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- 【第98回アカデミー賞(2026年)受賞結果&ノミネート一覧】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞ほか最多6部門を席巻!『罪人たち』『フランケンシュタイン』も快調
- 最多受賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- 第98回アカデミー賞 ノミネート作品&受賞結果一覧(★が受賞)
- 【動画】今観られるノミネート作品と、観る方法をチェック!
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- 2026年2月公開の映画
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- 2026年7月3日(金)公開の注目映画
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【第98回アカデミー賞(2026年)受賞結果&ノミネート一覧】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞ほか最多6部門を席巻!『罪人たち』『フランケンシュタイン』も快調

「第98回アカデミー賞」のノミネート作品&受賞結果一覧を掲載。
「第98回アカデミー賞」の授賞式が現地時間3月15日(日)(日本では16日(月))に開催。このページでは受賞作品&ノミネートリストを随時更新で記載する(動画で観る場合はこちら)。
注目が集まったのは『罪人たち』の最多16部門ノミネート、そして12部門13ノミネートを達成した『ワン・バトル・アフター・アナザー』だ。さらに『フランケンシュタイン』、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』、『センチメンタル・バリュー』も9ノミネート、『ハムネット』が8部門と快調であった。
そして日本を席巻し世界でも話題となった映画『国宝』は惜しくも国際長編映画賞へのノミネートを逃し、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされていた。
最多受賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
結果としては、『ワン・バトル・アフター・アナザー』が最高賞とる作品賞や、監督賞を含む6部門で最多受賞。『罪人たち』4部門と『フランケンシュタイン』3部門も快調な結果となった。
ノミネート一覧は以下のとおり。(★が受賞)
第98回アカデミー賞 ノミネート作品&受賞結果一覧(★が受賞)
作品賞
『ブゴニア』
『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』監督賞
クロエ・ジャオ(『ハムネット』)
ジョシュ・サフディ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)★ポール・トーマス・アンダーソン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ヨアキム・トリアー(『センチメンタル・バリュー』)
ライアン・クーグラー(『罪人たち』)主演男優賞
ティモシー・シャラメ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)
レオナルド・ディカプリオ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
イーサン・ホーク(『ブルームーン』)
★マイケル・B・ジョーダン(『罪人たち』)
ヴァグネル・モウラ(『シークレット・エージェント』)主演女優賞
★ジェシー・バックリー(『ハムネット』)
ローズ・バーン(『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』)
ケイト・ハドソン(『ソング・サング・ブルー』)
レナーテ・レインスヴェ(『センチメンタル・バリュー』)
エマ・ストーン(『ブゴニア』)助演男優賞
ベニチオ・デル・トロ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ジェイコブ・エロルディ(『フランケンシュタイン』)
デルロイ・リンドー(『罪人たち』)
★ショーン・ペン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ステラン・スカルスガルド(『センチメンタル・バリュー』)助演女優賞
テヤナ・テイラー(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
★エイミー・マディガン(『WEAPONS/ウェポンズ』)
ウンミ・モサク(『罪人たち』)
インガ・イブスドッテル・リッレオース(『センチメンタル・バリュー』)
エル・ファニング(『センチメンタル・バリュー』)キャスティング賞
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『罪人たち』脚本賞
『ブルームーン』
『シンプル・アクシデント/偶然』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『センチメンタル・バリュー』
★『罪人たち』脚色賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『トレイン・ドリームズ』撮影賞
『フランケンシュタイン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』編集賞
『F1/エフワン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』美術賞
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』衣装デザイン賞
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『罪人たち』メイクアップ&ヘアスタイリング賞
★『フランケンシュタイン』
『国宝』
『罪人たち』
『スマッシング・マシーン』
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』視覚効果賞
★『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
『F1/エフワン』
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
『ロスト・バス』
『罪人たち』音響賞
★『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』
『シラート』作曲賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』歌曲賞
「Dear Me」(『Diane Warren: Relentless(原題)』)
★「Golden」(『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』)
「I Lied to You」(『罪人たち』)
「Sweet Dreams of Joy」(『Viva Verdi!(原題)』)
「Train Dreams」(『トレイン・ドリームズ』)長編アニメーション映画賞
『ARCO/アルコ』
『星つなぎのエリオ』
★『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
『アメリと雨の物語』
『ズートピア2』国際長編映画賞
『シークレット・エージェント』(ブラジル)
『シンプル・アクシデント/偶然』(フランス)
★『センチメンタル・バリュー』(ノルウェー)
『シラート』(スペイン)
『ヒンド・ラジャブの声』(チュニジア)長編ドキュメンタリー映画賞
『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』
『Cutting Through Rocks(原題)』
『あかるい光の中で』
★『Mr. Nobody Against Putin(原題)/名もなき反逆者 ロシア 愛国教育の現場で(NHK放送タイトル)』
『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』短編ドキュメンタリー映画賞
★『あなたが帰ってこない部屋』
『Armed Only with a Camera: The Life and Death of Brent Renaud(英題)』
『Children No More: Were and are Gone(原題)』
『デビル・イズ・ビジー/中絶医療の最前線から』
『Perfectly a Strangeness(原題)』短編実写映画賞(タイで2作品が受賞)
『Butcher’s Stain(原題)』
『A Friend of Dorothy(原題)』
『ジェーン・オースティンの生理ドラマ』
★『歌うたい』
★『Two People Exchanging Saliva(原題)』短編アニメーション映画賞
『バタフライ』
『Forevergreen(原題)』
★『The Girl Who Cried Pearls(原題)』
『リタイア・プラン』
『3人姉妹』【動画】今観られるノミネート作品と、観る方法をチェック!
関連作品の紹介・レビュー記事
主要ノミネート作品の作品紹介やレビューは以下から確認できる。
作品賞ノミネート映画
- 『センチメンタル・バリュー』の紹介・レビュー
- 『罪人たち』の紹介・レビュー
- 『トレイン・ドリームズ』の作品紹介ページ
- 『ハムネット』の紹介・レビュー
- 『ブゴニア』の紹介・レビュー
- 『フランケンシュタイン』の紹介・レビュー
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の紹介・レビュー
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』の紹介・レビュー
アニメーション作品
- 『アメリと雨の物語』の紹介・レビュー
- 『ARCO/アルコ』の作品紹介ページ
- 『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の紹介・レビュー
- 『ズートピア2』の紹介・レビュー
- 『星つなぎのエリオ』の紹介・レビュー
ドキュメンタリー作品
- 『あかるい光の中で』の作品紹介ページ
- 『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』の作品紹介ページ
- 『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』の作品紹介ページ
- 『Mr. Nobody Against Putin(原題)』の作品紹介ページ
他部門ノミネート映画
- 『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』の紹介・レビュー
- 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の紹介・レビュー
- 『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』の作品紹介ページ
- 『WEAPONS/ウェポンズ』の紹介・レビュー
- 『国宝』の紹介・レビュー
- 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の紹介・レビュー
- 『シラート』の作品紹介ページ
- 『ブルームーン』の作品紹介ページ
- 『ロスト・バス』の作品紹介ページ
現在レビュー未掲載作品も順次更新予定
- 『シークレット・エージェント』
- 『シンプル・アクシデント/偶然』
- 『スマッシング・マシーン』
- 『ソング・サング・ブルー』
- 『ヒンド・ラジャブの声』ほか
ショーン・ペン, しあわせな選択, アカデミー賞, アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし, アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ, イーサン・ホーク, ウンミ・モサク, エマ・ストーン, エル・ファニング, クロエ・ジャオ, ジェイコブ・エロルディ, ジェシー・バックリー, ジュラシック・ワールド/復活の大地, ジョシュ・サフディ, ステラン・スカルスガルド, ズートピア2, センチメンタル・バリュー, ティモシー・シャラメ, テヤナ・テイラー, ハムネット, フランケンシュタイン, ブゴニア, ブルームーン, ベニチオ・デル・トロ, ポール・トーマス・アンダーソン, マイケル・B・ジョーダン, マーティ・シュプリーム 世界をつかめ, ヨアキム・トリアー, ライアン・クーグラー, レオナルド・ディカプリオ, ワン・バトル・アフター・アナザー, 第98回アカデミー賞(2026年), 罪人たち, F1/エフワン, KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ, 日本作品, レナーテ・レインスヴェ -
【2026年最新版】注目映画総まとめ! 公開日カレンダー|話題の大作・話題作を月別に紹介【予告編付】

2026年の今後公開予定の注目映画をピックアップし、作品ごとに見どころを紹介。(随時更新)
(※公開から1週間経った“注目映画”は“そのほかの映画”に統合)
2026年1月公開の映画
2026年1月9日(金)・10日(土)公開の映画
1月9日(金)公開の映画
『愛がきこえる』『アブルプティオ 狂気人形』『偽りの楽園』『おくびょう鳥が歌うほうへ』『大人の童話 〜この恋、青少年は禁止です!〜』『ALL YOU NEED IS KILL』『架空の犬と嘘をつく猫』『喝采』『鬼門』『GRIT -バレーボール男子日本代表 栄光への始発点-』『クレイジーハウス 地獄の復活祭』『CROSSING 心の交差点』『郷』『五十年目の俺たちの旅』『コート・スティーリング』『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』『SEBASTIAN セバスチャン』『ぼくの名前はラワン』『マッズ! -血まみれバッドトリップ-』『YADANG/ヤダン』『笑う男』『愛と哀しみのボレロ デジタル・リマスター版』『悪魔のいけにえ 4Kデジタルリマスター 公開50周年記念版』『インランド・エンパイア 4K』『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』『マダムと泥棒 4Kレストア版』
1月10日(土)公開の映画
『星野先生は今日も走る』『水の中で』『ラストノート 名もなき者たちの歌』『汚れた血 4Kレストア版』
2026年1月16日(金)・17日(土)公開の映画

『ウォーフェア 戦地最前線』より © 2025 Real Time Situation LLC. All Rights Reserved.

