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- 【第98回アカデミー賞(2026年)受賞結果&ノミネート一覧】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞ほか最多6部門を席巻!『罪人たち』『フランケンシュタイン』も快調
- 最多受賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- 第98回アカデミー賞 ノミネート作品&受賞結果一覧(★が受賞)
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- 2026年2月公開の映画
- 2026年3月公開の注目映画
- 2026年4月公開の注目映画
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- 2026年6月の注目映画
- 2026年7月公開の注目映画
- 2026年7月3日(金)公開の注目映画
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【第98回アカデミー賞(2026年)受賞結果&ノミネート一覧】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞ほか最多6部門を席巻!『罪人たち』『フランケンシュタイン』も快調

「第98回アカデミー賞」のノミネート作品&受賞結果一覧を掲載。
「第98回アカデミー賞」の授賞式が現地時間3月15日(日)(日本では16日(月))に開催。このページでは受賞作品&ノミネートリストを随時更新で記載する(動画で観る場合はこちら)。
注目が集まったのは『罪人たち』の最多16部門ノミネート、そして12部門13ノミネートを達成した『ワン・バトル・アフター・アナザー』だ。さらに『フランケンシュタイン』、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』、『センチメンタル・バリュー』も9ノミネート、『ハムネット』が8部門と快調であった。
そして日本を席巻し世界でも話題となった映画『国宝』は惜しくも国際長編映画賞へのノミネートを逃し、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされていた。
最多受賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
結果としては、『ワン・バトル・アフター・アナザー』が最高賞とる作品賞や、監督賞を含む6部門で最多受賞。『罪人たち』4部門と『フランケンシュタイン』3部門も快調な結果となった。
ノミネート一覧は以下のとおり。(★が受賞)
第98回アカデミー賞 ノミネート作品&受賞結果一覧(★が受賞)
作品賞
『ブゴニア』
『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』監督賞
クロエ・ジャオ(『ハムネット』)
ジョシュ・サフディ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)★ポール・トーマス・アンダーソン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ヨアキム・トリアー(『センチメンタル・バリュー』)
ライアン・クーグラー(『罪人たち』)主演男優賞
ティモシー・シャラメ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)
レオナルド・ディカプリオ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
イーサン・ホーク(『ブルームーン』)
★マイケル・B・ジョーダン(『罪人たち』)
ヴァグネル・モウラ(『シークレット・エージェント』)主演女優賞
★ジェシー・バックリー(『ハムネット』)
ローズ・バーン(『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』)
ケイト・ハドソン(『ソング・サング・ブルー』)
レナーテ・レインスヴェ(『センチメンタル・バリュー』)
エマ・ストーン(『ブゴニア』)助演男優賞
ベニチオ・デル・トロ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ジェイコブ・エロルディ(『フランケンシュタイン』)
デルロイ・リンドー(『罪人たち』)
★ショーン・ペン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ステラン・スカルスガルド(『センチメンタル・バリュー』)助演女優賞
テヤナ・テイラー(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
★エイミー・マディガン(『WEAPONS/ウェポンズ』)
ウンミ・モサク(『罪人たち』)
インガ・イブスドッテル・リッレオース(『センチメンタル・バリュー』)
エル・ファニング(『センチメンタル・バリュー』)キャスティング賞
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『罪人たち』脚本賞
『ブルームーン』
『シンプル・アクシデント/偶然』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『センチメンタル・バリュー』
★『罪人たち』脚色賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『トレイン・ドリームズ』撮影賞
『フランケンシュタイン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』編集賞
『F1/エフワン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』美術賞
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』衣装デザイン賞
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『罪人たち』メイクアップ&ヘアスタイリング賞
★『フランケンシュタイン』
『国宝』
『罪人たち』
『スマッシング・マシーン』
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』視覚効果賞
★『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
『F1/エフワン』
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
『ロスト・バス』
『罪人たち』音響賞
★『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』
『シラート』作曲賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』歌曲賞
「Dear Me」(『Diane Warren: Relentless(原題)』)
★「Golden」(『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』)
「I Lied to You」(『罪人たち』)
「Sweet Dreams of Joy」(『Viva Verdi!(原題)』)
「Train Dreams」(『トレイン・ドリームズ』)長編アニメーション映画賞
『ARCO/アルコ』
『星つなぎのエリオ』
★『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
『アメリと雨の物語』
『ズートピア2』国際長編映画賞
『シークレット・エージェント』(ブラジル)
『シンプル・アクシデント/偶然』(フランス)
★『センチメンタル・バリュー』(ノルウェー)
『シラート』(スペイン)
『ヒンド・ラジャブの声』(チュニジア)長編ドキュメンタリー映画賞
『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』
『Cutting Through Rocks(原題)』
『あかるい光の中で』
★『Mr. Nobody Against Putin(原題)/名もなき反逆者 ロシア 愛国教育の現場で(NHK放送タイトル)』
『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』短編ドキュメンタリー映画賞
★『あなたが帰ってこない部屋』
『Armed Only with a Camera: The Life and Death of Brent Renaud(英題)』
『Children No More: Were and are Gone(原題)』
『デビル・イズ・ビジー/中絶医療の最前線から』
『Perfectly a Strangeness(原題)』短編実写映画賞(タイで2作品が受賞)
『Butcher’s Stain(原題)』
『A Friend of Dorothy(原題)』
『ジェーン・オースティンの生理ドラマ』
★『歌うたい』
★『Two People Exchanging Saliva(原題)』短編アニメーション映画賞
『バタフライ』
『Forevergreen(原題)』
★『The Girl Who Cried Pearls(原題)』
『リタイア・プラン』
『3人姉妹』【動画】今観られるノミネート作品と、観る方法をチェック!
関連作品の紹介・レビュー記事
主要ノミネート作品の作品紹介やレビューは以下から確認できる。
作品賞ノミネート映画
- 『センチメンタル・バリュー』の紹介・レビュー
- 『罪人たち』の紹介・レビュー
- 『トレイン・ドリームズ』の作品紹介ページ
- 『ハムネット』の紹介・レビュー
- 『ブゴニア』の紹介・レビュー
- 『フランケンシュタイン』の紹介・レビュー
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の紹介・レビュー
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』の紹介・レビュー
アニメーション作品
- 『アメリと雨の物語』の紹介・レビュー
- 『ARCO/アルコ』の作品紹介ページ
- 『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の紹介・レビュー
- 『ズートピア2』の紹介・レビュー
- 『星つなぎのエリオ』の紹介・レビュー
ドキュメンタリー作品
- 『あかるい光の中で』の作品紹介ページ
- 『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』の作品紹介ページ
- 『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』の作品紹介ページ
- 『Mr. Nobody Against Putin(原題)』の作品紹介ページ
他部門ノミネート映画
- 『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』の紹介・レビュー
- 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の紹介・レビュー
- 『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』の作品紹介ページ
- 『WEAPONS/ウェポンズ』の紹介・レビュー
- 『国宝』の紹介・レビュー
- 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の紹介・レビュー
- 『シラート』の作品紹介ページ
- 『ブルームーン』の作品紹介ページ
- 『ロスト・バス』の作品紹介ページ
現在レビュー未掲載作品も順次更新予定
- 『シークレット・エージェント』
- 『シンプル・アクシデント/偶然』
- 『スマッシング・マシーン』
- 『ソング・サング・ブルー』
- 『ヒンド・ラジャブの声』ほか
ショーン・ペン, しあわせな選択, アカデミー賞, アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし, アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ, イーサン・ホーク, ウンミ・モサク, エマ・ストーン, エル・ファニング, クロエ・ジャオ, ジェイコブ・エロルディ, ジェシー・バックリー, ジュラシック・ワールド/復活の大地, ジョシュ・サフディ, ステラン・スカルスガルド, ズートピア2, センチメンタル・バリュー, ティモシー・シャラメ, テヤナ・テイラー, ハムネット, フランケンシュタイン, ブゴニア, ブルームーン, ベニチオ・デル・トロ, ポール・トーマス・アンダーソン, マイケル・B・ジョーダン, マーティ・シュプリーム 世界をつかめ, ヨアキム・トリアー, ライアン・クーグラー, レオナルド・ディカプリオ, ワン・バトル・アフター・アナザー, 第98回アカデミー賞(2026年), 罪人たち, F1/エフワン, KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ, 日本作品, レナーテ・レインスヴェ -
【2026年最新版】注目映画総まとめ! 公開日カレンダー|話題の大作・話題作を月別に紹介【予告編付】

2026年の今後公開予定の注目映画をピックアップし、作品ごとに見どころを紹介。(随時更新)
(※公開から1週間経った“注目映画”は“そのほかの映画”に統合)
2026年1月公開の映画
2026年1月9日(金)・10日(土)公開の映画
1月9日(金)公開の映画
『愛がきこえる』『アブルプティオ 狂気人形』『偽りの楽園』『おくびょう鳥が歌うほうへ』『大人の童話 〜この恋、青少年は禁止です!〜』『ALL YOU NEED IS KILL』『架空の犬と嘘をつく猫』『喝采』『鬼門』『GRIT -バレーボール男子日本代表 栄光への始発点-』『クレイジーハウス 地獄の復活祭』『CROSSING 心の交差点』『郷』『五十年目の俺たちの旅』『コート・スティーリング』『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』『SEBASTIAN セバスチャン』『ぼくの名前はラワン』『マッズ! -血まみれバッドトリップ-』『YADANG/ヤダン』『笑う男』『愛と哀しみのボレロ デジタル・リマスター版』『悪魔のいけにえ 4Kデジタルリマスター 公開50周年記念版』『インランド・エンパイア 4K』『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』『マダムと泥棒 4Kレストア版』
1月10日(土)公開の映画
『星野先生は今日も走る』『水の中で』『ラストノート 名もなき者たちの歌』『汚れた血 4Kレストア版』
2026年1月16日(金)・17日(土)公開の映画

『ウォーフェア 戦地最前線』より © 2025 Real Time Situation LLC. All Rights Reserved.

『28年後… 白骨の神殿』より
1月16日(金)公開の映画
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』『ウォーフェア 戦地最前線』『オベックス 電脳世界』『ザ・カース』『映画「京佳お嬢様と奥田執事 京佳お嬢様パリへ行く」』『グッドワン』『クラーケン 深海の怪物』『最後のミッション』『サリー』『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』『旅の終わりのたからもの』『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』『長安のライチ』『唐人街探偵 1900』『とれ!』『ナターシャ 盗まれたモナ・リザを取り戻せ』『28年後… 白骨の神殿』『万事快調<オール・グリーンズ>』『プシュパ 君臨』『ホーム・アローン! ジョナスとガビのトラップ大作戦』『マーダー・キャンプ』『MIRRORLIAR FILMS Season8』『モディリアーニ!』『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto 4K レストア版』
1月17日(土)公開の映画
『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』『イマジナリーライン』『マライコッタイ・ヴァーリバン』『メモリードア』
2026年1月23日(金)・24日(土)公開の映画

『MERCY/マーシー AI裁判』

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』より ©2025 UNIVERSAL STUDIOS
1月23日(金)公開の映画
『愛のごとく』『アウトローズ』『アリゲーター:暴水領域』『安楽死特区』『インコンプリート・チェアーズ』『怪獣天国』『帰ってきたガリバー』『黒の牛』『恋のドッグファイト』『コゼリスク攻城戦 モンゴル軍襲撃』『最強王図鑑 The Ultimate Tournament 特別編 テッペン決めようか!』『終点のあの子』『ただいまって言える場所』『BATTLE OF TOKYO -うつくしき嘘-』『パンダプラン』『ヒグマ!!』『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』『ブチャ 最後の証人』『PROJECT Y』『MERCY/マーシー AI裁判』『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』『More Real Than Dreams』『役者になったスパイ』『恋愛裁判』『ワールド・ブレイカー』『カリギュラ 究極版』
1月24日(土)公開の映画
『おててつないで』『オリビアと雲』
2026年1月30日(金)・31日(土)公開の映画

『HELP/復讐島』より © 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

グレン・パウエル、『ランニング・マン』より ©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
1月30日(金)公開の映画
『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第2幕』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』『鬼胎(クィテ)黒い修道女』『クイーンダム/誕生』『クスノキの番人』『在日ミャンマー人 -わたしたちの自由-』『スケッチ 〜描かれたモンスターたち〜』『スタック』『白蛇:浮生』『パルプロス:黙示録の子供たち』『HELP/復讐島』『マーズ・エクスプレス』『メラニア』『ラスト・ロデオ 〜約束のフィールド〜』『ランニング・マン』『ガーゴイル 4Kレストア版』
1月31日(土)公開の映画
『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』 変更なし: 『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』
2026年2月公開の映画
2026年2月6日(金)・7日(土)公開の映画

『トゥギャザー』© 2025 Project Foxtrot, LLC
2月6日(金)公開の映画
『カルテットという名の青春』『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』『射鵰英雄伝』『たしかにあった幻』『神社 悪魔のささやき』『ツーリストファミリー』『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』『トゥギャザー』『パンダのすごい世界』『BE:the ONE -START BEYOND DREAMS-』『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』『FREWAKA/フレワカ』『フレンド-#最狂ピエロ警報』『ほどなく、お別れです』『ホームステッド〜世界が崩れる時〜』『禍禍女』『椰子の高さ』『リバース・オブ・ヘル』『両親が決めたこと』『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』
2月7日(土)公開の映画
『ミックスモダン』
2026年2月13日(金)・14日(土)公開の映画

『ブゴニア』より © 2025 FOCUS FEATURES LLC.

