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- 【2026年最新版】注目映画総まとめ! 公開日カレンダー|話題の大作・話題作を月別に紹介【予告編付】
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- 2026年2月公開の映画
- 2026年3月公開の注目映画
- 2026年4月公開の注目映画
- 2026年5月公開の注目映画
- 2026年6月の注目映画
- 2026年7月公開の注目映画
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【2026年最新版】注目映画総まとめ! 公開日カレンダー|話題の大作・話題作を月別に紹介【予告編付】

2026年の今後公開予定の注目映画をピックアップし、作品ごとに見どころを紹介。(随時更新)
(※公開から1週間経った“注目映画”は“そのほかの映画”に統合)
2026年1月公開の映画
2026年1月9日(金)・10日(土)公開の映画
1月9日(金)公開の映画
『愛がきこえる』『アブルプティオ 狂気人形』『偽りの楽園』『おくびょう鳥が歌うほうへ』『大人の童話 〜この恋、青少年は禁止です!〜』『ALL YOU NEED IS KILL』『架空の犬と嘘をつく猫』『喝采』『鬼門』『GRIT -バレーボール男子日本代表 栄光への始発点-』『クレイジーハウス 地獄の復活祭』『CROSSING 心の交差点』『郷』『五十年目の俺たちの旅』『コート・スティーリング』『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』『SEBASTIAN セバスチャン』『ぼくの名前はラワン』『マッズ! -血まみれバッドトリップ-』『YADANG/ヤダン』『笑う男』『愛と哀しみのボレロ デジタル・リマスター版』『悪魔のいけにえ 4Kデジタルリマスター 公開50周年記念版』『インランド・エンパイア 4K』『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』『マダムと泥棒 4Kレストア版』
1月10日(土)公開の映画
『星野先生は今日も走る』『水の中で』『ラストノート 名もなき者たちの歌』『汚れた血 4Kレストア版』
2026年1月16日(金)・17日(土)公開の映画

『ウォーフェア 戦地最前線』より © 2025 Real Time Situation LLC. All Rights Reserved.

『28年後… 白骨の神殿』より
1月16日(金)公開の映画
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』『ウォーフェア 戦地最前線』『オベックス 電脳世界』『ザ・カース』『映画「京佳お嬢様と奥田執事 京佳お嬢様パリへ行く」』『グッドワン』『クラーケン 深海の怪物』『最後のミッション』『サリー』『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』『旅の終わりのたからもの』『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』『長安のライチ』『唐人街探偵 1900』『とれ!』『ナターシャ 盗まれたモナ・リザを取り戻せ』『28年後… 白骨の神殿』『万事快調<オール・グリーンズ>』『プシュパ 君臨』『ホーム・アローン! ジョナスとガビのトラップ大作戦』『マーダー・キャンプ』『MIRRORLIAR FILMS Season8』『モディリアーニ!』『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto 4K レストア版』
1月17日(土)公開の映画
『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』『イマジナリーライン』『マライコッタイ・ヴァーリバン』『メモリードア』
2026年1月23日(金)・24日(土)公開の映画

『MERCY/マーシー AI裁判』

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』より ©2025 UNIVERSAL STUDIOS
1月23日(金)公開の映画
『愛のごとく』『アウトローズ』『アリゲーター:暴水領域』『安楽死特区』『インコンプリート・チェアーズ』『怪獣天国』『帰ってきたガリバー』『黒の牛』『恋のドッグファイト』『コゼリスク攻城戦 モンゴル軍襲撃』『最強王図鑑 The Ultimate Tournament 特別編 テッペン決めようか!』『終点のあの子』『ただいまって言える場所』『BATTLE OF TOKYO -うつくしき嘘-』『パンダプラン』『ヒグマ!!』『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』『ブチャ 最後の証人』『PROJECT Y』『MERCY/マーシー AI裁判』『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』『More Real Than Dreams』『役者になったスパイ』『恋愛裁判』『ワールド・ブレイカー』『カリギュラ 究極版』
1月24日(土)公開の映画
『おててつないで』『オリビアと雲』
2026年1月30日(金)・31日(土)公開の映画

『HELP/復讐島』より © 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

グレン・パウエル、『ランニング・マン』より ©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
1月30日(金)公開の映画
『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第2幕』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』『鬼胎(クィテ)黒い修道女』『クイーンダム/誕生』『クスノキの番人』『在日ミャンマー人 -わたしたちの自由-』『スケッチ 〜描かれたモンスターたち〜』『スタック』『白蛇:浮生』『パルプロス:黙示録の子供たち』『HELP/復讐島』『マーズ・エクスプレス』『メラニア』『ラスト・ロデオ 〜約束のフィールド〜』『ランニング・マン』『ガーゴイル 4Kレストア版』
1月31日(土)公開の映画
『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』 変更なし: 『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』
2026年2月公開の映画
2026年2月6日(金)・7日(土)公開の映画

『トゥギャザー』© 2025 Project Foxtrot, LLC
2月6日(金)公開の映画
『カルテットという名の青春』『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』『射鵰英雄伝』『たしかにあった幻』『神社 悪魔のささやき』『ツーリストファミリー』『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』『トゥギャザー』『パンダのすごい世界』『BE:the ONE -START BEYOND DREAMS-』『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』『FREWAKA/フレワカ』『フレンド-#最狂ピエロ警報』『ほどなく、お別れです』『ホームステッド〜世界が崩れる時〜』『禍禍女』『椰子の高さ』『リバース・オブ・ヘル』『両親が決めたこと』『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』
2月7日(土)公開の映画
『ミックスモダン』
2026年2月13日(金)・14日(土)公開の映画

『ブゴニア』より © 2025 FOCUS FEATURES LLC.

『クライム 101』
2月13日(金)公開の映画
『ANIMAL』『オスロ、8月31日』『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』『クライム 101』『スペルマゲドン 精なる大冒険』『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突』『肉屋』『ブゴニア』『不貞の女』『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』『劇場版 僕の心のヤバイやつ』『道行き』『女鹿』『リプライズ』『私のすべて』『ファーゴ 4K』
2月14日(土)公開の映画
『ロッコク・キッチン』『私たちの一日/イン・アワ・デイ』
2026年2月20日(金)・21日(土)公開の映画

『センチメンタル・バリュー』より © 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS / ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA / FILM I VÄST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE

『おさるのベン』より © 2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2月20日(金)公開の映画
『おさるのベン』『枯れ木に銃弾』『CatVideoFest』『教場 Requiem』『幻愛 夢の向こうに』『災 劇場版』『センチメンタル・バリュー』『東方神起 20th Anniversary Film 『IDENTITY』』『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』『夜勤事件』『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』
2月21日(土)公開の映画
『明日を夜に捨てて』『どうしようもない10人』『ポーラX 4K レストア版』
2026年2月27日(金)・28日(土)公開の映画

『嵐が丘』より ©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ゴーマン シャノン 眞陽、ブレンダン・フレイザー、 『レンタル・ファミリー』より ©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
2月27日(金)公開の映画
『嵐が丘』『#拡散』『結局珈琲』『木挽き町のあだ討ち』『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』『正義廻廊』『超時空英雄伝エイリアノイド PART2:終局決戦』『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』『TRAVERSE2 -Next Level-』『MALUM 悪しき神』『夜鶯 -ある洋館での殺人事件-』『レンタル・ファミリー』『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』
2月28日(土)公開の映画
『金子文子 何が私をこうさせたか』『この場所』『湯徳章-私は誰なのか-』
2026年3月公開の注目映画
2026年3月6日(金)・7日(土)公開の注目映画

『ウィキッド 永遠の約束』より © Universal Studios. All Rights Reserved.

『ブルームーン』より © 2025 FUNNY VALENTINE, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
3月6日(金)公開の映画
『ウィキッド 永遠の約束』『エリス&トム-ボサノヴァ名盤誕生秘話-』『オーロラの涙』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第3幕』『ザ・クロウ』『361-White and Black-』『しあわせな選択』『GEMNIBUS vol.2』『スペシャルズ』『宣誓』『ナースコール』『NEEDY GIRL OVERDOSE 劇場先行版』『花緑青が明ける日に』『ブルームーン』『モーツァルト!』『藍反射』『RIP SLYME THE MOVIE -25th ANNIVERSARY GREATEST MEMORY-』『人狼 JIN-ROH 4Kリマスター』『冬のソナタ 日本特別版』
3月7日(土)公開の映画
『ギョンアの娘』『ホールディング・リアット』
2026年3月13日(金)・14日(土)・15(日)公開の注目映画

『私がビーバーになる時』より ©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』 © 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.
3月13日(金)公開の映画
『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』『96分』『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』『ジョン・クランコ バレエの革命児』『パリに咲くエトワール』『映画ひみつのアイプリ まんかいバズリウムライブ!』『放送禁止 ぼくの3人の妻』『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』『私がビーバーになる時』
3月14日(土)公開の映画
『WITH』『蒸発』『父と家族とわたしのこと』『長浜』『ハローマイフレンド』『ひなぎく 4Kレストア版』
3月15日(日)公開の映画
『今は昔、栄養映画館の旅』
2026年3月20日(金)・21日(土)公開の注目映画

『決断するとき』 © 2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
3月20日(金)公開の映画
『アメリと雨の物語』『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』『おしり前マン〜復活のおしり前帝国』『カミング・ホーム』『君が最後に遺した歌』『決断するとき』『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』『全知的な読者の視点から』『東京逃避行』『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『チェッカーズ 1988 SCREW TOUR at 東京ドーム【4Kリマスター】』『マクロスプラス -MOVIE EDITION- 4K REMASTER ver.』
3月21日(土)公開の映画
『自然は君に何を語るのか』『365DAYs + 2彷徨う大人たち』『粒子のダンス』
2026年3月27日(金)・28日(土)公開の注目映画
3月27日(金)公開の映画
『生きているんだ友達なんだ』『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』『鬼の花嫁』『映画 きかんしゃトーマス いっしょに歌おう!ドレミファ♪ソドー島』『90メートル』『キング・オブ・キングス』『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』『そして彼女たちは』『ハウス・オブ・ザ・デビル』『フェザーズ その家に巣食うもの』『森に聴く Listen to the Forest』『私たちの話し方』『トニー滝谷 4Kリマスター版』
3月28日(土)公開の映画
『鍵から抜け出した女』『チェイン・リアクションズ』『津田寛治に撮休はない』『ドゥリム パレス』『HOLD UP MORNING』『MAMMON』『山人(やまんど)…縄文の響きが木霊する』『ライフテープ』
2026年4月公開の注目映画
2026年4月1日(水)・3日(金)・4日(土)公開の注目映画
『ザ・ブライド!』 – 4月3日(金)公開