『28年後… 白骨の神殿』より
1月16日(金)公開の映画
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』『ウォーフェア 戦地最前線』『オベックス 電脳世界』『ザ・カース』『映画「京佳お嬢様と奥田執事 京佳お嬢様パリへ行く」』『グッドワン』『クラーケン 深海の怪物』『最後のミッション』『サリー』『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』『旅の終わりのたからもの』『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』『長安のライチ』『唐人街探偵 1900』『とれ!』『ナターシャ 盗まれたモナ・リザを取り戻せ』『28年後… 白骨の神殿』『万事快調<オール・グリーンズ>』『プシュパ 君臨』『ホーム・アローン! ジョナスとガビのトラップ大作戦』『マーダー・キャンプ』『MIRRORLIAR FILMS Season8』『モディリアーニ!』『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto 4K レストア版』
1月17日(土)公開の映画
『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』『イマジナリーライン』『マライコッタイ・ヴァーリバン』『メモリードア』
2026年1月23日(金)・24日(土)公開の映画

『MERCY/マーシー AI裁判』

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』より ©2025 UNIVERSAL STUDIOS
1月23日(金)公開の映画
『愛のごとく』『アウトローズ』『アリゲーター:暴水領域』『安楽死特区』『インコンプリート・チェアーズ』『怪獣天国』『帰ってきたガリバー』『黒の牛』『恋のドッグファイト』『コゼリスク攻城戦 モンゴル軍襲撃』『最強王図鑑 The Ultimate Tournament 特別編 テッペン決めようか!』『終点のあの子』『ただいまって言える場所』『BATTLE OF TOKYO -うつくしき嘘-』『パンダプラン』『ヒグマ!!』『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』『ブチャ 最後の証人』『PROJECT Y』『MERCY/マーシー AI裁判』『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』『More Real Than Dreams』『役者になったスパイ』『恋愛裁判』『ワールド・ブレイカー』『カリギュラ 究極版』
1月24日(土)公開の映画
『おててつないで』『オリビアと雲』
2026年1月30日(金)・31日(土)公開の映画

『HELP/復讐島』より © 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

グレン・パウエル、『ランニング・マン』より ©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
1月30日(金)公開の映画
『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第2幕』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』『鬼胎(クィテ)黒い修道女』『クイーンダム/誕生』『クスノキの番人』『在日ミャンマー人 -わたしたちの自由-』『スケッチ 〜描かれたモンスターたち〜』『スタック』『白蛇:浮生』『パルプロス:黙示録の子供たち』『HELP/復讐島』『マーズ・エクスプレス』『メラニア』『ラスト・ロデオ 〜約束のフィールド〜』『ランニング・マン』『ガーゴイル 4Kレストア版』
1月31日(土)公開の映画
『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』 変更なし: 『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』
2026年2月公開の映画
2026年2月6日(金)・7日(土)公開の映画

『トゥギャザー』© 2025 Project Foxtrot, LLC
2月6日(金)公開の映画
『カルテットという名の青春』『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』『射鵰英雄伝』『たしかにあった幻』『神社 悪魔のささやき』『ツーリストファミリー』『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』『トゥギャザー』『パンダのすごい世界』『BE:the ONE -START BEYOND DREAMS-』『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』『FREWAKA/フレワカ』『フレンド-#最狂ピエロ警報』『ほどなく、お別れです』『ホームステッド〜世界が崩れる時〜』『禍禍女』『椰子の高さ』『リバース・オブ・ヘル』『両親が決めたこと』『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』
2月7日(土)公開の映画
『ミックスモダン』
2026年2月13日(金)・14日(土)公開の映画

『ブゴニア』より © 2025 FOCUS FEATURES LLC.

『クライム 101』
2月13日(金)公開の映画
『ANIMAL』『オスロ、8月31日』『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』『クライム 101』『スペルマゲドン 精なる大冒険』『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突』『肉屋』『ブゴニア』『不貞の女』『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』『劇場版 僕の心のヤバイやつ』『道行き』『女鹿』『リプライズ』『私のすべて』『ファーゴ 4K』
2月14日(土)公開の映画
『ロッコク・キッチン』『私たちの一日/イン・アワ・デイ』
2026年2月20日(金)・21日(土)公開の映画

『センチメンタル・バリュー』より © 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS / ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA / FILM I VÄST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE

『おさるのベン』より © 2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2月20日(金)公開の映画
『おさるのベン』『枯れ木に銃弾』『CatVideoFest』『教場 Requiem』『幻愛 夢の向こうに』『災 劇場版』『センチメンタル・バリュー』『東方神起 20th Anniversary Film 『IDENTITY』』『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』『夜勤事件』『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』
2月21日(土)公開の映画
『明日を夜に捨てて』『どうしようもない10人』『ポーラX 4K レストア版』
2026年2月27日(金)・28日(土)公開の映画

『嵐が丘』より ©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ゴーマン シャノン 眞陽、ブレンダン・フレイザー、 『レンタル・ファミリー』より ©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
2月27日(金)公開の映画
『嵐が丘』『#拡散』『結局珈琲』『木挽き町のあだ討ち』『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』『正義廻廊』『超時空英雄伝エイリアノイド PART2:終局決戦』『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』『TRAVERSE2 -Next Level-』『MALUM 悪しき神』『夜鶯 -ある洋館での殺人事件-』『レンタル・ファミリー』『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』
2月28日(土)公開の映画
『金子文子 何が私をこうさせたか』『この場所』『湯徳章-私は誰なのか-』
2026年3月公開の注目映画
2026年3月6日(金)・7日(土)公開の注目映画

『ウィキッド 永遠の約束』より © Universal Studios. All Rights Reserved.

『ブルームーン』より © 2025 FUNNY VALENTINE, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
3月6日(金)公開の映画
『ウィキッド 永遠の約束』『エリス&トム-ボサノヴァ名盤誕生秘話-』『オーロラの涙』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第3幕』『ザ・クロウ』『361-White and Black-』『しあわせな選択』『GEMNIBUS vol.2』『スペシャルズ』『宣誓』『ナースコール』『NEEDY GIRL OVERDOSE 劇場先行版』『花緑青が明ける日に』『ブルームーン』『モーツァルト!』『藍反射』『RIP SLYME THE MOVIE -25th ANNIVERSARY GREATEST MEMORY-』『人狼 JIN-ROH 4Kリマスター』『冬のソナタ 日本特別版』
3月7日(土)公開の映画
『ギョンアの娘』『ホールディング・リアット』
2026年3月13日(金)・14日(土)・15(日)公開の注目映画

『私がビーバーになる時』より ©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』 © 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.
3月13日(金)公開の映画
『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』『96分』『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』『ジョン・クランコ バレエの革命児』『パリに咲くエトワール』『映画ひみつのアイプリ まんかいバズリウムライブ!』『放送禁止 ぼくの3人の妻』『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』『私がビーバーになる時』
3月14日(土)公開の映画
『WITH』『蒸発』『父と家族とわたしのこと』『長浜』『ハローマイフレンド』『ひなぎく 4Kレストア版』
3月15日(日)公開の映画
『今は昔、栄養映画館の旅』
2026年3月20日(金)・21日(土)公開の注目映画

『決断するとき』 © 2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
3月20日(金)公開の映画
『アメリと雨の物語』『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』『おしり前マン〜復活のおしり前帝国』『カミング・ホーム』『君が最後に遺した歌』『決断するとき』『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』『全知的な読者の視点から』『東京逃避行』『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『チェッカーズ 1988 SCREW TOUR at 東京ドーム【4Kリマスター】』『マクロスプラス -MOVIE EDITION- 4K REMASTER ver.』
3月21日(土)公開の映画
『自然は君に何を語るのか』『365DAYs + 2彷徨う大人たち』『粒子のダンス』
2026年3月27日(金)・28日(土)公開の注目映画
3月27日(金)公開の映画
『生きているんだ友達なんだ』『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』『鬼の花嫁』『映画 きかんしゃトーマス いっしょに歌おう!ドレミファ♪ソドー島』『90メートル』『キング・オブ・キングス』『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』『そして彼女たちは』『ハウス・オブ・ザ・デビル』『フェザーズ その家に巣食うもの』『森に聴く Listen to the Forest』『私たちの話し方』『トニー滝谷 4Kリマスター版』
3月28日(土)公開の映画
『鍵から抜け出した女』『チェイン・リアクションズ』『津田寛治に撮休はない』『ドゥリム パレス』『HOLD UP MORNING』『MAMMON』『山人(やまんど)…縄文の響きが木霊する』『ライフテープ』
2026年4月公開の注目映画
2026年4月1日(水)・3日(金)・4日(土)公開の注目映画
『ザ・ブライド!』 – 4月3日(金)公開

『ザ・ブライド!』より © 2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
1930年代シカゴ。孤独な“不死身の怪物”は、自分の伴侶を求めて高名な研究者ユーフォロニウス博士に依頼し、墓から掘り起こされた女性の遺体は花嫁《ブライド》としてよみがえる。だが、ある事件をきっかけに追われる身となったふたりは逃避行へ――その旅はやがて社会全体を揺るがす“革命”の始まりへと転がっていく。監督はマギー・ギレンホール、出演はジェシー・バックリー、クリスチャン・ベールら。
『落下音』 – 4月3日(金)公開