『クライム 101』
2月13日(金)公開の映画
『ANIMAL』『オスロ、8月31日』『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』『クライム 101』『スペルマゲドン 精なる大冒険』『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突』『肉屋』『ブゴニア』『不貞の女』『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』『劇場版 僕の心のヤバイやつ』『道行き』『女鹿』『リプライズ』『私のすべて』『ファーゴ 4K』
2月14日(土)公開の映画
『ロッコク・キッチン』『私たちの一日/イン・アワ・デイ』
2026年2月20日(金)・21日(土)公開の映画

『センチメンタル・バリュー』より © 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS / ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA / FILM I VÄST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE

『おさるのベン』より © 2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2月20日(金)公開の映画
『おさるのベン』『枯れ木に銃弾』『CatVideoFest』『教場 Requiem』『幻愛 夢の向こうに』『災 劇場版』『センチメンタル・バリュー』『東方神起 20th Anniversary Film 『IDENTITY』』『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』『夜勤事件』『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』
2月21日(土)公開の映画
『明日を夜に捨てて』『どうしようもない10人』『ポーラX 4K レストア版』
2026年2月27日(金)・28日(土)公開の映画

『嵐が丘』より ©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ゴーマン シャノン 眞陽、ブレンダン・フレイザー、 『レンタル・ファミリー』より ©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
2月27日(金)公開の映画
『嵐が丘』『#拡散』『結局珈琲』『木挽き町のあだ討ち』『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』『正義廻廊』『超時空英雄伝エイリアノイド PART2:終局決戦』『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』『TRAVERSE2 -Next Level-』『MALUM 悪しき神』『夜鶯 -ある洋館での殺人事件-』『レンタル・ファミリー』『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』
2月28日(土)公開の映画
『金子文子 何が私をこうさせたか』『この場所』『湯徳章-私は誰なのか-』
2026年3月公開の注目映画
2026年3月6日(金)・7日(土)公開の注目映画

『ウィキッド 永遠の約束』より © Universal Studios. All Rights Reserved.

『ブルームーン』より © 2025 FUNNY VALENTINE, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
3月6日(金)公開の映画
『ウィキッド 永遠の約束』『エリス&トム-ボサノヴァ名盤誕生秘話-』『オーロラの涙』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第3幕』『ザ・クロウ』『361-White and Black-』『しあわせな選択』『GEMNIBUS vol.2』『スペシャルズ』『宣誓』『ナースコール』『NEEDY GIRL OVERDOSE 劇場先行版』『花緑青が明ける日に』『ブルームーン』『モーツァルト!』『藍反射』『RIP SLYME THE MOVIE -25th ANNIVERSARY GREATEST MEMORY-』『人狼 JIN-ROH 4Kリマスター』『冬のソナタ 日本特別版』
3月7日(土)公開の映画
『ギョンアの娘』『ホールディング・リアット』
2026年3月13日(金)・14日(土)・15(日)公開の注目映画

『私がビーバーになる時』より ©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』 © 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.
3月13日(金)公開のそのほかの映画
『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』『96分』『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』『ジョン・クランコ バレエの革命児』『パリに咲くエトワール』『映画ひみつのアイプリ まんかいバズリウムライブ!』『放送禁止 ぼくの3人の妻』『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』『私がビーバーになる時』
3月14日(土)公開のそのほかの映画
『WITH』『蒸発』『父と家族とわたしのこと』『長浜』『ハローマイフレンド』『ひなぎく 4Kレストア版』
3月15日(日)公開のそのほかの映画
『今は昔、栄養映画館の旅』
2026年3月20日(金)・21日(土)公開の注目映画
『決断するとき』 – 3月20日(金)公開

『決断するとき』 © 2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.
『オッペンハイマー』のキリアン・マーフィーが主演・製作を兼ねた、アイルランドを舞台にした重厚なヒューマンドラマ。
1985年、家族と慎ましく暮らす男が、地元の修道院で目撃した現実をきっかけに“見過ごす”か“手を差し伸べる”かの選択を迫られていく。クレア・キーガンの原作小説を基に、監督ティム・ミーランツ、脚本エンダ・ウォルシュで映画化した。
『プロジェクト・ヘイル・メアリー』 – 3月20日(金)公開

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
地球規模の危機に対し、解決策を託されたのは“中学校の科学教師”ただひとり――。主人公が広大な宇宙でミッションに挑む中、彼は“同じ目的”を持つ未知の生命体と出会い、共に故郷を救うため命を賭ける。
アンディ・ウィアーのベストセラー小説を実写化した、ライアン・ゴズリング主演の感動SF超大作。
3月20日(金)公開のそのほかの映画
『アメリと雨の物語』『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』『おしり前マン〜復活のおしり前帝国』『カミング・ホーム』『君が最後に遺した歌』『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』『全知的な読者の視点から』『東京逃避行』『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー』『チェッカーズ 1988 SCREW TOUR at 東京ドーム【4Kリマスター】』『マクロスプラス -MOVIE EDITION- 4K REMASTER ver.』
3月21日(土)公開のそのほかの映画
『自然は君に何を語るのか』『365DAYs + 2彷徨う大人たち』『粒子のダンス』
2026年3月27日(金)・28日(土)公開の注目映画
3月27日(金)公開のそのほかの映画
『生きているんだ友達なんだ』『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』『鬼の花嫁』『映画 きかんしゃトーマス いっしょに歌おう!ドレミファ♪ソドー島』『90メートル』『キング・オブ・キングス』『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』『そして彼女たちは』『ハウス・オブ・ザ・デビル』『フェザーズ その家に巣食うもの』『森に聴く Listen to the Forest』『私たちの話し方』『トニー滝谷 4Kリマスター版』
3月28日(土)公開のそのほかの映画
『鍵から抜け出した女』『チェイン・リアクションズ』『津田寛治に撮休はない』『ドゥリム パレス』『HOLD UP MORNING』『MAMMON』『山人(やまんど)…縄文の響きが木霊する』『ライフテープ』
2026年4月公開の注目映画
2026年4月1日(水)・3日(金)・4日(土)公開の注目映画
『ザ・ブライド!』 – 4月3日(金)公開

『ザ・ブライド!』より © 2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
1930年代シカゴ。孤独な“不死身の怪物”は、自分の伴侶を求めて高名な研究者ユーフォロニウス博士に依頼し、墓から掘り起こされた女性の遺体は花嫁《ブライド》としてよみがえる。だが、ある事件をきっかけに追われる身となったふたりは逃避行へ――その旅はやがて社会全体を揺るがす“革命”の始まりへと転がっていく。監督はマギー・ギレンホール、出演はジェシー・バックリー、クリスチャン・ベールら。
『落下音』 – 4月3日(金)公開

『落下音』より © Fabian Gamper – Studio Zentral
百年にわたる四つの時代を生きる少女たちの〈不安〉を描く、静かで不穏な映像叙事詩。北ドイツの同じ農場を舞台に、説明のつかない出来事が時代を超えて響き合っていく。
世界がまだ名前を与えていない感情を、映像と音で観る者の深層へと忍び込ませる、カンヌ国際映画祭〈審査員賞〉受賞作。
4月1日(水)公開のそのほかの映画
『劇場版スポンジ・ボブ 呪われた海賊と大冒険だワワワワワ!』『流星 デジタルリマスター版』
4月3日(金)公開のそのほかの映画
『黄金泥棒』『OCHI! -オチ-』『俺たちのアナコンダ』『黴の花』『カルテットという名の青春』『殺手#4(キラー・ナンバー4)』『501号室の男 -ある作家の記録-』『済州島四・三事件 ハラン』『ザッケン!』『PILOT -人生のリフライト-』『ヒット・エンド・ファン!臨時決闘』『炎かがよへ』『Riceboy ライスボーイ』『ロングホットサマーバケーション』『パリから来た殺し屋 4K』
4月4日(土)公開のそのほかの映画
『三角屋の交差点で』『XiXi、私を踊る』『マダム・ソワ・セヴェンヌ』『エス インターナショナル版』
2026年4月10日(金)・11日(土)公開の注目映画
『ハムネット』 – 4月10日(金)公開

『ハムネット』より ©2025 FOCUS FEATURES LLC
シェイクスピア夫妻が息子ハムネットを失った喪失と、その悲しみが創作へと転化していく過程を描く、クロエ・ジャオ監督のドラマ。
ジェシー・バックリー、ポール・メスカルらが出演し、原作はマギー・オファーレルの同名小説。フォーカス・フィーチャーズ/ユニバーサル配給で、愛と喪失の物語として“ハムレット”誕生の背景に迫る。
4月10日(金)公開のそのほかの映画
『ヴィットリア 抱きしめて』『炎上』『火葬人』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第4幕』『サトウキビは知っている』『脛擦りの森』『1975年のケルン・コンサート』『第五の騎士は恐怖』『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』『ダーティ・エンジェルズ』『一口のパン』『ペリカン・ブルー 〜自由への切符〜』『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』『万博追跡 2K レストア版』
4月11日(土)公開のそのほかの映画
『遠来 〜トモベのコトバ〜』『五月の雨』『トゥ・ランド』『僕を呼ぶ声 / TOKYO STRANGE TALE』『焼け石と雨粒』
2026年4月17日(金)・18日(土)公開の注目映画
4月17日(金)公開のそのほかの映画
『クベーラ』『今日からぼくが村の映画館』『これって生きてる?』『ソング・サング・ブルー』『DOPPEL』『長篠』『残されたヘッドライン』『人はなぜラブレターを書くのか』『FEVER ビーバー!』『ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS』『悪夢の系譜【4Kデジタル修復版】』
4月18日(土)公開のそのほかの映画
『海辺の恋』『オー・パン・クペ』『河童の家』
2026年4月24日(金)〜29日(水・祝)公開の注目映画
『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』 – 4月24日(金)公開

