『Coyote vs. Acme(原題)』予告編:一度はお蔵入りとなった“ルーニー・テューンズ”映画が今夏ついに劇場へ、ワイリー・コヨーテがアクメ社を訴える

『Coyote vs. Acme(原題)』トレーラー公開-一度はお蔵入りとなった“ルーニー・テューンズ”映画が今夏ついに米劇場へ NEWS
『Coyote vs. Acme(原題)』トレーラーより

実写とアニメーションを融合した映画『Coyote vs. Acme(原題)』の予告編が公開され、長らく行方が注目されてきた話題作の全貌が初めて明らかになった。


ワーナー・ブラザースが一度は公開を見送った映画『Coyote vs. Acme(原題)』のトレーラーが解禁された。米国では8月28日に劇場公開を控えており、完成後にお蔵入りとなった経緯でも注目を集めてきた本作が、ようやく一般公開に向けて動き出した格好である。

本作は、デイヴ・グリーンが監督を務める実写とアニメーションのハイブリッド作品。ロードランナーを追いかけるなかで、アクメ社の製品が何度も不具合を起こしたとして、ワイリー・コヨーテが同社を訴えるというユニークな設定が描かれる。ウィル・フォーテがコヨーテ側の弁護士を演じ、ジョン・シナが対立する弁護士役で出演する。

法廷コメディとして再構築された“ルーニー・テューンズ”の世界

脚本はサミー・バーチが担当。着想のベースには、アクメ社に対する訴訟を想定した1990年の『ニューヨーカー』誌の記事があるという。作品は法廷コメディの形式を取りながら、『ルーニー・テューンズ』の世界観を現代の法廷へ持ち込む構成となっている。

劇中にはバッグス・バニーやダフィー・ダックといったおなじみのキャラクターに加え、シリーズのなかでも比較的知られていないキャラクターたちも登場する。長年親しまれてきたアニメーションのユーモアと、実写の法廷ドラマを掛け合わせた点が、本作の大きな特徴といえそうだ。

完成後に公開中止となった異例作、劇場公開へ再始動

もともと本作はHBO Max向けに開発された作品で、製作費約7,000万ドルを投じて完成していた。しかし2023年、CEOデイヴィッド・ザスラフのもとで進められた配信戦略の大幅な見直しの一環として、ワーナー・ブラザースは公開を見送る決定を下した。

この判断は、『バットガール』や『Scoob! Holiday Haunt』といった完成済み作品の公開中止に続くものであり、すでに仕上がっていた映画が公開されないという異例の事態として、業界内でも大きな話題となった。

その後、2025年にケッチャップ・エンタテインメントが約5,000万ドルで本作を取得。当初の公開予定から約3年越しに、世界規模での劇場公開が実現する見通しとなった。

ウィル・フォーテも作品への誇りを語る

フォーテはこの完成作について誇りを抱いているとし、長く異例の経緯をたどってきた作品だからこそ、今夏の劇場公開を通じてより多くの観客に届いてほしいとの思いを語っている。フォーテは「この映画のことは誇りに思ってるよ」としたうえで、「これだけ長くて変わった経緯を経てきた作品だから、劇場に届いたときにはもっと多くの人に見てもらえればいいよね」と述べた。

完成後に封印されかけた映画が、正式な劇場公開へとたどり着くまでの道のりそのものも、『Coyote vs. Acme(原題)』をめぐる大きな物語のひとつとなっている。

【動画】『Coyote vs. Acme(原題)』予告編

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