『ザ・ブライド!』より © 2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
1930年代シカゴ。孤独な“不死身の怪物”は、自分の伴侶を求めて高名な研究者ユーフォロニウス博士に依頼し、墓から掘り起こされた女性の遺体は花嫁《ブライド》としてよみがえる。だが、ある事件をきっかけに追われる身となったふたりは逃避行へ――その旅はやがて社会全体を揺るがす“革命”の始まりへと転がっていく。監督はマギー・ギレンホール、出演はジェシー・バックリー、クリスチャン・ベールら。
『落下音』 – 4月3日(金)公開

『落下音』より © Fabian Gamper – Studio Zentral
百年にわたる四つの時代を生きる少女たちの〈不安〉を描く、静かで不穏な映像叙事詩。北ドイツの同じ農場を舞台に、説明のつかない出来事が時代を超えて響き合っていく。
世界がまだ名前を与えていない感情を、映像と音で観る者の深層へと忍び込ませる、カンヌ国際映画祭〈審査員賞〉受賞作。
4月1日(水)公開のそのほかの映画
『劇場版スポンジ・ボブ 呪われた海賊と大冒険だワワワワワ!』『流星 デジタルリマスター版』
4月3日(金)公開のそのほかの映画
『黄金泥棒』『OCHI! -オチ-』『俺たちのアナコンダ』『黴の花』『カルテットという名の青春』『殺手#4(キラー・ナンバー4)』『501号室の男 -ある作家の記録-』『済州島四・三事件 ハラン』『ザッケン!』『PILOT -人生のリフライト-』『ヒット・エンド・ファン!臨時決闘』『炎かがよへ』『Riceboy ライスボーイ』『ロングホットサマーバケーション』『パリから来た殺し屋 4K』
4月4日(土)公開のそのほかの映画
『三角屋の交差点で』『XiXi、私を踊る』『マダム・ソワ・セヴェンヌ』『エス インターナショナル版』
2026年4月10日(金)・11日(土)公開の注目映画
『ハムネット』 – 4月10日(金)公開

『ハムネット』より ©2025 FOCUS FEATURES LLC
シェイクスピア夫妻が息子ハムネットを失った喪失と、その悲しみが創作へと転化していく過程を描く、クロエ・ジャオ監督のドラマ。
ジェシー・バックリー、ポール・メスカルらが出演し、原作はマギー・オファーレルの同名小説。フォーカス・フィーチャーズ/ユニバーサル配給で、愛と喪失の物語として“ハムレット”誕生の背景に迫る。
4月10日(金)公開のそのほかの映画
『ヴィットリア 抱きしめて』『炎上』『火葬人』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第4幕』『サトウキビは知っている』『脛擦りの森』『1975年のケルン・コンサート』『第五の騎士は恐怖』『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』『ダーティ・エンジェルズ』『一口のパン』『ペリカン・ブルー 〜自由への切符〜』『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』『万博追跡 2K レストア版』
4月11日(土)公開のそのほかの映画
『遠来 〜トモベのコトバ〜』『五月の雨』『トゥ・ランド』『僕を呼ぶ声 / TOKYO STRANGE TALE』『焼け石と雨粒』
2026年4月17日(金)・18日(土)公開の注目映画
4月17日(金)公開のそのほかの映画
『クベーラ』『今日からぼくが村の映画館』『これって生きてる?』『ソング・サング・ブルー』『DOPPEL』『長篠』『残されたヘッドライン』『人はなぜラブレターを書くのか』『FEVER ビーバー!』『ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS』『悪夢の系譜【4Kデジタル修復版】』
4月18日(土)公開のそのほかの映画
『海辺の恋』『オー・パン・クペ』『河童の家』
2026年4月24日(金)〜29日(水・祝)公開の注目映画
『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』 – 4月24日(金)公開

『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』より © Nintendo・Illumination/Universal Pictures
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)の世界観を引き継ぐ新作アニメーション映画で、2026年4月24日(金)に全国ロードショー。日本公式サイトでは、前作が全世界で13億ドル超の興行収入を記録したことにも触れつつ、続編としてのスケールアップを予告している。
4月24日(金)公開のそのほかの映画
『ARCO/アルコ』『オールド・オーク』『悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE』『最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編』『沢田美由紀のガマランドにお邪魔します』『白い車に乗った女』『ツイッギー』『月の犬』『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』『Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』『ビリー・アイドル パンク・ロッカーの反逆と代償』『LOST LAND/ロストランド』『サムライ 4Kレストア』
4月25日(土)公開のそのほかの映画
『超低予算ムービー大作戦』『めぐる面影、今、祖父に会う』
4月29日(水・祝)公開のそのほかの映画
『アギト-超能力戦争-』『SAKAMOTO DAYS』
2026年5月公開の注目映画
2026年5月1日(金)・2日(土)公開の注目映画
『プラダを着た悪魔2』 – 5月1日(金)公開

『プラダを着た悪魔2』ポスター ©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
ファッション業界の“最前線”を舞台に、働く女性たちの葛藤と成長を描いた大ヒット作『プラダを着た悪魔』の続編が、2026年5月1日(金)に日米同時公開。
監督デヴィッド・フランケル、脚本アライン・ブロッシュ・マッケンナが続投し、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチら主要キャストが名を連ねる。
5月1日(金)公開のそのほかの映画
『サンキュー、チャック』『幸せの、忘れもの。』『誓い 建築家B・V・ドーシ』『ドランクヌードル』『ユートピアの力』『ラプソディ・ラプソディ』『プッシャー【4Kデジタル修復版】』『プッシャー2【4Kデジタル修復版】』『プッシャー3【4Kデジタル修復版】』
5月2日(土)公開のそのほかの映画
『イリュミナシオン』『コスモ・コルプス』『サンタクロースたちの休暇』『猫を放つ』
2026年5月8日(金)公開の注目映画
『シンプル・アクシデント/偶然』 – 5月8日(金)公開
イランのジャファル・パナヒ監督が、自身の投獄体験にも通じる視点から“復讐”と“倫理”の揺らぎを描くスリラー。かつて政治犯として収監された人々が、過去に自分たちを苦しめた拷問者かもしれない男を前にし、「裁くべきか/赦すべきか」という決断を迫られていく。
第78回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞した。
『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』 – 2026年5月8日(金)公開
人気クライム・エンターテインメント『グランド・イリュージョン』シリーズ第3作。
イリュージョンで巨悪の資金を奪い“世間に還元する”スーパー集団フォー・ホースメンが、史上最高価値とされる“ハートのダイヤモンド”を狙い、世界規模の強奪劇に挑むという。
ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、アイラ・フィッシャーらが再集結し、ロザムンド・パイクが“ダイヤの女王”として立ちはだかる。監督はルーベン・フライシャー。
2026年5月15日(金)公開の注目映画
『スマッシング・マシーン』 – 5月15日(金)公開
総合格闘技の黎明期、1997~2000年の時代を駆け抜けた伝説的ファイター、マーク・ケアーの軌跡を、ドウェイン・ジョンソン主演で実写化した実話ベースのドラマ。PRIDE創成期の熱狂も背景に据えながら、勝利の裏側にある代償を掘り下げていく。
監督・脚本は『アンカット・ダイヤモンド』のベニー・サフディで、ジョンソンが“霊長類ヒト科最強”とまで呼ばれた男の栄光と転落を体現し、エミリー・ブラントがパートナー役で共演する。
2026年5月22日(金)公開の注目映画
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』 – 5月22日(金)公開
“帝国崩壊後”の銀河を舞台に、孤高の賞金稼ぎマンダロリアンと、強大なフォースの力を秘めたグローグーが育んだ絆と旅路を描く最新劇場作で、グローグーを狙う旧帝国軍の残党がふたりを追う。
監督はジョン・ファヴロー、製作総指揮にデイヴ・フィローニが名を連ねる。
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の予告を見る
『マテリアリスト 結婚の条件』 – 2026年5月29日(金)公開

『マテリアリスト 結婚の条件』より Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved
『パスト ライブス/再会』のセリーヌ・ソンが監督・脚本を務める新作。
舞台はニューヨーク。結婚相談所で働く“マッチメーカー”のルーシーが、恋愛を感情だけでなく“資産価値”でも冷静に測る人物として描かれ、現代の婚活市場と三角関係が物語の軸になる。
主演はダコタ・ジョンソンで、クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカルが共演。
2026年6月の注目映画
2026年6月12日(金)公開の注目映画
『Michael/マイケル』 – 6月12日(金)公開

『Michael/マイケル』より ®︎、M&© 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの生涯を描く伝記映画。
主演のマイケル役は甥のジャファー・ジャクソンで、監督はアントワーン・フークア、脚本はジョン・ローガン、製作には『ボヘミアン・ラプソディ』のグレアム・キングが参加する。
2026年6月26日(金)公開の注目映画
『スーパーガール』 – 2026年6月26日(金)公開

『スーパーガール』 © & TM DC © 2025 WBEI
DCコミックスの人気キャラクター、スーパーガール/カーラ・ゾー=エルを主人公に据えた新たな実写スーパーヒーロー映画。2025年に公開された『スーパーマン』の成功を受け、ジェームズ・ガン率いるDCスタジオが新生DCユニバースの一翼として製作を進めている。監督は『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』などを手がけたクレイグ・ギレスピー、主演にはドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』などで注目を集めるミリー・オールコックが起用された。
物語はスーパーマンの従妹であるカーラが、自身の力と向き合いながらヒーローとして成長していく姿を描くとされる。
ジェイソン・モモアの出演も決定しており、これまでのDC作品に新たな風を吹き込む試みとして期待が高い。
2026年7月公開の注目映画
2026年7月3日(金)公開の注目映画
『トイ・ストーリー5』 – 2026年7月3日(金)公開
ピクサー・アニメーション・スタジオ制作による人気アニメシリーズの最新作。前作『トイ・ストーリー4』から数年後を舞台に、ウッディやバズ・ライトイヤーをはじめとするお馴染みの仲間たちが、新たな試練と出会いに挑む姿が描かれる。
シリーズ創始者の一人アンドリュー・スタントンが監督・脚本を務め、トム・ハンクス(ウッディ役)やティム・アレン(バズ役)など多くのレギュラーキャストが続投予定。
また、新キャラクターとして“リリーパッド”というカエル型のタブレットが登場し、デジタル機器と旧来の“おもちゃ”世界の対立という現代的テーマを暗示させる内容が示されている。物語の中心にはジェシーが再び立ち、仲間と共に子どもの注意を引き戻すために奮闘するという、シリーズ特有のユーモアと感動が期待される。北米公開は2026年6月19日が予定されている。
2026年7月17日(金)公開の注目映画
『キングダム 魂の決戦』 – 2026年7月17日(金)公開
実写映画『キングダム』前作『大将軍の帰還』の続きが描かれる。原作者・原泰久の言葉として「過去4作を超える迫力と興奮と感動」を目指す方針が示されている。
2026年7月31日(金)公開の注目映画
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』 – 2026年7月31日(金)公開
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストを受け、トム・ホランド演じるピーター・パーカーが“新章”へ踏み出す第4作。
監督は『シャン・チー』のデスティン・ダニエル・クレットンで、ハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロやパニッシャー役のジョン・バーンサル、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のセイディー・シンクらとの共演にも注目が集まっている。
『モアナと伝説の海』(実写版) – 2026年7月31日(金)公開