『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』より © Nintendo・Illumination/Universal Pictures
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)の世界観を引き継ぐ新作アニメーション映画で、2026年4月24日(金)に全国ロードショー。日本公式サイトでは、前作が全世界で13億ドル超の興行収入を記録したことにも触れつつ、続編としてのスケールアップを予告している。
4月24日(金)公開のそのほかの映画
『ARCO/アルコ』『オールド・オーク』『悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE』『最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編』『沢田美由紀のガマランドにお邪魔します』『白い車に乗った女』『ツイッギー』『月の犬』『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』『Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』『ビリー・アイドル パンク・ロッカーの反逆と代償』『LOST LAND/ロストランド』『サムライ 4Kレストア』
4月25日(土)公開のそのほかの映画
『超低予算ムービー大作戦』『めぐる面影、今、祖父に会う』
4月29日(水・祝)公開のそのほかの映画
『アギト-超能力戦争-』『SAKAMOTO DAYS』
2026年5月公開の注目映画
2026年5月1日(金)・2日(土)公開の注目映画
『プラダを着た悪魔2』 – 5月1日(金)公開

『プラダを着た悪魔2』ポスター ©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
ファッション業界の“最前線”を舞台に、働く女性たちの葛藤と成長を描いた大ヒット作『プラダを着た悪魔』の続編が、2026年5月1日(金)に日米同時公開。
監督デヴィッド・フランケル、脚本アライン・ブロッシュ・マッケンナが続投し、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチら主要キャストが名を連ねる。
5月1日(金)公開のそのほかの映画
『サンキュー、チャック』『幸せの、忘れもの。』『誓い 建築家B・V・ドーシ』『ドランクヌードル』『ユートピアの力』『ラプソディ・ラプソディ』『プッシャー【4Kデジタル修復版】』『プッシャー2【4Kデジタル修復版】』『プッシャー3【4Kデジタル修復版】』
5月2日(土)公開のそのほかの映画
『イリュミナシオン』『コスモ・コルプス』『サンタクロースたちの休暇』『猫を放つ』
2026年5月8日(金)公開の注目映画
『シンプル・アクシデント/偶然』 – 5月8日(金)公開
イランのジャファル・パナヒ監督が、自身の投獄体験にも通じる視点から“復讐”と“倫理”の揺らぎを描くスリラー。かつて政治犯として収監された人々が、過去に自分たちを苦しめた拷問者かもしれない男を前にし、「裁くべきか/赦すべきか」という決断を迫られていく。
第78回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞した。
『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』 – 2026年5月8日(金)公開
人気クライム・エンターテインメント『グランド・イリュージョン』シリーズ第3作。
イリュージョンで巨悪の資金を奪い“世間に還元する”スーパー集団フォー・ホースメンが、史上最高価値とされる“ハートのダイヤモンド”を狙い、世界規模の強奪劇に挑むという。
ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、アイラ・フィッシャーらが再集結し、ロザムンド・パイクが“ダイヤの女王”として立ちはだかる。監督はルーベン・フライシャー。
2026年5月15日(金)公開の注目映画
『スマッシング・マシーン』 – 5月15日(金)公開
総合格闘技の黎明期、1997~2000年の時代を駆け抜けた伝説的ファイター、マーク・ケアーの軌跡を、ドウェイン・ジョンソン主演で実写化した実話ベースのドラマ。PRIDE創成期の熱狂も背景に据えながら、勝利の裏側にある代償を掘り下げていく。
監督・脚本は『アンカット・ダイヤモンド』のベニー・サフディで、ジョンソンが“霊長類ヒト科最強”とまで呼ばれた男の栄光と転落を体現し、エミリー・ブラントがパートナー役で共演する。
2026年5月22日(金)公開の注目映画
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』 – 5月22日(金)公開
“帝国崩壊後”の銀河を舞台に、孤高の賞金稼ぎマンダロリアンと、強大なフォースの力を秘めたグローグーが育んだ絆と旅路を描く最新劇場作で、グローグーを狙う旧帝国軍の残党がふたりを追う。
監督はジョン・ファヴロー、製作総指揮にデイヴ・フィローニが名を連ねる。
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の予告を見る
『マテリアリスト 結婚の条件』 – 2026年5月29日(金)公開

『マテリアリスト 結婚の条件』より Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved
『パスト ライブス/再会』のセリーヌ・ソンが監督・脚本を務める新作。
舞台はニューヨーク。結婚相談所で働く“マッチメーカー”のルーシーが、恋愛を感情だけでなく“資産価値”でも冷静に測る人物として描かれ、現代の婚活市場と三角関係が物語の軸になる。
主演はダコタ・ジョンソンで、クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカルが共演。
2026年6月の注目映画
2026年6月12日(金)公開の注目映画
『Michael/マイケル』 – 6月12日(金)公開

『Michael/マイケル』より ®︎、M&© 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの生涯を描く伝記映画。
主演のマイケル役は甥のジャファー・ジャクソンで、監督はアントワーン・フークア、脚本はジョン・ローガン、製作には『ボヘミアン・ラプソディ』のグレアム・キングが参加する。
2026年6月26日(金)公開の注目映画
『スーパーガール』 – 2026年6月26日(金)公開

『スーパーガール』 © & TM DC © 2025 WBEI
DCコミックスの人気キャラクター、スーパーガール/カーラ・ゾー=エルを主人公に据えた新たな実写スーパーヒーロー映画。2025年に公開された『スーパーマン』の成功を受け、ジェームズ・ガン率いるDCスタジオが新生DCユニバースの一翼として製作を進めている。監督は『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』などを手がけたクレイグ・ギレスピー、主演にはドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』などで注目を集めるミリー・オールコックが起用された。
物語はスーパーマンの従妹であるカーラが、自身の力と向き合いながらヒーローとして成長していく姿を描くとされる。
ジェイソン・モモアの出演も決定しており、これまでのDC作品に新たな風を吹き込む試みとして期待が高い。
2026年7月公開の注目映画
2026年7月3日(金)公開の注目映画
『トイ・ストーリー5』 – 2026年7月3日(金)公開
ピクサー・アニメーション・スタジオ制作による人気アニメシリーズの最新作。前作『トイ・ストーリー4』から数年後を舞台に、ウッディやバズ・ライトイヤーをはじめとするお馴染みの仲間たちが、新たな試練と出会いに挑む姿が描かれる。
シリーズ創始者の一人アンドリュー・スタントンが監督・脚本を務め、トム・ハンクス(ウッディ役)やティム・アレン(バズ役)など多くのレギュラーキャストが続投予定。
また、新キャラクターとして“リリーパッド”というカエル型のタブレットが登場し、デジタル機器と旧来の“おもちゃ”世界の対立という現代的テーマを暗示させる内容が示されている。物語の中心にはジェシーが再び立ち、仲間と共に子どもの注意を引き戻すために奮闘するという、シリーズ特有のユーモアと感動が期待される。北米公開は2026年6月19日が予定されている。
2026年7月17日(金)公開の注目映画
『キングダム 魂の決戦』 – 2026年7月17日(金)公開
実写映画『キングダム』前作『大将軍の帰還』の続きが描かれる。原作者・原泰久の言葉として「過去4作を超える迫力と興奮と感動」を目指す方針が示されている。
2026年7月31日(金)公開の注目映画
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』 – 2026年7月31日(金)公開
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストを受け、トム・ホランド演じるピーター・パーカーが“新章”へ踏み出す第4作。
監督は『シャン・チー』のデスティン・ダニエル・クレットンで、ハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロやパニッシャー役のジョン・バーンサル、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のセイディー・シンクらとの共演にも注目が集まっている。
『モアナと伝説の海』(実写版) – 2026年7月31日(金)公開

実写版『モアナと伝説の海』© 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ウォルト・ディズニー・スタジオが同名の2016年の大ヒットアニメーションを実写化するミュージカル・アドベンチャー。原作の物語を踏襲しつつ、生身の俳優による表現と実際の海・自然ロケを活かした映像美が特徴だ。
監督はトーマス・カイル、脚本はジャレド・ブッシュとダナ・ルドゥ・ミラーが務める。主人公モアナ役には新人のキャサリン・ラガアイアが抜擢され、海との深い絆と使命感に導かれて未知の大海原へ旅立つ姿を演じる。アニメ版で人気を博した“半神”マウイ役にはドウェイン・ジョンソンが続投し、原作楽曲「How Far I’ll Go」も実写版で歌われる見込みだ。音楽にはオリジナル版で手がけたマーク・マンシーナとリン=マニュエル・ミランダが再び参加する。北米では2026年7月10日公開予定。
2026年8月公開の注目映画
『時には懺悔を』 – 2026年8月28日(金)公開
中島哲也が監督・脚本を手がけ、打海文三の同名小説を原作とする実写映画。
物語は、探偵の佐竹と助手の聡子が殺人事件を追う中で、9年前の誘拐事件で連れ去られた重い障がいを抱える子ども「新」の存在にたどり着くところから展開し、傷を抱えた大人たちの再生を描くという。
主演は西島秀俊で、満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司らが名を連ねる。
2026年12月公開の注目映画
2026年12月18日(金)公開の注目映画
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 – 12月18日(金)公開

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 © 2025 MARVEL.
ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソが監督を務める、マーベル・スタジオの『アベンジャーズ』最新作。
ロバート・ダウニー・Jr.が“新たな役柄”として、マーベル屈指のヴィランドクター・ドゥーム(ヴィクター・フォン・ドゥーム)を演じるほか、主要キャストとしてクリス・ヘムズワース、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタンらに加え、X-MEN系キャストの名前も挙がっており、シリーズ横断の“集結”がいよいよ本格化しそうだ。
2026年内公開の注目映画
『オデュッセイア』 – 2026年内公開

『オデュッセイア』
クリストファー・ノーランがホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を映画化する超大作で、2026年7月17日の全米公開。“IMAXフィルムカメラで撮影”されたことを掲げている。
主演はマット・デイモンで、帰還の旅に翻弄される英雄オデュッセウスを演じる。共演にはトム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤらが名を連ね、トロイ戦争後の長い旅路や怪物たちとの遭遇といった“神話的”エピソードが示唆されている。
2026年の映画シーンに注目
2026年は、『アベンジャーズ』や『トイ・ストーリー』の最新作、さらに国際映画祭で評価された作品、激しいアクションやホラーまで、ジャンルも規模も幅広いラインナップが揃っている。見逃せないタイトルが目白押しだ。
気になる作品はぜひ劇場でチェックし、2026年の映画体験を存分に楽しんでほしい。
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【『ぼくらの居場所』監督単独インタビュー】ドキュメンタリーからフィクションへ-リアルな街並みと子役に向き合った制作過程を語り尽くす

『ぼくらの居場所』シャシャ・ナカイ&リッチ・ウィリアムソン両監督にインタビュー。
11月7日(金)より、映画『ぼくらの居場所』が日本公開となる。culaでは本作の監督コンビであるシャシャ・ナカイ監督とリッチ・ウィリアムソン監督に単独オンラインインタビューを実施。ドキュメンタリー出身の両名がフィクション作品である本作にどのように向き合ったのか、濃厚な話を聞くことができた。(取材・文:cula編集長 ヨダセア)
『ぼくらの居場所』あらすじ
多様な文化を持つ人々が多く暮らす、カナダ・トロント東部に位置するスカボロー。そこに暮らす3人の子供たち。精神疾患を抱えた父親の暴力から逃げるようにスカボローにやって来たフィリピン人のビン。家族4人でシェルターに暮らす先住民の血を引くシルヴィー。そしてネグレクトされ両親に翻弄され続けるローラ。
そんな彼らが安心して過ごせる場所は、ソーシャルワーカーのヒナが責任者を務める教育センターだった。厳しい環境下で生きながらも、ささやかなきずなを育んでいく3人だったのだが…。
【動画】『ぼくらの居場所』予告編
シャシャ・ナカイ&リッチ・ウィリアムソン 監督インタビュー
おふたりはこれまで主にドキュメンタリー映画に携わってこられましたが、フィクションのヒューマンドラマに取り組むことは、どのような感覚でしたか?また、これまでの作品とはどのように違って感じられましたか?
シャシャ・ナカイ監督(以下、ナカイ):この映画の制作を最初に依頼されたとき、私たちは少し不安でした。というのも、フィクション作品の資金調達の仕方がわからず、フィクションの世界での人脈も経験もあまりなかったからです。しかし、書籍の著者であるキャサリン・エルナンデスは、“自身の住む街、自身の故郷である場所を題材にしているため、ドキュメンタリー作家と一緒に仕事をしたい”と強く望んでいました。彼女は周囲の環境に敏感な人たちと働きたかったのです。だから最初は挑戦でしたが、それは大きな学びの連続でした。
ナカイ:もちろん、これは私たちにとって初めての長編かつ初のフィクション作品です。最初はフィクション映画作家のように振る舞おうとしてみましたが、時間が経つにつれて、柔軟で俊敏、そして適応力のあるドキュメンタリー制作の方法をベースにしたハイブリッドなアプローチが必要だと気づいたんです。制作方法は、俳優一人ひとりや撮影場所によって変わっていきます。
リッチ・ウィリアムソン監督(以下、ウィリアムソン):これもひとつの挑戦でした。ドキュメンタリーはある意味、とても即興的で、起きている出来事を追いかける形ですが、フィクション映画、つまり脚本に基づく映画は非常にシステマティックに計画され、すべてが台本通りに進みます。そのため、ドキュメンタリーの美学をそこにうまくはめ込み、ドキュメンタリーらしいエネルギーを引き出すためにある程度自由さを持たせるのは確かに難しいのです。しかし、それは時間をかけて取り組んだことで、撮影が進むうちにキャストをリラックスさせて自然な演技にする方法を見つけることができました。
ナカイ:特に子どもたちの場合、真にコントロールすることはできません。彼らのやりたいことにただ従うしかないのです。だから私たちは、まるでドキュメンタリーの撮影チームのように動く方法を学ばなければなりませんでした。

