映画『MALUM 悪しき神』(2023)を紹介&解説。
『MALUM 悪しき神』概要
映画『MALUM 悪しき神』は、邪教事件の舞台となった警察署を描く米オカルトホラー。アンソニー・ディブラシ監督が自身の『ラスト・シフト/最期の夜勤』(2014)をセルフリメイクした作品。新人警官が父の死の真相を探るため、閉鎖された署で最後の夜勤に就く。やがて超常現象と教団の影に追い詰められる。主演ジェシカ・スーラ、共演エリック・オルソン、チェイニー・モローら。
作品情報
日本版タイトル:『MALUM 悪しき神』
原題:Malum
製作年:2023年
日本公開日:2026年2月27日
ジャンル:ホラー/スリラー
製作国:アメリカ
原作:映画『ラスト・シフト/最期の夜勤』(2014)
上映時間:93分
監督:アンソニー・ディブラシ
脚本:スコット・ボイリー/アンソニー・ディブラシ
撮影:ショーン・マクダニエル
編集:アンソニー・ディブラシ
作曲:サミュエル・ラフラム
出演:ジェシカ・スラ、キャンディス・コーク、チェイニー・モロー ほか
関連企業(製作・配給など):Welcome Villain Films(米国配給)/エクストリームフィルム(日本配給)
『MALUM 悪しき神』あらすじ
1年前に父が署内で銃撃事件を起こし自殺した後、娘ジェシカは真相を追っている。新人警官となった彼女は、“マラム教団”絡みの惨劇があった閉鎖予定の旧警察署で夜勤を志願。だが外部と断たれた署内で怪異と来訪者が連鎖し、手がかり探しは次第に生存を懸けた一夜へ変わる。
主な登場人物(キャスト)
ジェシカ・ローレン(ジェシカ・スーラ):主人公の新人警察官。父の死の謎を追い、旧警察署での夜勤に挑む。
ウィル・ローレン(エリック・オルソン):ジェシカの父親で、前任の警官。突然仲間を殺害した末に自殺しており、その謎が物語の核心となる。
ジョン・マラム(チェイニー・モロー):カルト教団の教祖的存在。また物語の恐怖そのものとも関わる存在。
『MALUM 悪しき神』簡易レビュー・解説
深いテーマ性を求める作品ではなく、あくまでストレートなカルトホラー。だが、不気味なホラーエンタメとして楽しむには十分な一作だ。
常識の通じない状況、理屈の通じない相手——その二重の壁によって、観客は主人公とともにひたすら孤立へと追い込まれていく。ゴアな人体遊びと不気味な宗教性で狂気を味わわせることに全力を注いだような作りで、監督がこの題材を楽しみながらリメイクしたことが画面から伝わってくる。
悪魔的・黒魔術的な美術の数々は、宗教儀式的なビジュアルに惹かれる観客には特に刺さるだろう。
場面写真・ポスター・予告編
『MALUM 悪しき神』場面写真・ポスター
【動画】『MALUM 悪しき神』予告編
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。