実写版『モアナと伝説の海』© 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ウォルト・ディズニー・スタジオが同名の2016年の大ヒットアニメーションを実写化するミュージカル・アドベンチャー。原作の物語を踏襲しつつ、生身の俳優による表現と実際の海・自然ロケを活かした映像美が特徴だ。
監督はトーマス・カイル、脚本はジャレド・ブッシュとダナ・ルドゥ・ミラーが務める。主人公モアナ役には新人のキャサリン・ラガアイアが抜擢され、海との深い絆と使命感に導かれて未知の大海原へ旅立つ姿を演じる。アニメ版で人気を博した“半神”マウイ役にはドウェイン・ジョンソンが続投し、原作楽曲「How Far I’ll Go」も実写版で歌われる見込みだ。音楽にはオリジナル版で手がけたマーク・マンシーナとリン=マニュエル・ミランダが再び参加する。北米では2026年7月10日公開予定。
2026年8月公開の注目映画
『時には懺悔を』 – 2026年8月28日(金)公開
中島哲也が監督・脚本を手がけ、打海文三の同名小説を原作とする実写映画。
物語は、探偵の佐竹と助手の聡子が殺人事件を追う中で、9年前の誘拐事件で連れ去られた重い障がいを抱える子ども「新」の存在にたどり着くところから展開し、傷を抱えた大人たちの再生を描くという。
主演は西島秀俊で、満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司らが名を連ねる。
2026年12月公開の注目映画
2026年12月18日(金)公開の注目映画
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 – 12月18日(金)公開

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 © 2025 MARVEL.
ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソが監督を務める、マーベル・スタジオの『アベンジャーズ』最新作。
ロバート・ダウニー・Jr.が“新たな役柄”として、マーベル屈指のヴィランドクター・ドゥーム(ヴィクター・フォン・ドゥーム)を演じるほか、主要キャストとしてクリス・ヘムズワース、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタンらに加え、X-MEN系キャストの名前も挙がっており、シリーズ横断の“集結”がいよいよ本格化しそうだ。
2026年内公開の注目映画
『オデュッセイア』 – 2026年内公開

『オデュッセイア』
クリストファー・ノーランがホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を映画化する超大作で、2026年7月17日の全米公開。“IMAXフィルムカメラで撮影”されたことを掲げている。
主演はマット・デイモンで、帰還の旅に翻弄される英雄オデュッセウスを演じる。共演にはトム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤらが名を連ね、トロイ戦争後の長い旅路や怪物たちとの遭遇といった“神話的”エピソードが示唆されている。
2026年の映画シーンに注目
2026年は、『アベンジャーズ』や『トイ・ストーリー』の最新作、さらに国際映画祭で評価された作品、激しいアクションやホラーまで、ジャンルも規模も幅広いラインナップが揃っている。見逃せないタイトルが目白押しだ。
気になる作品はぜひ劇場でチェックし、2026年の映画体験を存分に楽しんでほしい。
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【インタビュー|ミヒャ・レビンスキー監督】『役者になったスパイ』で実際に起きたスイス一大スキャンダルを描いた理由、現代にも通じる監視社会に思うこと

『役者になったスパイ』ミヒャ・レビンスキー監督にインタビュー。
冷戦終結間際のスイスで実際に起きた大規模監視事件を、ロマンティック・コメディという意外な語り口で描いた映画『役者になったスパイ』が1月23日(金)に日本公開。俳優志望の警察官が“演じること”を通して国家の嘘と個人の真実に向き合っていく本作は、政治映画でありながら、同時にきわめて人間的な物語でもある。
culaは本作を手がけたミヒャ・レビンスキー監督に独占インタビューを行い、実体験と深く結びついた題材への思い、演劇と映画、嘘と真実の関係性、そして現代にも通じる“監視社会”への眼差しについて話を聞いた。(取材・文:ヨダセア)
【動画】『役者になったスパイ』予告編
『役者になったスパイ』ミヒャ・レビンスキー監督 インタビュー
本作『役者になったスパイ』を制作するうえで、なぜ今「この題材を描く必要がある」と感じたのか、何かきっかけはあったのでしょうか。
ミヒャ・レビンスキー(以下、レビンスキー):私にとって、(フィシュ・スキャンダルは)個人的にも政治的にも非常に重要な出来事でした。この事件が明るみに出た時、私はまだ10代後半でした。それは冷戦終期でもあって、システム全体が崩壊していく様子を目の当たりにしたんです。私にとって、政治的な意識を持つようになった最初の瞬間でした。
レビンスキー:この出来事はずっと心の中に残っていて、何年も経った後も考え続けていました。そして同時に、この話には面白い側面もあると思ったんです。なぜなら、この任務を遂行しなければならなかった警察官たちにとって、それは非常に困難な仕事であると同時に、ある意味で滑稽な側面も持っていたからです。
実際にスイスであった「フィシュ・スキャンダル」という監視事件を扱うにあたり、最も問題意識を持ったポイントは何でしたか。
レビンスキー:いい質問ですね。考えてみると、私の映画や物語のほとんどに、“嘘”や“真実が語られない”という要素が含まれています。それは私の作品すべてにおいて非常に強い原動力になっているんです。
レビンスキー:なぜなら、もし自分が周りの世界と完全に調和していて、望む人生を生き、なりたい自分でいられるなら、そこに物語は生まれません。でも実際には、誰もが世界との間に葛藤を抱えています。それが私にとって常に強いモチベーションなんです。そういう状況を目にすると、これは語る価値があると感じ、心を動かされ、同時に興味をそそられるんです。この物語には、政治的なものを超えた、ただ深くて人間的な何かがあると感じました。

『役者になったスパイ』より © Langfilm / Bernard Lang AG 2020
本作は“ロマンティック・コメディ”の要素と政治的テーマが同居しています。このトーンのバランスはどのように設計しましたか?
レビンスキー:私はロマンティック・コメディが好きで、以前にもロマコメを作ったことがあります。
レビンスキー:私はこの映画が“みんなのための映画”であるべきだと思いました。アート系の知的な観客だけのためのニッチな映画にはしたくなかったんです。これは誰にとっても関係のあるテーマですから。だから、誰もが共感できるような方法で語りたくて、こういったトーンを楽しんで作りました。日本でも、多くの方々にこのトーンを楽しんでいただけると嬉しいですね。
この物語の舞台は1989年ですが、本作が描く“監視社会”について、現代の観客に最も伝えたいメッセージは何でしょう。
レビンスキー:そうですね、実際に現代の監視についての物語を作ることも可能だと思います。なぜなら、私たちは今、常にお互いを監視していますから。例えば、誰かとデートする時、事前にソーシャルメディアでその人のことを調べることができますよね。
レビンスキー:相手が何に興味があるのか、誰と友達なのか……ある意味、それはクレイジーだと思いますし、危険にもつながり得ます。一般個人がやる分には大きな問題は少ないかもしれませんが、国家や企業、健康保険会社などがそれをやるとなると、たいへんな問題になる可能性がありますよね。だから“監視”というテーマは、今日でもやはり重要だと思います。

『役者になったスパイ』より © Langfilm / Bernard Lang AG 2020
1989年当時の空気感を映像で再現する上で、特にこだわった点は何でしょうか。
レビンスキー:まず問題は、この映画を2020年代に撮影したということ。つまり当時から30年も経ってしまったんです。車も服も家も、世界はすべてが変わってしまいましたよ。歴史的な映画を作る上で最も難しいのは、“新しいものを映さない”ということです。何を映すかに集中しなければなりません。
レビンスキー:しかも、問題はそれだけではありませんでした。もうひとつの問題は、私たちが夏に撮影したということです。「フィシュ・スキャンダル」や“ベルリンの壁の崩壊”が起きたのは、ご存知の通り冬、11月のことでした。だから本来は初冬に撮影したかったんです。
レビンスキー:よって、現代的すぎる一般住居を映すわけにはいきませんでしたし、木々が夏らしく茂っていて自然も映せませんでした。結果的に、室内や夜のシーンが多くなったんです。しかし、そもそも夏の夜は非常に短く、撮影時間がほとんど取れないという問題もありました。撮影は夜遅くにしなければならず、そうこうするうちに朝がすぐ来てしまうんです。大変でしたよ。
本作には「演じること」そのものがテーマとして流れています。演劇や映画における“嘘と真実”についての監督の考えを聞かせてください。
レビンスキー:そうですね、私たち映画人も演劇人も、自分たちをとてもシリアスに捉え、何か重要なことをしていると思っています。でももちろん、私たちもただのひとりの人間で、ただ愛されたいだけで、他の誰かより優れているわけではありません。それが真理だと思います。俳優たちは興味深い仕事をしていますが、他の人と比べて優れた人間というわけではないんです。