『ぼくらの居場所』 © 2021 2647287 Ontario Inc. for Compy Films Inc.
タイトル(原題)「Scarborough」のとおり、本作では街そのものが映画の中で象徴的な存在のように感じさせます。カナダにあまり詳しくないかもしれない日本の映画ファンの皆さんのために、スカボローがどんな場所で、どんなイメージや評判を持っているのか教えていただけますか?
ナカイ:スカボローは地図上はトロント地域の一部ですが、ダウンタウンからは公共交通機関で約2時間、車の場合は約1時間かかり、かなり距離があります。この地域の住民は人種的に多様で、新しくカナダに移住した人々や低所得者層、さらに多くの先住民族も暮らしています。トロントの中でも非常に多様性に富んだ地域ですが、交通アクセスが難しいことが、住民にとってはひとつの障壁となっています。
この映画をスカボローの地元住民向けに上映したそうですね。ご覧になったコミュニティの方々からどのような感想がありましたか。
ウィリアムソン:スカボローで作品を観たとき、私が一番楽しかったのは、後ろの列から、自分に馴染みのある場所を指差して楽しんでいる観客の様子を見られたことです。人々がスクリーンの中に自分たちを見つけるのは本当に素敵なことですね。そして、スカボローで実際に撮影を行ったことや、その正確な描写について多くの好評をいただきました。似たような場所が多い近くの別の地域で撮影したほうが楽だったかもしれませんが、私たちは本物の場所で撮影することに強くこだわりました。その正確さを人々は評価してくれたのだと思います。
ナカイ:ええ、とても面白かったですね。私たちが映画を観ていた時、最前列に座っていた男性が画面の何かを見つけるたびに「あ、普段乗ってるバスだ!」「あ、あのレストランだ」と言ってすごく興奮していたんです。ここが映画に出るのは初めてで、地元の人たちにとっては大きなことだったんですよね。
ナカイ:それから、ジョニー役のフェリックスの隣に座って映画を観たこともとても楽しかったです。実は彼のために、一部の暴力シーンをカットした子ども向けバージョンも作ったんです。でも彼の両親が「大丈夫、彼に劇場で(通常版を)観させていいよ」と言ってくれたので、私たちは「じゃあそうしよう」と。映画を観ている間、彼はずっとおしゃべりしていて、リッチに「あれは僕だよ」なんて話していて、その様子が本当に可愛かった。
ウィリアムソン:特に、多くの人は俳優ではないので、自分自身がスクリーンに映るのを見るのは初めての経験です。そうした場面に関わったり、映画出演の実現を手助けできたこと、すごく嬉しく思います。
街のリアルな雰囲気や実際の姿を撮影する際、特に困難だったことや、こだわった点はありましたか。
ナカイ:この映画を作る際に、私たちは原作とその物語に敬意を表したいと強く思っていました。物語に登場する多くの場所は実際の場所から着想を得ているため、著者のキャサリンとともに現地で多くの時間を過ごし、彼女がインスピレーションを受けた場所をしっかり理解することに努めました。しかし、書籍のモデルとなった正確な場所を実際に撮影することは難しく、例えばモデルとなった学校での撮影は実現できず、それに関するほとんどのシーンは周辺地域で撮影したのですが、本作の撮影をとても誇りに思っています。
ナカイ:とはいえ、映画作品という性質上、地理的な配置は必ずしも現実通りではありません。観客からは「この店はあそこから1時間も離れているのでは?」といった面白い感想もいただきます。撮影許可を得られた場所を組み合わせて撮影したためで、限られた予算の中での小さなプロジェクトだったため、資金や資源が限られており、許可をもらえた場所で撮影を進めるしかありませんでした。
教育センターの現状や活動を描くにあたり、どのような調査をされ、教育センターのどの部分を映画で特に伝えたいと考えましたか。
ナカイ:この件についてはかなりリサーチを行いました。物語のモデルとなった実際のドロップインセンターにも足を運びました。というのも、著者のキャサリン・エルナンデスはかつて家庭内保育をしており、子どもたちをドロップインプログラムに連れて行っていたからです。そこで私たちも実際のセンターを訪れ、どんなおもちゃがあるのかといった部屋の様子や、利用者の特徴をじっくり観察しました。これはオンタリオ州に実在するプログラムで、とても大きな影響を受けました。
ナカイ:また、自閉症の子どもに関しては特に時間をかけて丁寧に取り組みました。正確に描きたかったので、自閉症の子どもとその家族をサポートする団体と協力し、撮影現場にも来てもらい、遊びのアイデアを考えてもらったり、「ここはリアルに見えないので、こうしてみましょう」といったアドバイスを受けました。そのため、その部分にもかなりの時間を費やしたと思います。

『ぼくらの居場所』シャシャ・ナカイ&リッチ・ウィリアムソン監督 © 2021 2647287 Ontario Inc. for Compy Films Inc.
この映画に登場する大人も子どもも、それぞれ異なる個性や問題を抱えながら、自分なりの幸福や人生の道を追い求めています。さまざまな親子関係や子ども同士の関係性が描いた映画ですが、これらの関係を表現する際、どのようなアプローチや理念を持って取り組まれましたか。
ナカイ:私たちは原作に非常に忠実であろうと努めましたが、子どもたちに関しては、自分らしさを持ち寄って自由に表現することも許しました。また、親御さんたちも、俳優たちも皆それぞれの個人的な経験や物語を持ち寄りました。彼らは「本の中で起きたこの出来事にとても共感しているので、自分なりに加えたい」と言い、それに基づいて私たちは一緒にキャラクターを練り上げ、より深みを持たせ、その人に合うようにしていったんです。
ウィリアムソン:キャサリンのすばらしいところは、作家として非常に柔軟性がある点です。彼女は演劇のバックグラウンドを持っていて、さまざまなアーティストと協力し、それぞれの解釈に触れることに慣れています。彼女がキャラクターにとらわれすぎずに自由に表現させてくれるので、とても楽しい経験になりました。
ウィリアムソン:「このキャラクターはこうあるべきだ」という決まりがあっても、もし俳優にとってリアルに感じられなければ話し合いを重ね、本物に感じられる方法を一緒に模索しました。なぜなら、画面の上で本当に伝わるのは、人々が自分のセリフや行動を心から信じているときだと思うからです。それが本物として映るのです。
ナカイ:そうですね、なので一部の登場人物は本の描写とは少し異なっています。しかし、それも映画制作の過程の一部なんです。準備期間や俳優との撮影中、さらに編集作業の間に脚本が書き直されるので。作品の中には本に非常に近い部分もあれば、少し違う部分もあります。
社会的に求められる教育と、各家庭の教育方針を尊重することのバランスを取ることは、教育機関にとって非常に難しい課題だと思います。同様に、子どもたち一人ひとりの特性に合った教育を提供しつつ、できる限り平等な教育水準を保証することも、親にとって大きな挑戦でしょう。この映画は、そうした現実に真正面から向き合っていると感じました。このテーマについてはどうお考えですか?
ナカイ:それぞれの状況やコミュニティ、個々の人、それぞれに合わせてニーズを調整しなければなりませんでした。
ナカイ:最初に気づいたのは、すべての子どもを同じように扱うことはできないということです。中には他よりも多くの障壁を抱えている子もいれば、何かに少し苦労している子、または親のサポートがより充実している子もいます。だからこそ、この映画を作っている過程で私たちが学んだのは、教育者や介護者、ケアワーカーとしてそれぞれの子供や人と関わる際には、全体的に状況を捉えることが非常に重要だということでした。私たち自身も時には(劇中の)ヒナのような気分になることもありましたよ(笑)
この映画には、さまざまなバックグラウンドを持つ子役たちが出演しましたね。ドキュメンタリー映画を主に手がけてきたおふたりにとって、子役の演技を指導し共に作業する経験はいかがでしたか。このプロセスで特に難しかったことや楽しかったことを教えてください。
ウィリアムソン:映画を作るときの課題はやはり、制約があり、時間に常に追われているということだと思います。しかし子どもというものは、とても自由で明るく、楽しく遊ぶのが好きなんです。だから彼らとうまく向き合い、それぞれの楽しさのエネルギーを見つけてベストパフォーマンスを引き出そうとするのは難しいと同時に楽しかったです。
ナカイ:非常にシリアスなテーマを描く作品なので、キャスティングも大きな挑戦でした。キャスティングの過程で親役も丁寧に選ぶ必要がありました。なぜなら、そのシーンについて親役が子役俳優たちにどう接するか、オープンな姿勢でしっかりコミュニケーションをとれるか、演技の時間と現実の世界の違いをどう伝えるか、それを見極めたかったからです。
ナカイ:特にローラ役のアンナの場合ですね。この役はキャスティング自体がとても難しかったんです。親役の方々も一緒に仕事がしやすい人でなければなりません。フィリピン人の親御さんたちは、このキャラクターがクィアであることを受け入れてくれなければならなかったのです。フィリピン文化はカトリックの影響が強く、(ジェンダーマイノリティに対して)あまり進歩的とは言えません。なので、彼がこの映画で男の子に恋をしていることに対して問題ないかどうか確認するのも苦労しました。いろいろな困難がありましたが、子どもたちと仕事をするのは本当に楽しい経験でした。