『落下音』より © Fabian Gamper – Studio Zentral
百年にわたる四つの時代を生きる少女たちの〈不安〉を描く、静かで不穏な映像叙事詩。北ドイツの同じ農場を舞台に、説明のつかない出来事が時代を超えて響き合っていく。
世界がまだ名前を与えていない感情を、映像と音で観る者の深層へと忍び込ませる、カンヌ国際映画祭〈審査員賞〉受賞作。
4月1日(水)公開のそのほかの映画
『劇場版スポンジ・ボブ 呪われた海賊と大冒険だワワワワワ!』『流星 デジタルリマスター版』
4月3日(金)公開のそのほかの映画
『黄金泥棒』『OCHI! -オチ-』『俺たちのアナコンダ』『黴の花』『カルテットという名の青春』『殺手#4(キラー・ナンバー4)』『501号室の男 -ある作家の記録-』『済州島四・三事件 ハラン』『ザッケン!』『PILOT -人生のリフライト-』『ヒット・エンド・ファン!臨時決闘』『炎かがよへ』『Riceboy ライスボーイ』『ロングホットサマーバケーション』『パリから来た殺し屋 4K』
4月4日(土)公開のそのほかの映画
『三角屋の交差点で』『XiXi、私を踊る』『マダム・ソワ・セヴェンヌ』『エス インターナショナル版』
2026年4月10日(金)・11日(土)公開の注目映画
『ハムネット』 – 4月10日(金)公開

『ハムネット』より ©2025 FOCUS FEATURES LLC
シェイクスピア夫妻が息子ハムネットを失った喪失と、その悲しみが創作へと転化していく過程を描く、クロエ・ジャオ監督のドラマ。
ジェシー・バックリー、ポール・メスカルらが出演し、原作はマギー・オファーレルの同名小説。フォーカス・フィーチャーズ/ユニバーサル配給で、愛と喪失の物語として“ハムレット”誕生の背景に迫る。
4月10日(金)公開のそのほかの映画
『ヴィットリア 抱きしめて』『炎上』『火葬人』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第4幕』『サトウキビは知っている』『脛擦りの森』『1975年のケルン・コンサート』『第五の騎士は恐怖』『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』『ダーティ・エンジェルズ』『一口のパン』『ペリカン・ブルー 〜自由への切符〜』『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』『万博追跡 2K レストア版』
4月11日(土)公開のそのほかの映画
『遠来 〜トモベのコトバ〜』『五月の雨』『トゥ・ランド』『僕を呼ぶ声 / TOKYO STRANGE TALE』『焼け石と雨粒』
2026年4月17日(金)・18日(土)公開の注目映画
4月17日(金)公開のそのほかの映画
『クベーラ』『今日からぼくが村の映画館』『これって生きてる?』『ソング・サング・ブルー』『DOPPEL』『長篠』『残されたヘッドライン』『人はなぜラブレターを書くのか』『FEVER ビーバー!』『ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS』『悪夢の系譜【4Kデジタル修復版】』
4月18日(土)公開のそのほかの映画
『海辺の恋』『オー・パン・クペ』『河童の家』
2026年4月24日(金)〜29日(水・祝)公開の注目映画
『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』 – 4月24日(金)公開

『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』より © Nintendo・Illumination/Universal Pictures
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)の世界観を引き継ぐ新作アニメーション映画で、2026年4月24日(金)に全国ロードショー。日本公式サイトでは、前作が全世界で13億ドル超の興行収入を記録したことにも触れつつ、続編としてのスケールアップを予告している。
4月24日(金)公開のそのほかの映画
『ARCO/アルコ』『オールド・オーク』『悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE』『最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編』『沢田美由紀のガマランドにお邪魔します』『白い車に乗った女』『ツイッギー』『月の犬』『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』『Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』『ビリー・アイドル パンク・ロッカーの反逆と代償』『LOST LAND/ロストランド』『サムライ 4Kレストア』
4月25日(土)公開のそのほかの映画
『超低予算ムービー大作戦』『めぐる面影、今、祖父に会う』
4月29日(水・祝)公開のそのほかの映画
『アギト-超能力戦争-』『SAKAMOTO DAYS』
2026年5月公開の注目映画
2026年5月1日(金)・2日(土)公開の注目映画
『プラダを着た悪魔2』 – 5月1日(金)公開

『プラダを着た悪魔2』ポスター ©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
ファッション業界の“最前線”を舞台に、働く女性たちの葛藤と成長を描いた大ヒット作『プラダを着た悪魔』の続編が、2026年5月1日(金)に日米同時公開。
監督デヴィッド・フランケル、脚本アライン・ブロッシュ・マッケンナが続投し、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチら主要キャストが名を連ねる。
5月1日(金)公開のそのほかの映画
『サンキュー、チャック』『幸せの、忘れもの。』『誓い 建築家B・V・ドーシ』『ドランクヌードル』『ユートピアの力』『ラプソディ・ラプソディ』『プッシャー【4Kデジタル修復版】』『プッシャー2【4Kデジタル修復版】』『プッシャー3【4Kデジタル修復版】』
5月2日(土)公開のそのほかの映画
『イリュミナシオン』『コスモ・コルプス』『サンタクロースたちの休暇』『猫を放つ』
2026年5月8日(金)公開の注目映画
『シンプル・アクシデント/偶然』 – 5月8日(金)公開
イランのジャファル・パナヒ監督が、自身の投獄体験にも通じる視点から“復讐”と“倫理”の揺らぎを描くスリラー。かつて政治犯として収監された人々が、過去に自分たちを苦しめた拷問者かもしれない男を前にし、「裁くべきか/赦すべきか」という決断を迫られていく。
第78回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞した。
『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』 – 2026年5月8日(金)公開
人気クライム・エンターテインメント『グランド・イリュージョン』シリーズ第3作。
イリュージョンで巨悪の資金を奪い“世間に還元する”スーパー集団フォー・ホースメンが、史上最高価値とされる“ハートのダイヤモンド”を狙い、世界規模の強奪劇に挑むという。
ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、アイラ・フィッシャーらが再集結し、ロザムンド・パイクが“ダイヤの女王”として立ちはだかる。監督はルーベン・フライシャー。
2026年5月15日(金)公開の注目映画
『スマッシング・マシーン』 – 5月15日(金)公開
総合格闘技の黎明期、1997~2000年の時代を駆け抜けた伝説的ファイター、マーク・ケアーの軌跡を、ドウェイン・ジョンソン主演で実写化した実話ベースのドラマ。PRIDE創成期の熱狂も背景に据えながら、勝利の裏側にある代償を掘り下げていく。
監督・脚本は『アンカット・ダイヤモンド』のベニー・サフディで、ジョンソンが“霊長類ヒト科最強”とまで呼ばれた男の栄光と転落を体現し、エミリー・ブラントがパートナー役で共演する。
2026年5月22日(金)公開の注目映画
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』 – 5月22日(金)公開
“帝国崩壊後”の銀河を舞台に、孤高の賞金稼ぎマンダロリアンと、強大なフォースの力を秘めたグローグーが育んだ絆と旅路を描く最新劇場作で、グローグーを狙う旧帝国軍の残党がふたりを追う。
監督はジョン・ファヴロー、製作総指揮にデイヴ・フィローニが名を連ねる。
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の予告を見る
『マテリアリスト 結婚の条件』 – 2026年5月29日(金)公開

『マテリアリスト 結婚の条件』より Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved
『パスト ライブス/再会』のセリーヌ・ソンが監督・脚本を務める新作。
舞台はニューヨーク。結婚相談所で働く“マッチメーカー”のルーシーが、恋愛を感情だけでなく“資産価値”でも冷静に測る人物として描かれ、現代の婚活市場と三角関係が物語の軸になる。
主演はダコタ・ジョンソンで、クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカルが共演。
2026年6月の注目映画
2026年6月12日(金)公開の注目映画
『Michael/マイケル』 – 6月12日(金)公開

『Michael/マイケル』より ®︎、M&© 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの生涯を描く伝記映画。
主演のマイケル役は甥のジャファー・ジャクソンで、監督はアントワーン・フークア、脚本はジョン・ローガン、製作には『ボヘミアン・ラプソディ』のグレアム・キングが参加する。
2026年6月26日(金)公開の注目映画
『スーパーガール』 – 2026年6月26日(金)公開