『役者になったスパイ』より © Langfilm / Bernard Lang AG 2020
主人公ヴィクトールのキャラクター像はどのような意識で作り、演出していきましたか。また、フィリップ・グラバーさんとの仕事はいかがでしたか。
レビンスキー:フィリップとは長い付き合いです。以前にも3本の映画で一緒に仕事をしてきました。俳優としても、コメディアンとしても、彼が大好きなんです。彼はコメディとドラマの微妙な境界線を理解しています。改めてオーディションを行いましたが、彼は本当にすばらしくて、「この役は彼だ、彼でなければならない」と感じました。それがフィリップです。彼と仕事をするのが大好きです。
レビンスキー:キャラクターをどう作り上げたかというご質問ですが、きっかけは“警察官の視点を通して物語を語る”というアイデアでした。そのアイデアが浮かんですぐ、私にとって典型的なキャラクターになっていきました。もしかしたら「もし私があの状況で警察官だったらどうするだろう?」という感じで考えたかもしれません。おそらく私でもヴィクトールのようになるでしょう。物語を語る時やキャラクターを設計する時、私は決して強いヒーローを作りません。なぜなら、自分がパワフルなヒーローになれるとは思わないからです。
そうですね、ヴィクトールは非常に複雑で困難な状況に陥りますが、彼自身はいたって普通の男性なので、観ていて共感しやすかったです。
レビンスキー:その通り。彼はごく普通の人間なんです。悲しみもあれば、ユーモアもある。でも私にとっては、ジェームズ・ボンドのようなヒーローよりも、そういう人物の方がずっと興味深いんです。
レビンスキー:ヒーローたちがどう過ごしているのか、私には理解できません。走って、戦って、力強い。でも私が知っている現実の人々がヒーローであることはほとんどありません。私が知っている現実の人々は、ヴィクトールみたいな感じで、もがき苦しんでいるんです。
『役者になったスパイ』より © Langfilm / Bernard Lang AG 2020
オディールの人物像についてはいかがでしょうか。演じたミリアム・シュタインさんとはどのようにキャラクターを作っていきましたか。
レビンスキー:ミリアムは、スイスよりもドイツで有名な映画スターです。彼女の仕事ぶりは高く評価されていて、彼女と仕事ができたのは光栄でした。オディールというキャラクターはミリアムがプロジェクトに参加する前から完成していたので、彼女のために書かれたわけではありません。
レビンスキー:オディールはある意味純粋で、善良な魂を持つキャラクターである点もお気に入りのポイントですが、同時に彼女は父親との関係というバックグラウンドも持っていて複雑なキャラクターです。シェイクスピア『十二夜』を劇中劇として採用した理由を詳しく聞かせてください。どんな“鏡像効果”を狙いましたか?
レビンスキー:これは脚本チームの演劇関係者、プリニオ・バッハマンとバルバラ・ゾマーのアイデアでしたが、完璧に理にかなっていますよ。なぜなら『十二夜』では、すべてが演技であり、見せかけであり、鏡のようなものだから。誰かが男性のふりをしているけれど実は女性だったり、その逆だったり。とてもクールな劇です。それは本作で私たちが扱っているテーマと似たところがあります。だから、すべてが常に(目に見えるものとは)少し違うというこのアイデアが気に入りました。
レビンスキー:映画の中でも鏡をたくさん使っています。すべてが仮面で、その下にまた別の仮面があり、そのまた下にも別の仮面がある。そういったアイデアを気に入りました。劇場空間や舞台劇を映画で撮るにあたって、どのような意識で映像に落とし込みましたか?
レビンスキー:私にとってとても興味深い挑戦でした。演劇の演出をしたことがない私が、映画の中で演劇シーンを演出できましたから。映画内に舞台の劇場全体が出てくるので、映画の俳優たちを演出すると同時に、俳優を演出する俳優も演出しました。面白い経験でしたね。
レビンスキー:ただ最も重要なのは、共同で脚本を書いたバルバラとプリニオが演劇界で活躍してきたということです。彼らは長年大きな劇場で働いてきて、多くのことを目撃してきました。彼らのユーモアと、彼らがよく知っているこの世界について語りたかったこと、それも作品に反映されているんです。「フィシュ・スキャンダル」を描くにあたり、どのようなリサーチを行いましたか。また、制作にあたって関係者、当事者の協力などはありましたか。
レビンスキー:たくさんではありませんが、少し協力を得られましたし、リサーチはしっかり行いましたよ。
レビンスキー:当時スパイとして働いていた警察官からサポートを受けられたんです。彼は私たちに、当時どのように仕事をしていたかを教えてくれました。それは非常に役立ち、彼に会えたことはとても興味深い経験でしたよ。彼は今でも地下室にファイルを持っていました。彼は今はただの退職した年配の警察官で、スパイと聞いて想像するような人物ではありません。特別なものを感じさせるような雰囲気が何もなかったのは面白かったです。本作はスイスだけでなく海外でも上映されました。国や文化によって受け取られ方に違いはありましたか?
レビンスキー:スイスではもちろん、人々がこの事件についてよく知っています。映画の中には、スイス以外では理解できない、いわば内輪のジョークや引用がいくつかあります。でも非常に興味深かったのは、スイス以外の人々もこの物語に共感できるということでした。本作にはスイス特有のものではなく、普遍的で人間的なドラマがあるようです。結局のところ、どこに生きる人にもそんなに違いはないのです。
監督として、この映画の中でお気に入りのシーンはどれですか?
レビンスキー:舞台上のシーンはすべて好きです。リハーサルのシーンも好きですし、冒頭の長いテーブルでの大きなリハーサルシーンも気に入っています。
レビンスキー:でも、男性社会を前にオディールが行う長いスピーチのシーンも大好きです!どれも印象的でした!私のお気に入りのシーンは、ヴィクターがほぼ裸の状態で舞台に上がり、即興で演技をするシーンです。
レビンスキー:ああ、あのシーンもいいですね!(笑)
レビンスキー:面白いことに、ドイツの演劇では、この20〜30年の間、舞台上で裸になる人や下着姿の人が非常に多いんです。インパクトを与えようとしているんでしょうが、しばらくすると、いつも誰かが舞台で裸になっていることに慣れ、退屈になってしまうんです。だからこのシーンでは、観客席にいる年配の女性の反応も好きなんです。
レビンスキー:……日本の演劇でも、人々はいつも下着姿ですか?
演劇でいつも下着姿ということはないと思いますが、日本にも裸ネタを行うコメディアンは多いですし、裸や下着姿は定番コメディのひとつですよ(笑)
撮影で困難だったことはありますか。
レビンスキー:歴史的な物語設定のために難しかったこともたくさんありますが、もう一つ難しかったことがありまして……脚本はすべてチューリッヒの劇場を想定して書かれていて、劇中の舞台はチューリッヒの劇場で上演されるという設定だったんです。でも実際に撮影する段階になって、想定していた劇場が使用できないことがわかりました。演劇シーズンではない夏季に劇場全体の改修工事をしていて、客席をすべて撤去している状態だったんです。残念ながらそこで撮影することは不可能でした。
レビンスキー:そこで別の劇場を探すことになったのですが、幸運なことにスイスの別の地域で、チューリッヒの劇場と同じ舞台を持つ劇場を見つけたんです。100年前に、その小さな町がチューリッヒと同じ劇場を持ちたいと思って、同じ舞台を作ったんだそうです。だから撮影するためにその町に向かわなければなりませんでした。映画にはいつもこういう問題がつきものですよ。あのシアター、大好きでした!
この映画は音楽の使い方も印象的でした。音楽で映画の雰囲気を作る上で、特に注力された点は何でしょうか。
レビンスキー:以前やったことがなくて私にとって新鮮だったのですが、今回は音楽で本物のオーケストラを使ったんです。難しい作業でしたよ。なぜなら音楽は作品が描く時代とジャンルの面で映画をサポートしなければならないと同時に、映画のムードも表現しなければならないから。本作のようなミックスジャンルにおいて、そこの絶妙なバランスが取れるポイントを見つけるのは簡単ではありませんでした。最終的に私も気に入っていますが、長い道のりでしたよ。
これまで監督はロマンティック・コメディ映画、サスペンス映画、そしてそれらを組みわせた今回のポリティック・ロマンスコメディなどを手がけてきましたね。今後はどのような映画を撮りたいと思っていますか。
レビンスキー:うーん、どうでしょう。もしうまくいくなら、もっと自分自身の声に向き合い、自分らしさを見つけていきたいですね。それがどんなジャンルになるかは、後から人々が教えてくれるでしょう。
レビンスキー:ジャンル映画を作る際は、どんなジャンルであれ、前提として一定のルールがあります。しかし、最も私が興味を惹かれるのは、“ルールを持たないこと”です。難しいことだからこそ、勇敢なことでしょう。何かに囚われずにただ物語を語り、後からその物語のジャンルがどう呼ばれるべきかを見つけ出すような作品に挑戦してみたいですね。
今後の監督作品も楽しみにしています!では最後に、日本の観客へメッセージをいただけますか。本作を通して、どのようなメッセージを受け取って欲しいですか。
レビンスキー:メッセージを伝えるとすれば結局のところ、“分断は乗り越えることができる”ということです。たとえ悪いことが起こっても、社会が政治的にであれ何であれ分断されていても……日本にもそういうことがあるのではないですか?政党の違いなど、色々と違いはあるでしょう。争いが起きることだってあるでしょう。でも私が言いたいのは、どこかの時点で、前に進み、再び団結し、お互いに友好的になることは可能なんだということです。
(インタビュー以上/取材・文:ヨダセア)
「強いヒーローには興味がない」と語るレビンスキー監督の言葉どおり、『役者になったスパイ』の主人公ヴィクトールは、ごく普通で、不器用で、迷い続ける人物だ。しかしだからこそ、彼が“演じること”を通して辿り着く場所は、国家や時代を超えて、私たち自身の姿と重なっていく。
監視、分断、嘘、そして愛——1989年という過去を舞台にしながら、本作が静かに投げかける問いは、むしろ現代を生きる私たちにこそ向けられている。笑いと切なさが同居するそのトーンの先で、観客一人ひとりが何を受け取るのか。映画『役者になったスパイ』は、1月23日(金)より日本公開される。
【インタビュー/トッド・コマーニキ監督】英雄譚『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』に浮かび上がる現代の社会問題と、誰もが見出すべき“愛”の力映画『ボンヘッファー ヒトラーを暗殺しようとした牧師』日本公開に合わせ、トッド・コマーニキ監督に単独取材。キャスティング秘話、制作背景、信仰と社会へのメッセージまで深く語った貴重なインタビュー。
【『ぼくらの居場所』監督単独インタビュー】ドキュメンタリーからフィクションへ-リアルな街並みと子役に向き合った制作過程を語り尽くす『ぼくらの居場所』のシャシャ・ナカイ監督とリッチ・ウィリアムソン監督に単独取材。ドキュメンタリー出身の2人が語る制作の背景、スカボローのリアルな描写、子役との撮影秘話まで、作品理解が深まるインタビュー。
【インタビュー/ジェイソン・クラーク】『ラスト・フロンティア ~最果てのアラスカ~』主演と製作を兼任! 極寒のアラスカでの撮影エピソード、お気に入りのシーンはApple TV 配信開始のドラマシリーズ『ラスト・フロンティア ~最果てのアラスカ~』主演ジェイソン・クラークが、主人公フランク・レムニックの人物像、極寒アラスカでの撮影、家族愛と使命の狭間で揺れる役への想いを語るインタビュー。 -
【第98回アカデミー賞(2026年)受賞結果&ノミネート一覧】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞ほか最多6部門を席巻!『罪人たち』『フランケンシュタイン』も快調

