『Scrubs〜恋のお騒がせ病棟』(2001〜2010)
- 『ジ・オフィス』(2005〜2013)
- 『ママと恋に落ちるまで』(2005〜2014)
- 『30 ROCK/サーティー・ロック』(2006〜2013)
- 『ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則』(2007〜2019)
- 『パークス・アンド・レクリエーション』(2009〜2015)
- 『モダン・ファミリー』(2009〜2020)
- 『コミ・カレ!!』(2009〜2015)
- 『ブルックリン・ナイン-ナイン』(2013〜2021)
- 『シリコンバレー』(2014〜2019)
- 『アンブレイカブル・キミー・シュミット』(2015〜2020)
- 『マスター・オブ・ゼロ』(2015〜2021)
- 『フリーバッグ』(2016〜2019)
- 『グッド・プレイス』(2016〜2020)
- 『テッド・ラッソ:破天荒コーチがゆく』(2020〜2023)
- 『マーダーズ・イン・ビルディング』(2021〜)
- 『アボット エレメンタリー』(2021〜)
- 『シュリンキング:悩めるセラピスト』(2023〜)
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