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- 【第98回アカデミー賞(2026年)受賞結果&ノミネート一覧】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞ほか最多6部門を席巻!『罪人たち』『フランケンシュタイン』も快調
- 最多受賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
- 第98回アカデミー賞 ノミネート作品&受賞結果一覧(★が受賞)
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- 『ノスフェラトゥ』(2019〜2020年)-人間の弱さと愛を同時に抱えた“父”をリアルに体現
- 『スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー』(2022年)-宇宙に現れたミステリアスな存在感
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- 『ウォールフラワー』(2012)-脇役ながら監督を驚かせた存在感
- 『肉』(2013)-静謐な恐怖の中で光る姉妹役の重厚な演技
- 『愛しのグランマ』(2015)-共感を呼ぶリアルな若者像で物語の芯を支える
- 『オザークへようこそ』(2017〜2022)-3度のエミー賞に輝いた代表的キャラクター
- 『アシスタント』(2019)-沈黙のなかで抗う表情演技が共感を呼ぶ
- 『令嬢アンナの真実』(2022)-本人と対面し“嘘の中の真実”を追った挑戦作
- 『ロイヤルホテル』(2023)-女性の“生存感覚”を体現した緊張の視点役
- 『7A号室』(2024)-野心と恐怖が交錯する“前日譚ヒロイン”としての到達点
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- 無邪気さの裏に潜む暴力と記憶に残る傷
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【第98回アカデミー賞(2026年)受賞結果&ノミネート一覧】『ワン・バトル・アフター・アナザー』が作品賞ほか最多6部門を席巻!『罪人たち』『フランケンシュタイン』も快調

「第98回アカデミー賞」のノミネート作品&受賞結果一覧を掲載。
「第98回アカデミー賞」の授賞式が現地時間3月15日(日)(日本では16日(月))に開催。このページでは受賞作品&ノミネートリストを随時更新で記載する(動画で観る場合はこちら)。
注目が集まったのは『罪人たち』の最多16部門ノミネート、そして12部門13ノミネートを達成した『ワン・バトル・アフター・アナザー』だ。さらに『フランケンシュタイン』、『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』、『センチメンタル・バリュー』も9ノミネート、『ハムネット』が8部門と快調であった。
そして日本を席巻し世界でも話題となった映画『国宝』は惜しくも国際長編映画賞へのノミネートを逃し、メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネートされていた。
最多受賞は『ワン・バトル・アフター・アナザー』
結果としては、『ワン・バトル・アフター・アナザー』が最高賞とる作品賞や、監督賞を含む6部門で最多受賞。『罪人たち』4部門と『フランケンシュタイン』3部門も快調な結果となった。
ノミネート一覧は以下のとおり。(★が受賞)
第98回アカデミー賞 ノミネート作品&受賞結果一覧(★が受賞)
作品賞
『ブゴニア』
『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』監督賞
クロエ・ジャオ(『ハムネット』)
ジョシュ・サフディ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)★ポール・トーマス・アンダーソン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ヨアキム・トリアー(『センチメンタル・バリュー』)
ライアン・クーグラー(『罪人たち』)主演男優賞
ティモシー・シャラメ(『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』)
レオナルド・ディカプリオ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
イーサン・ホーク(『ブルームーン』)
★マイケル・B・ジョーダン(『罪人たち』)
ヴァグネル・モウラ(『シークレット・エージェント』)主演女優賞
★ジェシー・バックリー(『ハムネット』)
ローズ・バーン(『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』)
ケイト・ハドソン(『ソング・サング・ブルー』)
レナーテ・レインスヴェ(『センチメンタル・バリュー』)
エマ・ストーン(『ブゴニア』)助演男優賞
ベニチオ・デル・トロ(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ジェイコブ・エロルディ(『フランケンシュタイン』)
デルロイ・リンドー(『罪人たち』)
★ショーン・ペン(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
ステラン・スカルスガルド(『センチメンタル・バリュー』)助演女優賞
テヤナ・テイラー(『ワン・バトル・アフター・アナザー』)
★エイミー・マディガン(『WEAPONS/ウェポンズ』)
ウンミ・モサク(『罪人たち』)
インガ・イブスドッテル・リッレオース(『センチメンタル・バリュー』)
エル・ファニング(『センチメンタル・バリュー』)キャスティング賞
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『シークレット・エージェント』
『罪人たち』脚本賞
『ブルームーン』
『シンプル・アクシデント/偶然』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『センチメンタル・バリュー』
★『罪人たち』脚色賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『トレイン・ドリームズ』撮影賞
『フランケンシュタイン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』
『トレイン・ドリームズ』編集賞
『F1/エフワン』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
★『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『センチメンタル・バリュー』
『罪人たち』美術賞
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』衣装デザイン賞
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
★『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』
『罪人たち』メイクアップ&ヘアスタイリング賞
★『フランケンシュタイン』
『国宝』
『罪人たち』
『スマッシング・マシーン』
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』視覚効果賞
★『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』
『F1/エフワン』
『ジュラシック・ワールド/復活の大地』
『ロスト・バス』
『罪人たち』音響賞
★『F1/エフワン』
『フランケンシュタイン』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
『罪人たち』
『シラート』作曲賞
『ブゴニア』
『フランケンシュタイン』
『ハムネット』
『ワン・バトル・アフター・アナザー』
★『罪人たち』歌曲賞
「Dear Me」(『Diane Warren: Relentless(原題)』)
★「Golden」(『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』)
「I Lied to You」(『罪人たち』)
「Sweet Dreams of Joy」(『Viva Verdi!(原題)』)
「Train Dreams」(『トレイン・ドリームズ』)長編アニメーション映画賞
『ARCO/アルコ』
『星つなぎのエリオ』
★『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』
『アメリと雨の物語』
『ズートピア2』国際長編映画賞
『シークレット・エージェント』(ブラジル)
『シンプル・アクシデント/偶然』(フランス)
★『センチメンタル・バリュー』(ノルウェー)
『シラート』(スペイン)
『ヒンド・ラジャブの声』(チュニジア)長編ドキュメンタリー映画賞
『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』
『Cutting Through Rocks(原題)』
『あかるい光の中で』
★『Mr. Nobody Against Putin(原題)/名もなき反逆者 ロシア 愛国教育の現場で(NHK放送タイトル)』
『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』短編ドキュメンタリー映画賞
★『あなたが帰ってこない部屋』
『Armed Only with a Camera: The Life and Death of Brent Renaud(英題)』
『Children No More: Were and are Gone(原題)』
『デビル・イズ・ビジー/中絶医療の最前線から』
『Perfectly a Strangeness(原題)』短編実写映画賞(タイで2作品が受賞)
『Butcher’s Stain(原題)』
『A Friend of Dorothy(原題)』
『ジェーン・オースティンの生理ドラマ』
★『歌うたい』
★『Two People Exchanging Saliva(原題)』短編アニメーション映画賞
『バタフライ』
『Forevergreen(原題)』
★『The Girl Who Cried Pearls(原題)』
『リタイア・プラン』
『3人姉妹』【動画】今観られるノミネート作品と、観る方法をチェック!
関連作品の紹介・レビュー記事
主要ノミネート作品の作品紹介やレビューは以下から確認できる。
作品賞ノミネート映画
- 『センチメンタル・バリュー』の紹介・レビュー
- 『罪人たち』の紹介・レビュー
- 『トレイン・ドリームズ』の作品紹介ページ
- 『ハムネット』の紹介・レビュー
- 『ブゴニア』の紹介・レビュー
- 『フランケンシュタイン』の紹介・レビュー
- 『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』の紹介・レビュー
- 『ワン・バトル・アフター・アナザー』の紹介・レビュー
アニメーション作品
- 『アメリと雨の物語』の紹介・レビュー
- 『ARCO/アルコ』の作品紹介ページ
- 『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』の紹介・レビュー
- 『ズートピア2』の紹介・レビュー
- 『星つなぎのエリオ』の紹介・レビュー
ドキュメンタリー作品
- 『あかるい光の中で』の作品紹介ページ
- 『アラバマ・ソリューション/地獄の刑務所からの告発』の作品紹介ページ
- 『パーフェクト・ネイバー:正当防衛はどこへ向かうのか』の作品紹介ページ
- 『Mr. Nobody Against Putin(原題)』の作品紹介ページ
他部門ノミネート映画
- 『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』の紹介・レビュー
- 『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の紹介・レビュー
- 『If I Had Legs I’d Kick You(原題)』の作品紹介ページ
- 『WEAPONS/ウェポンズ』の紹介・レビュー
- 『国宝』の紹介・レビュー
- 『ジュラシック・ワールド/復活の大地』の紹介・レビュー
- 『シラート』の作品紹介ページ
- 『ブルームーン』の作品紹介ページ
- 『ロスト・バス』の作品紹介ページ
現在レビュー未掲載作品も順次更新予定
- 『シークレット・エージェント』
- 『シンプル・アクシデント/偶然』
- 『スマッシング・マシーン』
- 『ソング・サング・ブルー』
- 『ヒンド・ラジャブの声』ほか
ショーン・ペン, しあわせな選択, アカデミー賞, アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし, アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ, イーサン・ホーク, ウンミ・モサク, エマ・ストーン, エル・ファニング, クロエ・ジャオ, ジェイコブ・エロルディ, ジェシー・バックリー, ジュラシック・ワールド/復活の大地, ジョシュ・サフディ, ステラン・スカルスガルド, ズートピア2, センチメンタル・バリュー, ティモシー・シャラメ, テヤナ・テイラー, ハムネット, フランケンシュタイン, ブゴニア, ブルームーン, ベニチオ・デル・トロ, ポール・トーマス・アンダーソン, マイケル・B・ジョーダン, マーティ・シュプリーム 世界をつかめ, ヨアキム・トリアー, ライアン・クーグラー, レオナルド・ディカプリオ, ワン・バトル・アフター・アナザー, 第98回アカデミー賞(2026年), 罪人たち, F1/エフワン, KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ, 日本作品, レナーテ・レインスヴェ -
【2026年最新版】注目映画総まとめ! 公開日カレンダー|話題の大作・話題作を月別に紹介【予告編付】

2026年の今後公開予定の注目映画をピックアップし、作品ごとに見どころを紹介。(随時更新)
(※公開から1週間経った“注目映画”は“そのほかの映画”に統合)
2026年1月公開の映画
2026年1月9日(金)・10日(土)公開の映画
1月9日(金)公開の映画
『愛がきこえる』『アブルプティオ 狂気人形』『偽りの楽園』『おくびょう鳥が歌うほうへ』『大人の童話 〜この恋、青少年は禁止です!〜』『ALL YOU NEED IS KILL』『架空の犬と嘘をつく猫』『喝采』『鬼門』『GRIT -バレーボール男子日本代表 栄光への始発点-』『クレイジーハウス 地獄の復活祭』『CROSSING 心の交差点』『郷』『五十年目の俺たちの旅』『コート・スティーリング』『小屋番 八ヶ岳に生きる 劇場版』『SEBASTIAN セバスチャン』『ぼくの名前はラワン』『マッズ! -血まみれバッドトリップ-』『YADANG/ヤダン』『笑う男』『愛と哀しみのボレロ デジタル・リマスター版』『悪魔のいけにえ 4Kデジタルリマスター 公開50周年記念版』『インランド・エンパイア 4K』『ストレイト・ストーリー 4Kリマスター版』『マダムと泥棒 4Kレストア版』
1月10日(土)公開の映画
『星野先生は今日も走る』『水の中で』『ラストノート 名もなき者たちの歌』『汚れた血 4Kレストア版』
2026年1月16日(金)・17日(土)公開の映画

『ウォーフェア 戦地最前線』より © 2025 Real Time Situation LLC. All Rights Reserved.