『ぼくらの居場所』より © 2021 2647287 Ontario Inc. for Compy Films Inc.
ナカイ:それから、撮影現場にたくさんのキャンディを置きすぎないようにすることも学びました。すぐになくなってしまうので(笑)。ある日、なぜ子どもたちがあんなに疲れて見えるのか不思議に思いました。彼らは一つのシーンを撮ると、もうこの日は終わりって感じだったんです。その時、キャンディバーが空っぽになっているのに気付いたんです。だから、無制限にキャンディを置くのはだめだとわかりました。みんな全部食べてしまうんです。そういった細かいことを学びながら、常に工夫し調整していきました。
映画には3組の親子が登場しますが、現場での雰囲気や親役と子役俳優の撮影外での関係はいかがでしたか。特に印象に残っている出来事やエピソードはありますか。
ナカイ:私たちはこの作品を1年以上かけて撮影しました。夕方や週末を使って少しずつ撮影を始めて、終わりの頃には、大人の俳優たちが子役俳優たちにセットでの振る舞いや準備の仕方、セリフの覚え方を教えるなど指導し、子役俳優たちはそれを見て学んでいました。長い時間をかけて一緒にこのプロジェクトを作り上げたので、最終的にはみんながまるで家族のようになっていました。
ナカイ:そして、とても感動的だったのは、撮影の最後の方に行ったステージのシーンの撮影でした。パンデミック(コロナ禍)の影響で半年間撮影を中断していたので、みんなが揃って再会できたことが本当に心温まる思いでした。
ウィリアムソン:短い時間でどれだけ成長したかを実感しました。本当に信じられないほど成長していました。
ナカイ:映画の始まりと終わりで彼らの見た目を比べてみると、きっと分かると思います。ただ、彼らの背がどれほど伸びたかは見せたくなかったので、わからないように工夫しました。
ウィリアムソン:撮影は時系列順に行いましたが、これはとても賢明だったと思います。理論上それが唯一可能な方法でしたし、子役俳優たちは映画の進行とともに年齢を重ねていくからでもあります。
子どもの成長は早いですから、1年以上も撮影していれば、俳優としての技術面でも、また物理的な身体面でも大きな成長があったでしょうね。
ウィリアムソン:まさにそうなんです。彼らはあまりに大きくなってしまっていたので、序盤のシーンの撮影に戻るといったことはできませんでした。しかし、あなたの言う通り、撮影を進める中で彼らが実際に年を取っていく様子を見るのはとても楽しい経験でした。そしてその結果として、彼らの親同士の絆もさらに強くなりました。彼らの人生におけるそれらの瞬間を目の当たりにし、それを映像で捉えることができたのは、非常に面白い経験でした。

『ぼくらの居場所』より © 2021 2647287 Ontario Inc. for Compy Films Inc.
ビンの家族の物語に対するあなたの思い入れや、撮影中の印象的なエピソードについてお聞かせいただけますか。
ナカイ:原作での彼らに関するキャサリンの描き方が、私がこの作品に参加した大きな理由の一つでした。私の母はフィリピン人ですが、カナダ映画であのような関係性が描かれているのを見たことがなかったんです。この物語を実現する一員になりたいと本気で思いました。
ナカイ:また、細やかなさりげない描写にも心を動かされました。もちろんリッチと私がそれぞれ違った箇所で、時には予想外の箇所で共感する小さな要素が、すべてのストーリーに散りばめられています。私は特にビンの物語をスクリーンに届けることに参加したいと強く思いました。
ウィリアムソン:自分を表現するという点で、とても内気な少年だった私は、原作を読んでこのキャラクターに強く共感しました。自分を表現したい、自分が本当はどんな人間なのか見せたいという気持ちが、自分と深くつながっていると感じたのです。だから、多くの物語はとても普遍的に感じられました。内容は具体的でありながら、誰もが登場人物の境遇に共感できる普遍性を持っていました。
シルヴィーやローラの家族はいかがですか?
ナカイ:個人的にはあまり共感できる部分は多くなく、カナダでも先住民の物語をあまり見ることはできません。ですが、最近では先住民の語り手が増えてきているのを見かけるようになりました。私自身もそういった物語をあまり見たことがなく、そうした作品づくりに関わりたいと思っていました。
ナカイ:特にシルヴィーのキャラクターの、自由奔放でわんぱくで、お茶目で面白いところに強く惹かれました。さらに、弟ばかり目をかけられて自分がかすんでしまうという状況に彼女がどう立ち向かうのかも描かれていて、そこも印象的でした。
ウィリアムソン:ローラやシルヴィーにも似ていますが、私はオンタリオ州ロンドン、トロントから車で2時間かかる低所得の地域で育ちました。そのため、彼女たちがいたような、いろいろな事情で医者に診てもらおうと来ている人々で混雑したクリニックは、私にもとても身近なものでした。教育センターも同様です。私や友人たちが子どもの頃に利用していたようなプログラムがあったので、これらすべての場所や経験がとても馴染み深く感じられました。

『ぼくらの居場所』より © 2021 2647287 Ontario Inc. for Compy Films Inc.
ナカイ:実は私はカナダに住んでおらず、15歳になってからここに引っ越してきたんです。支援のない新しい国に移り住むというエドナの境遇には、すごく共感しました。同時に、ケイシー(原作者キャサリン・エルナンデス)の文章力のすごさを感じました。私は成長過程でこうした教育センターを経験したことはありませんが、それでも内容が理解できて、本当にリアルで誠実に感じられました。それもあって私たちは、この物語が多くの人に響くと確信できたのです。なぜなら、多様な背景を持つ多くの人が、それぞれ違った部分に共感できるので。
リッチ監督はスタンリー・キューブリック監督が特にお好きだと伺いました。ご自身の撮影において、キューブリックの影響を感じる映画制作や映像技法の特徴的なアプローチはありますか?
ウィリアムソン:ゆっくりしたズームが好きで、とても惹かれますね。彼が決して自分の表現を繰り返さなかったところが本当に好きなんです。キューブリック監督作品にはいつも新しいものがあり、何が出てくるか予測できませんでした。なので、もし彼をお手本にしたいとすれば、常に好奇心を持ち、新しいテーマを掘り下げ、たくさんの人々にとって魅力的なものにするという姿勢です。
シャシャ監督はさまざまなジャンルの映画を観てきたと伺いましたが、本作を制作するにあたって、どんな監督や作品から影響を受けましたか。
ナカイ:どの制作段階でのことか正確には思い出しにくいのですが、本作を作る際の参考として、特にアンドレア・アーノルドや(ジャン=ピエール&リュック・)ダルデンヌ兄弟の作品を多く取り入れました。あとは、路上の子供たちを描いた『存在のない子供たち』も観ました。この映画は制作の際にとても役立ちました。
ウィリアムソン:私はいつも、ドキュメンタリーを作っているような気持ちを保ちたくて、フィクション要素にあまり引っ張られすぎないようにしていたのを覚えています。ただ(ダーレン・)アロノフスキー監督の『レスラー』と、デイミアン・チャゼル監督の『ファースト・マン』を見直したのは覚えています。カメラの自由な動きがある作品なので、毎日それらを意識して毎日現場に臨んでいました。
ローラ役のアンナ・クレア・ベイテルは、今『スター・トレック』シリーズのような作品にも出演していますね。アンナとの仕事はいかがでしたか。
ナカイ:実は本作がアンナにとって初めての映画で、本作をきっかけに『スター・トレック』の役を獲得したんです。私たちもとても喜びましたよ。でも、この役には幅広くオーディションを行いました。アンナは子供向けの芸術劇場スクールで見つけました。彼女はすでに演劇や演技が大好きで、舞台にもたくさん出演していました。
ナカイ:そして、彼女はただの映画好きだということがわかって……それがとても可愛らしかったんですよ。彼女は「リッチ、このショットはどう?」と言ったり、カットのタイミングも教えてくれたりしました。
ウィリアムソン:ええ、彼女は可愛らしいと同時に、撮影に関して自分でアイデアを持っていて、年齢以上に賢いませた子でした。そんな子と一緒に仕事ができて本当に楽しかったです。
ナカイ:彼女はキャラクターとはまったく逆なので、とても面白いんです。実生活ではとても明るくて、元気いっぱいでおもしろい子なんです。でも役を演じているときは、本当に真剣に演技していました。ナカイ:例えば、父親が鍋を投げて彼女に当たりそうになり、パスタソースが顔に飛び散るシーンでは、彼女はすごく楽しんでいました。あのシーンについてはよく「どうやってあのシーンを撮ったの?」と聞かれますが、私は「彼女がただすごく楽しんでいただけ」と答えています。私たちは手ぶれの多いカメラワークを使って色々と隠していて、例えばパスタが顔に飛び散ったシーンでは、コリー役のコナーは部屋にすらいなくて、実際は私が彼女の顔にパスタを乗せていたんです。彼女は本当に一緒に仕事をするにはすばらしく、将来が有望な俳優でしたね。
ウィリアムソン:映画作りにとても熱心に関わっている子供たちと一緒に仕事をするのは楽しいと思います。彼らは映画に強い興味を持っていて、私が映画に興味を持ち始めた頃のことや、そのとき考えていたこと、そして少しだけ裏側を覗き始めた頃の感覚を思い出させてくれるんです。若い頃は、ただ“監督が映画を作っている”と思いがちですが、セットに入ると、多くの人がそれぞれ違う役割を担っていることに気づいていきます。だからこそ、アンナも現場の皆が何をしているのかについてすごく興味を持っていたことをよく覚えています。ナカイ:彼女は撮影に小道具(プロップ)を持ってきてくれました。「私の役のキャラクターなら、こういう人形を持っていると思います」と彼女が持ってきたので、実際に使わせてもらいました。彼女は映画づくりを本当によく理解していて、とてもクールですよ。
彼女のこれからのキャリアがとても楽しみですね!私はビンの高くて子どもらしい声もとても可愛らしくてほっこりしました。リアム・ディアスとの仕事についてはどう思いますか?
ナカイ:声ね、面白い!……というのも、ホイットニー・ヒューストンのシーンを撮影していた頃には彼の声はすでにだんだん低くなり始めていて、「どうやってホイットニーの高音を出せるんだろう」と心配していました。しかし、舞台経験も豊富な著者のキャサリンが、歌唱や振り付けの部分で彼をしっかりサポートしてくれました。
ナカイ:それにしても、リアムはまさに理想的な俳優でした。非常にプロ意識が高く、いつもセリフを完璧に覚えて現れ、真剣に取り組んでいました。そんな彼の姿はとても可愛らしく、私たちは彼と仕事をするのを心から楽しみました。

『ぼくらの居場所』より © 2021 2647287 Ontario Inc. for Compy Films Inc.
シルヴィー役のエミール・フォックス(メキヤ・エッセンス・フォックス)はいかがですか?
ナカイ:あの子もとてもエネルギッシュでカオスな存在でした。いつも走り回って楽しんでいて、ついていくのは大変でしたが、一緒に仕事をするのは本当に楽しかったです。実際、子役たち彼らの演技はとても自然で、まるでそのままの自分を表現しているように感じられました。
ウィリアムソン:間違いない!
ありがとうございました!最後に、culaのインタビュー記事を読む日本の映画ファンの皆さんへ、皆さんからメッセージをお願いいたします。
シャシャ・ナカイ:こうして時間を割いて私たちの記事を読んだり、映画を観てくださって本当にありがとうございます。遠い日本の皆さんの心に私たちの映画が響くことは、私たちにとって非常に嬉しいことですし、本当にワクワクしています。改めて、ありがとうございます!
リッチ・ウィリアムソン:右に同じです!日本で上演されていて、皆さんが観て反応し楽しんでくれていることをとても嬉しく思います。夢のようです!本当に心から感謝しています。ありがとうございます。
(インタビュー以上/取材・文:cula編集長 ヨダセア)
映画『ぼくらの居場所』は11月7日(金)日本公開。
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『ストレンジャー・シングス5』キャラポス18人解禁-最終章の鍵を握るキャラと配信日まとめ

