ロバート・エガースが『クリスマス・キャロル』を映画化へ―スクルージ役にウィレム・デフォーか。
ロバート・エガース監督がディケンズの古典を再構築
『ノスフェラトゥ』や『ライトハウス』などで知られる映画監督ロバート・エガースが、チャールズ・ディケンズの名作『A Christmas Carol(クリスマス・キャロル)』の映画化に着手していることが報じられた。 企画はワーナー・ブラザースが進行しており、エガースは脚本・監督・製作のすべてを担当する見込みだ。製作には『ハリー・ポッター』シリーズの脚本家として知られるクリス・コロンバスとその娘エレノア・コロンバスが立ち上げたMaiden Voyageが参加する。
本作は、エガースならではのダークでゴシックな世界観を反映した再解釈が予定されており、ディケンズの原作に新たな命を吹き込む試みとなる。現時点でストーリーの詳細は明らかになっていないが、米メディアでは「これまでにない『クリスマス・キャロル』になる」と伝えられている。
キャスト候補はエガース作品常連のデフォー
主演候補として名前が挙がっているのが、エガース作品にたびたび登場してきた俳優ウィレム・デフォーである。『ライトハウス』『ノースマン 導かれし復讐者』『ノスフェラトゥ』と続けてエガース監督とタッグを組んでおり、両者のコラボレーションはもはや常連とも言える関係だ。
今回、デフォーが演じる可能性があるのは、原作で守銭奴として描かれる主人公エベネーザ・スクルージ。厳格かつ冷酷な人物でありながら、物語を通して変化していくキャラクターでもある。米Deadlineなど複数メディアによれば、デフォーの持つ“狂気と哀愁を併せ持つ演技力”が、この役柄と強く結びついていると伝えられている。
現時点では正式なキャスティング発表には至っていないものの、エガースが自身の演出スタイルと相性の良い俳優を起用するのは過去の作品でも一貫しており、デフォー起用は極めて現実的な選択肢と見なされている。
『ノスフェラトゥ』に続く新作-多忙なスケジュールの中で進行か
ロバート・エガースは近年、精力的に新作を発表しており、2024年12月に公開された『ノスフェラトゥ』は自身最大規模のプロジェクトとなった。クラシックホラーの再解釈として注目された同作は、全世界で約1億8130万ドルを記録し、制作費を大きく上回るヒットとなっている。
その一方で、エガースは13世紀の中欧を舞台にした狼男映画『Werwulf』の企画にも着手しており、同作は2026年のクリスマス公開が予定されている。さらに、80年代のファンタジー映画『ラビリンス』の続編にも関与していると報じられており、複数のプロジェクトが並行して進行中であることが分かる。
その中で本作『クリスマス・キャロル』がどのタイミングで制作・公開されるのかは現時点では明らかになっていないが、過密なスケジュールの合間を縫って開発が進められていると見られる。ホラーやゴシック色の強い作風に定評のあるエガースが、クリスマス文学の金字塔をどう料理するのか、今後の続報が待たれる。
作品情報
タイトル:未定(『A Christmas Carol』)
監督:ロバート・エガース
原作:チャールズ・ディケンズ『A Christmas Carol』
主演候補:ウィレム・デフォー