『28年後… 白骨の神殿』より
1月16日(金)公開の映画
『アグリーシスター 可愛いあの娘は醜いわたし』『有吉の壁 劇場版アドリブ大河「面白城の18人」』『ウォーフェア 戦地最前線』『オベックス 電脳世界』『ザ・カース』『映画「京佳お嬢様と奥田執事 京佳お嬢様パリへ行く」』『グッドワン』『クラーケン 深海の怪物』『最後のミッション』『サリー』『ダウントン・アビー/グランドフィナーレ』『旅の終わりのたからもの』『チャック・ベリー ブラウン・アイド・ハンサム・マン』『長安のライチ』『唐人街探偵 1900』『とれ!』『ナターシャ 盗まれたモナ・リザを取り戻せ』『28年後… 白骨の神殿』『万事快調<オール・グリーンズ>』『プシュパ 君臨』『ホーム・アローン! ジョナスとガビのトラップ大作戦』『マーダー・キャンプ』『MIRRORLIAR FILMS Season8』『モディリアーニ!』『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto 4K レストア版』
1月17日(土)公開の映画
『アバウトアス・バット・ノット・アバウトアス』『イマジナリーライン』『マライコッタイ・ヴァーリバン』『メモリードア』
2026年1月23日(金)・24日(土)公開の映画

『MERCY/マーシー AI裁判』

『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』より ©2025 UNIVERSAL STUDIOS
1月23日(金)公開の映画
『愛のごとく』『アウトローズ』『アリゲーター:暴水領域』『安楽死特区』『インコンプリート・チェアーズ』『怪獣天国』『帰ってきたガリバー』『黒の牛』『恋のドッグファイト』『コゼリスク攻城戦 モンゴル軍襲撃』『最強王図鑑 The Ultimate Tournament 特別編 テッペン決めようか!』『終点のあの子』『ただいまって言える場所』『BATTLE OF TOKYO -うつくしき嘘-』『パンダプラン』『ヒグマ!!』『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ2』『ブチャ 最後の証人』『PROJECT Y』『MERCY/マーシー AI裁判』『魔法の天使クリィミーマミ 永遠のワンスモア』『More Real Than Dreams』『役者になったスパイ』『恋愛裁判』『ワールド・ブレイカー』『カリギュラ 究極版』
1月24日(土)公開の映画
『おててつないで』『オリビアと雲』
2026年1月30日(金)・31日(土)公開の映画

『HELP/復讐島』より © 2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.

グレン・パウエル、『ランニング・マン』より ©2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
1月30日(金)公開の映画
『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第2幕』『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ キルケーの魔女』『鬼胎(クィテ)黒い修道女』『クイーンダム/誕生』『クスノキの番人』『在日ミャンマー人 -わたしたちの自由-』『スケッチ 〜描かれたモンスターたち〜』『スタック』『白蛇:浮生』『パルプロス:黙示録の子供たち』『HELP/復讐島』『マーズ・エクスプレス』『メラニア』『ラスト・ロデオ 〜約束のフィールド〜』『ランニング・マン』『ガーゴイル 4Kレストア版』
1月31日(土)公開の映画
『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』 変更なし: 『シケモクとクズと花火と』『時のおと』『水の中で息をする -彼女でも彼でもなく-』『ボーイ・ミーツ・ガール 4Kレストア版』
2026年2月公開の映画
2026年2月6日(金)・7日(土)公開の映画

『トゥギャザー』© 2025 Project Foxtrot, LLC
2月6日(金)公開の映画
『カルテットという名の青春』『銀河特急 ミルキー☆サブウェイ 各駅停車劇場行き』『射鵰英雄伝』『たしかにあった幻』『神社 悪魔のささやき』『ツーリストファミリー』『テレビショッピングの女王 青池春香の事件チャンネル』『トゥギャザー』『パンダのすごい世界』『BE:the ONE -START BEYOND DREAMS-』『FUKUYAMA MASAHARU LIVE FILM@NAGASAKI 月光 ずっとこの光につながっていたんだ』『FREWAKA/フレワカ』『フレンド-#最狂ピエロ警報』『ほどなく、お別れです』『ホームステッド〜世界が崩れる時〜』『禍禍女』『椰子の高さ』『リバース・オブ・ヘル』『両親が決めたこと』『レクイエム・フォー・ドリーム 4Kリマスター』
2月7日(土)公開の映画
『ミックスモダン』
2026年2月13日(金)・14日(土)公開の映画

『ブゴニア』より © 2025 FOCUS FEATURES LLC.

『クライム 101』
2月13日(金)公開の映画
『ANIMAL』『オスロ、8月31日』『新劇場版 銀魂 -吉原大炎上-』『クライム 101』『スペルマゲドン 精なる大冒険』『超時空英雄伝エイリアノイド PART1:神剣激突』『肉屋』『ブゴニア』『不貞の女』『ブルックリンでZ級監督と恋に落ちた私』『劇場版 僕の心のヤバイやつ』『道行き』『女鹿』『リプライズ』『私のすべて』『ファーゴ 4K』
2月14日(土)公開の映画
『ロッコク・キッチン』『私たちの一日/イン・アワ・デイ』
2026年2月20日(金)・21日(土)公開の映画

『センチメンタル・バリュー』より © 2025 MER FILM / EYE EYE PICTURES / LUMEN / MK PRODUCTIONS / ZENTROPA ENTERTAINMENTS5 APS / ZENTROPA SWEDEN AB / KOMPLIZEN FILM / BRITISH BROADCASTING CORPORATION / ARTE FRANCE CINÉMA / FILM I VÄST / OSLO FILM FUND / MEDIEFONDET ZEFYR / ZDF / ARTE

『おさるのベン』より © 2025 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2月20日(金)公開の映画
『おさるのベン』『枯れ木に銃弾』『CatVideoFest』『教場 Requiem』『幻愛 夢の向こうに』『災 劇場版』『センチメンタル・バリュー』『東方神起 20th Anniversary Film 『IDENTITY』』『ブーニン 天才ピアニストの沈黙と再生』『夜勤事件』『ヤマトよ永遠に REBEL3199 第五章 白熱の銀河大戦』
2月21日(土)公開の映画
『明日を夜に捨てて』『どうしようもない10人』『ポーラX 4K レストア版』
2026年2月27日(金)・28日(土)公開の映画

『嵐が丘』より ©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

ゴーマン シャノン 眞陽、ブレンダン・フレイザー、 『レンタル・ファミリー』より ©2025 Searchlight Pictures. All Rights Reserved.
2月27日(金)公開の映画
『嵐が丘』『#拡散』『結局珈琲』『木挽き町のあだ討ち』『Shiva Baby シヴァ・ベイビー』『死の天使 ヨーゼフ・メンゲレ』『正義廻廊』『超時空英雄伝エイリアノイド PART2:終局決戦』『劇場版 転生したらスライムだった件 蒼海の涙編』『映画ドラえもん 新・のび太の海底鬼岩城』『TRAVERSE2 -Next Level-』『MALUM 悪しき神』『夜鶯 -ある洋館での殺人事件-』『レンタル・ファミリー』『ロビー! 4000億円を懸けた仁義なき18ホール』
2月28日(土)公開の映画
『金子文子 何が私をこうさせたか』『この場所』『湯徳章-私は誰なのか-』
2026年3月公開の注目映画
2026年3月6日(金)・7日(土)公開の注目映画

『ウィキッド 永遠の約束』より © Universal Studios. All Rights Reserved.

『ブルームーン』より © 2025 FUNNY VALENTINE, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
3月6日(金)公開の映画
『ウィキッド 永遠の約束』『エリス&トム-ボサノヴァ名盤誕生秘話-』『オーロラの涙』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第3幕』『ザ・クロウ』『361-White and Black-』『しあわせな選択』『GEMNIBUS vol.2』『スペシャルズ』『宣誓』『ナースコール』『NEEDY GIRL OVERDOSE 劇場先行版』『花緑青が明ける日に』『ブルームーン』『モーツァルト!』『藍反射』『RIP SLYME THE MOVIE -25th ANNIVERSARY GREATEST MEMORY-』『人狼 JIN-ROH 4Kリマスター』『冬のソナタ 日本特別版』
3月7日(土)公開の映画
『ギョンアの娘』『ホールディング・リアット』
2026年3月13日(金)・14日(土)・15(日)公開の注目映画

『私がビーバーになる時』より ©2026 Disney/Pixar. All Rights Reserved.

『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』 © 2025 ITTF Rights LLC. All Rights Reserved.
3月13日(金)公開の映画
『ギャビーのドールハウス ザ・ムービー』『96分』『ゴールデンカムイ 網走監獄襲撃編』『ジョン・クランコ バレエの革命児』『パリに咲くエトワール』『映画ひみつのアイプリ まんかいバズリウムライブ!』『放送禁止 ぼくの3人の妻』『マーティ・シュプリーム 世界をつかめ』『私がビーバーになる時』
3月14日(土)公開の映画
『WITH』『蒸発』『父と家族とわたしのこと』『長浜』『ハローマイフレンド』『ひなぎく 4Kレストア版』
3月15日(日)公開の映画
『今は昔、栄養映画館の旅』
2026年3月20日(金)・21日(土)公開の注目映画

『決断するとき』 © 2024 ARTISTS EQUITY. ALL RIGHTS RESERVED.

『プロジェクト・ヘイル・メアリー』
3月20日(金)公開の映画
『アメリと雨の物語』『劇場版「暗殺教室」みんなの時間』『おしり前マン〜復活のおしり前帝国』『カミング・ホーム』『君が最後に遺した歌』『決断するとき』『ゾンビ1/2 〜Right Side of the Living Dead〜』『全知的な読者の視点から』『東京逃避行』『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャーVSブンブンジャー』『プロジェクト・ヘイル・メアリー』『チェッカーズ 1988 SCREW TOUR at 東京ドーム【4Kリマスター】』『マクロスプラス -MOVIE EDITION- 4K REMASTER ver.』
3月21日(土)公開の映画
『自然は君に何を語るのか』『365DAYs + 2彷徨う大人たち』『粒子のダンス』
2026年3月27日(金)・28日(土)公開の注目映画
3月27日(金)公開の映画
『生きているんだ友達なんだ』『映画 えんとつ町のプペル 〜約束の時計台〜』『鬼の花嫁』『映画 きかんしゃトーマス いっしょに歌おう!ドレミファ♪ソドー島』『90メートル』『キング・オブ・キングス』『ストリート・キングダム 自分の音を鳴らせ。』『そして彼女たちは』『ハウス・オブ・ザ・デビル』『フェザーズ その家に巣食うもの』『森に聴く Listen to the Forest』『私たちの話し方』『トニー滝谷 4Kリマスター版』
3月28日(土)公開の映画
『鍵から抜け出した女』『チェイン・リアクションズ』『津田寛治に撮休はない』『ドゥリム パレス』『HOLD UP MORNING』『MAMMON』『山人(やまんど)…縄文の響きが木霊する』『ライフテープ』
2026年4月公開の注目映画
2026年4月1日(水)・3日(金)・4日(土)公開の注目映画
『ザ・ブライド!』 – 4月3日(金)公開

『ザ・ブライド!』より © 2026 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved
1930年代シカゴ。孤独な“不死身の怪物”は、自分の伴侶を求めて高名な研究者ユーフォロニウス博士に依頼し、墓から掘り起こされた女性の遺体は花嫁《ブライド》としてよみがえる。だが、ある事件をきっかけに追われる身となったふたりは逃避行へ――その旅はやがて社会全体を揺るがす“革命”の始まりへと転がっていく。監督はマギー・ギレンホール、出演はジェシー・バックリー、クリスチャン・ベールら。
『落下音』 – 4月3日(金)公開