Netflixシリーズ『ストレンジャー・シングス5』のキャラクターポスターが解禁。最終章の見どころを紹介。
『ストレンジャー・シングス5』最終章に向けキャラポス解禁
世界中で社会現象を巻き起こしてきたNetflixシリーズ『ストレンジャー・シングス 未知の世界5』が、いよいよ最終章へ向け動き出した。キャラクターポスターが解禁され、約10年にわたり物語を支えてきた登場人物たちの、覚悟に満ちた表情が切り取られている。配信はVOL1が11月27日、VOL2が12月26日、最終話となるフィナーレが2026年1月1日より世界独占配信される。
本作は、1980年代のホーキンスを舞台に、“<裏側の世界>”と呼ばれる異次元の脅威に立ち向かう少年少女たちを描いたミステリー・アドベンチャー&青春物語。瞬く間に世界的ヒットとなり、エンターテインメントの潮流を変えたシリーズとしても知られている。
今回解禁されたキャラクターポスターでは、これまで幾度もの別れと喪失を経験しながらも、互いを信じて立ち上がってきた仲間たち18名が登場。最終決戦を前にした緊張感が伝わるビジュアルとなっており、物語がどのような結末へ向かうのか期待が高まる。
主要キャラクターの動向とキャストコメント
最終章となる今シーズンでは、キャラクターたちがこれまで以上に大きな試練と選択に向き合うことになる。解禁されたキャラクターポスターと共に、キャスト陣が語ったコメントからも、その“覚悟”が伝わってくる。
物語の鍵を握るのは、<イレブン>ことエル(演:ミリー・ボビー・ブラウン)。研究所で育ち、実験によって身につけた能力で仲間と街を守ってきた存在だ。ミリーは、最終章のイレブンについて「イレブンは訓練モードに入っています。彼女の頭の中は友達を守ることでいっぱいです。」と語り、仲間を“家族”と呼ぶエルの揺るぎない決意を示している。
仲良し4人組の中心であり、思いやり深いリーダーの<マイク>(演:フィン・ヴォルフハルト)は、再びチームを引っ張る存在に。フィンは「マイクは再びリーダー的存在となり、今まで以上に責任感を持って率先して作戦を練り上げていきます。」とコメント。ヴェクナとの決戦に向け、過去以上の覚悟で臨む姿が描かれそうだ。
一方、闇に狙われ続けてきた<ウィル>(演:ノア・シュナップ)は、再び物語の中心に戻ってくる。ノアは「ウィルは最終章でホーキンスに戻ってきました。」と語り、S4では一時離れていたホーキンスに再び立つことが、どのような波紋を物語にもたらすのか注目が集まる。
さらに、冷静な現実主義者<ルーカス>(演:ケイレブ・マクラフリン)も、これまで以上の緊迫した状況に直面すると明かされている。ケイレブは「今シーズンは緊迫した状況で始まります。ヴェクナはまだ倒していないし、問題も残ったままです。」と語り、物語が冒頭からクライマックス級の展開で始まることを予感させる。
シリーズ随一のお調子者でムードメーカーの<ダスティン>(演:ゲイテン・マタラッツォ)も、最終章では明るさだけでは乗り切れない現実に向き合うことになるようだ。ゲイテンは「ダスティンはちょっと気分が落ちているんです。」と明かし、仲間を支える立場としての葛藤も描かれそうだ。
最終決戦の行方は――鍵を握るキャラクターたち
迎える最終章では、ホーキンスをむしばみ続けるヴェクナとの決戦が本格化する。仲間たちは再び手を取り合い、街と日常を守るために立ち上がる。リリースでも「最後のキャラクターポスターに刻まれた18人の視線の先に待つのは、希望か、それとも絶望か――。」と記されており、物語がどの結末を選ぶのか、注目が高まっている。
ここで存在感を増すと見られているのが、これまで一歩引いた位置から仲間を見守ってきた<ウィル>だ。ヴェクナとの関係性がより深く描かれることがうかがえるほか、予告編でも緊迫したシーンが映し出されている。一方で、サブキャラクターの中にも物語を左右しそうな人物がいる。
そのひとりが、マイクとナンシーの妹<ホリー>(演:ネル・フィッシャー)だ。幼いながら“裏側の世界”の存在に気付いているような描写がこれまでも散りばめられてきたキャラクターで、シーズン5で重要な鍵を握るとされている。
また、ホーキンスの戦いを支えてきたメンバーのほかに、最終章で新たに登場する<ドクター・ケイ>(演:リンダ・ハミルトン)にも注目したい。“冷徹な政府の科学者”という役どころで、時に銃を手に戦うキャラクターとされており、これまでの物語にはなかったタイプの存在だ。科学者でありながら前線に立つ彼女が、仲間か、それとも新たな脅威となるのかは見どころのひとつとなる。
数々の別れと喪失を乗り越え、互いを支え合いながら歩んできたホーキンスの仲間たち。最終章では、その絆がこれまで以上に試されることになる。希望か、絶望か――物語の結末は、これまで彼らが積み重ねてきた時間と選択の先にある。
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第38回東京国際映画祭受賞結果まとめ-『パレスチナ36』が東京グランプリ受賞

第38回東京国際映画祭が閉幕し、『パレスチナ36』が東京グランプリを受賞した。
第38回東京国際映画祭が閉幕-主要受賞結果を総まとめ
アジア最大級の映画祭である第38回東京国際映画祭が閉幕した。10月27日から11月5日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区を会場に開催され、クロージングセレモニーが行われた。

東京国際映画祭クロージングセレモニー ©2025 TIFF
最高賞である東京グランプリ/東京都知事賞には、アンマリー・ジャシル監督の『パレスチナ36』が選ばれた。
最優秀監督賞と最優秀男優賞の2冠を達成したのは『春の木』。最優秀女優賞には、日本映画『恒星の向こう側』の福地桃子と河瀨直美が受賞した。観客賞には『金髪』が選出された。
東京グランプリは『パレスチナ36』-主要受賞作とコメント
最高賞となる東京グランプリ/東京都知事賞には、アンマリー・ジャシル監督の『パレスチナ36』が選出された。審査委員長のカルロ・シャトリアンは、「この作品の感情面で心を動かされ、土地の美しさに魅了されました」と講評した。

東京国際映画祭にて ©2025 TIFF
アンマリー・ジャシル監督は動画コメントで「わたしたちの映画をこの賞に選んでくださり、本当に光栄です…」と感謝を述べ、出演者のワーディ・エイラブーニも「この素晴らしい賞を受賞できてとても光栄です」と喜びを語った。

東京国際映画祭にて ©2025 TIFF
最優秀監督賞には『春の木』のチャン・リュル監督と、『裏か表か?』のアレッシオ・リゴ・デ・リーギ監督、マッテオ・ゾッピス監督が選ばれた。チャン監督は「監督賞はチーム全体に与えられる賞だと思います」と語り、作品を支えたスタッフやキャストに感謝を示した。

東京国際映画祭クロージングセレモニーにて ©2025 TIFF
また、最優秀男優賞は『春の木』のワン・チュアンジュンが受賞。「中国映画が今年120周年を迎える年に受賞できた…素晴らしいギフトになりました」と喜びを語った。

東京国際映画祭クロージングセレモニーにて ©2025 TIFF
最優秀女優賞には日本映画『恒星の向こう側』の福地桃子と河瀨直美がダブル受賞。福地は「歴史ある賞をいただけて光栄です…」とコメントし、河瀨は「俳優として参加できたのは中川監督のおかげです…」と撮影を振り返った。

東京国際映画祭クロージングセレモニーにて ©2025 TIFF
さらに観客賞には、日本映画『金髪』が選出された。監督の坂下雄一郎は「広く観客のみなさんから認められたのは嬉しいです…」と喜びを語った。
審査員・関係者が語った映画祭の意義と多様性
クロージングセレモニーでは、審査員や関係者が映画祭を総括し、作品や映画文化への思いを語った。コンペティション部門国際審査委員長のカルロ・シャトリアンは総評で、「多様性を尊重しました…すべて満場一致で賞を贈呈しました」と述べ、作品選出にあたり幅広い価値観と合意形成を重視したことを明かした。
小池百合子東京都知事は、「映画は言葉、文化の壁を超えることができます。心を繋ぐ力を持っている大変パワフルなアートでございます」とコメント。新設されたアジア学生映画コンファレンスにも触れ、若い映画人への期待を示した。
また、チェアマンの安藤裕康は、「国境を越え、考え方の違いを超えてお互いが向き合って対話を行い…共通の理解を深めあっていく場」と国際映画祭の役割を語り、今年も多くの交流が生まれたことに触れた。
動員数や上映作品数など、データで振り返る映画祭
今年の映画祭は、国内外から多くの観客と映画関係者が集まり、活況を見せた。上映動員数は69,162人となり、前年の61,576人から増加。10日間の開催で184本が上映され、幅広い作品に触れられる機会となった。
上映作品における女性監督の比率は23.4%。男女共同監督作を含めた数字であり、引き続き多様な視点を取り入れた作品がラインナップされたことがうかがえる。
そのほか、リアルイベントの動員数は93,847人、ゲスト登壇イベントは184件が実施された。海外からのゲストは2,557人が参加しており、国際的な交流が活発に行われた。
第38回東京国際映画祭は、多様な作品が集い、国や文化の垣根を越えた交流の場となった。受賞作や登壇者の言葉からも、作品が生まれる国や背景は異なっても、映画が人々をつなぐ力を持つことが改めて感じられる時間となった。
次回の開催では、どのような新たな才能や作品が登場し、映画祭にどんな議論や熱気をもたらすのか、今後の展開にも注目したい。
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【映画レビュー『ハムネット』】喪失が普遍的価値に昇華されるカタルシス-バックリー&メスカルの名演に震撼するジャオ監督最新作

東京国際映画祭で上映された『ハムネット』を紹介&レビュー。
東京国際映画祭のクロージング作品として上映され、2026年に日本全国公開が決定しているクロエ・ジャオ監督最新作『ハムネット』は、観る者に圧倒的なカタルシスをもたらす作品だ。舞台は16世紀末のイングランド。若きウィリアム・シェイクスピア(ウィル)とその妻アグネスの愛と別れを描いた物語である。
主演を務めるのは、ジェシー・バックリーとポール・メスカル。その繊細な演技が胸を打つ。家庭を守るアグネスと、ロンドンで劇作の道を歩み始めるシェイクスピア。次第にすれ違っていくふたりを襲う悲劇が、やがて不朽の名作「ハムレット」を生み出すきっかけとなる——。
喪失と芸術への昇華
本作が見つめているのは、「失うこと」と「生み出すこと」の狭間で揺れ動く人間の姿だ。物語の中心にいるのは、ウィルことウィリアム・シェイクスピアと、その妻アグネス。ペストの流行によって我が子を失った夫妻の、あまりにも私的な喪失と悲しみ。それが舞台劇『ハムレット』という芸術を通じて、誰もが共有しうる普遍的な感情へと昇華されていく——その過程を、本作は丁寧に追いかけていく。同時に描かれるのは、すれ違い、そして再び理解し合おうとする夫婦の姿。静謐なタッチで紡がれる濃密で情感的な一作である。

『ハムネット』より ©2025 FOCUS FEATURES LLC
ジャオ印の撮影と叙情
監督は『ノマドランド』でアカデミー作品賞・監督賞を受賞したクロエ・ジャオ。自然を愛し、美しく観察するその眼差しと、物語をメランコリックに静謐に描く叙情——それらは本作でも健在だ。ペストが流行した16世紀の家庭、その生活圏を自然光で捉えた撮影は、しっとりとした質感を湛え、いつもの監督作と同様に美しい。魔女と噂されるアグネスと、ウィルとの出会い。森で愛情を育む二人の姿は、非常にロマンチックで、まるでおとぎ話のようだ。しかし同じ森に映し出される大きな窪みが、本作の中心テーマである”喪失”を鋭く際立たせる。

『ハムネット』クロエ・ジャオ監督 ©2025 FOCUS FEATURES LLC
さらに注目すべきは、双子の息子ハムネットと娘ジュディスによる“入れ替わり遊び”だ。このモチーフがのちの悲痛な展開へと巧みに結びついており、全体の構成が極めて映画的かつ丁寧に練り上げられていることがわかる。
メスカル&バックリー圧巻の名演
そして何と言っても、本作を傑作たらしめているのは、ウィルを演じたポール・メスカル、そしてアグネスを演じたジェシー・バックリーの演技だろう。

『ハムネット』より ©2025 FOCUS FEATURES LLC
『aftersun/アフターサン』や『異人たち』でも見せてきたメスカルの静かで繊細な演技は、歴史の中に埋もれたウィリアム・シェイクスピアの人物像をそっと呼び起こす。一方、『ワイルド・ローズ』『ウーマン・トーキング』のジェシー・バックリーは、母親であり、同時に“私たちの誰か”にも重ねられる——普遍的喪失の化身としてのアグネスを、最初から最後まで情感豊かに演じきった。彼女の繊細な表情の一つひとつが、観客の感情を激しく揺さぶり、ラストの圧倒的なカタルシスへと導いていく。

