ミラ・クニス主演兼プロデュースのスリラー『Nightwatching(原題)』の映画化が決定した。
ミラ・クニスが、トレイシー・シエラのデビュー小説を原作とするスリラー映画『Nightwatching(原題)』で主演とプロデュースを兼任することが明らかになった。
本作は、極限状況に置かれた母親の心理と選択を描く緊迫感あふれる物語で、製作にはリドリー・スコット率いるスコット・フリー・プロダクションズも名を連ねている。
製作・配給体制と撮影スケジュール
『Nightwatching(原題)』の国際配給はAmazon MGMスタジオが担当する。
プロデューサーには、スコット・フリー・プロダクションズからリドリー・スコット、マイケル・プルス、サム・ロストンが参加し、ピクチャースタートのエリック・フェイグ、ジェシカ・スウィッチ、エミリー・ウィシンク、さらにクニスの新たな製作会社ブリック・フォー・シープからクニス本人とリサ・ステルバコフが名を連ねている。
また、フィフス・シーズンが本作の資金調達を担い、グレアム・テイラーとクリストファー・スレーガーがエグゼクティブプロデューサーを務める。撮影は、カリフォルニア州の税制優遇プログラムの一環として、1月末に開始される予定だ。
原作小説が描く“安全”と“恐怖”の境界線
原作となった小説『Nightwatching(原題)』は、2024年春にジミー・ファロン・ブッククラブでチャンピオンに選出され、注目を集めたスリラー作品である。物語の中心となるのは、容赦ない冬の嵐の夜、自宅に侵入者が現れたことで目を覚ます母親リーだ。
ごく普通の夜であるはずだった時間は、一瞬にして生存をかけた戦いへと変わる。子どもたちを守ろうとする中で、リーは疑念と危険が入り混じる状況へと追い込まれ、侵入者が誰なのか、そして彼らが本当に何を求めているのかを疑い始める。
本作は、安全と恐怖の間に存在するかみそりの刃のように薄い境界線、そして闇が迫ったとき、親はどこまで行くのかという根源的な問いを描く。緊迫感と不穏な空気に満ちた物語は、単なる侵入スリラーにとどまらず、極限状況下での人間心理を浮かび上がらせる作品として位置づけられている。
ミラ・クニスと製作陣の近年の動向
ミラ・クニスは近年、俳優としてだけでなく、プロデューサーとしても活動の幅を広げている。直近では、『ナイブズ・アウト:ウェイク・アップ・デッドマン』に、スターが集結するアンサンブルキャストの一員として出演した。
製作面では、自身の製作会社ブリック・フォー・シープを通じて、Netflix映画『私は世界一幸運よ』を手がけたほか、アニメシリーズ『Stoner Cats(原題)』、『The Gimmicks(原題)』、『Armored Kingdom(原題)』なども製作している。主演とプロデュースを兼任する本作は、そうした近年の活動の延長線上に位置づけられる一本となりそうだ。
監督を務めるアダム・シンドラーとブライアン・ネットーは、タイプABとして知られる映画製作デュオで、Netflixで視聴ランキング1位を記録したスリラー『ドント・ムーブ』を手がけた実績を持つ。現在は、サム・ライミとロイ・リーがプロデュースする『Every House Is Haunted(原題)』の監督にも就任しており、ジャンル映画における評価を着実に高めている。
さらに、本作を製作するスコット・フリー・プロダクションズは、クリステン・スチュワートの監督デビュー作『The Chronology of Water(原題)』や、デイヴ・バウティスタ主演の『トラップハウス』、リドリー・スコット監督による『The Dog Stars(原題)』など、今後のラインナップも控えている。