『落下音』より © Fabian Gamper – Studio Zentral
百年にわたる四つの時代を生きる少女たちの〈不安〉を描く、静かで不穏な映像叙事詩。北ドイツの同じ農場を舞台に、説明のつかない出来事が時代を超えて響き合っていく。
世界がまだ名前を与えていない感情を、映像と音で観る者の深層へと忍び込ませる、カンヌ国際映画祭〈審査員賞〉受賞作。
4月1日(水)公開のそのほかの映画
『劇場版スポンジ・ボブ 呪われた海賊と大冒険だワワワワワ!』『流星 デジタルリマスター版』
4月3日(金)公開のそのほかの映画
『黄金泥棒』『OCHI! -オチ-』『俺たちのアナコンダ』『黴の花』『カルテットという名の青春』『殺手#4(キラー・ナンバー4)』『501号室の男 -ある作家の記録-』『済州島四・三事件 ハラン』『ザッケン!』『PILOT -人生のリフライト-』『ヒット・エンド・ファン!臨時決闘』『炎かがよへ』『Riceboy ライスボーイ』『ロングホットサマーバケーション』『パリから来た殺し屋 4K』
4月4日(土)公開のそのほかの映画
『三角屋の交差点で』『XiXi、私を踊る』『マダム・ソワ・セヴェンヌ』『エス インターナショナル版』
2026年4月10日(金)・11日(土)公開の注目映画
『ハムネット』 – 4月10日(金)公開

『ハムネット』より ©2025 FOCUS FEATURES LLC
シェイクスピア夫妻が息子ハムネットを失った喪失と、その悲しみが創作へと転化していく過程を描く、クロエ・ジャオ監督のドラマ。
ジェシー・バックリー、ポール・メスカルらが出演し、原作はマギー・オファーレルの同名小説。フォーカス・フィーチャーズ/ユニバーサル配給で、愛と喪失の物語として“ハムレット”誕生の背景に迫る。
4月10日(金)公開のそのほかの映画
『ヴィットリア 抱きしめて』『炎上』『火葬人』『ガールズ&パンツァー もっとらぶらぶ作戦です!第4幕』『サトウキビは知っている』『脛擦りの森』『1975年のケルン・コンサート』『第五の騎士は恐怖』『大丈夫、大丈夫、大丈夫!』『ダーティ・エンジェルズ』『一口のパン』『ペリカン・ブルー 〜自由への切符〜』『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』『万博追跡 2K レストア版』
4月11日(土)公開のそのほかの映画
『遠来 〜トモベのコトバ〜』『五月の雨』『トゥ・ランド』『僕を呼ぶ声 / TOKYO STRANGE TALE』『焼け石と雨粒』
2026年4月17日(金)・18日(土)公開の注目映画
4月17日(金)公開のそのほかの映画
『クベーラ』『今日からぼくが村の映画館』『これって生きてる?』『ソング・サング・ブルー』『DOPPEL』『長篠』『残されたヘッドライン』『人はなぜラブレターを書くのか』『FEVER ビーバー!』『ONE OK ROCK DETOX JAPAN TOUR 2025 AT NISSAN STADIUM IN CINEMAS』『悪夢の系譜【4Kデジタル修復版】』
4月18日(土)公開のそのほかの映画
『海辺の恋』『オー・パン・クペ』『河童の家』
2026年4月24日(金)〜29日(水・祝)公開の注目映画
『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』 – 4月24日(金)公開

『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』より © Nintendo・Illumination/Universal Pictures
『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)の世界観を引き継ぐ新作アニメーション映画で、2026年4月24日(金)に全国ロードショー。日本公式サイトでは、前作が全世界で13億ドル超の興行収入を記録したことにも触れつつ、続編としてのスケールアップを予告している。
4月24日(金)公開のそのほかの映画
『ARCO/アルコ』『オールド・オーク』『悲しくて美しい世界/THIS IS SPARKLEHORSE』『最終楽章 響け!ユーフォニアム 前編』『沢田美由紀のガマランドにお邪魔します』『白い車に乗った女』『ツイッギー』『月の犬』『トゥインクル・トゥインクル・キラー・カーン』『Piccola felicita(ピッコラ・フェリチタ)〜小さな幸せ〜』『ビリー・アイドル パンク・ロッカーの反逆と代償』『LOST LAND/ロストランド』『サムライ 4Kレストア』
4月25日(土)公開のそのほかの映画
『超低予算ムービー大作戦』『めぐる面影、今、祖父に会う』
4月29日(水・祝)公開のそのほかの映画
『アギト-超能力戦争-』『SAKAMOTO DAYS』
2026年5月公開の注目映画
2026年5月1日(金)・2日(土)公開の注目映画
『プラダを着た悪魔2』 – 5月1日(金)公開

『プラダを着た悪魔2』ポスター ©2026 20th Century Studios. All Rights Reserved.
ファッション業界の“最前線”を舞台に、働く女性たちの葛藤と成長を描いた大ヒット作『プラダを着た悪魔』の続編が、2026年5月1日(金)に日米同時公開。
監督デヴィッド・フランケル、脚本アライン・ブロッシュ・マッケンナが続投し、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、エミリー・ブラント、スタンリー・トゥッチら主要キャストが名を連ねる。
5月1日(金)公開のそのほかの映画
『サンキュー、チャック』『幸せの、忘れもの。』『誓い 建築家B・V・ドーシ』『ドランクヌードル』『ユートピアの力』『ラプソディ・ラプソディ』『プッシャー【4Kデジタル修復版】』『プッシャー2【4Kデジタル修復版】』『プッシャー3【4Kデジタル修復版】』
5月2日(土)公開のそのほかの映画
『イリュミナシオン』『コスモ・コルプス』『サンタクロースたちの休暇』『猫を放つ』
2026年5月8日(金)公開の注目映画
『シンプル・アクシデント/偶然』 – 5月8日(金)公開
イランのジャファル・パナヒ監督が、自身の投獄体験にも通じる視点から“復讐”と“倫理”の揺らぎを描くスリラー。かつて政治犯として収監された人々が、過去に自分たちを苦しめた拷問者かもしれない男を前にし、「裁くべきか/赦すべきか」という決断を迫られていく。
第78回カンヌ国際映画祭でパルム・ドール(最高賞)を受賞した。
『グランド・イリュージョン/ダイヤモンド・ミッション』 – 2026年5月8日(金)公開
人気クライム・エンターテインメント『グランド・イリュージョン』シリーズ第3作。
イリュージョンで巨悪の資金を奪い“世間に還元する”スーパー集団フォー・ホースメンが、史上最高価値とされる“ハートのダイヤモンド”を狙い、世界規模の強奪劇に挑むという。
ジェシー・アイゼンバーグ、ウディ・ハレルソン、デイヴ・フランコ、アイラ・フィッシャーらが再集結し、ロザムンド・パイクが“ダイヤの女王”として立ちはだかる。監督はルーベン・フライシャー。
2026年5月15日(金)公開の注目映画
『スマッシング・マシーン』 – 5月15日(金)公開
総合格闘技の黎明期、1997~2000年の時代を駆け抜けた伝説的ファイター、マーク・ケアーの軌跡を、ドウェイン・ジョンソン主演で実写化した実話ベースのドラマ。PRIDE創成期の熱狂も背景に据えながら、勝利の裏側にある代償を掘り下げていく。
監督・脚本は『アンカット・ダイヤモンド』のベニー・サフディで、ジョンソンが“霊長類ヒト科最強”とまで呼ばれた男の栄光と転落を体現し、エミリー・ブラントがパートナー役で共演する。
2026年5月22日(金)公開の注目映画
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』 – 5月22日(金)公開
“帝国崩壊後”の銀河を舞台に、孤高の賞金稼ぎマンダロリアンと、強大なフォースの力を秘めたグローグーが育んだ絆と旅路を描く最新劇場作で、グローグーを狙う旧帝国軍の残党がふたりを追う。
監督はジョン・ファヴロー、製作総指揮にデイヴ・フィローニが名を連ねる。
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』の予告を見る
『マテリアリスト 結婚の条件』 – 2026年5月29日(金)公開

『マテリアリスト 結婚の条件』より Copyright 2025 © Adore Rights LLC. All Rights Reserved
『パスト ライブス/再会』のセリーヌ・ソンが監督・脚本を務める新作。
舞台はニューヨーク。結婚相談所で働く“マッチメーカー”のルーシーが、恋愛を感情だけでなく“資産価値”でも冷静に測る人物として描かれ、現代の婚活市場と三角関係が物語の軸になる。
主演はダコタ・ジョンソンで、クリス・エヴァンス、ペドロ・パスカルが共演。
2026年6月の注目映画
2026年6月12日(金)公開の注目映画
『Michael/マイケル』 – 6月12日(金)公開

『Michael/マイケル』より ®︎、M&© 2026 Lions Gate Entertainment Inc. All Rights Reserved.
“キング・オブ・ポップ”マイケル・ジャクソンの生涯を描く伝記映画。
主演のマイケル役は甥のジャファー・ジャクソンで、監督はアントワーン・フークア、脚本はジョン・ローガン、製作には『ボヘミアン・ラプソディ』のグレアム・キングが参加する。
2026年6月26日(金)公開の注目映画
『スーパーガール』 – 2026年6月26日(金)公開

『スーパーガール』 © & TM DC © 2025 WBEI
DCコミックスの人気キャラクター、スーパーガール/カーラ・ゾー=エルを主人公に据えた新たな実写スーパーヒーロー映画。2025年に公開された『スーパーマン』の成功を受け、ジェームズ・ガン率いるDCスタジオが新生DCユニバースの一翼として製作を進めている。監督は『アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル』などを手がけたクレイグ・ギレスピー、主演にはドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』などで注目を集めるミリー・オールコックが起用された。
物語はスーパーマンの従妹であるカーラが、自身の力と向き合いながらヒーローとして成長していく姿を描くとされる。
ジェイソン・モモアの出演も決定しており、これまでのDC作品に新たな風を吹き込む試みとして期待が高い。
2026年7月公開の注目映画
2026年7月3日(金)公開の注目映画
『トイ・ストーリー5』 – 2026年7月3日(金)公開
ピクサー・アニメーション・スタジオ制作による人気アニメシリーズの最新作。前作『トイ・ストーリー4』から数年後を舞台に、ウッディやバズ・ライトイヤーをはじめとするお馴染みの仲間たちが、新たな試練と出会いに挑む姿が描かれる。
シリーズ創始者の一人アンドリュー・スタントンが監督・脚本を務め、トム・ハンクス(ウッディ役)やティム・アレン(バズ役)など多くのレギュラーキャストが続投予定。
また、新キャラクターとして“リリーパッド”というカエル型のタブレットが登場し、デジタル機器と旧来の“おもちゃ”世界の対立という現代的テーマを暗示させる内容が示されている。物語の中心にはジェシーが再び立ち、仲間と共に子どもの注意を引き戻すために奮闘するという、シリーズ特有のユーモアと感動が期待される。北米公開は2026年6月19日が予定されている。
2026年7月17日(金)公開の注目映画
『キングダム 魂の決戦』 – 2026年7月17日(金)公開
実写映画『キングダム』前作『大将軍の帰還』の続きが描かれる。原作者・原泰久の言葉として「過去4作を超える迫力と興奮と感動」を目指す方針が示されている。
2026年7月31日(金)公開の注目映画
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』 – 2026年7月31日(金)公開
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』のラストを受け、トム・ホランド演じるピーター・パーカーが“新章”へ踏み出す第4作。
監督は『シャン・チー』のデスティン・ダニエル・クレットンで、ハルク/ブルース・バナー役のマーク・ラファロやパニッシャー役のジョン・バーンサル、『ストレンジャー・シングス 未知の世界』のセイディー・シンクらとの共演にも注目が集まっている。
『モアナと伝説の海』(実写版) – 2026年7月31日(金)公開