『ハムネット』より ©2025 FOCUS FEATURES LLC
クロエ・ジャオ監督と実力派キャストが、静謐でありながら観る者の感情を強烈に揺り動かして描きあげた喪失と再生の物語『ハムネット』。東京国際映画祭のクロージング作品として上映された本作は、2026年に日本全国で公開される。
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東京コミコン2025にセバスチャン・スタン、マッツ・ミケルセンら3名追加来日&浅野忠信参加決定-マッツ60歳記念パーティも開催

東京コミコン2025で新たに4名のゲストが発表された。マッツ・ミケルセンの60歳記念パーティも開催される。
東京コミコン2025で4名の来日が新たに決定
「東京コミコン2025(東京コミックコンベンション2025)」が、2025年12月5日から7日まで幕張メッセで開催される。今年の来日セレブ発表も佳境に入り、新たに4名のゲスト参加が明らかに。新たなセレブとして、セバスチャン・スタン、マッツ・ミケルセン、ピルウ・アスベックの来日、そして浅野忠信の参加が決定した。

(左から)セバスチャン・スタン、マッツ・ミケルセン、浅野忠信、ピルウ・アスベック © 2025 Tokyo comic con All rights reserved.
今回発表された4名は、いずれも会期中すべての日程で来場予定で、会場では写真撮影会やサイン会などの実施も予定されている(※ピルウ、浅野の撮影会・サイン会の販売詳細は後日発表)。世界的人気を誇る俳優陣に加え、日本を代表する俳優である浅野忠信が“セレブ枠”として参加する点も注目となっている。
会期が残り1か月に迫る中、会場ステージや出展情報など、さらなる発表が控えており、今年の東京コミコンは例年以上の盛り上がりが期待される。
セバスチャン・スタン、MCUで人気の“ウィンター・ソルジャー”として知られる俳優

セバスチャン・スタン © 2025 Tokyo comic con All rights reserved.
マーベル作品で知られるセバスチャン・スタンは、ドラマ『ゴシップガール』や『ワンス・アポン・ア・タイム』などの人気作を経て、『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』で極秘実験によって最強の兵士へと生まれ変わったバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役に抜てきされた。同役はスタン氏の代表作となり、MCUを語る上で欠かせない存在だ。
その後も『キャプテン・アメリカ』シリーズをはじめ、『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』では主演を務めるなど活躍を続けている。2025年は、『アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方』やヴィランが集結する『サンダーボルツ*』など注目作が日本公開を控えており、キャリア初のゴールデングローブ賞受賞作『顔を捨てた男』も話題となった。さらに来年は、『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』の公開を控えており、今後の動向にも期待が集まる。
なお、スタンは昨年スピンオフ企画「東京コミコン2024 アフタークリスマス」には参加しているものの、東京コミコン本体への参加は今回が初となる。ファンとの交流がどのような形で行われるのか、注目が高まりそうだ。
マッツ・ミケルセン、世界的人気を誇る“北欧の至宝”が再び東京コミコンへ

マッツ・ミケルセン (Photo by Greg Williams)
“北欧の至宝”と呼ばれるマッツ・ミケルセンは、『007/カジノ・ロワイヤル』のル・シッフル役で国際的評価を獲得し、ドラマ『ハンニバル』ではレクター博士役として多くのファンを魅了した。その後も『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』『ドクター・ストレンジ』『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』など大型シリーズに出演し、世界的俳優としての地位を確立している。
日本でも大ヒットを記録し、2024年に公開された洋画実写作品で興行収入 No.1の快挙を達成した『ライオン・キング:ムファサ』や、最新作『Last Meals(原題)』『Ami(原題)』『The Black Kaiser(原題)』など、話題作が控えており、幅広い役柄で存在感を示し続けている。
東京コミコンには複数回参加しており、日本のファンからの支持も厚い存在。今回の来日発表に加え、還暦の節目に開催される特別イベントも決定しており、今年のコミコンにおける“最注目ゲスト”のひとりとなりそうだ。
マッツ・ミケルセンの60歳を祝う特別パーティを開催
マッツ・ミケルセンの還暦を記念した特別パーティが、東京コミコン会期中の12月5日(金)夜に開催される。過去にも東京コミコンを盛り上げてきたマッツだが、節目の年を日本のファンとともに祝う機会は極めて貴重だ。会場は幕張メッセ近隣で、イベント終了後に参加しやすい時間設定となっている。
詳細は後日発表予定で、チケット情報や参加形式などにも注目が集まる。還暦の節目をコミコンとともに祝う特別企画となるだけに、ファンにとっては忘れられない一夜となりそうだ。
ピルウ・アスベック、『ゲーム・オブ・スローンズ』で知られるデンマーク出身俳優が初参加

ピルウ・アスベック(Photo by Greg Williams)
デンマーク出身のピルウ・アスベックは、ミステリードラマ『THE KILLING/キリング』や『コペンハーゲン/首相の決断』など母国の人気作で存在感を示し、日本でも人気の高い海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』ではユーロン・グレイジョイ役を演じ注目を集めた。
映画作品でも活躍しており、日本の SF 漫画『攻殻機動隊』が原作のスカーレット・ヨハンソン主演作『ゴースト・イン・ザ・シェル』や DC 映画『アクアマン/失われた王国』への出演、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』のデンマーク版ではマリオの声を務めるなど、幅広いジャンルの作品でその才能を発揮している。キャリア初期にはベルリン国際映画祭でシューティング・スター賞を受賞しており、国際的な評価も得ている。
今回が東京コミコン初参加となり、マッツ・ミケルセンと同じデンマーク出身という縁も話題性を高めている。来場日程は全日程予定とされており、GOTファンや映画ファンにとって見逃せない登場となりそうだ。
浅野忠信、海外での評価も高い日本を代表する俳優が参加

浅野忠信 © 2025 Tokyo comic con All rights reserved.
浅野忠信は、ドラマ『3年B組金八先生』で俳優としてのキャリアをスタートし、国内作品で実績を積み上げたのち、1990年代後半から海外作品へ活動の幅を広げてきた。マーベル・シネマティック・ユニバース映画『マイティ・ソー』シリーズや、『モータルコンバット』シリーズなどハリウッド作品にも多数出演しており、国際的に活躍する俳優として知られる。
特に演技力は国内外で高い評価を受けており、日本では日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞。近年では、真田広之主演・プロデュースのドラマ『SHOGUN 将軍』での演技により、エミー賞助演男優賞にノミネートされ、ゴールデングローブ賞テレビドラマ部門助演男優賞では日本人として初受賞を果たした。受賞スピーチでは、「たぶん、私のことをご存じないでしょう。日本の俳優です。浅野忠信と申します。ワオ!」とユーモアを交えて喜びを語り、大きな話題となった。
2019年には東京コミコンのアンバサダーとしてイベントを盛り上げた経験があるものの、今回はセレブとしての参加。海外で高い評価を獲得し続ける日本人俳優がセレブ枠で参加するのは、国内ファンにとっても特別な意味を持つ登場となる。海外スターが数多く集まる東京コミコンの中で、どんな存在感を見せるのか注目される。
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『WEAPONS/ウェポンズ』“変な絵日記”に潜む謎-17人児童集団失踪事件を描くネタバレ厳禁ミステリーが世界で話題

映画『WEAPONS/ウェポンズ』の児童集団失踪事件を描いた“変な絵日記”ビジュアルが公開された。
児童集団失踪事件の真相に迫るネタバレ厳禁考察ミステリー『WEAPONS/ウェポンズ』より、“変な絵日記”と“変な落書き”が公開された。「ぼくの友だちみんな、行方不明になりました。」など印象的な言葉が綴られた今回のビジュアルには、見る者の不安と好奇心をあおる“仕掛け”が隠されている。
世界で記録的ヒットを樹立した本作は、「ネタバレ厳禁」を掲げた考察ブームを巻き起こしており、日本公開前から大きな注目が寄せられている。
世界的ヒット作『WEAPONS/ウェポンズ』とは?“ネタバレ厳禁”で考察熱が加速
世界中で“衝撃的なラスト”が話題となっている映画『WEAPONS/ウェポンズ』は、『IT/イット』『死霊館』を手がけたスタジオ・ニューラインシネマが放つ最新ミステリー作品。公開国では「ネタバレ厳禁!!!」としてSNSで大きなバズを呼び、批評家スコア94%(Rotten Tomatoes)を獲得するなど高い評価を得ている。
物語は、深夜に子どもたち17人が同時に姿を消す“児童集団失踪事件”を軸に展開し、伏線が散りばめられたストーリー構造が観客の考察欲を刺激している。

『WEAPONS/ウェポンズ』 より © 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved
公開された“変な絵日記”と“変な落書き”の仕掛けとは
今回公開されたのは、児童集団失踪事件を描いたという“変な絵日記”予告と、意味深な落書き3点。一見すると子どもが描いた素朴な絵に見えるが、よく目を凝らすと、事件の真相を示唆するかのような“異変”が潜んでいる。

『WEAPONS/ウェポンズ』 © 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved
1枚目は、「ぼくの友だちはみんな行方不明になりました。」という文字とともに、顔に×印が描かれた人物たちが並ぶ絵。描かれている人数は、失踪した子どもたちと同じ“17人”と一致している。2枚目には、両手を広げて走る子どもたちの姿が描かれているが、その様子は失踪前の監視カメラ映像と同じ姿勢とされており、目から血が滴る不穏な描写が加えられている。「ぼくの町で起こったほんとうのお話です」と添えられ、現実との境界線を曖昧にしている点も不気味だ。

『WEAPONS/ウェポンズ』 © 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved
3枚目は“家族”を描いたように見えるが、両親の顔には赤い斑点がいくつも描かれ、異様な雰囲気を漂わせる。「この話のお話のヒミツ知りたいでしょう?」と語りかける文字が、読者の好奇心をさらに掻き立てる。子どもの視点で描かれた“無邪気さ”と“不可解な異変”が同居するこれらの絵は、作品の伏線である可能性も示唆されている。

『WEAPONS/ウェポンズ』 © 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved
深夜2時17分に17人の子どもが消えた――物語は“本当の話”から始まる
本作の舞台となるのは、静かな郊外の町。ある深夜、異常事態が起きる。「深夜2時17分、子どもたち17人が同時に姿を消した。」という衝撃的な出来事をきっかけに、物語は動き出す。消息を絶ったのは学校の同じ教室に通う生徒たちのみ。なぜ、彼らは同じ時刻に忽然と姿を消したのか。
疑いをかけられた担任教師ジャスティンは、残された手がかりから真相を追い始める。しかし、この日を境に町では不可解な事件が連鎖的に発生し、やがて日常が狂い始めていく。教師、家族、住民…それぞれの視点で語られる出来事は、点と点が繋がるほどに不穏さを増し、観客の想像を刺激する。

『WEAPONS/ウェポンズ』 より © 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved
本作では、散りばめられた伏線がラストに向けて一気に収束していき、世界中で「ネタバレ厳禁!!!」と話題を呼んだ。考察を誘発するストーリーラインと衝撃の展開が、映画ファンの期待を高めている。
作品情報
タイトル:『WEAPONS/ウェポンズ』
原題:WEAPONS
監督・脚本・製作:ザック・クレッガー
出演:ジョシュ・ブローリン、ジュリア・ガーナー、オールデン・エアエンライク、オースティン・エイブラムズ、ケイリー・クリストファー、ベネディクト・ウォン、エイミー・マディガン
上映時間:2時間8分
配給:ワーナー・ブラザース映画
映倫区分:R18+
© 2025 Warner Bros. Entertainment. All Rights Reserved -
【映画レビュー『死のキッチン』】“料理による復讐”を淡々と描く衝撃作-身震いするラストシーンの重要性