『スーパーガール』 © & TM DC © 2025 WBEI
DCコミックスの人気キャラクター、スーパーガール/カーラ・ゾー=エルを主人公に据えた新たな実写スーパーヒーロー映画。2025年に公開された『スーパーマン』の成功を受け、ジェームズ・ガン率いるDCスタジオが新生DCユニバースの一翼として製作を進めている。監督は『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』などを手がけたクレイグ・ギレスピー、主演にはドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』などで注目を集めるミリー・オールコックが起用された。
物語はスーパーマンの従妹であるカーラが、自身の力と向き合いながらヒーローとして成長していく姿を描くとされる。
ジェイソン・モモアの出演も決定しており、これまでのDC作品に新たな風を吹き込む試みとして期待が高い。
2026年7月公開の注目映画
2026年7月3日(金)公開の注目映画
『トイ・ストーリー5』 – 2026年7月3日(金)公開
ピクサー・アニメーション・スタジオ制作による人気アニメシリーズの最新作。前作『トイ・ストーリー4』から数年後を舞台に、ウッディやバズ・ライトイヤーをはじめとするお馴染みの仲間たちが、新たな試練と出会いに挑む姿が描かれる。
シリーズ創始者の一人アンドリュー・スタントンが監督・脚本を務め、トム・ハンクス(ウッディ役)やティム・アレン(バズ役)など多くのレギュラーキャストが続投予定。
また、新キャラクターとして“リリーパッド”というカエル型のタブレットが登場し、デジタル機器と旧来の“おもちゃ”世界の対立という現代的テーマを暗示させる内容が示されている。物語の中心にはジェシーが再び立ち、仲間と共に子どもの注意を引き戻すために奮闘するという、シリーズ特有のユーモアと感動が期待される。北米公開は2026年6月19日が予定されている。
2026年7月17日(金)公開の注目映画
『キングダム 魂の決戦』 – 2026年7月17日(金)公開
実写映画『キングダム』前作『大将軍の帰還』の続きが描かれる。原作者・原泰久の言葉として「過去4作を超える迫力と興奮と感動」を目指す方針が示されている。
2026年7月31日(金)公開の注目映画
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』 – 2026年7月31日(金)公開
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストを受け、トム・ホランド演じるピーター・パーカーが“新章”へ踏み出す第4作。
監督は『シャン・チー』のデスティン・ダニエル・クレットンで、ハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロやパニッシャー役のジョン・バーンサル、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のセイディー・シンクらとの共演にも注目が集まっている。
『モアナと伝説の海』(実写版) – 2026年7月31日(金)公開

実写版『モアナと伝説の海』© 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ウォルト・ディズニー・スタジオが同名の2016年の大ヒットアニメーションを実写化するミュージカル・アドベンチャー。原作の物語を踏襲しつつ、生身の俳優による表現と実際の海・自然ロケを活かした映像美が特徴だ。
監督はトーマス・カイル、脚本はジャレド・ブッシュとダナ・ルドゥ・ミラーが務める。主人公モアナ役には新人のキャサリン・ラガアイアが抜擢され、海との深い絆と使命感に導かれて未知の大海原へ旅立つ姿を演じる。アニメ版で人気を博した“半神”マウイ役にはドウェイン・ジョンソンが続投し、原作楽曲「How Far I’ll Go」も実写版で歌われる見込みだ。音楽にはオリジナル版で手がけたマーク・マンシーナとリン=マニュエル・ミランダが再び参加する。北米では2026年7月10日公開予定。
2026年8月公開の注目映画
『時には懺悔を』 – 2026年8月28日(金)公開
中島哲也が監督・脚本を手がけ、打海文三の同名小説を原作とする実写映画。
物語は、探偵の佐竹と助手の聡子が殺人事件を追う中で、9年前の誘拐事件で連れ去られた重い障がいを抱える子ども「新」の存在にたどり着くところから展開し、傷を抱えた大人たちの再生を描くという。
主演は西島秀俊で、満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司らが名を連ねる。
2026年12月公開の注目映画
2026年12月18日(金)公開の注目映画
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 – 12月18日(金)公開

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 © 2025 MARVEL.
ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソが監督を務める、マーベル・スタジオの『アベンジャーズ』最新作。
ロバート・ダウニー・Jr.が“新たな役柄”として、マーベル屈指のヴィランドクター・ドゥーム(ヴィクター・フォン・ドゥーム)を演じるほか、主要キャストとしてクリス・ヘムズワース、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタンらに加え、X-MEN系キャストの名前も挙がっており、シリーズ横断の“集結”がいよいよ本格化しそうだ。
2026年内公開の注目映画
『オデュッセイア』 – 2026年内公開

『オデュッセイア』
クリストファー・ノーランがホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を映画化する超大作で、2026年7月17日の全米公開。“IMAXフィルムカメラで撮影”されたことを掲げている。
主演はマット・デイモンで、帰還の旅に翻弄される英雄オデュッセウスを演じる。共演にはトム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤらが名を連ね、トロイ戦争後の長い旅路や怪物たちとの遭遇といった“神話的”エピソードが示唆されている。
2026年の映画シーンに注目
2026年は、『アベンジャーズ』や『トイ・ストーリー』の最新作、さらに国際映画祭で評価された作品、激しいアクションやホラーまで、ジャンルも規模も幅広いラインナップが揃っている。見逃せないタイトルが目白押しだ。
気になる作品はぜひ劇場でチェックし、2026年の映画体験を存分に楽しんでほしい。
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【映画レビュー『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』】“演じる人生”を脱ぎ捨てるために——愛と後悔を包み込む、静かな時空の旅

新作映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』を紹介&レビュー。
12月19日(金)に日本公開となる『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』は、コゴナダ監督が手がける、大人の恋と記憶をめぐるファンタジーだ。不思議なレンタカー会社に導かれた男女が、扉を通じて過去を旅し、後悔や喪失と向き合いながら、いまの関係を選び直そうとする——その姿を繊細に描き出す。主演はマーゴット・ロビーとコリン・ファレル、音楽を久石譲が担当している。
『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』あらすじ
恋愛に懐疑的な女性サラ(マーゴット・ロビー)と、結婚に憧れ続けてきた男デヴィッド(コリン・ファレル)。ふたりは友人の結婚式で出会う。その後、謎めいたレンタカー会社から借りた車とカーナビに導かれるまま、行く先々に現れる不思議な扉をくぐり、自分たちの過去のさまざまな場面へと足を踏み入れていく。

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』より
不思議な設定、普遍的な物語
過去の経験に縛られ、現在や未来への希望にフタをしてしまった男女。人生のチャンスを掴みきれずにいる彼らが、カーナビと不思議な扉に導かれながら、さまざまな人生の岐路と向き合い直していく様子を描く本作は、SF映画ではない。カーナビや扉の仕組みに説明はないし、正直なところ説明など必要ない。本作におけるマジックリアリズム(※)は、エモーショナルな物語を紡ぐため、人生の普遍的なメッセージを届けるための装置に過ぎないからだ。
映像表現として“不思議システム”を採用してはいるものの、その本質は極めてシンプルだ。私たち誰もが勇気さえ出せば実践できる「人生で起きた出来事や自分の弱さ、後悔に向き合い、前を見据える」という、ごく普遍的な思考プロセスを描いているに他ならない。

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』より
※マジック・リアリズム:現実の描写に神話や幻想といった非現実的な要素を自然に織り交ぜる芸術表現技法。
“演じて”しまいがちな人生
本作で印象的な会話がある。映画冒頭、デヴィッドがカーレンタルサービスで「役者でなくとも我々は人生において演技をしている」という言葉を投げかけられる場面だ。

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』より
デヴィッドは、理想の人生を追い求めるロマンティックな心を、家族関係や過去の失恋によって打ち砕かれてきた。サラもまた、過去の恋愛や喪失の経験から、自分を“幸せを壊してしまう加害者”のように捉えている。ふたりとも、自分の感情や願望に蓋をし、過去と現在と未来の狭間で立ち尽くし、人生を停滞させている。
そんな彼らは、いわば自身を見失い、「こう生きるべき」「諦めるべき」という役割を“演じて”いる。本来の自分が抱く素直な感情や願望から、目を背けてしまっているのだ。
リスクに踏み出せないふたりと、変化の旅路
踏み出すことはリスクであり、自分を傷つけるかもしれない行為だ。踏み出さないことは、自分を守ること。恋愛であれ家族関係や友人関係であれ、傷ついた経験があるなら、二人の気持ちや行動に共感できる人は多いはずだ。そこで立ち止まってしまえば、掴めるはずの幸せも掴めない——頭ではわかっていても、人生を重ね、後悔や傷が増えるほど、一歩を踏み出す勇気は失われていく。それは極めて自然なことだろう。
だが、そんな二人が経験する不思議な出来事は、彼らの人生に大きな変化をもたらす。そして、その変化の過程を目撃する我々観客もまた、彼らに共感するからこそ、同じような影響を受けずにはいられないはずだ。

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』より
コゴナダ監督の美学×名作映画の影響
ちなみに、『コロンバス』『アフター・ヤン』で様式的な映像美を追求してきたコゴナダ監督は、本作に大きな影響を与えた映画として『エターナル・サンシャイン』とスタジオジブリ映画『ハウルの動く城』の名を挙げている。
特殊な装置によって恋愛の記憶を辿り、人間関係の後悔や本質的な愛を描き出す前者は、本作とコンセプト的に通じるものがある。運命の出会いに導かれた不思議な世界で、ドアを通じて人生に影響を与える旅をする後者もまた、本作の設定に明らかな影響を与えていることがわかる。
説明不要の不思議な現象が、洒落た世界観のなかで現実世界と結びつく——その映像表現の美しさは、まさにコゴナダ監督ならではのものだ。

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』より
久石譲初のハリウッド映画音楽
それだけでなく、本作の音楽にも注目したい。コゴナダが憧れ続けてきたスタジオジブリ作品でおなじみの久石譲にオファーが届き、久石は偉大なキャリアで初となるハリウッド映画の音楽を手がけることとなった。
久石らしいノスタルジックなエモーションと、恋愛の機微を描く本作ならではのロマンティックさを兼ね備えた劇伴は、本作の世界観を形づくる重要なピースとして機能している。ここにきてハリウッド進出を果たした久石譲の、今後の可能性にも期待が高まるばかりだ。
人生には人それぞれ、悩みやターニングポイントがある。身を乗り出して本作を観た観客であれば、一つ二つ、あるいはもっと多くの、過去の自分に伝えたい言葉や、向き合い直したい人生の出来事が頭に浮かんでくるはずだ。そして本作から人生に持ち帰るものがあるなら、そこにこそ、この作品を鑑賞する最大の価値がある。
映画『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』は、12月19日(金)日本公開。