実写版『モアナと伝説の海』© 2026 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
ウォルト・ディズニー・スタジオが同名の2016年の大ヒットアニメーションを実写化するミュージカル・アドベンチャー。原作の物語を踏襲しつつ、生身の俳優による表現と実際の海・自然ロケを活かした映像美が特徴だ。
監督はトーマス・カイル、脚本はジャレド・ブッシュとダナ・ルドゥ・ミラーが務める。主人公モアナ役には新人のキャサリン・ラガアイアが抜擢され、海との深い絆と使命感に導かれて未知の大海原へ旅立つ姿を演じる。アニメ版で人気を博した“半神”マウイ役にはドウェイン・ジョンソンが続投し、原作楽曲「How Far I’ll Go」も実写版で歌われる見込みだ。音楽にはオリジナル版で手がけたマーク・マンシーナとリン=マニュエル・ミランダが再び参加する。北米では2026年7月10日公開予定。
2026年8月公開の注目映画
『時には懺悔を』 – 2026年8月28日(金)公開
中島哲也が監督・脚本を手がけ、打海文三の同名小説を原作とする実写映画。
物語は、探偵の佐竹と助手の聡子が殺人事件を追う中で、9年前の誘拐事件で連れ去られた重い障がいを抱える子ども「新」の存在にたどり着くところから展開し、傷を抱えた大人たちの再生を描くという。
主演は西島秀俊で、満島ひかり、黒木華、宮藤官九郎、柴咲コウ、佐藤二朗、役所広司らが名を連ねる。
2026年12月公開の注目映画
2026年12月18日(金)公開の注目映画
『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 – 12月18日(金)公開

『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』 © 2025 MARVEL.
ジョー・ルッソ&アンソニー・ルッソが監督を務める、マーベル・スタジオの『アベンジャーズ』最新作。
ロバート・ダウニー・Jr.が“新たな役柄”として、マーベル屈指のヴィランドクター・ドゥーム(ヴィクター・フォン・ドゥーム)を演じるほか、主要キャストとしてクリス・ヘムズワース、アンソニー・マッキー、セバスチャン・スタンらに加え、X-MEN系キャストの名前も挙がっており、シリーズ横断の“集結”がいよいよ本格化しそうだ。
2026年内公開の注目映画
『オデュッセイア』 – 2026年内公開

『オデュッセイア』
クリストファー・ノーランがホメロスの叙事詩「オデュッセイア」を映画化する超大作で、2026年7月17日の全米公開。“IMAXフィルムカメラで撮影”されたことを掲げている。
主演はマット・デイモンで、帰還の旅に翻弄される英雄オデュッセウスを演じる。共演にはトム・ホランド、アン・ハサウェイ、ゼンデイヤらが名を連ね、トロイ戦争後の長い旅路や怪物たちとの遭遇といった“神話的”エピソードが示唆されている。
2026年の映画シーンに注目
2026年は、『アベンジャーズ』や『トイ・ストーリー』の最新作、さらに国際映画祭で評価された作品、激しいアクションやホラーまで、ジャンルも規模も幅広いラインナップが揃っている。見逃せないタイトルが目白押しだ。
気になる作品はぜひ劇場でチェックし、2026年の映画体験を存分に楽しんでほしい。
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ティーザー初公開でファン熱狂!『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シーズン2がコミコンで新情報解禁[動画あり]
![ティーザー初公開でファン熱狂!『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シーズン2がコミコンで新情報解禁[動画あり]](data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAABLAAAAKjAQMAAAA3fWSDAAAABlBMVEUAAAD///+l2Z/dAAAAAXRSTlMAQObYZgAAAAlwSFlzAAAOxAAADsQBlSsOGwAAAHlJREFUeNrtwTEBAAAAwqD1T+1tB6AAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAIAzjjQAAVq6bFwAAAAASUVORK5CYII=)
『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シーズン2が12月10日より独占配信決定。
新シーズンが12月10日より配信決定
リック・リオーダンの人気小説を実写化したドラマシリーズ『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』のシーズン2が、2025年12月10日(水)よりDisney+(ディズニープラス)にて独占配信されることが発表された。
本シリーズは、神と人間のハーフである“デミゴッド”の少年パーシーが、神々の争いを止めるために旅に出る冒険譚。2023年に配信されたシーズン1は、初回配信時にHuluと合わせて1330万視聴を記録するなど高い注目を集め、キッズ・チョイス・アワードなどで16冠を達成するなど、特に北米圏で大きな人気を博した。
その続編となるシーズン2では、小説シリーズ第2巻『魔海の冒険(The Sea of Monsters)』を原作に、よりスケールアップした新たな冒険が描かれる。発表は米国時間7月24日(木)に開催されたサンディエゴ・コミック・コンベンション(SDCC)にて行われ、現地ではファン歓喜の最新ティーザーも初公開された。
原作第2巻を基にした“魔海の冒険”
新シーズンの物語は、原作小説シリーズ第2巻『魔海の冒険(The Sea of Monsters)』を基に展開される。パーシーが過ごす“ハーフ訓練所”の結界が何者かによって破られ、彼と仲間たちはその危機を救う唯一の鍵とされる“ゴールデン・フリース(金羊毛)”を探して、危険が潜む魔の海へと旅立つ。
冒険には、親友グローバーのほか、戦略家のアナベスや気性の激しいクラリスが同行。さらに今シーズンでは、新キャラクターとしてサイクロプスでパーシーの異母兄弟タイソンが登場し、パーティに加わる。仲間たちとともにパーシーは、かつての友人ルークと、闇の神クロノスが企てる陰謀を阻止すべく奮闘する。
キャストはシーズン1から続投。主人公パーシー役はウォーカー・スコベル、アナベス役をリア・サヴァ・ジェフリーズ、グローバー役をアーヤン・シムハドリ、ルーク役をチャーリー・ブッシュネルが務めるほか、クラリス役にディオール・グッドジョン、タイソン役にはダニエル・ディーマーが新たに加わる。

『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シーズン1より ©20TH Television
コミコンで盛り上がった新情報
現地時間7月24日(木)、アメリカ・サンディエゴで開催された世界最大級のポップカルチャーイベント「サンディエゴ・コミック・コンベンション(SDCC)」では、本作の主要キャストと製作陣が登壇。主人公パーシー役のウォーカー・スコベルをはじめ、アナベス役のリア・サヴァ・ジェフリーズ、グローバー役のアーヤン・シムハドリ、ルーク役のチャーリー・ブッシュネル、クラリス役のディオール・グッドジョン、タイソン役のダニエル・ディーマーらが姿を見せた。
イベントでは、シーズン2の最新ティーザー映像が初解禁。魔の海に向かうパーシーたちの決意、忍び寄る闇、巨大なモンスターたち、そしてファンから高い人気を誇るサイクロプス“タイソン”の映像が公開され、会場は大きな歓声に包まれた。
さらに、シリーズに新たに加わる人気キャラクターの存在も明かされた。冥界の神ハデスの子どもであるデミゴッド、ニコ・ディ・アンジェロ役をリーヴァイ・クリソポロスが、姉ビアンカ役をオリーブ・アバクロムビーが演じることが発表。彼らはシーズン3から本格的に登場予定で、物語の今後にも注目が集まっている。
【動画】『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シーズン2 ティーザー
作品情報
作品名:パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々 シーズン2
配信開始日:2025年12月10日(水)より独占配信
配信プラットフォーム:Disney+(ディズニープラス)
原作:リック・リオーダン「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」シリーズ
出演:ウォーカー・スコベル、リア・サヴァ・ジェフリーズ、アーヤン・シムハドリ、チャーリー・ブッシュネル、ディオール・グッドジョン、ダニエル・ディーマー、リーヴァイ・クリソポロス、オリーブ・アバクロムビー ほか
製作総指揮:リック・リオーダン、ジョナサン・E・スタインバーグ、ダン・ショッツ、レベッカ・リオーダン、クレイグ・シルバースタイン、エレン・ゴールドスミス=ヴァイン、バート・サルク、ジェレミー・ベル、D・J・ゴールドバーグ、ジェームズ・ボビン、ジム・ロウ、アルバート・キム、ジェイソン・エンスラー、サラ・ワトソン
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『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』予告編が公開-火の部族アッシュ族や新キャラ“ヴァラン”も登場[動画あり]
![『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』予告編が公開-火の部族アッシュ族や新キャラ“ヴァラン”も登場[動画あり]](data:image/png;base64,iVBORw0KGgoAAAANSUhEUgAABOgAAALDAQMAAACVSq1lAAAABlBMVEUAAAD///+l2Z/dAAAAAXRSTlMAQObYZgAAAAlwSFlzAAAOxAAADsQBlSsOGwAAAIJJREFUeNrtwQEBAAAAgiD/r25IQAEAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAALwatGkAAfFL/XIAAAAASUVORK5CYII=)
『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の最新予告編が公開された。
ジェームズ・キャメロンが再びPandoraへ-新部族アッシュ族の姿も
2009年の第1作、2022年の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に続くシリーズ第3弾『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の予告編がオンラインで正式に公開された。
本映像は、先週『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の劇場上映にて限定公開されたが、リークを受けてディズニーが公式リリースに踏み切った。予告編では、ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とネイティリ(ゾーイ・サルダナ)率いるナヴィの家族が、火を操る部族“アッシュ族”と空中戦を繰り広げる姿が描かれている。彼らは新たに登場する風を操る“ウィンド・トレーダー”と並び、本作におけるキーパーソンとなる。
また、白・黒・赤の戦化粧を施したクオリッチ(スティーヴン・ラング)の姿も確認されており、アッシュ族との同盟を暗示するような描写も登場。キリ(シガニー・ウィーバー)は囚われの身となり、アッシュ族のリーダーヴァラン(ウーナ・チャップリン)から「Your goddess has no dominion here.」と告げられる場面も印象的だ。さらに、スパイダー(ジャック・チャンピオン)が危険な状況に陥っていることも示され、物語の緊張感を高めている。
“今年もっとも美しい映像”との声も-SNSで高まる期待
予告編の正式公開を受け、SNSやメディアでは本作への期待が一気に高まっている。
ある映画ファンは「今年見た中でもっとも美しい映像のひとつだった。そして本物の破滅と怒りの感覚に打たれた ― 宇宙火山の中での殴り合い、怯えるヒーローたち、巨大な空中戦」と感嘆している。また、あるエンタメライターは「予告編の最初は“まあ、いつも通りかな”って感じだったのに、終わる頃には“はい、またしてもキャメロンに10億ドル”と思った」と、見終えた後にはヒットを確信したことを明かした。
さらに、映画批評家からは「映像は(どういうわけか)さらに次元が違うレベルにある。この映画が2025年最大のヒットになることに一切の疑いはない。“壮大”という言葉でも、この予告編を十分に表現できない」といった声も寄せられており、視覚面の進化が他の大作と一線を画していることを物語っている。
このように、予告編だけで“2025年最大の話題作”と位置づける声も多く、シリーズ第3弾にしてさらなるスケールアップを遂げた本作への注目度は一層高まっている。
“第1幕に詰め込みすぎた”-キャメロンが語る構成の舞台裏
シリーズ第3弾となる『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、前作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の3時間12分を上回る長尺になる見込みだ。ジェームズ・キャメロン監督は「『ファイヤー・アンド・アッシュ』は『ウェイ・オブ・ウォーター』よりも少し長くなるだろう」と明言している。
その理由について、キャメロンは「要するに、『ウェイ・オブ・ウォーター』の第1幕には、すばらしいアイデアが多すぎた」と振り返る。「映画は超特急のように進んでいて、キャラクターを深く掘り下げる余裕がなかった。だから私はこう言った。“みんな、分けるしかない”と。」
この発言からは、単なる続編というより、前作の物語構造を再構成した上で本作に接続していることがうかがえる。単に映像の規模を拡大するだけでなく、登場人物の内面や葛藤にもより深く迫ろうとする意図が反映されている。
【動画】『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』予告編
シリーズは第5作まで構想済み-“アバター以外”の新作にも意欲
ジェームズ・キャメロン監督は『アバター』シリーズを全5部作で構想しており、自身がすべての作品を監督する意向を明かしている。すでに多くの映像が撮影済みであり、第4作は2029年12月21日、第5作は2031年12月19日に全米公開される予定だ。
さらにキャメロンは、『アバター』シリーズの合間を縫って、チャールズ・ペレグリーノの著書『Ghosts of Hiroshima』『Last Train From Hiroshima』の映画化にも意欲を見せている。同作では、第二次世界大戦中に広島と長崎の両都市で原爆を生き延びた日本人男性の実話が描かれる予定だ。
この企画が実現すれば、キャメロンにとっては1997年の『タイタニック』以来、実に約30年ぶりとなる『アバター』以外の長編映画となる。超大作シリーズの裏で、人間の歴史や記憶を題材とした作品にも静かに情熱を燃やし続けている。
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【映画レビュー『アンティル・ドーン』】 “死のループ”と“生への渇望”-恐怖の山荘に生まれるトラウマと再生の物語