東京国際映画祭で上映された『死のキッチン』を紹介&レビュー。
『死のキッチン』概要
地方の伝統的なムスリム社会を追われ、都会のレストランで働く女性シェフ、サオ。バンコクの高級レストランで充実した日々を送っていた彼女の前に、ある日、過去に心身ともに深い傷を負わせた男性が姿を現す。男は彼女の存在に気づいていない。サオはその盲点を利用し、料理の技術を武器に静かな復讐を開始する。
「料理による復讐」という一見奇抜なモチーフを、ペンエーグ・ラッタナルアーン監督は抑制された緊張感とブラックユーモアで紡ぎ上げた。撮影を担当するのは、名匠クリストファー・ドイル。同監督との共同作業は『インビジブル・ウェーブ』(2006)以来となり、その官能的な映像美が物語に妖しい深みを与えている。
さらに、『地球で最後のふたり』(2003)と『インビジブル・ウェーブ』で主演を務めた浅野忠信がアーティスト役で特別出演している点も見逃せない。異文化、宗教、暴力、そして料理――それらが交錯するバンコクを舞台に、味覚と感情が危うく絡み合う独特のサスペンスが立ち上がっている。
衝撃的な復讐劇
本作は文字通り“毒をもって毒を制す”復讐劇である。過去に望まぬ性行為によって尊厳を蹂躙された女性が、長い年月を経て料理の腕を磨き上げ、加害男性の前に再び姿を現す。そして彼女が振る舞う絶品料理は、男をじわじわと破滅へと導いていく。力で抵抗することも叶わず陵辱された女性の、深い傷と静かな怒り。本作はそれを激情や叫びではなく、抑制された冷徹な復讐として結実させた衝撃作だ。物語は淡々と、だが確実に破滅へと向かい、観る者を戦慄のラストへと導いていく。

『死のキッチン』より ©185 Films
秀逸な料理デザイン
全体的に映像は非常に洗練されており、どの場面を切り取ってもフレームとして成立する美しさを持っているが、なかでも特筆すべきは、料理をコンセプトにした作品ならではの“死の料理”のデザインだ。味が濃厚で、何かが混入していても気づかれない複雑さ。色合いや照明によって絶妙に毒々しさを帯びながらも、通常の料理の範疇を決して逸脱せず、むしろ食欲をそそる外見を保っている。
観客である我々は“死の料理”だと知っているにもかかわらず、思わず食べてみたくなるような魅惑を放つのだ。何も知らない加害男性は、その罠に易々と絡め取られ、執念深い復讐の餌食となっていく。
パニックも大喧嘩も起こらない。復讐はただ、じわじわと浸透するように進行する。トラウマが人生にへばりつき、傷をなぞり続けるような陰湿さ――その質感を本作は見事に体現し、観る者をディープな映画体験の中へと引きずり込んだ。

『死のキッチン』 ©185 Films
復讐を完成させるラスト
以下はネタバレを含むが、終盤の衝撃的なシーンについて触れておきたい。
遺体に対する行為は確かに観る者を震撼させるが、本作の“復讐”を完成させる上で不可欠な要素である。なぜなら、望まぬ性行為によって尊厳を踏み躙られたサオが真の意味でのリベンジを果たすには、相手の尊厳を同様に蹂躙し、冒涜する必要があったからだ。
生者として性行為をリードしたところで、かつて自分の身体を一方的に求めてきた男への屈辱的な報復としては不十分だろう。死してなお辱めを受け、一切の抵抗を許されない状態に置かれること。その究極の無力化こそが、サオの復讐を完遂させる。倫理的な境界を踏み越えたこのシーンによって、復讐劇としての本作は真の完成を見るのである。
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【ポッドキャスト】映画喫茶の新作:『爆弾』

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【映画レビュー『マザー』】聖人ではなく、血の通った女性として――マザー・テレサ像を揺さぶる革新的宗教ドラマ

東京国際映画祭で上映された『マザー』を紹介&レビュー。
『マザー』概要
1948年、インド・カルカッタ。マザー・テレサがロレト修道女会を離れ、自らの修道会「神の愛の宣教者会」を立ち上げようとしていた時代の一週間を描く。信仰と現実のはざまで揺れるテレサは、自らの後継者として期待していた修道女が妊娠し、中絶を望んでいることを知る。信仰に生きる者としての理想と、女性としての現実。その狭間で精神的に追い詰められていくテレサを、『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』(2009)のノオミ・ラパスが繊細かつ情熱的に演じている。
監督は、北マケドニア出身のテオナ・ストゥルガル・ミテフスカ。フェミニズムと芸術性を融合させる作風で知られる彼女が、初めて英語で撮った本作では、聖人としての神話ではなく「ひとりの女性としてのテレサ」を見つめ直している。現代的な視点から再構築された宗教ドラマとして、フェミニスト映画の新たな地平を切り開こうとする意欲作だ。
聖職者だって一人の人間
聖職者として生きる者が、最初から聖職者であったはずがない。神父も僧侶も、元を辿れば皆、一人の赤子として生まれ、少年少女として日々を重ね、人生のどこかで神に仕える道を選んだに過ぎない。つまりは、私たちと何ら変わらない一人の人間なのだ。そうであるなら、その内に葛藤が一切存在しないなどということがあり得るだろうか。ミテフスカ監督は、そうしたマザー・テレサの”人間性”を長年かけて探求し、17年という歳月を企画・製作に費やして、聖人ではなく一人の女性としての彼女を描く映画を完成させた。
聖人にしてパンクロック?
万人の「マザー」として礼節を持って尊敬される人物も、もとを辿れば私たちと同じ一人の女性に過ぎない。であるならば、彼女にもさまざまな苦悩や疑念があり、誘惑と戦い、そして普遍的な願望を抱くこともあったのではないだろうか。もしかすると、普遍的な意味での“マザー(母親)”になりたいという気持ちさえあったかもしれない。実際、彼女の手記には疑念や自己顕示欲が記されており、監督も登壇ステージで、テレサが非常に柔軟で自由な精神を持った女性であったと語っていた。
本作が秀逸なのは、そうした自由な精神を持ちながらも後世に尊敬されるようになった反逆児たる偉人の本質を、ラウドなパンクロック音楽で表現してみせた点だ。この大胆な音楽のチョイスには心底驚かされ、本作を忘れがたい一作へと昇華させている。
また、修道女たちが無邪気にボール遊びをするシーンも印象的だった。一人の女性としての彼女たちの姿を目にしたとき、「彼女たちと私たち、一体何が違うのだろう」という感覚に捉われずにはいられなかった。
ノオミ・ラパスの繊細な演技
ノオミ・ラパスは、テレサの葛藤を非常に抑制の効いた演技で表現し、繊細な表情の変化だけで観客を引き込むいくつものカットを生み出した。
マザー・テレサに対する新たな着眼点と人間味あふれる脚本、修道院の洗練されながらも完全に清潔とは言えなさそうなリアリティを感じさせる撮影セット、そしてまさかのラウド音楽とノオミ・ラパスの繊細な演技。それらすべてが有機的に結びつき、重厚な一作として結実している。
【映画レビュー『雌鶏』】逃げるニワトリの目に映る“人間社会”-同じように命は軽く、被支配層に自由はない1羽の黒いニワトリが逃げ出した先で見た“人間社会”。映画『雌鶏』は笑いと悲哀が交錯する寓話的ドラマ。滑稽さの奥に潜む「命の軽さ」と「生きる意味」を問いかける、異色の東京国際映画祭上映作。
【映画レビュー『恒星の向こう側』】完全には理解し得ない、なのに切っても切り離せない、冷たくて温かい人間関係の銀河親も子も、ひとりの人間として生きている。『恒星の向こう側』は、母の死と向き合う娘、愛を拒みながらも想い続ける母の姿を繊細に描いた詩的な一作。haruka nakamuraの音楽が、ふたりの心の距離をやさしく包み込む。
【映画レビュー『春の木』】言葉も人間関係も居場所をくれないー“根無し草”の流浪と移りゆく町の景色“自分の言葉”を失ったとき、人はどこに帰るのか。映画『春の木』は、方言を忘れた女優の帰郷を通して、人生の停滞と再生を映すチャン・リュル監督の静かな傑作。心の奥に残る故郷の記憶をやさしく呼び覚ます。 -
【映画レビュー『盤上の向日葵』】どこへ行っても“詰んでいる”? 社会にあがく不幸な駒たちの重厚なサスペンスドラマ

最新映画『盤上の向日葵』を紹介&レビュー。
10月31日(金)より公開となった映画『盤上の向日葵』。物語は、山中で発見された謎の白骨死体から幕を開ける。事件解明の鍵を握るのは、遺体の傍らに残されていた、この世にわずか7組しか現存しない希少な将棋駒だ。
やがて容疑の目が向けられたのは、突如として将棋界に現れ、瞬く間に時の人となった天才棋士・上条桂介(坂口健太郎)。捜査が進むにつれ、桂介の過去を知る重要人物として浮上してくるのが、賭け将棋で裏社会を渡り歩いてきた男・東明重慶(渡辺謙)である。桂介と東明——二人のあいだにいったい何があったのか。ベールに包まれていた桂介の生い立ちが次第に明らかになっていくのだが、そこには想像を絶するほどの過酷な運命が横たわっていた……。

© 2025 映画「盤上の向⽇葵」製作委員会
将棋のように詰んでいく人生
将棋とは、駒を操りながら相手の選択肢を一つずつ奪っていき、最終的には”詰ませる”——どう足掻いても敗北から逃れられない状況へと追い込むゲームである。本作に登場する何人かの中心人物たちもまた、人生のどこかの時点で、あるいは生まれ落ちたその瞬間から、すでに“詰み”の影が見えてしまっている。将棋×サスペンスという本作のコンセプトは、単なる題材の組み合わせに留まらず、こうした登場人物たちの運命を暗示する装置としても機能しているように感じる。

© 2025 映画「盤上の向⽇葵」製作委員会
物語の中心に棋士が据えられているだけあって、将棋のシーンには並々ならぬ気迫が漲っている。将棋の大会システムや細かなルールに明るくない観客であっても、盤上で繰り広げられる戦いの緊張感、一手一手に込められた魂の重みは十分に伝わってくるはずだ。映像表現へのこだわりが随所に感じられ、それが本作全体を貫く知的で重厚な空気感の醸成に大きく寄与している。
盤石なキャストが与える吸引力
キャスティングもまた盤石である。坂口健太郎が見せる、どこか諦めたような冷ややかな眼差しと静かな存在感、渡辺謙が纏う有無を言わせぬ強者の風格と底知れぬ不穏さ、そして小日向文世による優しさと誠実さが滲み出る名演。こうした豪華実力派俳優陣が織りなすドラマは、それだけで観る者を物語の中へと引きずり込む吸引力を備えている。

© 2025 映画「盤上の向⽇葵」製作委員会
重厚なサスペンスドラマ
こうした豪華キャストによって紡がれる物語は、単なるサスペンスの枠には収まらない。家庭内暴力が刻む深い傷痕、誰にも救いのない闇の真相、そして他人の不幸を前にして善意から差し伸べられる手が孕むリスクと躊躇い、さらには優しげな言葉で近づいてくる者たちの浅ましい思惑とエゴ——本作が描く人間ドラマは実に重層的だ。殺人事件の謎解きや「将棋界の天才の素顔に迫る」といった表層的なプロットに留まることなく、人間の業と苦悩を掘り下げていく姿勢こそが本作の真骨頂と言えるだろう。
“詰んでいる”ように見える人生において、人はどうあがくべきなのか。どのタイミングで勇気ある一手を打てば、わずかな活路が開けるのか。しかし一度詰んでしまえば、どれほど力強く見える一手であっても、それはもう悪手でしかないのかもしれない。将棋というゲームに人生を重ねてみると、そんな苦い真理が浮かび上がってくる。重厚なサスペンスドラマ『盤上の向日葵』は10月31日(金)より公開中だ。

© 2025 映画「盤上の向⽇葵」製作委員会
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