映画『レッド・ソニア/反逆の剣』(2025)を紹介&解説。
映画『レッド・ソニア/反逆の剣』概要
映画『レッド・ソニア/反逆の剣』は、アクション・ファンタジーを知り尽くしたM・J・バセット監督が手がける、伝説的女性戦士の再映画化作品。故郷を奪われた戦士が過酷な運命に抗いながら戦い抜く姿を描く。主演は『REVENGE リベンジ』で注目を集めたマチルダ・ルッツ、共演にロバート・シーアンら。
作品情報
日本版タイトル:『レッド・ソニア/反逆の剣』
原題:RED SONJA
製作年:2025年
日本公開日:2026年5月8日
ジャンル:アクション/ファンタジー
製作国:アメリカ
原作:ロバート・E・ハワードのキャラクター/コミック原作
上映時間:110分
監督:M・J・バセット
脚本:ターシャ・フォ
製作:アヴィ・ラーナー/ジョー・ガッタ/ヤリヴ・ラーナー/マーク・キャントン/コートニー・ソロモン/ジョーイ・ソロウェイ/ルーク・リーバーマン
撮影:ロレンツォ・セナトーレ
編集:アンドリュー・マクリッチー
作曲:ソニヤ・ベロウソヴァ/ジョナ・オスティネッリ
出演:マチルダ・ルッツ/ロバート・シーアン/ウォーリス・デイ/ルーク・パスクァリーノ/マイケル・ビスピン/マーティン・フォード/エリザ・マテング/ローナ・ミトラ/ヴェロニカ・フェレス
製作:ミレニアム・メディア/シネルー・フィルムズ/マーク・キャントン・プロダクションズ/ニュー・ボヤナ・フィルム・スタジオ/ダイナマイト・エンターテインメント
配給:サミュエル・ゴールドウィン・フィルムズ/クロックワークス(日本)
あらすじ
有史以前のハイボリア時代。故郷を失った女戦士ソニアは、森でひっそりと生き延びていた。しかし自然を侵略する勢力の陰謀に巻き込まれ、捕らえられた彼女は闘技場へ送られる。過酷な運命の中で戦いを強いられるソニアは、やがて反撃の機会を見出していく。
主な登場人物(キャスト)
ソニア(マチルダ・ルッツ):蛮族の侵攻で故郷を失い、森で生き延びてきた女戦士。捕らえられ闘技場に送られる中で、自らの運命に抗い反撃へと踏み出していく。
ドレイガン(ロバート・シーアン):勢力を拡大し自然を蹂躙する皇帝。ソニアを過酷な運命へと巻き込む存在。
簡易レビュー・解説
伝説的ヒロインの再映画化―現代的アップデートへの注目
1970年代以降にコミックで人気を確立し、1985年には映画化もされた“レッド・ソニア”が再びスクリーンに登場する。長年にわたり進化してきたキャラクター像を踏まえ、現代の観客に向けてどのように再構築されるのか、その描き方に注目が集まる。
骨太アクションと神話的世界観―王道ファンタジーの再提示
有史以前のハイボリア時代を舞台に、闘技場での死闘や怪物との戦いなど、クラシックな剣戟要素を前面に打ち出した構成が特徴。壮大な世界観とアクションを現代的な映像技術で描くことで、王道ファンタジーの魅力を改めて提示する作品となりそうだ。
“復讐”にとどまらない主人公像―サバイバーとしてのドラマ性
本作で強調されているのは、単なる復讐に突き動かされる戦士ではなく、過酷な運命を生き延びる“サバイバー”としてのソニアの姿である。力強さだけでなく、人間としての脆さや葛藤も内包した存在として描かれることで、アクションの爽快感に加え、主人公の内面に寄り添うドラマも期待される。
主演マチルダ・ルッツと監督M・J・バセットが支えるジャンル映画としての期待値
主演のマチルダ・ルッツは、『REVENGE リベンジ』で鮮烈な印象を残した俳優であり、本作でも高い身体性と存在感が求められる役柄にふさわしい起用といえる。監督を務めるM・J・バセットもアクションやファンタジー作品を手がけてきた実績があり、剣戟、怪物、闘技場といったジャンル的な醍醐味をどうまとめ上げるのかにも期待がかかる。
作品トリビア
“女性ヒーロー映画の元祖”とも言われるキャラクター
レッド・ソニアは1970年代のコミックを起点に世界的人気を獲得しており、女性アクションヒーロー像の先駆け的存在とされる。現在の女性主導アクション作品の流れの中で、その原点のひとつと位置づけられる。
約40年ぶりの本格的な再映画化
1985年に映画化されて以降、長年にわたり再映画化が企画されながら実現してこなかった作品であり、今回の新作は“待望の再始動”という位置づけになる。
“コナン・ザ・バーバリアン”と同系譜の世界観
原作はロバート・E・ハワードの『コナン』シリーズにルーツを持つキャラクターであり、同じハイボリア時代を共有する“スピンオフ的存在”として知られる。
コミックで進化し続けたキャラクター像が反映
初期は“復讐の戦士”として描かれていたが、その後のコミックではより人間的で複雑なサバイバー像へと変化。本作もその流れを汲み、現代的なキャラクター像として再構築されている。
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。