8月1日(金)に公開となる映画『アンティル・ドーン』は、R18+指定が示す通り、容赦のない恐怖で観客を震撼させるホラー作品だ。原作となるゲーム『Until Dawn 惨劇の山荘』は未プレイのため、本稿では原作との比較は行わず、一本の映画作品としての『アンティル・ドーン』を純粋に評価していきたい。
不穏な導入と丁寧に構築されたホラー世界観
本作の最も興味深い点は、スラッシャー映画の王道的手法とホラーゲーム原作ならではのスリルを巧妙に融合させたアプローチにある。『THE LAST OF US』『フォールアウト』といったゲーム原作の映像化作品が相次ぐ昨今において、原作への忠実な再現よりも映画としての再解釈を重視すると明言する監督の姿勢は、確かに評価に値する野心的な試みと言えるだろう。

『アンティル・ドーン』 8月1日(金)全国の映画館で公開
物語は、主人公クローバーと友人たちが数年前に失踪した姉・メラニーの行方を追って雨に打たれながら田舎町の山荘へ向かうという、オーソドックスな導入から始まる。しかし、道中に現れるガソリンスタンドや打ち捨てられた訪問センター、壁に貼られた行方不明者のポスターや来訪者名簿といった細部の描写が、観る者に不穏な予感を抱かせる効果的な伏線として機能している。時間ループを象徴する砂時計のモチーフや、スラッシャー映画特有の突然の襲撃シーンなど、視覚的な演出も観客の期待と恐怖心を瞬時に掻き立てる仕掛けとして巧みに配置されている。
物語の舞台となる“グロウ・バレー”は、過去に鉱山の崩落事故によって多くの住民が消息を絶ったという暗い歴史を背負った架空の土地である。この設定が単なる背景説明に留まらず、孤立した山荘という密室的な舞台装置と有機的に結合することで、作品全体に漂う緊張感の源泉となっている。どこかスピリチュアルかつダークな外界と、息苦しいほどに閉塞的な内部空間とが見事に調和し、舞台設定そのものが一個のキャラクターとして物語に参与しているような印象すら与える。

サイコキラー/『アンティル・ドーン』 8月1日(金)全国の映画館で公開
特筆すべきは、その美学的な一貫性である。同じくゲーム原作の『サイレント・ヒル』や、ホラー映画の金字塔『悪魔のいけにえ』といった名作を彷彿とさせる世界観の構築は、ジャンルへの深い愛と敬意に裏打ちされた説得力を持っている。単なる模倣ではなく、先行作品のエッセンスを咀嚼した上での独自の表現として結実している点は評価できるだろう。
ジャンルの定型を逆手に取るメタホラー演出
タイムループという設定を活かした“死の変奏”は、本作の最も印象的な要素の一つだ。仲間たちがループごとに異なる手法で命を落としていく様は、痛々しい映像を通じてホラー映画本来の緊張感を確実に醸成している。ただし、R18+指定を考慮すると、その残酷描写は予想していたほど過激ではなく、むしろリアリティを計算された節度を感じさせた。

人喰いウェンディゴ/『アンティル・ドーン』 8月1日(金)全国の映画館で公開
真に評価すべきは、効果的に配置されたジャンプスケアによる緩急のつけ方と、随所に散りばめられたホラー映画史への深いリスペクトである。『死霊のはらわた』や『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』といった不朽の名作に対するオマージュと思われる映像は、単なる引用に終わらず、適度なブラックユーモアと共に作品に奥行きを与えている。こうした要素が『キャビン』のようなメタホラー的な自己言及性を生み出し、作品に味わいを与えている。
トラウマと癒しのドラマ―再生を描く主題性
本作には、トラウマと癒し、そして再生というテーマ性も敷かれている。主人公クローバーは姉の失踪と母の死という二重の喪失体験によって精神的な傷を負い、自殺未遂にまで追い込まれた過去を抱えている。作品はこうした彼女の深層心理を“恐怖の具現化”として巧みに視覚化し、時間ループという超常的な状況の中で、恐怖と対峙し続ける彼女の心的成長を丹念に描き出している。

『アンティル・ドーン』 8月1日(金)全国の映画館で公開
友情という絆と自己肯定という内的な力を通じて困難を乗り越えていく物語の構造は、確かにエンターテインメント性を重視したホラー作品の枠組みの中では、心理描写の深度に一定の限界を感じさせる。しかし、極限状況における自己犠牲と再挑戦の反復というドラマは、生への意志と自己統制という人間存在の根源的なテーマに触れるものがあり、単なる恐怖演出を超えた普遍性を獲得している点は評価に値するだろう。
キャラクターやクリーチャーの描写
キャラクター造形においては、主人公クローバーの背景設定に相応の比重が置かれているものの、その内面的な葛藤の描写には物足りなさが残る。また、他の登場人物たちがホラー映画の定型的なキャラクター類型から完全に脱却しきれていない印象は否めない。

『アンティル・ドーン』 8月1日(金)全国の映画館で公開
とはいえ、5人組のグループ構成には一定の工夫が見受けられる。気弱ながらも正義感と勇気を兼ね備えたクローバーの元恋人マックス、外見は典型的な体育会系だが実は心理学を専攻する知的でやや狡猾な一面を持つエイブ、そしてスピリチュアルな感性と豊かな感情を併せ持つアジア系女性ミーガン、“ニヒルでクールな美女”キャラかと思いきや、最も一般人的感覚を備えており本作の展開に秩序を与えているように見えるニーナ、それぞれが最低限の魅力的な個性を備えている。

『アンティル・ドーン』 8月1日(金)全国の映画館で公開
映像面で特筆すべきは、モンスターデザインの秀逸さである。まさにホラーゲームの画面から飛び出してきたかのような禍々しくも迫力あるビジュアルは、作品全体の恐怖演出を下支えする強固な存在感を放っている。
制限時間という切迫感、閉鎖された空間の息苦しさ、明暗の読めない場所が生み出すスリル、そして追い詰められた登場人物たちの心理状態——これらホラー映画の王道要素を的確に駆使した『アンティル・ドーン』は、今年を代表するオーソドックスなホラー作品として十分な完成度を誇っている。
完璧とは言い難いものの、ジャンルへの深い愛に基づいた演出と、メタホラー的な自己言及性を併せ持つ本作は、ホラー映画ファンならば一見の価値がある作品だ。8月1日(金)より全国公開中。
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【ポッドキャスト】映画喫茶の新作:『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』

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エボン=モス・バクラック出演映画&ドラマ7選〜シリーズものでの活躍から『ファンタスティック4』ザ・シング役までの軌跡

『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップ』でザ・シング役を務めたエボン・モス=バクラック。これまで『GIRLS/ガールズ』『一流シェフのファミリーレストラン』『キャシアン・アンドー』など、ジャンルを問わず“クセのある複雑な男”を演じてきた名バイプレイヤーが、ついにMCUのヒーローとして大きな一歩を踏み出した。
本記事では、そんなモス=バクラックの俳優としての歩みを、これまでの代表作とともに振り返る。演技派キャラ俳優がどのようにして“世界の顔”へと進化していったのか――その軌跡を追っていこう。
- 『イルマーレ』(2006)-キャリア初期に豪華共演を果たした時空ロマンス
- 『GIRLS/ガールズ』(2014〜2017年)-テレビ界でのブレイクを果たした転機の役
- 『Marvel パニッシャー』(2017年)-MCU系作品へと踏み出した知性派キャラの好演
- 『ノスフェラトゥ』(2019〜2020年)-人間の弱さと愛を同時に抱えた“父”をリアルに体現
- 『スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー』(2022年)-宇宙に現れたミステリアスな存在感
- 『一流シェフのファミリーレストラン』(2022年〜)-混沌と再生を背負った“Cousin”で世界的ブレイク
- 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025年)-“MCUのメインキャスト”へと飛躍
『イルマーレ』(2006)-キャリア初期に豪華共演を果たした時空ロマンス
韓国映画『イルマーレ』(2000年)をハリウッドでリメイクした本作(英題は『The Lake House』)は、キアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックが主演を務める幻想的なラブストーリーだ。エボン・モス=バクラックが演じたのは、キアヌ扮する建築家アレックスの弟・ヘンリー・ワイラー。自身も建築家を志し、後に事務所を立ち上げる人物として登場する。物語の主軸である時空を超えた恋愛ドラマには直接関与しないが、兄との関係性や建築への情熱を通じて、主人公の人間性や背景をさりげなく補強する役回りを担っている。

『イルマーレ』©Warner Bros. Pictures
当時のモス=バクラックにとって本作は映画キャリア初期の1本であり、キアヌやブロックといった一線級俳優と同じ画面に立つ貴重な経験となった。批評家の評価は分かれたが、公開時に全世界で1億ドル超の興行収入を記録した話題作に名を連ねたことは、俳優としての実績形成において重要な足がかりとなった。後年のTVドラマでの躍進へとつながる、静かな第一歩と言えるだろう。
『GIRLS/ガールズ』(2014〜2017年)-テレビ界でのブレイクを果たした転機の役
ニューヨークで暮らす20代女性たちのリアルな心情と人間関係を描いたHBOドラマ『GIRLS/ガールズ』は、レナ・ダナムによる脚本・主演作として高い評価を受けたシリーズ。エボン・モス=バクラックが演じたのは、シーズン3から登場する舞台俳優・ミュージシャンのデジ・ハーパーリン。音楽ユニットを組んだマーニー(アリソン・ウィリアムズ)と恋に落ち、結婚と破局を経験する波乱に満ちた関係性が物語の軸となった。

『GIRLS/ガールズ』© HBO Entertainment
当初は数話のみのゲストキャラクターだったが、彼の演技に魅了された制作陣により、シーズン4からはレギュラーキャストに昇格。創造性に富んだ演技で、ステレオタイプな“アーティスト気取り”像にユニークな奥行きを与えた。ドラッグ依存や情緒不安定といった描写も含め、複雑で忘れがたい人物像を確立した本作は、モス=バクラックにとってテレビ界での飛躍のきっかけとなり、彼の名を広く知らしめる代表作となった。
『Marvel パニッシャー』(2017年)-MCU系作品へと踏み出した知性派キャラの好演
Netflixとマーベルが共同制作したアクション・スリラーシリーズ『パニッシャー』は、家族を殺された元軍人フランク・キャッスルの復讐劇を描く作品で、その陰で暗躍するもうひとりのキーパーソンがエボン・モス=バクラック演じる“マイクロ”ことデヴィッド・リーバーマンだ。元NSAアナリストで内部告発により命を狙われ、家族と引き離されながらも地下に潜伏。情報戦とハッキング技術を駆使してキャッスルと共闘する存在として、全13話中12話に登場する。