「第98回アカデミー賞」のノミネート作品&受賞結果一覧を掲載。
「第98回アカデミー賞」の授賞式が現地時間3月15日(日)(日本では16日(月))に開催。このページでは受賞作品&ノミネートリストを随時更新で記載する(動画で観る場合はこちら)。
注目が集まったのは『罪人たち』の最多16部門ノミネート、そして12部門13ノミネートを達成した『ワン・バトル・アフター・アナザー』だ。さらに『フランケンシュタイン』、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』、『センチメンタル・バリュー』も9ノミネート、『ハムネット』が8部門と快調であった。
そして日本を席巻し世界でも話題となった映画『国宝』は惜しくも国際長編映画賞へのノミネートを逃し、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされていた。
最多受賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
結果としては、『ワン・バトル・アフター・アナザー』が最高賞とる作品賞や、監督賞を含む6部門で最多受賞。『罪人たち』4部門と『フランケンシュタイン』3部門も快調な結果となった。
ノミネート一覧は以下のとおり。(★が受賞)
第98回アカデミー賞 ノミネート作品&受賞結果一覧(★が受賞)
作品賞
『ブゴニア』
『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』監督賞
クロエ・ジャオ(『ハムネット』)
ジョシュ・サフディ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)★ポール・トーマス・アンダーソン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ヨアキム・トリアー(『センチメンタル・バリュー』)
ライアン・クーグラー(『罪人たち』)主演男優賞
ティモシー・シャラメ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)
レオナルド・ディカプリオ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
イーサン・ホーク(『ブルームーン』)
★マイケル・B・ジョーダン(『罪人たち』)
ヴァグネル・モウラ(『シークレット・エージェント』)主演女優賞
★ジェシー・バックリー(『ハムネット』)
ローズ・バーン(『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』)
ケイト・ハドソン(『ソング・サング・ブルー』)
レナーテ・レインスヴェ(『センチメンタル・バリュー』)
エマ・ストーン(『ブゴニア』)助演男優賞
ベニチオ・デル・トロ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ジェイコブ・エロルディ(『フランケンシュタイン』)
デルロイ・リンドー(『罪人たち』)
★ショーン・ペン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ステラン・スカルスガルド(『センチメンタル・バリュー』)助演女優賞
テヤナ・テイラー(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
★エイミー・マディガン(『WEAPONS/ウェポンズ』)
ウンミ・モサク(『罪人たち』)
インガ・イブスドッテル・リッレオース(『センチメンタル・バリュー』)
エル・ファニング(『センチメンタル・バリュー』)キャスティング賞
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『罪人たち』脚本賞
『ブルームーン』
『シンプル・アクシデント/偶然』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『センチメンタル・バリュー』
★『罪人たち』脚色賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『トレイン・ドリームズ』撮影賞
『フランケンシュタイン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』編集賞
『F1/エフワン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』美術賞
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』衣装デザイン賞
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『罪人たち』メイクアップ&ヘアスタイリング賞
★『フランケンシュタイン』
『国宝』
『罪人たち』
『スマッシング・マシーン』
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』視覚効果賞
★『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
『F1/エフワン』
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
『ロスト・バス』
『罪人たち』音響賞
★『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』
『シラート』作曲賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』歌曲賞
「Dear Me」(『Diane Warren: Relentless(原題)』)
★「Golden」(『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』)
「I Lied to You」(『罪人たち』)
「Sweet Dreams of Joy」(『Viva Verdi!(原題)』)
「Train Dreams」(『トレイン・ドリームズ』)長編アニメーション映画賞
『ARCO/アルコ』
『星つなぎのエリオ』
★『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
『アメリと雨の物語』
『ズートピア2』国際長編映画賞
『シークレット・エージェント』(ブラジル)
『シンプル・アクシデント/偶然』(フランス)
★『センチメンタル・バリュー』(ノルウェー)
『シラート』(スペイン)
『ヒンド・ラジャブの声』(チュニジア)長編ドキュメンタリー映画賞
『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』
『Cutting Through Rocks(原題)』
『あかるい光の中で』
★『Mr. Nobody Against Putin(原題)/名もなき反逆者 ロシア 愛国教育の現場で(NHK放送タイトル)』
『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』短編ドキュメンタリー映画賞
★『あなたが帰ってこない部屋』
『Armed Only with a Camera: The Life and Death of Brent Renaud(英題)』
『Children No More: Were and are Gone(原題)』
『デビル・イズ・ビジー/中絶医療の最前線から』
『Perfectly a Strangeness(原題)』短編実写映画賞(タイで2作品が受賞)
『Butcher’s Stain(原題)』
『A Friend of Dorothy(原題)』
『ジェーン・オースティンの生理ドラマ』
★『歌うたい』
★『Two People Exchanging Saliva(原題)』短編アニメーション映画賞
『バタフライ』
『Forevergreen(原題)』
★『The Girl Who Cried Pearls(原題)』
『リタイア・プラン』
『3人姉妹』【動画】今観られるノミネート作品と、観る方法をチェック!
関連作品の紹介・レビュー記事
主要ノミネート作品の作品紹介やレビューは以下から確認できる。
作品賞ノミネート映画
- 『センチメンタル・バリュー』の紹介・レビュー
- 『罪人たち』の紹介・レビュー
- 『トレイン・ドリームズ』の作品紹介ページ
- 『ハムネット』の紹介・レビュー
- 『ブゴニア』の紹介・レビュー
- 『フランケンシュタイン』の紹介・レビュー
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の紹介・レビュー
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』の紹介・レビュー
アニメーション作品
- 『アメリと雨の物語』の紹介・レビュー
- 『ARCO/アルコ』の作品紹介ページ
- 『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の紹介・レビュー
- 『ズートピア2』の紹介・レビュー
- 『星つなぎのエリオ』の紹介・レビュー
ドキュメンタリー作品
- 『あかるい光の中で』の作品紹介ページ
- 『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』の作品紹介ページ
- 『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』の作品紹介ページ
- 『Mr. Nobody Against Putin(原題)』の作品紹介ページ
他部門ノミネート映画
- 『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』の紹介・レビュー
- 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の紹介・レビュー
- 『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』の作品紹介ページ
- 『WEAPONS/ウェポンズ』の紹介・レビュー
- 『国宝』の紹介・レビュー
- 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の紹介・レビュー
- 『シラート』の作品紹介ページ
- 『ブルームーン』の作品紹介ページ
- 『ロスト・バス』の作品紹介ページ
現在レビュー未掲載作品も順次更新予定
- 『シークレット・エージェント』
- 『シンプル・アクシデント/偶然』
- 『スマッシング・マシーン』
- 『ソング・サング・ブルー』
- 『ヒンド・ラジャブの声』ほか
しあわせな選択, ショーン・ペン, アカデミー賞, アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし, アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ, イーサン・ホーク, ウンミ・モサク, エマ・ストーン, エル・ファニング, クロエ・ジャオ, ジェイコブ・エロルディ, ジェシー・バックリー, ジュラシック・ワールド/復活の大地, ジョシュ・サフディ, ステラン・スカルスガルド, ズートピア2, センチメンタル・バリュー, ティモシー・シャラメ, テヤナ・テイラー, ハムネット, フランケンシュタイン, ブゴニア, ブルームーン, ベニチオ・デル・トロ, ポール・トーマス・アンダーソン, マイケル・B・ジョーダン, マーティ・シュプリーム 世界をつかめ, ヨアキム・トリアー, ライアン・クーグラー, レオナルド・ディカプリオ, ワン・バトル・アフター・アナザー, 第98回アカデミー賞(2026年), 罪人たち, F1/エフワン, KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ, 日本作品, レナーテ・レインスヴェ -
リドリー・スコット製作参加の注目スリラー『Nightwatching(原題)』に、ミラ・クニスが主演兼プロデュースで参加

ミラ・クニス主演兼プロデュースのスリラー『Nightwatching(原題)』の映画化が決定した。
ミラ・クニスが、トレイシー・シエラのデビュー小説を原作とするスリラー映画『Nightwatching(原題)』で主演とプロデュースを兼任することが明らかになった。
本作は、極限状況に置かれた母親の心理と選択を描く緊迫感あふれる物語で、製作にはリドリー・スコット率いるスコット・フリー・プロダクションズも名を連ねている。
製作・配給体制と撮影スケジュール
『Nightwatching(原題)』の国際配給はAmazon MGMスタジオが担当する。
プロデューサーには、スコット・フリー・プロダクションズからリドリー・スコット、マイケル・プルス、サム・ロストンが参加し、ピクチャースタートのエリック・フェイグ、ジェシカ・スウィッチ、エミリー・ウィシンク、さらにクニスの新たな製作会社ブリック・フォー・シープからクニス本人とリサ・ステルバコフが名を連ねている。また、フィフス・シーズンが本作の資金調達を担い、グレアム・テイラーとクリストファー・スレーガーがエグゼクティブプロデューサーを務める。撮影は、カリフォルニア州の税制優遇プログラムの一環として、1月末に開始される予定だ。
原作小説が描く“安全”と“恐怖”の境界線
原作となった小説『Nightwatching(原題)』は、2024年春にジミー・ファロン・ブッククラブでチャンピオンに選出され、注目を集めたスリラー作品である。物語の中心となるのは、容赦ない冬の嵐の夜、自宅に侵入者が現れたことで目を覚ます母親リーだ。
ごく普通の夜であるはずだった時間は、一瞬にして生存をかけた戦いへと変わる。子どもたちを守ろうとする中で、リーは疑念と危険が入り混じる状況へと追い込まれ、侵入者が誰なのか、そして彼らが本当に何を求めているのかを疑い始める。
本作は、安全と恐怖の間に存在するかみそりの刃のように薄い境界線、そして闇が迫ったとき、親はどこまで行くのかという根源的な問いを描く。緊迫感と不穏な空気に満ちた物語は、単なる侵入スリラーにとどまらず、極限状況下での人間心理を浮かび上がらせる作品として位置づけられている。
ミラ・クニスと製作陣の近年の動向
ミラ・クニスは近年、俳優としてだけでなく、プロデューサーとしても活動の幅を広げている。直近では、『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』に、スターが集結するアンサンブルキャストの一員として出演した。
製作面では、自身の製作会社ブリック・フォー・シープを通じて、Netflix映画『私は世界一幸運よ』を手がけたほか、アニメシリーズ『Stoner Cats(原題)』、『The Gimmicks(原題)』、『Armored Kingdom(原題)』なども製作している。主演とプロデュースを兼任する本作は、そうした近年の活動の延長線上に位置づけられる一本となりそうだ。
監督を務めるアダム・シンドラーとブライアン・ネットーは、タイプABとして知られる映画製作デュオで、Netflixで視聴ランキング1位を記録したスリラー『ドント・ムーブ』を手がけた実績を持つ。現在は、サム・ライミとロイ・リーがプロデュースする『Every House Is Haunted(原題)』の監督にも就任しており、ジャンル映画における評価を着実に高めている。
さらに、本作を製作するスコット・フリー・プロダクションズは、クリステン・スチュワートの監督デビュー作『The Chronology of Water(原題)』や、デイヴ・バウティスタ主演の『トラップハウス』、リドリー・スコット監督による『The Dog Stars(原題)』など、今後のラインナップも控えている。
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DCスタジオのバットマン映画『Brave and the Bold(原題)』に進展-脚本は『ザ・フラッシュ』『BIRDS OF PREY』のC・ホドソン