『ビューティフル・ジャーニー ふたりの時空旅行』
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【ポッドキャスト】映画喫茶の新作:『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』

CCCforesee(ヨダセア/かすみん/たける)による映画ラジオを各種音声配信サービスおよびYouTubeにて配信中。お好きなサービスでお楽しみください。
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【映画レビュー『メーサーロシュ・マールタ特集』】母性・恋愛・喪失を越えて自分を探す——揺れる心を描く4つの物語

メーサーロシュ・マールタ監督作品『エルジ』『月が沈むとき』『リダンス』『ジャスト・ライク・アット・ホーム』を紹介&レビュー。
1975年、『アダプション/ある母と娘の記録』で女性監督として初めてベルリン国際映画祭の最高賞<金熊賞>を受賞したメーサーロシュ・マールタ監督。アニエス・ヴァルダ、アンナ・カリーナ、イザベル・ユペールといった錚々たる映画人たちからも熱い注目を集めてきた彼女の作品群が、再び日本で上映される。
2023年に開催され好評を博した第一弾特集上映に続く今回の<メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章>では、日本で劇場初公開となる全7作品を、新たにレストア/HDデジタルリマスターした珠玉の映像で一挙上映、11月14日(金)より開催中だ。
本稿では、監督のデビュー作『エルジ』に加え、『月が沈むとき』『リダンス』『ジャスト・ライク・アット・ホーム』と、計4作品を紹介&レビューする。
『エルジ』ーデビューから見られる監督の作家性

『エルジ』より © National Film Institute Hungary – Film Archive
メーサーロシュ・マールタ監督が描く“居場所とアイデンティティのなさ”というテーマは、デビュー作から既に鮮明に刻まれている。「自分軸で生きろ」などと安易に語られがちだが、そこへ至るまでのプロセスは決して単純ではない。アイデンティティの確立には、まず他者との関係性が不可欠なのだ。親や信頼できる大人の存在、人との触れ合いを通じた経験——そうした土台があって初めて、人は自分という存在を見出していく。
『エルジ』の主人公エルジは捨て子である。小さな村へ実母を訪ねた彼女を待っていたのは、あまりにも残酷な現実だった。母は娘であることを本人には認めながらも、再婚で築いた新しい家族の前では、エルジを姪だと偽って紹介するのだ。実の母から家族関係を拒絶され、村の男たちからは、エルジや他の女性たちが単なる都合のいい存在、性的なアイコンとして消費されるだけ。そんな絶望的な現実を目の当たりにしたエルジが、行くあてもないまま、それでも未来へと歩き出す——その姿を監督は淡々と、しかし痛切に捉えている。
『月が沈むとき』-夫ありきで見られることの苦悩

『月が沈むとき』より © National Film Institute Hungary – Film Archive
『月が沈むとき』が捉えるのは、権力者である夫の存在によってのみアイデンティティを規定され、他人からも、実の息子からすらも絵に描いたような“未亡人”として扱われる女性が、時間をかけながら“自分”を取り戻していく過程である。
夫が外で働き、妻は家庭を守る——そうした性別役割分業が当然視されていた時代においても、女性は現代と何ら変わらぬ一個の人間であり、夫という存在を前提にジャッジされるべきではなかった。皮肉なことに、今も昔も変わらず、夫の威光を笠に着て威張り散らす女性が一定数存在し、それが問題を複雑にしている側面も否めない。だが本来、自立した強い女性とは、一人の人間としてのアイデンティティを確立しており、周囲もまたそれを尊重できるはずなのだ。
1968年という時代に撮られた本作は、自立していながら他人から一人の人間として扱われない女性の闘いを、見事に描き切っている。
『リダンス』-ありのままを認められない恋愛の歪さ

『リダンス』より © National Film Institute Hungary – Film Archive
愛とは、相手がありのままの自分を受け入れ、自分もまた相手のありのままを受け入れているという確信のもと、力を抜いてそこに身を委ねられるときに、初めて深く育っていくものではないだろうか。『リダンス』の主人公ユトゥカは、自信のなさゆえに、思いを寄せた大学生アンドラーシュに対して自らの労働者という事実を隠し、前途有望な学生を装ってしまう。
発端は彼女自身がついた嘘だが、その嘘こそが彼女を苦しめることになる。アンドラーシュは真実を知った後も、それを自分の両親には告げようとしない。つまりユトゥカは、「ありのままでは家族に紹介できない相手」とみなされているという残酷な現実に直面するのだ。
格差と階級差別意識が、じわじわと人の心を蝕んでいく様が、痛ましいほど鮮明に描き出された一作である。

『ジャスト・ライク・アット・ホーム』より © National Film Institute Hungary – Film Archive
『ジャスト・ライク・アット・ホーム』の主人公もまた、アンドラーシュという名を持つが、彼もまた典型的な”居場所のない男”である。アメリカへ旅立ち帰国したものの、特に何かを得たわけでもなく、それどころか元々あった人間関係さえ失ってしまった根無し草——そんな男として描かれる。
彼と少女ジュジとの交流は、「少女が連れていた犬がどうしても欲しかった」という身勝手で取るに足らない理由から始まる。だがその出会いが、彼と、同じく孤独を抱え何かを背負ったジュジの双方に、予期せぬ変化をもたらしていくのだ。
一歩間違えれば“ロリコン映画”になりかねなそうな危うさを孕みながらも、孤独な男と少女の歪なプラトニックな擬似親子関係が紡がれていく本作は、根無し草たちが手探りで居場所を作り上げていく過程を繊細に捉えている。

『ジャスト・ライク・アット・ホーム』より © National Film Institute Hungary – Film Archive
アンドラーシュの元パートナー役として登場するアンナ・カリーナの圧倒的な存在感にも注目したい一作だ。
4作品はいずれも、他人から居場所を与えられることなく、アイデンティティが揺らぎ続ける人々が、自分自身の変化と成長を通じて居場所を模索していくという点で共通している。そこには、メーサーロシュ・マールタ監督の極めて色濃い作家性が貫かれている。
<メーサーロシュ・マールタ監督特集 第2章>は11月14日(金)より開催中。この特集ではほかにも『日記』三部作(『日記 子供たちへ』『日記 愛する人たちへ』『日記 父と母へ』)も上映されている。
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チャーリー・XCX新曲「Chains of Love」が映画『Wuthering Heights(嵐が丘)』サントラ第2弾として配信開始-予告編にも使用

Charli XCXが映画『Wuthering Heights』向け新曲「Chains of Love」を配信し、サウンドトラック第2弾として注目を集めている。
ポップカルチャーの象徴として進化を重ねるチャーリーXCX(Charli XCX)が、新曲「Chains of Love」(チェーンズ・オブ・ラヴ)を11月14日(金)に配信リリースした。今作は、来年公開予定の映画『Wuthering Heights(嵐が丘)』のサウンドトラック第2弾として制作されたもので、今週月曜日には第1弾となる「House featuring John Cale」(ハウス featuring ジョン・ケイル)が発表されたばかりである。映画音楽としての新たなアプローチを示す1曲として、早くも関心が寄せられている。
映画の世界観に寄り添う新曲「Chains of Love」―トレーラーでも使用
映画『Wuthering Heights(嵐が丘)』のために書き下ろされた「Chains of Love」は、マーゴット・ロビーとジェイコブ・エロルディが主演を務めるトレーラーにも使用されている。映像では、ふたりのキャラクターが愛の残酷さを表現する場面に同曲が重なり、重厚な物語性を際立たせている。『BRAT』で世界的なブームを生み出したCharli XCXは、今作で従来のスタイルを大きく変え、映画の世界観に忠実に寄り添うサウンドを追求している。
【動画】映画『Wuthering Heights』トレーラー
映画公開日とサウンドトラック情報―2026年2月に全米公開へ
映画『Wuthering Heights(嵐が丘)』は、2026年2月13日(金)より全米で公開予定で、日本でも劇場公開が決まっている。物語の重厚なテーマと現代的な映像表現が組み合わさり、話題性の高いタイトルとして注目が集まる。サウンドトラックとして制作されるアルバム「Wuthering Heights」も映画と同日にリリース予定で、すでにPre-add/Pre-saveが開始されている。映画音楽としての位置づけに加え、Charli XCXの新たな表現領域を示す作品集となる見込みである。

(by courtesy of Warner Music Japan)
アルバム「Wuthering Heights」Pre-add/Pre-save:https://wmj.lnk.to/WHJPPu
映画界で存在感を拡大するCharli XCX―A24作品への主演も控える
Charli XCXの映画界への挑戦は本作だけにとどまらない。2026年初頭には、A24製作の映画『The Moment(原題)』(ザ・モーメント)で主演としてスクリーンに登場する予定だ。本作はチャーリー自身のオリジナルアイデアを基にした企画であり、彼女が立ち上げた新スタジオ“studio365”による初の共同プロデュース作品としても注目されている。

チャーリー・XCX(by courtesy of Warner Music Japan)
さらに、このほかにも話題作6作品への出演が控えており、音楽だけでなく映像分野での活躍も大きく広がりつつある。アーティストとしての進化を続ける彼女の動向は、来年以降さらに注視されるだろう。
関連リンク
公式サイト:https://www.charlixcx.com/
Instagram:https://www.instagram.com/charli_xcx/
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YouTube:https://www.youtube.com/@officialcharlixcx
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Warner Music Japan:https://wmg.jp/charlixcx/ -
【映画レビュー『ブレイカウェイ』】負け犬たちの哀しみと再生が交錯する、暴力と優しさの寓話

「マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」より、『ブレイカウェイ』を紹介&レビュー。
11月14日(金)より始まった特集上映「マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」にて上映される『ブレイカウェイ』は、デンマーク発のブラックユーモアと犯罪劇が交差するクライムコメディだ。本作で長編デビューを飾る監督アナス・トマス・イェンセンが、暴力と可笑しみの同居という難題を鮮やかに紡ぎ出す。小悪党四人組が大金を手に逃走し、田舎の廃れたレストランに潜伏して改装を始める様を描いた作品である。主演はソーレン・ピルマーク、共演にウルリク・トムセン、マッツ・ミケルセン、ニコライ・リー・コス。
『ブレイカウェイ』あらすじ
舞台は現代デンマーク。犯罪稼業で燻る4人は、最後の一仕事で大金を奪い、スペインを目指して逃走を図る。だが負傷とトラブルで車は故障し、国境越えを断念せざるを得なくなる。辿り着いたのは田舎の廃レストラン。ここに潜伏した彼らは、やがて改装を始め、新しい生活への夢を抱くようになる。しかし、追っ手の影は着実に忍び寄っていた。

『ブレイカウェイ』より © M&M Rights ApS og DR TV-Drama
イェンセン×ミケルセンの原点
この後長年にわたってマッツ・ミケルセンとタッグを組み続けることになる、デンマークを代表する監督・脚本家のひとりアナス・トマス・イェンセン。その記念すべき長編デビュー作となる本作には、すでにミケルセンが出演しており、ふたりの創造的パートナーシップの原点がここに刻まれている。
ミケルセンが演じるのは、銃と暴力に囚われ、何をしでかすかわからない本作のメインキャラで最もトリッキーな人物だ。渋く賢そうな風格のある役が多い近年の彼とは対照的で、役の幅広さを改めて実感させられる。ただし、イェンセン作品以外でも初期は『プッシャー』シリーズや『ブリーダー』といった作品で危うい役、負け犬役を演じていたことを思い返せば、本作の時期のミケルセンとしてはむしろオーソドックスな役どころと言える。

『ブレイカウェイ』より © M&M Rights ApS og DR TV-Drama
だが、単なる“行動が読めないチンピラ”に留まらないのがミケルセンの真骨頂だ。他のキャラクター同様、彼の役にも幼少期の劣悪な生育環境と、その中で起きた事故がもたらした悲劇がルーツとして描かれる。その眼には悲しみがたたえられ、どこか深く封印された心が垣間見える。これこそがミケルセンという俳優の本質だろう。
淡いノスタルジーと泥臭いエモーション
本作が描くのは、犯罪ばかりで燻ってきたへっぽこ4人組が、田舎にレストランを開こうとする行きあたりばったりの珍道中だ。まさに負け犬讃歌と呼ぶにふさわしく、「どうしようもない人々の狂気と人間味に寄り添う」というイェンセン監督の作家性が、デビュー作からすでに色濃く表れている。
海で無邪気な時間を過ごすシーンや、それぞれの回想シーンなど、ノスタルジーやエモーションを喚起させる描写。一方で、それぞれの思惑や考えが衝突し、追っ手との争いが勃発する泥臭いシーン。この対比のバランスが実に巧みだ。

『ブレイカウェイ』より © M&M Rights ApS og DR TV-Drama
どこの国のどこの街にもいそうな負け犬たちの讃歌であり、普遍的な再生ドラマでありながら、「どこの誰もこうはならないだろう」という破天荒さによってフィクションとリアリティの均衡を保つ。その感覚は極めて映画的で、いつまでも見続けていたくなる心地よさがある。

『ブレイカウェイ』より © M&M Rights ApS og DR TV-Drama
アナス・トマス・イェンセンとマッツ・ミケルセンの原点を見られる1作『ブレイカウェイ』は、11月14日(金)より開始となった特集上映「マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」にて上映中。
【映画レビュー『アダムズ・アップル』】神も悪魔も笑う、壊れた信仰と人間の弱さを映す皮肉なブラックコメディ【マッツ・ミケルセン生誕60周年祭】マッツ・ミケルセン主演『アダムズ・アップル』は、信仰と善悪をめぐる哲学的ブラックコメディ。ネオナチの男と牧師の奇妙な関係を通じて、神と悪魔、そして人間の滑稽さを描く。特集上映「マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」で再上映。
【映画レビュー『アフター・ウェディング』】誰も断罪しない人間ドラマ-すれ違う愛と赦しが導く静謐な余韻【マッツ・ミケルセン生誕60周年祭】誰も断罪せず、誰も完璧ではない――『アフター・ウェディング』は、赦しと選択の物語。マッツ・ミケルセンが静かな激情を体現し、観る者の心を深く揺さぶる。人間ドラマの真髄に触れる必見の一作。
【映画レビュー『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』】理想も情熱も砕け散る―啓蒙の光の中で焼かれた禁断の恋【マッツ・ミケルセン生誕60周年祭】抑圧された王宮で燃え上がる理想と愛。理性と情熱の間で揺れる人間の弱さと強さを、マッツ・ミケルセンが静かに体現する。『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』が放つ悲劇の余韻を読み解く。
【映画レビュー『メン&チキン』】孤島に封じられた“生まれた意味”――ブラックユーモアが照らすアイデンティティの闇マッツ・ミケルセン生誕60周年特集で上映される『メン&チキン』を詳しくレビュー。孤島に暮らす異形の兄弟、父の研究の秘密、ブラックユーモアが描くアイデンティティの物語など、作品の魅力を網羅的に紹介。
「マッツ・ミケルセン生誕60年祭」
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【映画レビュー『KILL 超覚醒』】怒りがほとばしる“限界点”――寝台列車で爆発する暴力と覚醒の近接格闘アクション

新作映画『KILL 超覚醒』を紹介&レビュー。
11月14日(金)より日本公開となった『KILL 超覚醒』は、ノンストップで疾走する寝台列車を舞台に、極限状況下の近接戦闘を描くインド発のバイオレンスアクションである。インド東部から首都へ向かう特急列車に総勢40人の強盗団が乗り込み、乗客を守ろうとする対テロ特殊部隊員アムリトが孤立無援の戦いに挑む。監督はニキル・ナゲシュ・バート、主演はラクシュ・ラールワーニー、共演にターニャ・マニクタラ、ラガヴ・ジュヤル。
『KILL 超覚醒』あらすじ
物語は、インド東部からニューデリーへ向かう寝台列車に、対テロ特殊部隊員アムリトと恋人トゥリカが乗り合わせるところから始まる。親族に関する複雑な事情があるとはいえ、互いを想い合うふたり。そこへ武装強盗団一族が現れ、乗客から金品を奪い始める。孤立したアムリトは列車内での死闘に身を投じ、やがて常軌を逸した覚醒へと踏み込んでいく。

『KILL 超覚醒』より © 2015 M&M Productions A/S, Studio Babelsberg, DCM Productions & M&M Mænd & Høns ApS
寝台列車を活かした近接格闘バイオレンス
寝台列車という”密室”を舞台にした、超残酷なバイオレンスアクション作品である本作。インドには豪快なアクション映画が数多く存在するが、ここまで徹底して”バイオレンスアクション”に特化した作品は稀だろう。その激しさは、インドネシアの傑作アクション『ザ・レイド』(2011年)を彷彿とさせる。

『KILL 超覚醒』より © 2015 M&M Productions A/S, Studio Babelsberg, DCM Productions & M&M Mænd & Høns ApS
寝台列車の構造そのものが戦いの舞台となり、車内に置かれたあらゆるアイテムが武器へと変貌するアクションシーンは、列車内での戦闘をコンセプトにした作品として独創性に富んでいる。緻密に計算された編集と撮影によって、限られた空間での近接戦闘が際立つ映像となっている。タイトルに『Kill』と冠されているように、敵への殺戮こそが本作の映像における真骨頂といえるだろう。
感情ほとばしる主人公に戦慄
ただし、ここで強調しておきたいのは、本作が単に“殺戮シーンを楽しむ”ような作品ではないということだ。では、なぜ“Kill”が始まるのか。それは主人公アムリトに最大の悲劇が降りかかり、感情の糸がプツンと切れた瞬間、日本版タイトルが示すとおりの“超覚醒”が訪れ、彼が敵勢力の皆殺しを決意するからである。怒りに火がついてから繰り出される暴力は、もはや敵を制圧するためのものではない。明確に痛みを与え、殺害することだけを目的としている。感情が爆発したアクションの演技は凄まじく、観客はその激しさに戦慄を覚えずにはいられない。

『KILL 超覚醒』より © 2015 M&M Productions A/S, Studio Babelsberg, DCM Productions & M&M Mænd & Høns ApS
劇場で体験したい迫力
一度感情が爆発してからは、そのテンションのままアクションが続いていくため、終盤になると観客も高揚に慣れ、やや落ち着いてしまう可能性はある。しかし、走り続ける寝台列車のように、感情とアクションがノンストップで観客を揺さぶり続ける映画体験は圧巻だ。この迫力は、ぜひ映画館で体感してほしい。
『KILL 超覚醒』は11月14日(金)より日本公開中。

『KILL 超覚醒』 © 2015 M&M Productions A/S, Studio Babelsberg, DCM Productions & M&M Mænd & Høns ApS
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【映画レビュー『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』】閉ざされた部屋で紡がれる魂の音―迷い続けたロックスターの核心をジェレミー・アレン・ホワイトが熱演