『パニッシャー』©Marvel Entertainment
モス=バクラックは原作のコミックキャラに敬意を払いつつ、ドラマ版では葛藤と孤独を抱えたリアルな人物像を構築。協力関係にあるキャッスルとの緊張感あふれるやり取りや、家族への想いを滲ませる繊細な演技は高い評価を受けた。『GIRLS』でのブレイク以降、より幅広いジャンルに活動の場を広げた本作は、彼にとってMCU系作品への第一歩であり、知性と人間味を併せ持つ俳優としての評価をさらに押し上げるターニングポイントとなった。
『ノスフェラトゥ』(2019〜2020年)-人間の弱さと愛を同時に抱えた“父”をリアルに体現
ホラー作家ジョー・ヒル原作の小説をもとにしたAMCドラマ『ノスフェラトゥ(NOS4A2)』は、失踪した子どもたちと時空を超える能力を持つ悪役との戦いを描いたスーパーナチュラル・スリラー。エボン・モス=バクラックが演じたのは、主人公ヴィック・マクイーンの父であるクリス・マクイーン。酒に溺れながらも娘を深く愛し、不器用な関わり方で家族に向き合う“元軍人のブルーカラーワーカー”という複雑な父親像をリアルに演じた。

『ノスフェラトゥ』©AMC Networks Entertainment LLC. All rights reserved.
単なる悪父でも理想像でもなく、矛盾と感情を内包する等身大のキャラクターは、全20話を通じてドラマの感情的軸として機能。特にシーズン2の第8話では彼の物語に大きな転機が訪れ、視聴者の涙を誘った。『パニッシャー』での知性派サポーター役とは異なる、重みのある家庭ドラマへの挑戦は、モス=バクラックの演技幅をさらに押し広げる転機となった。
『スター・ウォーズ:キャシアン・アンドー』(2022年)-宇宙に現れたミステリアスな存在感
『ローグ・ワン』の前日譚として高い評価を得た『キャシアン・アンドー』は、帝国への反乱が静かに芽吹き始める時代を重厚に描いた政治色の強いSFドラマ。エボン・モス=バクラックが演じたのは、反乱グループに身を置く謎めいた男アーヴェル・スキーン。表向きは革命志向を語るが、実際には私利私欲も絡んだ二面性を持ち、主人公キャシアン・アンドーとの緊迫した駆け引きの末に命を落とすという鮮烈なインパクトを残した。

『キャシアン・アンドー』©Lucasfilm Ltd.
登場はわずか3話ながら、その“信頼できない反乱者”としての佇まいと、密室劇的な会話劇での存在感はシリーズ内でも特に印象的なものとなった。本人も「トニー・ギルロイ作品なら間違いない」と脚本の力を信じて参加したと語っており、スター・ウォーズの幻想性よりも、犯罪劇としての現実味や心理描写に惹かれていたという。『一流シェフのファミリーレストラン』での成功と並行し、モス=バクラックがその演技の幅をSF大作にまで広げた転機として、『キャシアン・アンドー』は特別な意味を持つ一作である。
『一流シェフのファミリーレストラン』(2022年〜)-混沌と再生を背負った“Cousin”で世界的ブレイク
シカゴのイタリアン・ビーフ店を舞台に、厨房内外の人間模様を描くドラマ『一流シェフのファミリーレストラン(原題:The Bear)』で、エボン・モス=バクラックが演じるのは、店の元共同運営者であるリッチー。シーズン1では職場の混乱を象徴するような存在として、激情と不器用さで物語をかき回す役どころだったが、シーズン2以降はその内面に深く迫るストーリーが展開される。

『一流シェフのファミリーレストラン』©︎2024 Disney and its related entities.
高級レストランでの研修を経て自らを見つめ直すエピソードでは、ただの“怒れる男”ではない繊細で優しい一面が浮かび上がり、多くの視聴者の涙を誘った。即興も交えたリアリズム重視の演出の中で、モス=バクラックは実体をもった“生身の男”を体現。この役によって彼はエミー賞を2年連続で受賞し、キャリアの大きな転機を迎えた。これまでの“クセのある名脇役”から、国際的に注目される演技派俳優へと飛躍するきっかけとなった代表作である。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025年)-“MCUのメインキャスト”へと飛躍
MCUフェーズ6の幕開けを飾る『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で、エボン・モス=バクラックが演じたのは、岩のような肉体を持つヒーロー、ベン・グリム/ザ・シング。これまで感情や内面の揺らぎを演じることに長けた彼にとって、本作は初のモーションキャプチャ演技という挑戦でもあった。演技指導を受けたマーク・ラファロ(ハルク役)の助言も受けながら、圧倒的なフィジカルと心の繊細さを同時に表現し、高い評価を獲得している。
1960年代風のレトロフューチャーな世界観の中で、グリムは“力”と“家族的絆”を象徴する存在として描かれ、物語の感情的な支柱に。Rotten Tomatoesでの88%(7月26日時点)という好スコアにも貢献し、「温かさとリアリズムを備えたザ・シング像」として称賛されている。モス=バクラックにとって本作は、長年のキャラクター俳優としての蓄積を大作映画の中心で爆発させた重要なターニングポイント。今後の『アベンジャーズ』シリーズでの続投も決まっており、名実ともに“MCUの顔”としてのキャリアを歩み始めている。
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ジュリア・ガーナー出演映画&ドラマ10選〜シリーズものでの活躍から『ファンタスティック4』シルバー・サーファー役までの軌跡

Netflixの名作ドラマ『オザークへようこそ』でその名を一躍世界に知らしめ、以降も繊細さと芯の強さを併せ持つ演技で注目を集めてきた俳優、ジュリア・ガーナー。2025年の『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』では、MCUの“銀河の使者”シルバー・サーファー役として新たな領域に挑み、再び観客の心を揺さぶっている。
この記事では、そんな彼女のキャリアを彩ってきた出演作の中から、とくに代表的な10作品をピックアップ。それぞれの役柄と演技を振り返りながら、ガーナーという俳優の進化と魅力に迫っていく。
- 『エレクトリック・チルドレン』(2012)-初主演作で見せた突出した存在感
- 『ウォールフラワー』(2012)-脇役ながら監督を驚かせた存在感
- 『肉』(2013)-静謐な恐怖の中で光る姉妹役の重厚な演技
- 『愛しのグランマ』(2015)-共感を呼ぶリアルな若者像で物語の芯を支える
- 『オザークへようこそ』(2017〜2022)-3度のエミー賞に輝いた代表的キャラクター
- 『アシスタント』(2019)-沈黙のなかで抗う表情演技が共感を呼ぶ
- 『令嬢アンナの真実』(2022)-本人と対面し“嘘の中の真実”を追った挑戦作
- 『ロイヤルホテル』(2023)-女性の“生存感覚”を体現した緊張の視点役
- 『7A号室』(2024)-野心と恐怖が交錯する“前日譚ヒロイン”としての到達点
- 『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025)-女性版シルバー・サーファーとしてMCUに静かな革命をもたらす
『エレクトリック・チルドレン』(2012)-初主演作で見せた突出した存在感
ジュリア・ガーナーが初の主演を務めたのは、2012年公開のインディーズ映画『エレクトリック・チルドレン』だった。本作で彼女は、モルモン派のコミュニティで育った15歳の少女レイチェル・マクナイト役を演じている。カセットテープから流れるロックソングを聴き“受胎”したと信じるという大胆な設定のもと、ナイーブさと神秘性を兼ね備えた演技で観客を魅了した。

『エレクトリック・チルドレン』© 2013 – Phase 4 Films
監督のレベッカ・トーマスは、撮影開始わずか1週間前にガーナーを抜擢。「若々しさと深い感情表現を併せ持ち、40年代の映画スターのような空気がある」として絶賛したという。ガーナーの演技は高く評価され、ベルリン映画祭での上映を経て批評家からも高く支持された。まさに本作は、彼女のキャリアにおける転機となるブレイク作であり、後の『オザークへようこそ』などへつながる礎となった。
『ウォールフラワー』(2012)-脇役ながら監督を驚かせた存在感
『エレクトリック・チルドレン』と同じ2012年に公開された青春映画『ウォールフラワー』で、ジュリア・ガーナーは主人公チャーリーの旧友スーザン役を演じている。登場シーンは限定的ながら、その存在感は監督兼原作者のスティーヴン・チョボスキーに強い印象を与えた。Vanity Fairのインタビューでは、彼女の演技があまりに印象的だったため、「観客がチャーリーとスーザンが交際していたと誤解する恐れがある」として、一部のシーンを削除したと明かされている。

『ウォールフラワー』© 2013 Summit Entertainment, LLC. All Rights Reserved.
ロサンゼルス・タイムズは、スーザンを“チャーリーの過去を象徴する存在”と捉え、高校での疎外感を浮き彫りにする役柄として評価している。本作はガーナーの初期キャリアにおけるマイナー出演作ながら、脇役としても非凡な演技力を示したエピソードとして語り継がれている。
『肉』(2013)-静謐な恐怖の中で光る姉妹役の重厚な演技
ジュリア・ガーナーが主演姉妹のひとりローズ・パーカーを演じた『肉』(原題:We Are What We Are)は、2013年のアメリカ映画で、同名のメキシコ映画のリメイク作だ。ジム・ミックル監督の手による本作は、宗教的儀式やカニバリズムといった衝撃的な題材を扱いながら、家族の伝統と喪失を重層的に描いたホラー・ドラマである。

『肉』© 2013 Entertainment One Films US
ガーナーは、厳格な家父長制のもとで育った姉ローズ役を繊細に演じ、妹アイリス(アンバー・チルダーズ)との関係を通じて、抑圧と反抗の内面劇を表現した。Rotten Tomatoesでは86%の高評価を獲得し、とりわけ姉妹ふたりの演技は「感情の軸を担っている」として注目された。演技についての直接的な批評は多くないが、主要キャストとしての存在感は確実に記憶されており、ガーナーのキャリア初期における重要な一歩といえる。
『愛しのグランマ』(2015)-共感を呼ぶリアルな若者像で物語の芯を支える
リリー・トムリン演じる型破りな祖母エルとともに物語の旅路を歩む18歳の孫セージ役を演じたのが、ジュリア・ガーナーである。『愛しのグランマ』は、セージの中絶費用を集めるという一見シンプルな目的のもと、祖母と孫が1日で辿る出来事を通して、世代間の対話や女性の強さを浮かび上がらせる物語だ。

『愛しのグランマ』
ガーナーは若さゆえの混乱と決意、そしてどこか孤独を抱えるセージの姿をリアルに表現し、「現実的で共感できるティーンエイジャー」として批評家・観客双方から高く評価された。Rotten Tomatoesでは91%の支持率を記録し、ガーナー自身も「この映画は中絶ではなく、女性たちが互いを理解していく旅」だと語っている。
『オザークへようこそ』(2017〜2022)-3度のエミー賞に輝いた代表的キャラクター
Netflixのクライムドラマ『オザークへようこそ』でジュリア・ガーナーが演じたルース・ラングモアは、作品の感情的コアとして多くの視聴者に強烈な印象を残した。犯罪一家に生まれながらも知性と野心を持ち、主人公マーティとビジネスパートナーとして関係を築くなかで、自身の正義と痛みに揺れ動く複雑なキャラクターである。

