ビートルズ役の主演4人が、映画撮影で『アビイ・ロード』横断歩道の名場面を再現した。
サム・メンデス監督が手がけるビートルズの伝記映画4部作『The Beatles – A Four-Film Cinematic Event(原題)』の撮影が、ロンドンのアビイ・ロードで行われた。
SNSに投稿された撮影現場の映像には、ポール・メスカル、ジョセフ・クイン、バリー・コーガン、ハリス・ディキンソンが、ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』を象徴する横断歩道を歩く姿が収められている。
ビートルズ役の主演4人がアビイ・ロードに集結
撮影に参加したのは、ポール・マッカートニー役のポール・メスカル、ジョージ・ハリスン役のジョセフ・クイン、リンゴ・スター役のバリー・コーガン、ジョン・レノン役のハリス・ディキンソン。
4人は、1969年に発表されたアルバム『アビイ・ロード』のジャケットを思わせる衣装と並びで、アビイ・ロード・スタジオ前の横断歩道を歩いた。メスカルは、ジャケットに写るマッカートニーと同じく裸足で撮影に臨んでいる。
ビートルズのメンバーが一列になって横断歩道を渡る同作のジャケットは、音楽史上屈指の知名度を誇る1枚。4人を演じる俳優たちが実際の場所にそろったことで、映画版におけるビートルズのビジュアルをうかがえる撮影風景となった。
今回撮影された場面が4作品すべてに登場するのか、特定のメンバーを主人公とする作品だけに組み込まれるのかは明らかになっていない。
4人それぞれの視点からビートルズの物語を描く映画4部作
『The Beatles – A Four-Film Cinematic Event(原題)』は、ジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリスン、リンゴ・スターという4人それぞれの視点から制作される4本の長編映画。それぞれ独立した物語が交差し、一つのビートルズ史を形作る構成となる。
公式ログラインは、「一人ひとりに物語がある。でも、4人がそろえば伝説になる」。
『1917 命をかけた伝令』『007 スペクター』などのサム・メンデスが、4作品すべての監督を務める。メンデスは本企画について、4作品を連続して追う“劇場版イッキ見”のような映画体験として打ち出しており、撮影には1年以上を要する見通しが示されている。
本企画は、アップル・コアとビートルズのメンバーおよび遺族が、4人全員の生涯と楽曲に関する権利を劇映画へ正式に許諾する初のケースとなる。ソニー・ピクチャーズが世界配給を担当し、4作品はいずれも2028年4月に劇場公開される予定。ただし、4本を同時公開するのか、同月内に順次公開するのかは発表されていない。日本公開日も現時点では未定。
オノ・ヨーコやリンダ・マッカートニーらを演じるキャストも集結
ビートルズを演じる主演4人の周囲にも、実力派俳優が集結している。
シアーシャ・ローナンがリンダ・マッカートニー、アンナ・サワイがオノ・ヨーコ、エイミー・ルー・ウッドがパティ・ボイド、ミア・マッケンナ=ブルースがモーリーン・スターキーを演じる。
さらに、ジェームズ・ノートンがビートルズのマネージャーを務めたブライアン・エプスタイン、ハリー・ロイドが音楽プロデューサーのジョージ・マーティン、デヴィッド・モリッシーがポールの父ジム・マッカートニー、リアン・ベストがジョンの伯母ミミ・スミス役で出演する。
ボビー・スコフィールドはニール・アスピノール、ダニエル・ホフマン=ギルはマル・エヴァンズ、アーサー・ダーヴィルはデレク・テイラー、アダム・パリーはアレン・クラインを演じる。
そのほか、ファルハーン・アクタルがラヴィ・シャンカル、ルーシー・ボイントンがジェーン・アッシャー、モーフィッド・クラークがシンシア・レノン、ハリー・ローティーがスチュアート・サトクリフ役で参加することも正式発表されている。
伝説的なバンドの歩みを一つの映画へ凝縮するのではなく、4人の異なる視点から描き出す本企画。『アビイ・ロード』の再現場面が、それぞれの物語をどのようにつなぐのかにも注目したい。