新作映画『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』を紹介&レビュー。
11月14日(金)から日本公開中の『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は、『クレイジー・ハート』(2009年)『ブラック・スキャンダル』(2015年)などを手がけたスコット・クーパー監督による音楽伝記ドラマである。伝説的なアルバム『Nebraska』(ネブラスカ)の制作過程を軸に、1982年、成功の重圧と過去に向き合うブルース・スプリングスティーンが、自宅で孤独な録音を重ねていく姿を描く。スプリングスティーン役をジェレミー・アレン・ホワイトが体現し、ジェレミー・ストロングをはじめとする共演陣が物語を力強く支えている。

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』 ©2025 20th Century Studios
1982年、成功の重圧に苦しむブルース・スプリングスティーンは、ツアーを離れて自宅にこもり、自分自身の内面と向き合い始める。4トラックのマルチトラックレコーダーの前でひとり歌ううちに、やがて迷える人々の物語を宿した曲が次々と生まれていく。そのデモテープが、彼のその後の道を大きく左右することになる。
栄光の影を歩む孤独の旅路
日本版サブタイトル「孤独のハイウェイ」が示すとおり、本作は孤独と向き合う一人のロックスターの旅路を描いている。世間からは成功者として賞賛され、女性にもモテる、才能と人気に恵まれた存在——表向きはそう見えるロックスターだが、ブルース・スプリングスティーンは誰にも言えない孤独を抱えていた。

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』より ©2025 20th Century Studios
車のラジオから自分の曲が流れた瞬間、彼はすぐにスイッチを切る。カメラを置き去りに、遠く遠く、ぽつんと小さくなっていくブルースの車。華やかな成功を素直に喜ぶことができず、一人きりで憂鬱を抱え込む彼の姿は、映像表現として強烈に印象に残る。幼少期の親子関係に起因するトラウマもあり、彼が抱える闇は深い。本作は、そんなロックスターの繊細な内面に真正面から向き合い、スクリーンに刻み込んだ伝記映画である。
ジェレミー・アレン・ホワイトの才能と努力

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』より ©2025 20th Century Studios
そんなスプリングスティーンを演じたジェレミー・アレン・ホワイトの演技なくして、本作は成立しない。ディズニープラスで配信中の人気ドラマシリーズ『一流シェフのファミリー・レストラン』の主演俳優として一躍脚光を浴びたホワイトは、本作でもその圧倒的な演技力を遺憾なく発揮している。スターとして注目を集めながらも、生育環境と孤立した現状の中で抱え込んでしまった孤独と憂鬱を、繊細な演技で体現してみせた。

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』より ©2025 20th Century Studios
だが、それだけではない。ホワイトの本作でのスプリングスティーン役は、そもそも「ギターも弾けない、歌えない」というゼロ地点からのスタートだった。それでも製作陣の信頼を得て抜擢されたホワイトは、わずか7ヶ月で歌とギターを徹底的に叩き込んだという。練習にはスプリングスティーン本人から贈られた1955年製Gibson J-200を使用し、基礎から学ぶ時間的余裕がないため、5曲のブルース・スプリングスティーン楽曲に絞り込んで集中特訓を重ねたそうだ。
単なる表面的なコピーに留まらず、スプリングスティーンという人間の本質に迫ろうとしたホワイトの演技は、本作の核となり、ステージ上でも屋内でも車内でも、鮮烈な存在感を放っている。

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』©2025 20th Century Studios
本作を支えたもうひとりのジェレミー、ジェレミー・ストロングの存在も見逃せない。マネージャー兼プロデューサーのジョン・ランダウを演じたストロングは、ブルースの危うい状態に誰よりも早く気づき、彼の命綱として寄り添い続けた重要人物を、温かみと冷静さを兼ね備えた支柱のような演技で見事に作り上げている。
音楽シーンのこだわりと熱狂
ロックスターの伝記映画だけあって、音楽シーンの描写や録音には徹底的なこだわりが貫かれている。冒頭から心地よく響くギターの弦の音色が耳を捉え、レコーディングシーンでは音楽がスタッフたちの心を一瞬で掴む瞬間が克明に描かれる。

『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』より ©2025 20th Century Studios
ライブシーンの熱狂も圧巻で、スクリーンを通してその熱気がダイレクトに伝わってくる。この音楽表現の豊かさこそが、本作を映画館で体験する最大の理由だろう。
ジェレミー・アレン・ホワイトの圧巻の演技によって鮮やかによみがえる、『Nebraska』制作当時のブルース・スプリングスティーンの苦悩。スプリングスティーンのファンはもちろん、彼の音楽に馴染みのない観客にとっても、本作は映画館の音響と大画面で体験する価値のある一作だ。『スプリングスティーン 孤独のハイウェイ』は11月14日(金)から日本公開中。
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【映画レビュー『メン&チキン』】孤島に封じられた“生まれた意味”――ブラックユーモアが照らすアイデンティティの闇

「マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」より、『メン&チキン』を紹介&レビュー。
『メン&チキン』概要・あらすじ
11月14日(金)より始まった特集上映「マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」にて上映される『メン&チキン』は、デンマーク発のブラックコメディである。アナス・トマス・イェンセン監督が、孤島の屋敷で暮らす風変わりな兄弟たちの秘密を、ブラックユーモアで描き出す。父の遺言によって養子だと知らされたエリアスとガブリエルは、実父を探して孤島オークへと向かうが、そこで待っていたのは奇妙な異母兄弟たちと、封印された過去だった。主演はマッツ・ミケルセンとデヴィッド・デンシック。
物語は父の死から始まる。ガブリエルとエリアスは、自分たちが養子であり、実父が孤島オークに暮らしていることを知る。ふたりが荒れた屋敷を訪ねると、そこには奇妙な異母兄弟たちが暮らしていた。やがてガブリエルは、閉ざされた家と島に潜む、父の研究の秘密に気付き始める――。

『メン&チキン』より © 2015 M&M Productions A/S, Studio Babelsberg, DCM Productions & M&M Mænd & Høns ApS
アイデンティティの葛藤「生まれてもよかったのか」
大胆で唯一無二の設定に貫かれた、シュールで哲学的な1作だ。育ての父が実の父ではなく、自分たちが異母兄弟であると知ってアイデンティティを揺るがされた兄弟たち。身体に異形を抱えた彼らの旅路が始まり、徐々に自身の出生の秘密が明かされていく――その骨格だけを見れば、アイデンティティを問う物語の王道を歩んでいるように思える。しかし、本作の展開は次第に不穏さを増していく。父の闇の研究と、その闇の深い実験が仄めかされ、ショッキングな事実が明らかになるにつれて、自分たちがなぜ異形なのか、その理由が浮かび上がってくるのだ。

『メン&チキン』より © 2015 M&M Productions A/S, Studio Babelsberg, DCM Productions & M&M Mænd & Høns ApS
生まれたこと自体に責任などないはずなのに、それでも社会からは異物として扱われる。そんな構図の中に置かれた兄弟やほかのキャラクターたちを通して浮き上がるのが、「どんな身体・どんな精神状態の人間にも、”生きてよい”価値があるのか」という根源的な問いである。出自も、親の人格や倫理も、生育環境も、すべて”選べない”ものだ。そんな彼らが、それでも現在の生き方を”選び直していく”過程を描くという点で、本作は非常に普遍的なテーマを持ち、ダークに見えて実はハートフルな作品となっている。
興味深いのは、そんな異形の彼らですら、他の生き物や他者への思いやりに欠けているという描写だ。最初は笑い飛ばしていた”モンスター”が、気付けばいちばん自分に近い存在に見えてくる――この展開は非常に印象的で、観る者に深い余韻を残す。

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好みを分けるショッキングなビジュアル
しかし、そんなメッセージ性とあたたかさを感じられる本作だが、確実に好みがわかれる作品でもある。その分岐点となるのが、グロテスクなビジュアルだ。生物実験や人間への非道な扱い、そして特殊メイクを多用した本作の美術造型は、どう見ても万人受けするものではない。コミカルでハートフルなトーンに対して、ビジュアルはあまりにもダークすぎる。そのアンバランスさが、観る者を選ぶ要因となっているのは間違いない。

『メン&チキン』より © 2015 M&M Productions A/S, Studio Babelsberg, DCM Productions & M&M Mænd & Høns ApS
だが、逆説的に言えば、だからこそこの唯一無二の世界観は、受け入れた者の心に深く刺さる。この極端なコントラストこそが、本作を他のどの作品とも違う特別な存在にしているのだ。
イェンセンの世界観を体現する俳優たち
本作でエリアスを演じたマッツ・ミケルセンは、少しサイコパスじみた発言や行動を繰り返す、複雑にねじくれたクズ男を見事に体現している。冒頭から全開にされるその癖の強い演技、そして彼の奇妙さを際立たせるヘアメイクが、本作の魅力を一段と引き上げている。