『オザークへようこそ』Netflixにて配信中
ガーナーは本作でプライムタイム・エミー賞助演女優賞を3度受賞し、瞑想による心理的没入などを取り入れた役作りの手法も話題を呼んだ。とりわけ最終シーズンでは、いとこの死をきっかけに破滅へと向かうルースの内面を繊細に表現し、シリーズの終幕を象徴する存在となった。ガーナー自身も「この作品は人生の一部だった」と語るなど、深い思い入れを持っていたことを明かしている。『オザークへようこそ』は、彼女を現代テレビ界を代表する女優のひとりへと押し上げた決定的な作品である。
『アシスタント』(2019)-沈黙のなかで抗う表情演技が共感を呼ぶ
ジュリア・ガーナーが主演を務めた『アシスタント』は、#MeToo時代を象徴する社会派作品として高く評価された。彼女が演じるのは、映画制作会社で働く新人アシスタントのジェーン。雑用をこなしながら、職場に蔓延するハラスメントや沈黙の共犯構造に気づいていく姿を、ガーナーはほとんど言葉を使わずに体現してみせた。

『アシスタント』© 2019 Luminary Productions, LLC. All Rights Reserved.
役作りでは実在のアシスタントの仕事を観察し、所作・声色・緊張感を身体に染み込ませる入念な準備を行った。演技は「言葉ではなく仕草と目線で語る」と批評され、ガーディアンやVogueなどから高い評価を得ている。監督キティ・グリーンは本作について「特定の人物ではなく、制度そのものを描いた作品」と語っており、ガーナーの抑制された演技はそのメッセージを強く印象づけた。『オザークへようこそ』の激情型の演技とは対照的に、静けさのなかで怒りと葛藤をにじませる新たな表現領域を切り開いた作品である。
『令嬢アンナの真実』(2022)-本人と対面し“嘘の中の真実”を追った挑戦作
実在の詐欺師アンナ・デルヴェイを演じたNetflixのミニシリーズ『令嬢アンナの真実』は、ジュリア・ガーナーにとって最も困難な役柄のひとつだった。ドイツの富豪令嬢を名乗り、ニューヨークの社交界を欺いたロシア出身の若き女性アンナ・ソローキンを、ガーナーは刑務所での本人面会を経て役作り。録音もメモも禁じられた状況下で、彼女の「精神」と「存在感」を直接吸収し演技に昇華した。

『令嬢アンナの真実』Netflixにて配信中
ロシア語訛りの混じった独特な英語アクセントは3週間かけて習得し、外見的にはフェイクの歯を装着して骨格の印象まで再現する徹底ぶり。批評家からは「目が離せない演技」「魅惑的」と絶賛され、LA Times も「その冷徹な瞳の奥にかすかな不安を映し出した」と評した。ガーナー自身は「この役は嫌われるためのものではなく、理解を促すためのもの」と語り、ただの詐欺師としてではなく“矛盾を抱えた人間”としてアナを演じ切った。演技者としての倫理と献身が問われた本作で、ガーナーはまたひとつ新たな領域を切り開いた。
『ロイヤルホテル』(2023)-女性の“生存感覚”を体現した緊張の視点役
オーストラリアの辺境にある酒場を舞台にした心理スリラー『ロイヤルホテル』で、ジュリア・ガーナーはバックパッカーのハンナ役を演じ、旅気分から一転、危険と隣り合わせの“隔絶空間”で生き延びようとする姿を描いた。監督は『アシスタント』で組んだキティ・グリーンで、脚本段階からガーナーを想定してハンナ像が練られたという。

『ロイヤルホテル』© 2022 Hanna and Liv Holdings Pty. Ltd., Screen Australia, and Create NSW
物語は、男たちが支配する酒場文化のなかで、彼女が“瞬間ごとにリスクを察知し、静かに行動を選ぶ”過程を通じて進行し、その緊張感は観客の感情を支配する。ガーディアン紙は彼女の演技を「すばらしい」と評価し、Los Angeles Times も「危険に応答する演技の幅広さ」に注目した。派手なアクションを排した静かな演出の中で、ジュリア・ガーナーは『アシスタント』に続き、不条理な環境に立ち向かう女性像を深化させた。演じることで空間そのものを変える――そんな俳優としての存在感を改めて証明する1作となった。
『7A号室』(2024)-野心と恐怖が交錯する“前日譚ヒロイン”としての到達点
名作ホラー『ローズマリーの赤ちゃん』の前日譚として注目を集めた『7A号室』で、ジュリア・ガーナーは主人公テリー・ジオノフリオを演じた。野心的な若手ダンサーであるテリーは、怪我によって夢を絶たれ、ニューヨークの薄暗いアパートで老夫婦の厚意に縋るようになる。しかしその“優しさ”の裏には得体の知れない力が潜んでおり、やがて彼女は破滅へと導かれていく。

『7A号室』©Paramount
監督ナタリー・エリカ・ジェームズはガーナーを「火と脆弱さを併せ持つ俳優」として起用し、彼女はほぼ全シーンに出演。抑制された表現と強烈な内面性を併せ持つ演技で、視覚的にも感情的にも作品の中心を担った。批評家からは演技力に高評価が寄せられた一方、物語構成や脚本には『ローズマリー』との比較で厳しい声もある。それでもテリーというキャラクターは、ガーナーの演技によって“悲劇のヒロイン”として明確な輪郭を与えられた。スリラーでありながら人物ドラマとしての厚みを宿した1作となっている。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』(2025)-女性版シルバー・サーファーとしてMCUに静かな革命をもたらす
MCUの新章を開いた『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で、ジュリア・ガーナーは女性版シルバー・サーファー、シャラ=バル役に抜擢された。従来のノリン・ラッドに代わる存在として登場したこのキャラクターは、銀河の脅威ガラクタスに仕える“使者”でありながら、その中に深い葛藤と人間味を宿している。物語終盤では、自らを犠牲にして地球を救う決断を下し、静かで荘厳なヒロイズムを体現。
ガーナーはこの役をモーションキャプチャで演じ、「彫刻のように静謐で、感情を内に秘めた存在」を意識したと語る。監督マット・シャクマンは彼女のミステリアスな佇まいと精神的深度を評価し、キャスティング段階から彼女を想定していたという。批評家からは「作品全体の中で最も詩的な存在」として注目され、MCUにおける“静かな革命”とも言えるキャラクターの誕生として位置付けられた。ジュリア・ガーナーは、繊細さと力強さを兼ね備えた演技で、MCU世界に新たな感情の地平を切り拓いた。
ペドロ・パスカル(ミスター・ファンタスティック役)についてはこちら
ヴァネッサ・カービー(インビジブル・ウーマン役)についてはこちら
ジョセフ・クイン(ヒューマン・トーチ役)についてはこちら -
【映画レビュー『私たちが光と想うすべて』】束縛された人生に差す“光”―インド女性たちの孤独とリアルを美しく描く

7月25日(金)から公開となった『私たちが光と想うすべて』は、カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した話題作である。本作は、リアルでゆったりとした語り口を通じて、インド社会を生きる女性たちの息づかいや心の動きを丁寧に描き出した秀作だ。登場人物たちの感情の機微が、観る者の胸に深く響いてくる。
『私たちが光と想うすべて』あらすじ
インドのムンバイで看護師をしているプラバと、年下の同僚のアヌ。二人はルームメイトとして一緒に暮らしているが、職場と自宅を往復するだけの真面目なプラバと、何事も楽しみたい陽気なアヌの間には少し心の距離があった。プラバは親が決めた相手と結婚したが、ドイツで仕事を見つけた夫から、もうずっと音沙汰がない。アヌには密かに付き合うイスラム教徒の恋人がいるが、お見合い結婚させようとする親に知られたら大反対されることはわかっていた。
そんな中、病院の食堂に勤めるパルヴァティが、高層ビル建築のために立ち退きを迫られ、故郷の海辺の村へ帰ることになる。揺れる想いを抱えたプラバとアヌは、一人で生きていくというパルヴァティを村まで見送る旅に出る。神秘的な森や洞窟のある別世界のような村で、二人はそれぞれの人生を変えようと決意させる、ある出来事に遭遇する──。

『私たちが光と想うすべて』©PETIT CHAOS – CHALK & CHEESE FILMS – BALDR FILM – LES FILMS FAUVES – ARTE FRANCE CINEMA – 2024
アヌとプラバ―対照的な女性たちの生き様
自由な意志に従って恋愛するアヌは、異教との恋愛を嫌う人々から後ろ指を指され、コミュニティにおいて不安定な立場に置かれている。それでも彼女がひたすらに人生の自由と喜びを追い求める姿は、観る者の心を打つ。その生命力あふれる彼女の生き様は、言葉以上に身体からあふれ出るエネルギーを通じて画面全体に力強く伝わってくる。

『私たちが光と想うすべて』©PETIT CHAOS – CHALK & CHEESE FILMS – BALDR FILM – LES FILMS FAUVES – ARTE FRANCE CINEMA – 2024
一方、家族に認められた結婚という枠組みに縛られ、自由を失ったプラバの日常は対照的だ。真面目な性格の彼女が歩む退屈な人生は、まるで時が止まったかのような無機質な静寂に支配されている。その悲しげで虚無的な表情は、彼女の置かれた境遇を雄弁に物語る。都市の喧騒や雑多な街の風景を効果的に捉えた撮影技法が、彼女の孤独感をより一層際立たせている。
パルヴァティの言葉が照らす社会のひずみ
真面目なプラバと奔放なアヌは、その対照的な性格から衝突する場面もあるが、決定的な対立に至ることはない。それは互いが社会の束縛の中で苦しみながら生きていることを、言葉を交わさずとも理解し合っているからだろう。恋愛という本来最も個人的で感情をともなうべきことでさえも周囲に決められてしまう窮屈な社会の現実を、本作は美しい映像美とともに鋭く描き出している。

『私たちが光と想うすべて』©PETIT CHAOS – CHALK & CHEESE FILMS – BALDR FILM – LES FILMS FAUVES – ARTE FRANCE CINEMA – 2024
そんな二人に新たな視点をもたらすのが、長年住み慣れた場所を開発により失うパルヴァティという女性だ。彼女が発する「書類がないと存在できない。私がどこかに消えても誰も心配しない」という言葉には、深い実感が込められている。確かに法律や制度は社会の基盤として重要な役割を果たす。しかし、その制度から漏れ落ちた瞬間に社会から見捨てられたような孤独感に襲われる現実は、あまりにも切ない。パルヴァティの置かれた状況は、制度の狭間で生きる人々の心細さを痛烈に物語っており、観る者の胸に深い共感を呼び起こす。
風景のコントラストが浮かび上がらせる希望
性別、制度、宗教、そして根深い固定観念―これらすべてが複雑に絡み合い、登場人物たちの人生を縛り付けている。このようなインド社会の現実を、国際的なクリエイターたちが映像作品として世界に発信する意義は計り知れないだろう。本作がカンヌ国際映画祭で高く評価されたことで、インドのみならず世界各地に存在する類似の問題に光が当てられ、社会の意識変革につながる可能性を秘めている。