DCスタジオの新作バットマン映画『Brave and the Bold(原題)』で、脚本家が決定したことが明らかになった。
DCスタジオが進める新作バットマン映画『Brave and the Bold(原題)』に、新たな進展があった。脚本家の起用が確認され、制作体制の一端が見え始めている。
DCスタジオ新作『Brave and the Bold』脚本家が決定
DCスタジオが手がけるバットマン映画『Brave and the Bold(原題)』の脚本を、クリスティーナ・ホドソンが担当することが分かった。米メディアDeadlineが確認したもので、スタジオ側は本件についてコメントを控えているという。
本作は同名コミックを原作とし、ケープド・クルセイダーとして知られるバットマンとロビンとの関係性に焦点を当てた物語になるとされている。監督はアンディ・ムスキエティが務める予定で、DCスタジオのトップであるジェームズ・ガンとピーター・サフランがプロデュースを担当する。
他バットマン作品とは独立-制作は慎重に進行
『Brave and the Bold(原題)』は、すでに以前から企画が進められていたプロジェクトである。関係者によれば、クリスティーナ・ホドソンは昨年後半に脚本執筆のため起用されたとされている。
一方で、マット・リーヴスが手がける別のバットマン映画『THE BATMAN-ザ・バットマン-』第2作は、今春に製作開始予定だという。DCスタジオはこのリーヴス作品とは無関係な本作について、制作を急ぐ予定はないと伝えられており、複数のバットマン映画を並行して慎重に展開していく方針がうかがえる。
DC作品で実績を重ねてきたクリスティーナ・ホドソン
脚本を担当するクリスティーナ・ホドソンは、これまでにも複数のDC作品に関わってきた脚本家である。アンディ・ムスキエティとは映画『ザ・フラッシュ』で協力関係にあり、同作で脚本を手がけた。
また、マーゴット・ロビーがハーレイ・クインを演じた映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』でも脚本を担当しており、DCユニバースにおけるキャラクター描写や世界観構築の経験を重ねてきた。本作『Brave and the Bold(原題)』は、そうしたキャリアを踏まえた新たなバットマン映画となりそうだ。
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『マスターズ・オブ・ユニバース』映画版の初予告編公開-80年代玩具シリーズが実写で復活

1980年代の玩具シリーズを実写化した映画『マスターズ・オブ・ユニバース』の最初の予告編が公開された。
1980年代に人気を博した玩具ブランドを基にした実写アドベンチャー映画『マスターズ・オブ・ユニバース』の最初の予告編が公開された。本作はMGMとマテルが手がける映画化プロジェクトで、長年親しまれてきた世界観を現代的なスケールで描く作品となる。
80年代玩具シリーズを実写化-予告編で描かれる物語
公開された予告編では、本作の中心となる物語の輪郭が明かされている。15年間離れ離れになっていた後、パワーの剣がアダム王子をエターニアへと導き、彼はスケルターの邪悪な支配下で故郷が破壊されていることを知る。家族と世界を救うため、アダムはティーラやダンカン/マン・アット・アームズと力を合わせ、宇宙で最も強力な男・ヒーマンとしての真の運命を受け入れなければならない。
豪華キャストが集結-主要キャラクターと配役
本作には、ニコラス・ガリツィンをはじめ、カミラ・メンデス、アリソン・ブリー、ジェームズ・ピュアフォイ、モリーナ・バッカリン、ヨハネス・ハウクル・ヨハネッソン、シャーロット・ライリーが出演する。さらに、ロボト役の声をクリステン・ウィグが担当し、ジャレッド・レトとイドリス・エルバも名を連ねている。
ガリツィンはアダム王子を演じ、物語の中でヒーマンとしての運命に向き合う姿が描かれる。一方、レトが演じるスケルターは、エターニアを邪悪な支配下に置く存在として立ちはだかる。メンデス演じるティーラ、エルバ演じるダンカン/マン・アット・アームズらがアダムと行動を共にし、物語を支える重要な役割を担う。
監督・脚本陣と制作体制
本作の監督はトラヴィス・ナイトが務める。脚本はクリス・バトラー、アーロン・ニー、アダム・ニー、デイヴ・カラハムが執筆し、ストーリーはアーロン・ニー、アダム・ニー、アレックス・リトヴァク、マイケル・フィンチによるものだ。
プロデューサーにはトッド・ブラック、ジェイソン・ブルーメンソール、ロビー・ブレナー、スティーブ・ティッシュ、デヴォン・フランクリンが名を連ね、エグゼクティブ・プロデューサーはイノン・クライツ、ビル・バナーマン、デヴィッド・ブルームフィールドが務めている。複数の脚本家とプロデューサーが関わる体制のもと、80年代玩具シリーズの世界観を実写映画として再構築する。
【動画】映画『マスターズ・オブ・ユニバース』予告編
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サイコスリラー映画『Heel(原題)』予告編公開-犯罪者を“正す”一家、その更生は正義か暴力か

スティーヴン・グレアム主演のスリラー『Heel(原題)』の予告編が公開された。郊外の一家と若き犯罪者の歪んだ関係を描く。
郊外に暮らす一家が、若き犯罪者を手段を選ばず“更生”させようとするツイステッド・サイコロジカル・スリラー『Heel(原題)』の予告編が公開された。本作は、スティーヴン・グレアムとアンドレア・ライズボローが夫婦役を演じ、閉ざされた空間で進行する歪んだ心理戦を描く。米国では3月6日に限定劇場公開およびオンデマンド配信が予定されている。
【動画】『Heel(原題)』予告編
郊外の地下室で始まる、暴力と恐怖の監禁劇
19歳の犯罪者トミーは、ドラッグやパーティー、暴力に明け暮れる日々を送っている。ある晩、泥酔した彼は無謀な仲間たちとはぐれ、気付かぬうちに何者かに拉致されてしまう。
目を覚ましたトミーがいたのは、孤立した郊外の一軒家の地下室だった。鎖で繋がれ、逃げ場のない状況に置かれた彼は、激しい怒りと恐怖に襲われる。そこは、クリスと妻キャスリン、そして幼い息子ジョナサンが暮らす“普通の家族”の家だった。暴力を振るうことには慣れているはずのトミーにとって、この静かな家庭空間は、これまでとは質の異なる脅威となって立ちはだかる。
更生か脱出か──一家が仕掛ける執拗なマインドゲーム
トミーを地下室に拘束しているのは、クリス、キャスリン、そして幼い息子ジョナサンからなる一家である。彼らは単なる監禁者ではなく、トミーの粗暴な振る舞いを「正そう」としている存在だ。暴力に支配された生き方を改めさせるため、彼らは執拗なマインドゲームを仕掛け、従うことを強いる。
一家の行動は、一見すると更生を目的とした教育のようにも映る。しかし、その手段は次第に常軌を逸していき、トミーは精神的にも追い詰められていく。彼に突きつけられるのは、家族のルールに従い“変わる”ことを受け入れるか、あるいはどんな犠牲を払ってでも脱出を試みるかという、極端な選択である。
本作は、犯罪者を更生させるという名目のもとで行われる行為が、果たして正義なのか、それとも新たな暴力なのかを観る者に問いかける。被害者と加害者の立場が揺らぎ続ける中で、物語は単なる監禁スリラーの枠を超え、歪んだ倫理観と支配の構造を浮かび上がらせていく。
実力派キャストと『聖なる犯罪者』監督が描く歪んだ心理劇
一家の父クリスを演じるのは、映画『スナッチ』などで知られるスティーヴン・グレアム。妻キャスリン役には、『マンディ 地獄のロード・ウォーリアー』のアンドレア・ライズボローが名を連ねる。拉致される若き犯罪者トミー役はアンソン・ブーンが演じ、幼い息子ジョナサン役をキット・ラクセンが務めている。
監督を務めたのは、『聖なる犯罪者』でアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされたヤン・コマサ。脚本はバルテク・バルトシクとナクシュ・カリドが担当し、製作にはジェレミー・トーマス、エヴァ・ピアスコフスカ、イエジー・スコリモフスキが名を連ねている。道徳や更生、暴力の正当化といったテーマを扱ってきたコマサ監督の作風が、本作の閉鎖的な設定とどのように結びつくのかも注目される。
『Heel(原題)』は、9月に開催されたトロント国際映画祭で、原題『Good Boy』として初上映された作品である。犯罪者を“正す”という行為の裏に潜む暴力性や支配構造を、郊外の一軒家という限定的な空間に凝縮した本作は、観る者に不穏な問いを投げかけるサイコロジカル・スリラーとなりそうだ。
本作は、米国では3月6日に限定劇場公開およびオンデマンド配信が予定されている。
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「完全に逆行している」マット・デイモンが語るオスカーキャンペーン批判とノーラン『オデュッセイア』の特別な撮影体験