『メン&チキン』より © 2015 M&M Productions A/S, Studio Babelsberg, DCM Productions & M&M Mænd & Høns ApS
兄弟ガブリエルを演じたデヴィッド・デンシック、そして他の”兄弟たち”を演じた俳優陣も素晴らしい。彼らのメイクや衣装といったキャラクターデザインは絶妙に奇妙で、アナス・トマス・イェンセン監督による独特の世界観を際立たせている。
独特の世界観で笑いとハートフルさ、そして他責思考に陥りがちな人間の弱さを届けてくれる『メン&チキン』は、11月14日(金)より開始となった特集上映「マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」にて上映される。この機会を逃さず、ぜひスクリーンで体験してほしい一本だ。
【映画レビュー『アダムズ・アップル』】神も悪魔も笑う、壊れた信仰と人間の弱さを映す皮肉なブラックコメディ【マッツ・ミケルセン生誕60周年祭】マッツ・ミケルセン主演『アダムズ・アップル』は、信仰と善悪をめぐる哲学的ブラックコメディ。ネオナチの男と牧師の奇妙な関係を通じて、神と悪魔、そして人間の滑稽さを描く。特集上映「マッツ・ミケルセン生誕60周年祭」で再上映。
【映画レビュー『アフター・ウェディング』】誰も断罪しない人間ドラマ-すれ違う愛と赦しが導く静謐な余韻【マッツ・ミケルセン生誕60周年祭】誰も断罪せず、誰も完璧ではない――『アフター・ウェディング』は、赦しと選択の物語。マッツ・ミケルセンが静かな激情を体現し、観る者の心を深く揺さぶる。人間ドラマの真髄に触れる必見の一作。
【映画レビュー『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』】理想も情熱も砕け散る―啓蒙の光の中で焼かれた禁断の恋【マッツ・ミケルセン生誕60周年祭】抑圧された王宮で燃え上がる理想と愛。理性と情熱の間で揺れる人間の弱さと強さを、マッツ・ミケルセンが静かに体現する。『ロイヤル・アフェア 愛と欲望の王宮』が放つ悲劇の余韻を読み解く。
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モーガン・フリーマンがAI音声模倣に怒り「私から盗んでいる」-広がる無断利用問題

モーガン・フリーマンが無断AI音声使用に改めて苦言。訴訟対応の実情も語った。
モーガン・フリーマンがAI模倣に不快感を表明、法的措置を進める
モーガン・フリーマンが再びAI問題に言及した。The Guardian紙のインタビューで、近年AIが許可なく自身の声を利用しようとするケースが増えているとし、その状況に対する率直な思いを語った。フリーマンは「ちょっと頭にきているんだ」と述べ、「私は他の俳優と同じだよ。偽物で私をマネしないでくれ」と強い不快感をあらわにした。
さらに彼は、こうした模倣行為が自身の職業的価値を損なう行為であると説明する。「そういうのは評価できないし、こういう仕事(演技)によって私はお金をもらっているんだ。だから、私抜きでやるなら、私から盗んでることになるよね」と述べ、無断使用は明確な権利侵害にあたるという認識を示した。
フリーマンは、AIによる無断使用への対応として法務チームが動いていることも明かした。「弁護士たちがすごく、すごく忙しくしているよ」と述べ、本人の知らないところで使用されているAI音声の削除作業が続いているという。弁護士らが見つけた無断利用のケースは「かなりたくさん」あったといい、問題の広がりがうかがえる。
AIが本人不在で声を模倣する行為を改めて明確に否定したフリーマンは、AIの生成技術が進化する中でも、俳優としての権利と報酬は正当に扱われるべきだという姿勢を強調している。
過去にも警鐘を鳴らす―SNSで示した真正性へのこだわり
フリーマンがAI模倣に懸念を示したのは今回が初めてではない。2024年6月にはXに投稿し、彼の声をAIで生成した模倣音声が作られていることをファンが指摘してくれたことに感謝を述べていた。フリーマンは「私の声を真似た無許可のAI音声使用を指摘してくれたすばらしいファンたちに感謝するよ」と記し、無断利用への警戒と支持してくれるファンへの思いを明確に示した。
彼は続けて、ファンによる指摘が「真正性と誠実さを最優先に保つ助けになってる」と記し、俳優としてのアイデンティティを守る重要性を強調した。また投稿には「詐欺」や「個人情報保護」といったハッシュタグが添えられており、AI模倣が単なる技術の問題ではなく、個人の尊厳や安全にも関わる問題として捉えている姿勢がうかがえる。
業界全体で高まる危機感―SAG-AFTRAもAI生成キャラクターに警鐘
フリーマンの発言の背景には、ハリウッド全体でAI技術への懸念が高まっている状況がある。9月には俳優組合SAG-AFTRAが、コンピューター生成女優“ティリー・ノーウッド”の制作について声明を発表し、AIの利用が俳優の権利や生計に及ぼす影響を強く批判した。
声明では「“ティリー・ノーウッド”は俳優ではなく、無数のプロのパフォーマーの作品を基に訓練されたコンピュータープログラムによって生成されたキャラクターです――許可も報酬もなしに」とし、人間の経験や感情を持たないキャラクターを作品に用いることの問題点を指摘。さらに「これは何の『問題』も解決しない――盗まれたパフォーマンスを使って俳優を失業させ、パフォーマーの生計を脅かし、人間の芸術性を貶めるという問題を生み出すものです」と述べ、AI活用が生む新たなリスクに警鐘を鳴らしている。
AIによる模倣や生成が加速する中、俳優の権利保護と業界の倫理基準をどう維持するかが重要な課題となっている。フリーマンの発言は、その議論の最前線に立つ力強い声として位置づけられる。
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【映画レビュー『ブルーボーイ事件』】沈黙と証言のあいだで―歴史に埋もれたジェンダーマイノリティの尊厳が立ち上がる瞬間

新作映画『ブルーボーイ事件』を紹介&レビュー。
11月14日(金)より公開された『ブルーボーイ事件』は、1960年代の日本で実際に起きた事件を題材に、性別適合手術をめぐる裁判と、社会の偏見に立ち向かう人々を描いたヒューマンドラマだ。売春防止法の適用外に置かれたトランス女性たちは、自らの生活を守るのか、それとも手術を施してくれた医師のために証言台に立つのか——過酷な選択を迫られる。中川未悠、錦戸亮、中村中らが出演し、長く歴史の陰に追いやられてきた声と尊厳に、真摯な眼差しを向けた作品である。
『ブルーボーイ事件』あらすじ
舞台は1965年、オリンピック景気に沸く東京。性別適合手術を受けた「ブルーボーイ」たちは、街の浄化を掲げる警察の捜査対象となっていた。手術を行った医師が優生保護法違反で起訴され、ひっそりと暮らしていたあるトランス女性は、過去を明かすか、今の生活を守り通すか——その岐路に立たされることになる。

©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会
暗い現実と、その先へ進む勇気・希望
LGBTQ+への理解が進んだとされる現代においてもなお、冷ややかな視線や心ない言葉に晒される当事者は少なくない。そうした状況下で、昭和という時代に実際に起きた事件を題材にしたという事実が、本作に一層の重みと生々しさをもたらしている。しかし『ブルーボーイ事件』は、ただ暗い現実を突きつけるだけの作品ではない。無理解から理解へと至る人間の成長、そして困難に立ち向かう勇気ある行動を丁寧に描くことで、観る者に希望の光を感じさせ、深い思索へと誘う力を持っている。

©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会
追い詰められる心境に丁寧に寄り添う
生物学的な性と心の性が一致しない人々。硬直した社会の中で居場所を見出せず、平穏に生きて愛を求めるためには、自分を偽って生きるか、孤立を覚悟で自分を貫くか——その二つの選択肢しか与えられない。
本作が照らし出すのは、彼らを追い詰めるものが保守的な差別主義者や、無理解が生む「無意識の差別」だけではないという残酷な現実だ。興味本位で、話題性を求めてマイノリティの困難に群がるマスメディアの存在。そして、周囲から感じる視線や言葉が、自分が笑いものにし、話題として消費しているのではないかという疑念——境遇がもたらすこうした“想像”そのものさえもが、当事者の心をじわじわと追い詰めていく様を、本作は鋭く描き出している。

©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会
弁護士・狩野の視点の重要性
本作の優れた点は、マイノリティ当事者だけでなく、彼らを守ろうとする「善良で無知な多数派」の視点をも丁寧に描いている点にある。善意から発せられた言葉や行動が、その影響力を測りきれないがゆえに、かえってマイノリティを深く傷つけたり、事態をより悪化させてしまう——弁護士・狩野(錦戸亮)が直面するこの現実は、たとえ正しく理解しようと努めても、一元的な正解など存在しない問題の複雑さを浮き彫りにする。観客はこの過程を通じて、当事者性の有無を問わず、深く考えさせられることになるだろう。

©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会
もちろん、売春という社会問題を取り締まり、秩序を維持することは国家に求められる役割だ。しかしだからといって、その名目の下で誰かの権利を侵害したり、一方的な価値観を押し付けて不当に傷つけることが正当化されるわけではない。本作は、社会が孕む複雑さと、権力が暴走したときの恐ろしさ、そしてその醜悪さを容赦なく突きつけてくる。

©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会
メインキャストの演技と存在感
メインキャストの中でも中川未悠と錦戸亮の存在感は、本作を支える要となっている。ある程度キャラクター性の強い登場人物が多い中で、中川は物語の中心人物として抑制の効いた自然な演技を貫き、ジェンダーマイノリティが抱える苦悩をリアリティをもって体現してみせた。
一方、弁護士・狩野を演じた錦戸は、そのスター性で画面を引き締めつつ、正義感は強いもののジェンダーマイノリティへの理解はまだ浅く、物語の中で少しずつ変化していく「善良で無知な多数派」の視点を説得力をもって体現している。この二人の対比が、本作に多層的な深みをもたらしているのだ。

©2025 『ブルーボーイ事件』 製作委員会
『ブルーボーイ事件』は、過去の出来事を描きながらも、決して過去の物語ではない。差別や偏見、そして善意の危うさといった問題は、形を変えながら現代にも確実に存在している。本作が問いかけるのは、私たち一人ひとりがどう向き合い、どう行動するかということだ。重いテーマを扱いながらも、人間の成長と希望を描き切った本作を、ぜひ劇場で体感してほしい。11月14日(金)日本公開。

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