『私たちが光と想うすべて』©PETIT CHAOS – CHALK & CHEESE FILMS – BALDR FILM – LES FILMS FAUVES – ARTE FRANCE CINEMA – 2024
特筆すべきは、都市部の喧騒と村の自然豊かな風景との鮮やかな対比である。この視覚的コントラストが作品に深みを与え、観客の心に安らぎをもたらしながらも、重要な社会的メッセージを伝えることに成功している。映画が持つ芸術性と社会性が見事に融合した本作が、世界に小さな変化をもたらすことができれば、それは真に意義深いことと言えるだろう。
『私たちが光と想うすべて』は7月25日(金)から公開中。ぜひ劇場でその繊細な映像美とメッセージを体感していただきたい。
作品情報
原題:All We Imagine as Light
監督・脚本:パヤル・カパーリヤー
出演:カニ・クスルティ、ディヴィヤ・プラバ、チャヤ・カダム
2024年/フランス、インド、オランダ、ルクセンブルク/
マラヤーラム語、ヒンディー語/118分/1.66:1/字幕:藤井美佳|PG12
©PETIT CHAOS – CHALK & CHEESE FILMS – BALDR FILM – LES FILMS FAUVES – ARTE FRANCE CINÉMA – 2024
配給:セテラ・インターナショナル
公式サイト:watahika.com
X:https://x.com/Watahika_cinema -
【映画レビュー『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』】“家族”であることの強さと脆さ-MCUについに導入された人気作に迫る

1961年のコミック誕生以来、マーベルの中核を担ってきた『ファンタスティック・フォー』。その長い歴史と絶大な人気ゆえに、映像化への挑戦も早くから始まったが、それゆえ同時に数々の失敗作も生み出してきたのも事実だ。度重なる挫折と権利問題という複雑な事情により、MCU(マーベル・シネマティック・ユニバース)への参加が長らく実現しなかった4人のヒーローたち。しかし、ついにその時が来た。7月25日(金)日米同時公開の『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』で、彼らは満を持してMCUデビューを果たすのである。
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』あらすじ
宇宙ミッション中の事故で特殊能力を得た4人のヒーロー・チームは、その力と正義感で人々を救い、“ファンタスティック4”と呼ばれている。
世界中で愛され、強い絆で結ばれた彼ら“家族”には、間もなく“新たな命”も加わろうとしていた。
しかし、チームリーダーで天才科学者リードのある行動がきっかけで、惑星を食い尽くす規格外の敵”宇宙神ギャラクタス”の脅威が地球に迫る!
『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
滅亡へのカウントダウンが進む中、一人の人間としての葛藤を抱えながらも、彼らはヒーローとして立ち向かう。
いま、全人類の運命は、この4人に託された──。
“家族ヒーロー”という新機軸-キャスティングが生むリアリティ
このチームの最大の魅力は、何といっても“家族”という絆にある。これまでのMCU作品でも、ヒーロー同士が家族となるケース(『アントマン』シリーズ)や、ヒーローの家族がヒーロー化するパターン(アイアンマンの妻ペッパー・ポッツなど)は描かれてきた。しかし本作では、4人は物語開始時点ですでに一つ屋根の下で暮らすファミリーであり、チーム内には夫婦関係や姉弟関係といった血縁・婚姻関係が複雑に絡み合っている。この設定は、MCUにおいても確実に新鮮な試みと言えるだろう。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
そして、この“家族ヒーロー”というコンセプトに血の通ったドラマ性を与えているのが、ペドロ・パスカル、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン=モス・バクラックという4人の絶妙なキャスティングである。同月公開の『スーパーマン』と同様、本作もチーム結成の経緯をあえて簡潔に済ませる手法を取っているが、既に結束したファミリーとして始まる序盤のシーンだけで、4人の間に流れる本物の愛情と友情が画面から伝わってくる。家族であり、かけがえのない親友でもある彼らの関係性が、驚くほど自然に描かれているのだ。
ヒーローとしての顔と人間としての顔-葛藤と支え合いの物語
特に印象的なのは、まだスーパーヒーロー的な展開が始まる前の日常パート。アメコミ映画らしい展開が登場する以前の、純粋なヒューマンドラマの部分で見せる4人の演技と、キャスト同士の化学反応だけで、彼らを心から愛おしく感じてしまう。このキャスティングの妙には、心から感謝したいと思う。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』より、ペドロ・パスカル © 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
各キャストの演技力も特筆すべきものがある。ペドロ・パスカル演じるリードは、天才的な頭脳を持ちながらも解決困難な状況に直面し、戸惑いを見せつつも常に最良の判断を下そうとする姿を通じて、キャラクターの繊細さと知性を見事に表現している。ヴァネッサ・カービーのスーは、チームの精神的支柱としての役割と、現実の母親としての強さを併せ持つ女性像を力強く演じきった。ジョセフ・クイン演じるジョニーは、一見軽やかで飄々とした態度の裏に隠された深い人間性と愛情を、絶妙なバランス感覚で表現している。そしてエボン=モス・バクラックのベンは、限られた表情や仕草、声のトーンの変化だけで、繊細で情感豊かな人物の内面を見事に体現してみせた。
これほどまでに人間的な魅力で観客の心を掴む演技は、率直に言って過去の『ファンタスティック・フォー』映画では実現できていなかった領域である。この4人の家族だからこそ、本作は他にはない特別な作品となり得たのだ。
本作が巧みに描き出すのは、他者のために身を投げ打って戦うヒーロー(英雄)としての顔と、家族や我が子への愛に生きる一人の人間としての顔、この二つの側面である。そしてこの二重性こそが、彼らの内面的な葛藤を生み出す源泉となっている。4人の支え合いも決して一方通行ではない。時にぶつかり合うこともあるが、それぞれが互いの状況を気遣い、支えようとする相互的な関係性が実に美しく描かれている。
“星喰い”ギャラクタスの脅威と、原作へのリスペクト
そこに立ちはだかるのが、星を喰らう者ギャラクタスという、もはや個人の範疇を超えた宇宙規模の脅威だ。家族というミクロな絆と、宇宙レベルのマクロな危機という対比構造により、映画としてのオリジナリティは既に確立されている。だからこそ本編では、奇をてらった演出に走ることなく、王道の「アメコミ映画・ヒーロー映画」として真正面から楽しませてくれるストレートな作りを採用している。この潔さが実に清々しく、観客は純粋に“エンターテイメント”として作品に没頭することができるのだ。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』より、ジョセフ・クイン演じるヒューマントーチ © 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
しかし、このストレートな作りをさらに個性豊かなものへと昇華させている要素がある。それが、レトロフューチャーな世界観が醸し出すロマンと、マーベル黎明期のヒーローらしい原作コミックへの深い愛情とリスペクトである。劇中には直接は登場しないキャラクターの名前がさりげなく散りばめられ、原作の象徴的なコマを彷彿とさせる構図が随所に配置されている。これらの演出から、製作陣の初期コミックに対する敬意が強く感じられ、長年のコミックファンの心にも響くはずだ。
一点、気になったのは、巨大で計り知れない存在であるギャラクタスの描写が十分に表現し切れていたかという部分である。もしも今回限りの登場で終わってしまうなら些か物足りなさを感じるため、今後の展開に期待したいところだ。一方で、彼の使者(ヘラルド)として登場するシルバー・サーファー/シャラ=バルの造形は印象深い。ジュリア・ガーナーの特徴が予想以上に反映されたキャラクターデザインは、非常に魅力的に仕上がっていた。

『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』より、エボン=モス・バクラック扮するザ・シング © 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
“家族”というテーマを芯に据え、壮大なスケールの中で繊細な感情を描き切った『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』。MCUの新たな扉を開くこの作品は、アクションとドラマが見事に融合した渾身の一作だ。“最初の一歩”に込められた覚悟と希望を、ぜひスクリーンで体感してほしい。7月25日(金)日米同時公開。新たな伝説が、いま始まる。
作品情報
作品名:ファンタスティック4:ファースト・ステップ
公開日:2025年7月25日(金)日米同時公開
監督:マット・シャクマン
キャスト:ペドロ・パスカル、ヴァネッサ・カービー、ジョセフ・クイン、エボン・モス=バクラック
© 2025 20th Century Studios / © and ™ 2025 MARVEL.
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン -
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【映画レビュー『MELT メルト』】心の深層に爪痕を残す、冷たく静かな衝撃作-氷が溶けることが意味するものとは

7月25日(金)に日本公開される『MELT メルト』は、観る者の心に深い傷跡を残す衝撃作である。性加害を含む過激な描写が含まれているため、手放しですべての観客に観るよう強要できるわけではないが、それでもなお、この作品が投げかける重要な問いと向き合うために、可能な限り多くの人々に劇場で体験してもらいたい一作だ。
『MELT メルト』あらすじ
ブリュッセルでカメラマン助手の仕事をしているエヴァは、恋人も親しい友人もなく、両親とは長らく絶縁している孤独な女性。そんなエヴァのもとに⼀通のメッセージが届く。エヴァの少女時代に不慮の死を遂げた少年ヤンの追悼イベントが催されるというのだ。そのメッセージによって13 歳の時に負ったトラウマを呼び覚まされたエヴァは、謎めいた大きな氷の塊を車に積み、故郷の田舎の村へと向かう。それは自らを苦しめてきた過去と対峙し、すべてを終わらせるための復讐計画の始まりだった……。

『MELT メルト』© Savage Film – PRPL – Versus Production-2023
無邪気さの裏に潜む暴力と記憶に残る傷
本作が描くのは、「なぞなぞ」「クイズ」といった本来無害で楽しいだけの子どもの遊びが、次第に歪んだ権力構造へと変貌していく過程である。一見無邪気に見える少年少女たちの行動に潜む冷酷さ、そして強要される「ゲーム」の持つ暴力性が、容赦なく観客の記憶に刻み込まれていく。この映画は、スクリーンを通じて提示される問題と真摯に向き合うことを観客に要求し、主人公と同様に、観る者の心にも消えない痕跡を残していく。それは決して快適な映画体験ではないが、だからこそ価値のある作品なのである。

『MELT メルト』© Savage Film – PRPL – Versus Production-2023
無関心な社会と崩壊する支援の構図
本作はまた、問題を察知し得る立場にありながら責任を回避し、適切な介入を怠る大人たちの姿を通じて、社会システムそのものの機能不全も鋭く告発している。主人公を苦境に陥れるのは加害者となる男子たちだけではない。同性である少女もまた、彼女の孤立や被害体験につながる一因となっており、さらに事後の大人たちによるケアの杜撰さが状況をより悪化させていく。このように、主人公の周囲を取り巻くあらゆる人間が、意図的であれ無意識であれ、彼女をさらなる絶望へと追いやっていく構図は見るに堪えないほど残酷である。

『MELT メルト』© Savage Film – PRPL – Versus Production-2023
誰が責任を負うべきか-氷が象徴する重々しい主人公の境遇
そもそも、子どもであれば、どのような行為も許されるのだろうか。子どもの無責任さや無知が問題の根源だとするなら、真の責任の所在はどこにあり、被害者の怒りはどこに向けられるべきなのか。本作は観客にこうした重い問いを突きつけ、安易な答えを許さない。それゆえに、この映画はなるべく多くの観客が目を向けるべき必見の作品となっているのである。

『MELT メルト』© Savage Film – PRPL – Versus Production-2023
(以下ネタバレ要素を含むが)本作において、ゆっくりと溶解していく氷は、自ら命を絶つことへの歩み、そして刻一刻と迫りくる終焉への静かな待機を象徴する重要なモチーフとして機能している。過去のトラウマによって精神を侵食され続ける主人公の状況は、まさに自らが立つ氷の足場が徐々に消失し、避けられない結末へと向かっていく過程そのものを視覚化したものといえるだろう。この巧妙な比喩によって、観客は主人公の内面的な絶望と、時間の経過とともに狭まっていく選択肢を直感的に理解することができるのである。

『MELT メルト』© Savage Film – PRPL – Versus Production-2023
思考を停止させたくなるほどの鑑賞後感に見舞われる作品だが、まさにそうした圧倒的な体験こそが、この映画を多くの人々に届けるべき理由でもある。『MELT メルト』は7月25日(金)より全国で公開される。安易な娯楽を求める観客には決して迎合しない、真摯で骨太な映画体験がそこには待っている。
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