マット・デイモンがオスカー・キャンペーンへの違和感を語り、ノーラン監督最新作『オデュッセイア』での体験に触れた。
Netflixのクライム・スリラー『The Rip(原題)』のプロモーションツアー中、マット・デイモンがNetflixのポッドキャスト番組「Skip Intro」に出演し、オスカー・キャンペーンに対する率直な思いを明かした。アワードシーズン真っ只中という時期に語られたその言葉は、長年ハリウッドの中心でキャリアを築いてきた俳優ならではの視点を映し出している。
アワードシーズンへの違和感「完全に逆行している」
番組の司会を務めるクリスタ・スミスから「ハリウッドで見逃すことを好む事柄」について問われると、デイモンは即座に「アワードシーズンだね。100パーセント」と答えた。
その理由について彼は、「僕が好きじゃないのは、このキャンペーンという考え方なんだ」と前置きしたうえで、「完全に逆行しているし、奇妙に思えるよ」と語っている。俳優としてオスカーに3度ノミネートされ、『グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち』で脚本賞を受賞するなど、アワードと深く関わってきたデイモンだからこそ、その仕組みへの違和感は率直なものだ。
一方で彼は、「もしかしたら映画にとっては良いことなのかもしれない」とも述べ、「全てを表に出して、文化が映画について考えたり話したりするきっかけになるから。そうであることを願っているよ……」と付け加えた。キャンペーン文化への疑問を示しつつも、映画そのものが語られる場が生まれる可能性には、一定の期待をにじませている。
『オデュッセイア』で得た感覚「フィルムで撮る最後の大作映画」
デイモンにとって、オスカー・キャンペーンを再び意識せざるを得ない存在となりそうなのが、クリストファー・ノーラン監督による最新作『オデュッセイア』だ。ギリシャ叙事詩を原作とする同作で主演を務めたデイモンは、撮影体験について「まだ消化しきれていない」と語りつつも、「深い影響を受けた」と振り返っている。
撮影を終えた直後の感覚について、彼は「去年『オデュッセイア』を撮影して、デヴィッド・リーン映画を作る人生で一度きりのチャンスのように感じたんだ、分かるかな?」と述べ、「フィルムで撮影する最後の大作映画を作っているような気がしたよ」と、その特別さを表現した。
さらにデイモンは、この仕事が自身のキャリアにおいて適切なタイミングで訪れたものだったと語っている。「あの仕事に何が求められていたかを客観的に見ると、人生のちょうど良いタイミングで来たと思うんだ」とし、「20年前にその仕事をやろうとしていたら、惨めだったと思うよ」と率直に明かした。一方で今回は「本当に楽しんだ、深く、1分1分を楽しんだよ」と語り、作品への没入感を強調している。
その背景には、経験を重ねた今だからこそ得られた心境の変化があったという。「知的には、起こることはコントロールできないけど、それに対してどう感じるかはコントロールできるという概念を理解していたんだ——言うは易く行うは難しだけどね」と語りつつ、「でも本当に感謝の気持ちを感じるということ——それは、これほどすばらしい役を、これほどすばらしい監督と、これほどすばらしい人々と、これほどすばらしいストーリーで演じられる喜びだけじゃなくて」と続けた。
その感覚は、俳優としての原点とも結びついていたという。デイモンは、「自分がどうやってこの業界に入ったか、キャリアをスタートさせたかに対する郷愁の感覚とも結びついていた」と述べ、『青春の輝き』を撮影していた頃に感じた「『これが本当に起こっているんだ』って感じた時の気持ち」と重ね合わせている。
IMAXフィルム撮影が切り開いた新たな表現の可能性
『オデュッセイア』は、IMAXフィルムカメラで全編撮影された初のハリウッド長編映画となった。デイモンは以前出演した「New Heights」ポッドキャストで、その撮影現場の特殊性について詳しく語っている。
IMAXカメラについて彼は、「IMAXカメラは本当にうるさいんだ。ブレンダーみたいな音がする、カメラが近くにある時は顔の前でクイジナートが回っているような音だよ」と説明し、「だからIMAXでこういう会話のシーンは今まで無かったんだ」と続けた。通常のIMAXカメラでは、「僕たちのこの会話はできないよ、だって僕たちの声が聞こえないからね」という。
それでも本作では、会話シーンを成立させるための工夫が重ねられた。「彼らはこういう会話シーンのためにIMAXの周りに巨大なものを作って、鏡のシステムを使って視線がカメラの近くになるようにして、相手の俳優と話せるようにしたんだ」とデイモンは振り返り、「どうやってやるかを考え出すために費やされた作業量は、彼が100パーセントIMAXでやりたかったからで、そして彼はやり遂げたんだ!」と、その執念を語っている。
この挑戦の一環として、『オデュッセイア』のために「ブリンプ」と呼ばれる新しいIMAXフィルムケーシングが開発され、カメラが発する騒音は大幅に軽減された。監督は昨年、映画誌『Empire』の取材で、「ブリンプシステムは画期的なものだ」と語り、「俳優の顔から30センチの距離で、彼らがささやいている間に撮影しても、使用可能な音が録れる。それによって開かれるのは、世界で最も美しいフォーマットでの親密な演技の瞬間なんだ」と、その成果を強調している。
【動画】マット・デイモンが語るオスカー観と『オデュッセイア』撮影の舞台裏
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【不名誉な賞レース】ラジー賞2026ノミネート&受賞結果一覧-『ウォー・オブ・ザ・ワールド』『白雪姫』に受賞集中

第46回ラジー賞の受賞結果が発表され、『ウォー・オブ・ザ・ワールド』が大量受賞となった。
ゴールデン・ラズベリー賞が第46回となる今年のノミネートを発表し、実写版『白雪姫』(2025)とアイス・キューブ主演の『ウォー・オブ・ザ・ワールド』が、それぞれ6部門で最多ノミネート作品となった。最低の映画や演技を選出するこのパロディ賞では、話題作やシリーズ作品が今年も多数名を連ねている。
ラジー賞 2026-『白雪姫』と『ウォー・オブ・ザ・ワールド』が最低作品賞候補に
今年の最低作品賞には、実写版『白雪姫』(2025)と『ウォー・オブ・ザ・ワールド』を含む5作品がノミネートされた。両作は同部門に加え、監督賞や脚本賞、演技関連部門など複数のカテゴリーで候補となっており、合計6部門で今年最多のノミネート数を記録している。
このほか最低作品賞には、『エレクトリック・ステイト』や『Hurry Up Tomorrow(原題)』、『スター・トレック:セクション31』といった大型企画やシリーズ作品が並んだ。近年のラジー賞では、知名度の高いIPやスター俳優を起用した作品が批評の対象となる傾向が続いており、今年のラインナップもその流れを反映した形となった。
ザ・ウィークエンドが最低主演男優賞候補に名を連ねる
演技部門では、アベル・“ザ・ウィークエンド”・テスファイが『Hurry Up Tomorrow(原題)』で「自身を戯画化した役柄を演じた」ことにより、最低主演男優賞にノミネートされていた。同作は最低作品賞を含む合計5部門で候補入りしており、今年のラジー賞における主要作品のひとつとなっている。
最低主演男優賞には受賞したアイス・キューブ(『ウォー・オブ・ザ・ワールド』)とザ・ウィークエンドのほか、デイヴ・バウティスタ(『ロストランズ 闇を狩る者』)、スコット・イーストウッド(『スパイ・エリート』)、ジャレッド・レト(『トロン:アレス』)が名を連ね、話題性の高い俳優同士が不名誉な賞を争う構図となった。
一方、最低主演女優賞は、アリアナ・デボーズ、ミラ・ジョヴォヴィッチ、ナタリー・ポートマン、、ミシェル・ヨーを抑えてレベル・ウィルソンが受賞を果たした。
最低スクリーン・コンビ賞に並ぶ“ラジー賞らしい”組み合わせ
毎年、ラジー賞の中でも特に注目を集める最低スクリーン・コンビ賞では、今年も象徴的な組み合わせがノミネートされた。実写版『白雪姫』(2025)からは「7人の小人すべて」が受賞したほか、『ウォー・オブ・ザ・ワールド』ではアイス・キューブと「彼のZoomカメラ」という組み合わせが選出されている。
また、『Hurry Up Tomorrow(原題)』では、ザ・ウィークエンドと「彼の巨大なエゴ」がノミネートされ、作品や演技そのものだけでなく、作中で強調された要素が評価対象となった形だ。このほか、『劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険(パラレルアドベンチャー)』のジェームズ・コーデンとリアーナ、『アルトナイツ』のロバート・デ・ニーロがフランク役とヴィート役として共演した点も候補に含まれている。
こうした選出は、ラジー賞が単に完成度の低さを指摘するだけでなく、映画の作り手や表現そのものを風刺的に切り取る賞であることを改めて印象づける結果となった。
第46回ゴールデン・ラズベリー賞の受賞者は、現地時間3月14日に発表される予定だ。話題作やスター俳優が多く名を連ねた今年のノミネートが、どのような結果に結びつくのか注目される。
以下、全ノミネートリスト(★が受賞)
最低作品賞
『エレクトリック・ステイト』
『Hurry Up Tomorrow(原題)』
『白雪姫』(2025)
『スター・トレック:セクション31』
★『ウォー・オブ・ザ・ワールド』最低主演男優賞
デイヴ・バウティスタ/『ロストランズ 闇を狩る者』
★アイス・キューブ/『ウォー・オブ・ザ・ワールド』
スコット・イーストウッド/『スパイ・エリート』
ジャレッド・レト/『トロン:アレス』
アベル・“ザ・ウィークエンド”・テスファイ/『Hurry Up Tomorrow(原題)』最低主演女優賞
アリアナ・デボーズ/『LOVE HURTS/ラブ・ハーツ』
ミラ・ジョヴォヴィッチ/『ロストランズ 闇を狩る者』
ナタリー・ポートマン/『ファウンテン・オブ・ユース 神秘の泉を探せ』
★レベル・ウィルソン/『Bride Hard(原題)』
ミシェル・ヨー/『スター・トレック:セクション31』最低リメイク/パクリ/続編賞
『ラストサマー:リターンズ』
『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』
『劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険(パラレルアドベンチャー)』
『白雪姫』(2025)
★『ウォー・オブ・ザ・ワールド』最低助演女優賞
アンナ・クラムスキー/『Bride Hard(原題)』
エマ・ホルヴァス/『The Strangers:Chapter 2(原題)』
★スカーレット・ローズ・スタローン/『Gunslingers(原題)』
ケイシー・ロール/『スター・トレック:セクション31』
イシス・ヴァルヴェルデ/『スパイ・エリート』最低助演男優賞
★7人の人工小人すべて/『白雪姫』(2025)
ニコラス・ケイジ/『Gunslingers(原題)』
スティーヴン・ドーフ/『Bride Hard(原題)』
グレッグ・キニア/『グリッドから』
シルヴェスター・スタローン/『スパイ・エリート』最低スクリーン・コンビ賞
★7人の小人すべて/『白雪姫』(2025)
ジェームズ・コーデン&リアーナ/『劇場版スマーフ/おどるキノコ村の時空大冒険(パラレルアドベンチャー)』(2025)
アイス・キューブ&彼のZoomカメラ/『ウォー・オブ・ザ・ワールド』(2025)
ロバート・デ・ニーロ&ロバート・デ・ニーロ(フランク役&ヴィート役として)/『アルトナイツ』
ザ・ウィークエンド&彼の巨大なエゴ/『Hurry Up Tomorrow(原題)』最低監督賞
★リッチ・リー/『ウォー・オブ・ザ・ワールド』
オラトゥンデ・オスンサンミ/『スター・トレック:セクション31』
ルッソ兄弟/『エレクトリック・ステイト』
トレイ・エドワード・シュルツ/『Hurry Up Tomorrow(原題)』
マーク・ウェブ/『白雪姫』(2025)最低脚本賞
★『エレクトリック・ステイト』/脚本:クリストファー・マーカス、スティーヴン・マクフィーリー、サイモン・ストーレンハーグによるイラスト小説を原作
『Hurry Up Tomorrow(原題)』/脚本:トレイ・エドワード・シュルツ、アベル・テスファイ、レザ・ファヒム
『白雪姫』(2025)/脚本:エリン・クレシーダ・ウィルソンおよび言及するには数が多すぎる他の多数。グリム童話による原作童話を基に
『スター・トレック:セクション31』/脚本:クレイグ・スウィーニー、原案:ボ・ヨン・キム&エリカ・リッポルト
『ウォー・オブ・ザ・ワールド』/原案・脚本:ケニー・ゴールド、脚本:マーク・ハイマン、H・G・ウェルズによる古典小説を翻案(または破壊) -
「全部デタラメだ」クリス・プラットがAI俳優ティリー・ノーウッドを一蹴! 映画に必要なのは人間の魂と宣言

