『顔 -かお-』解説|どんな映画?あらすじ・キャスト・魅力・レビューまとめ

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韓国映画『顔 -かお-』(2025)を紹介&解説。


映画『顔 -かお-』概要

映画『顔 -かお-』は、ヨン・サンホ監督(『新感染 ファイナル・エクスプレス』)が、自身初のグラフィックノベルを実写映画化したサスペンスミステリー。40年前に失踪した母親の白骨遺体が発見されたことから、息子が彼女の死と“顔”をめぐる証言をたどり、人間の偏見、集団心理、ルッキズムの正体に迫っていく。

主演のパク・ジョンミンが息子と若き日の父親を一人二役で演じ、クォン・ヘヒョシン・ヒョンビンイム・ソンジェハン・ジヒョンらが共演。第50回トロント国際映画祭スペシャル・プレゼンテーション部門でワールドプレミア上映され、韓国の第46回青龍映画賞では作品賞を含む主要10部門にノミネートされた。

作品情報

日本版タイトル 『顔 -かお-』
原題 얼굴
英題 The Ugly
製作年 2025年
本国公開日 2025年9月11日
日本公開日 2026年8月28日
ジャンル サスペンス/ミステリードラマ
製作国 韓国
原作 ヨン・サンホ『顔』(2018年、グラフィックノベル)
上映時間 103分
監督・脚本 ヨン・サンホ
製作 ヘイリー・ヤン・ユミン
製作総指揮 ホン・ジョンイン
撮影 ピョ・サンウ
美術 イ・モクウォン
衣装 キム・ギョンミ
編集 パク・ジュエ
音楽 チェ・ミンジュ
出演 パク・ジョンミン/クォン・ヘヒョ/シン・ヒョンビン/イム・ソンジェ/ハン・ジヒョン
製作 WOW POINT
配給 プラスエム・エンターテインメント(韓国)/ツイン(日本)

あらすじ

生まれつき目が見えないという境遇を乗り越え、韓国随一の篆刻家となったイム・ヨンギュ。息子のドンファンは、“生きる奇跡”と呼ばれる父親を敬い、その仕事を支えていた。

そんなドンファンのもとへ、40年前に消息を絶った母親チョン・ヨンヒの白骨遺体が発見されたとの連絡が入る。遺体は地中深くに埋められており、何者かに殺害された可能性があるという。

ヨンギュを取材していたドキュメンタリー番組プロデューサーのスジンに促され、母親の死を調べ始めたドンファン。しかし、かつてヨンヒを知っていた人々は、彼女について「化け物のように醜い顔だった」と口をそろえる。顔さえ知らない母親は、なぜそれほどまでに貶められたのか。証言をたどるうちに、ドンファンは40年間封印されてきた家族と社会の秘密へ近づいていく。

主な登場人物(キャスト)

イム・ドンファン(パク・ジョンミン):視覚障害のある父親を支えながら篆刻工房を営む息子。白骨遺体となって発見された母親の過去と死の真相を追い始める。

現在のイム・ヨンギュ(現在:クォン・ヘヒョ/回想:パク・ジョンミン):先天的な視覚障害を抱えながらハンコ彫りの技を極め、韓国随一と称されるまでになった職人。息子と静かに暮らしていたが、40年前に失踪した妻ヨンヒの遺体発見をきっかけに、封じてきた過去と向き合うことになる。回想場面に登場する若き日のヨンギュは、息子ドンファンと同じくパク・ジョンミンが一人二役で表現した。

チョン・ヨンヒ(シン・ヒョンビン):清渓川にある衣料工場で働いていたヨンギュの妻。過酷な扱いに耐えながら、不正や理不尽に立ち向かう強さを持っていた。ドンファンを出産した直後に姿を消し、40年後に白骨遺体となって発見される。劇中では顔が伏せられ、声や身体表現を中心に人物像が形づくられていく。

ペク・チュサン(イム・ソンジェ):ヨンヒとヨンギュが働いていた縫製工場の工場長。給料をきちんと支払い、従業員に笑顔で接することから“天使”と呼ばれていたが、その善良そうな顔の裏に暗い秘密を抱えている。

キム・スジン(ハン・ジヒョン):ヨンギュの人生を撮影するドキュメンタリー番組のプロデューサー。ヨンヒの遺体発見をスクープ性の高い題材と捉え、ドンファンとともに関係者への取材を開始する。真実の追究と話題づくりの境界を揺れ動く人物でもある。

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