『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の最新予告編が公開された。
ジェームズ・キャメロンが再びPandoraへ-新部族アッシュ族の姿も
2009年の第1作、2022年の『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に続くシリーズ第3弾『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』の予告編がオンラインで正式に公開された。
本映像は、先週『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』の劇場上映にて限定公開されたが、リークを受けてディズニーが公式リリースに踏み切った。
予告編では、ジェイク・サリー(サム・ワーシントン)とネイティリ(ゾーイ・サルダナ)率いるナヴィの家族が、火を操る部族“アッシュ族”と空中戦を繰り広げる姿が描かれている。彼らは新たに登場する風を操る“ウィンド・トレーダー”と並び、本作におけるキーパーソンとなる。
また、白・黒・赤の戦化粧を施したクオリッチ(スティーヴン・ラング)の姿も確認されており、アッシュ族との同盟を暗示するような描写も登場。キリ(シガニー・ウィーバー)は囚われの身となり、アッシュ族のリーダーヴァラン(ウーナ・チャップリン)から「Your goddess has no dominion here.」と告げられる場面も印象的だ。さらに、スパイダー(ジャック・チャンピオン)が危険な状況に陥っていることも示され、物語の緊張感を高めている。
“今年もっとも美しい映像”との声も-SNSで高まる期待
予告編の正式公開を受け、SNSやメディアでは本作への期待が一気に高まっている。
ある映画ファンは「今年見た中でもっとも美しい映像のひとつだった。そして本物の破滅と怒りの感覚に打たれた ― 宇宙火山の中での殴り合い、怯えるヒーローたち、巨大な空中戦」と感嘆している。
また、あるエンタメライターは「予告編の最初は“まあ、いつも通りかな”って感じだったのに、終わる頃には“はい、またしてもキャメロンに10億ドル”と思った」と、見終えた後にはヒットを確信したことを明かした。
さらに、映画批評家からは「映像は(どういうわけか)さらに次元が違うレベルにある。この映画が2025年最大のヒットになることに一切の疑いはない。“壮大”という言葉でも、この予告編を十分に表現できない」といった声も寄せられており、視覚面の進化が他の大作と一線を画していることを物語っている。
このように、予告編だけで“2025年最大の話題作”と位置づける声も多く、シリーズ第3弾にしてさらなるスケールアップを遂げた本作への注目度は一層高まっている。
“第1幕に詰め込みすぎた”-キャメロンが語る構成の舞台裏
シリーズ第3弾となる『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』は、前作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』の3時間12分を上回る長尺になる見込みだ。ジェームズ・キャメロン監督は「『ファイヤー・アンド・アッシュ』は『ウェイ・オブ・ウォーター』よりも少し長くなるだろう」と明言している。
その理由について、キャメロンは「要するに、『ウェイ・オブ・ウォーター』の第1幕には、すばらしいアイデアが多すぎた」と振り返る。「映画は超特急のように進んでいて、キャラクターを深く掘り下げる余裕がなかった。だから私はこう言った。“みんな、分けるしかない”と。」
この発言からは、単なる続編というより、前作の物語構造を再構成した上で本作に接続していることがうかがえる。単に映像の規模を拡大するだけでなく、登場人物の内面や葛藤にもより深く迫ろうとする意図が反映されている。
【動画】『アバター:ファイヤー・アンド・アッシュ』予告編
シリーズは第5作まで構想済み-“アバター以外”の新作にも意欲
ジェームズ・キャメロン監督は『アバター』シリーズを全5部作で構想しており、自身がすべての作品を監督する意向を明かしている。すでに多くの映像が撮影済みであり、第4作は2029年12月21日、第5作は2031年12月19日に全米公開される予定だ。
さらにキャメロンは、『アバター』シリーズの合間を縫って、チャールズ・ペレグリーノの著書『Ghosts of Hiroshima』『Last Train From Hiroshima』の映画化にも意欲を見せている。同作では、第二次世界大戦中に広島と長崎の両都市で原爆を生き延びた日本人男性の実話が描かれる予定だ。
この企画が実現すれば、キャメロンにとっては1997年の『タイタニック』以来、実に約30年ぶりとなる『アバター』以外の長編映画となる。超大作シリーズの裏で、人間の歴史や記憶を題材とした作品にも静かに情熱を燃やし続けている。
