デヴィッド・バーンの最新ツアーを70mmで収めたコンサート映画が製作される。
元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンによる「Who Is the Sky?」ツアーが、コンサート映画化される。監督はブラディ・コーベット(『ブルータリスト』)。バーンの故郷ボルチモアで行われた公演を、70mmフィルムで撮影した。
故郷ボルチモアでの4公演を70mmで撮影
映画は、2025年のアルバム「Who Is the Sky?」を携えたツアーのうち、メリーランド州ボルチモアのヒッポドローム・シアターで行われた4公演を収録。8パーフォレーションと15パーフォレーションの70mmフィルムで撮影され、現在はポストプロダクションが進められている。
バーンは声明で「ブラディから、僕たちのショーを70mm(70mmだよ!)で撮りたいと言われたとき、送ってくれた何枚かのフレームを見るまでは、それがどれほど大きな違いを生むのか分からなかった」と振り返った。
続けて「彼の言う通りだった。ショーが持つワイドスクリーンの視覚的な広がりを、本当に捉えている。こんなものは今まで見たことがないよ」と、完成前の映像への手応えを語っている。
『ブルータリスト』監督が異例の大型フィルムを選択
監督のコーベットは、長編第3作『ブルータリスト』をVistaVisionで撮影し、70mm上映も実現させた映像作家。今回のコンサート映画でも、大型フィルムが生む画面の情報量とスケールを生かし、バーンの舞台演出とバンドの動きを記録する。
コーベットは声明で「デヴィッド・バーンと彼のチーム全員が、故郷での公演を8パーフォレーションと15パーフォレーションの70mmで記録する仕事を、私たちに託してくれたことに心から感謝しています」とコメントした。
さらに、舞台について「バンドのパフォーマンスは、コミュニティを包み込むように祝福するものであり、特にアメリカで最も過小評価されている歴史都市のひとつ、ボルチモアをたたえるものです」と説明している。
『ストップ・メイキング・センス』から続くコンサート映画
バーンは、トーキング・ヘッズ時代にジョナサン・デミ監督と『ストップ・メイキング・センス』(1984)を製作。ソロ活動でも、舞台「アメリカン・ユートピア」をスパイク・リー監督が映画化した『アメリカン・ユートピア』(2020)など、ライブ表現を映画として再構築してきた。
新作はThe Deep End Filmsとコーベットの製作会社Pre-Codeが製作。アミット・デイ、ジェイソン・ファイン、コーベット、マディ・ブラウニング、バーンがプロデューサーを務める。正式な映画タイトル、配給会社、公開時期は発表されていない。