クリス・プラットが、AI生成俳優を巡る懸念を「全部デタラメ」と否定し、映画における人間性の重要性を語った。
俳優のクリス・プラットが、AIによって俳優が置き換えられる可能性を巡る議論に対し、強い否定的見解を示した。ニューヨークで開催された映画『MERCY/マーシー AI裁判』のプレミアで取材に応じたプラットは、AI生成俳優を巡る懸念について「全部デタラメ」だと語り、自身がAIに取って代わられるとは考えていないと明言した。
AI俳優への懸念を「全部デタラメ」と一蹴
プラットは、AIによって自分の仕事が脅かされる可能性について、「AIによって自分が置き換えられるとは思わないね」と語り、否定的な姿勢を明確にした。とりわけ、AI生成俳優ティリー・ノーウッドを巡る議論については、「ティリー・ノーウッドって話は聞いたけど、あれは全部デタラメだと思うよ」と一蹴した。
さらにプラットは、その存在自体に実感が伴っていないことを強調し、「彼女が出てる映画なんて見たことないし、あんな奴誰だか知らない」と述べた上で、「実際に何かが起きるまでは、全部フェイクだろう」と続けた。AI俳優を巡る議論が先行する現状に対し、現実的な影響が確認されるまでは懐疑的な立場を取る姿勢を示した形だ。
AIは業界を混乱させるが、創作の主体は人間にある
プラットは、AIが映画業界に与える影響を全面的に否定しているわけではない。新興テクノロジーについて「必然的に業界を混乱させる」と述べ、変化そのものは避けられないとの認識を示した。一方で、その扱い方次第では創作を支える存在になり得るとも語り、「適切な人の手にあれば素晴らしいツールになり得る」と、AIの可能性にも一定の理解を示している。
その上でプラットは、映画制作の根幹が揺らぐとは考えていないと強調した。「偉大な映画製作者たち」が「偉大な映画」を作り続けることに疑いはないと述べ、技術の進化があっても、創作の中心に立つのはあくまで人間であるという立場を明確にした。
「人間の魂」を必要とする表現はAIでは代替できない
プラットは、映画制作において最も重要なのは人間の内面から生まれる感情や衝動だと強調した。監督や脚本家、俳優、歌手といった表現者の仕事について触れながら、「監督や脚本家、俳優、歌手、その他人間の渇望や苦悩、芸術におけるビジョンを必要とするものすべて」において、AIが果たせる役割には限界があるとの考えを示している。
そしてプラットは、創作の核心にあるものとして「人間の魂」に言及し、「人間の魂を置き換えることはできないと思うんだ」と述べた。テクノロジーが進化を続ける中でも、芸術表現に不可欠な要素は人間の経験や感情に根差したものであり、それ自体が失われることはないという認識を示した形だ。
ティリー・ノーウッドを巡り広がった業界の反発
ティリー・ノーウッドは、オランダのコメディアンであるエリーヌ・ファン・デル・フェルデンが制作したAI生成俳優である。ファン・デル・フェルデンが昨夏のチューリッヒ映画祭でこの創作物を公開し、ティリーが間もなくエージェント契約を結ぶと主張したことをきっかけに、エンターテインメント業界全体から反発の声が上がった。
米俳優組合SAG-AFTRAは、ティリーやそれに類するAI俳優について、「盗用されたパフォーマンスを使用して俳優を失業に追い込み、俳優の生計を脅かし、人間の芸術性を貶める問題」を生み出すと指摘し、強い懸念を表明している。AI技術の進展が俳優の権利や雇用に与える影響について、業界内で警戒感が広がっている状況だ。
一方で、ファン・デル・フェルデンはこうした批判に対し、ティリーは「人間の代替ではなく、クリエイティブな作品——芸術作品なんだ」と述べ、あくまで表現の一形態であると擁護している。
ハリウッドでも続くAIと芸術性を巡る議論
プラットは、映画におけるAIについて意見を述べたハリウッドの俳優として、決して最初の人物ではない。12月にはレオナルド・ディカプリオが、AIには人間性が欠けているとの考えを示し、したがって「真正な」芸術とは決して見なされ得ないと語っている。
ディカプリオは、AIが若い映画製作者にとって補助的な役割を果たす可能性には触れつつも、「若い映画製作者が今まで見たことのないものを作るための補助ツールにはなり得るかもしれないね」とした上で、「真正な芸術として認められるものは何であれ、人間から生まれなければならないと思うんだ」と述べ、人間の創造性が不可欠であるとの立場を明確にした。
AI技術の進化を巡る議論が活発化する中で、クリス・プラットの発言は、俳優や映画製作者といった人間の存在価値に改めて焦点を当てるものとなった。AIが映画制作にどのような形で関わっていくのかは依然として定まっていないが、少なくとも現時点では、人間の感情や経験から生まれる表現の重要性が、業界内で共有され続けていることがうかがえる。
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テイラー・スウィフトが親友ブレイク・ライヴリーを擁護、映画『ふたりで終わらせる』監督を「クソ野郎」呼ばわりした会話内容とは

テイラー・スウィフトが親友ブレイク・ライヴリーを巡る裁判文書の中で、映画監督への率直な本音を明かしていた。
テイラー・スウィフトが、親友ブレイク・ライヴリーとの私的なメッセージの中で、映画『ふたりで終わらせる/IT ENDS WITH US』の監督ジャスティン・バルドーニを「クソ野郎(bitch)」と呼んでいたことが明らかになった。
この発言は、火曜日に公開された大量の裁判文書の一部として報じられたもので、作品の製作現場を巡る深刻な対立と、後に訴訟へと発展する事態の裏側を示すものだった。
テイラー・スウィフトが親友に送った、率直すぎる言葉
裁判文書によると、テイラー・スウィフトは2024年、ブレイク・ライヴリーとのメッセージのやり取りの中で、ジャスティン・バルドーニについて強い言葉を用いていた。
ニューヨーク・タイムズによる調査報道が間近に迫っていることを踏まえ、スウィフトはライヴリーに対し、「このクソ野郎は何かが起きるって分かってるはずだよ。だから今、被害者ぶって大騒ぎしてるんだ」と書き送っている。
このやり取りは公の場を意識したものではなく、あくまで親友同士の私的な会話だった。しかし、その言葉からは、スウィフトが当時すでに、問題が単なる行き違いではなく、表面化すれば大きな波紋を呼ぶ事態になると感じ取っていた様子がうかがえる。
ブレイク・ライヴリーが感じていた、創作上の深刻な亀裂
裁判文書から浮かび上がるのは、ブレイク・ライヴリーが撮影の過程で、バルドーニとの間に深刻な創作上の溝を感じていたという事実である。
文書によれば、ライヴリーはバルドーニ版の編集について、女性キャラクターの描かれ方に強い違和感を抱いており、裁判所への陳述書の中で、その内容が「女性キャラクターを軽視し」「虐待者を美化していた」と感じたと述べている。
こうした認識の違いは単なる意見の相違にとどまらず、最終的にライヴリーが独自の編集版を作成するという異例の対応につながった。
彼女はまた、映画のプロモーションにおいても、バルドーニやプロデューサーのジェイミー・ヒースと行動を共にすることを拒否しており、その理由について、苦情を申し立てたことへの報復として、自身が悪者に仕立て上げられたと主張している。
「彼らは自分たちを被害者として描き、私をいじめっ子に仕立て上げた」とライヴリーは述べ、「私は彼らと一緒に映画に出演したり宣伝したりすることで、バルドーニやヒースを個人的に支持するつもりはなかった」とも語っている。
テイラー・スウィフトのメッセージににじんでいた強い警戒心は、こうした状況を間近で見聞きしていたからこそ生まれたものだったとも受け取れる。
共演者たちの証言が浮かび上がらせた、撮影現場の実態
公開された裁判文書には、ライヴリー本人の主張だけでなく、複数の共演者による証言も含まれていた。それらは、製作現場において境界線が繰り返し越えられていたと感じたという共通した認識を示している。
映画でライヴリーの親友役を演じたジェニー・スレイトは、バルドーニがライヴリーを「セクシー」や「魅力的」と評したことについて証言している。スレイトはこうした発言を不適切だと指摘したものの、十分に受け止められたとは感じられなかったという。
彼女は証言の中で、「もう適切じゃないの。もともと適切じゃなかったけど、職場では適切じゃない」と述べ、撮影現場での空気に違和感を覚えていたことを明かしている。
また、スレイトはバルドーニが公に掲げていたフェミニストとしての姿勢についても疑問を呈しており、私的なメッセージの中で彼を「最大の道化師で、最も強烈なナルシスト」と評していた。
こうした証言は、問題が特定の一場面に限られたものではなく、現場全体の在り方に対する不信へと広がっていったことを示唆している。
出産シーンを巡る証言が示した「屈辱的だった」という感覚
裁判文書の中で、ライヴリーは特に出産シーンの撮影について、強い不快感を抱いていたことを証言している。このシーンでは、彼女は数時間にわたり分娩台の脚置きに足を固定され、ほぼ裸の状態で撮影に臨んでいたという。
ライヴリーは証言の中で、その状況を「侵害的で屈辱的に感じた」と述べている。テイクの合間にプライバシーを確保するため毛布を求めたものの、「いつも提供されるわけじゃなかった」とし、身体的にも精神的にもさらされた状態だったと振り返っている。
さらに彼女は、その日の撮影で産婦人科医を演じていた俳優が、バルドーニの友人のひとりだったことを知ったとも語っている。こうした状況が重なったことで、「出産シーンで自分が晒されたようで、非常に不快を感じた」とし、撮影現場での配慮の欠如を強く印象づける結果となった。
ライヴリーはまた、バルドーニが映画に「不必要な」性的シーンをいくつか追加しようとしたことについても懸念を示しており、これらの積み重ねが、彼女にとって看過できない問題へと変わっていったことがうかがえる。
訴訟の行方と、テイラーの言葉が映し出したもの
ライヴリーは現在、ジャスティン・バルドーニと映画のプロデューサーたち、さらに彼の広報担当者を相手取り、ハラスメントと報復を理由に提訴している。裁判は5月18日に開始される予定で、バルドーニ側はこれまで、ライヴリーの主張は「些細な不満」に過ぎないとして、訴訟の棄却を求めてきた。
一方で、今回公開された裁判文書には、ライヴリー本人だけでなく、共演者や関係者の証言が多数含まれており、現場で感じられていた違和感や不信が、個人の感情にとどまらないものであったことが示されている。
こうした背景を踏まえると、テイラー・スウィフトが親友に送った私的な言葉は、単なる感情的な発言というよりも、当時の状況を見据えた率直な受け止めだったとも受け取れる。
公の場では語られなかったひとことが、後に明らかになった証言や主張と重なり合い、作品の裏側で何が起きていたのかを静かに照らし出している。
この問題がどのような結末を迎えるのかは、今後の司法の判断に委ねられている。
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