映画『ハムネット』(2025)を紹介&解説。
『ハムネット』概要
映画『ハムネット』は、『ノマドランド』でアカデミー賞を受賞したクロエ・ジャオ監督が、16世紀の英国を舞台に愛と喪失を描く歴史ドラマ。疫病で11歳の息子を失った夫妻が、悲嘆と祈りの中で生活を立て直し、その体験が後の「ハムレット」へと静かにつながっていく。出演はジェシー・バックリー、ポール・メスカル、エミリー・ワトソン、ジョー・アルウィン。
作品情報
日本版タイトル:『ハムネット』
原題:Hamnet
製作年:2025年
日本公開日:2026年4月10日
ジャンル:ドラマ/歴史
製作国:イギリス
原作:小説
上映時間:126分
監督:クロエ・ジャオ
製作:リザ・マーシャル/ピッパ・ハリス/ニコラス・ゴンダ/スティーヴン・スピルバーグ/サム・メンデス
脚本:クロエ・ジャオ/マギー・オファーレル
撮影:ウカシュ・ジャル
編集:アフォンソ・ゴンサルヴェス/クロエ・ジャオ
作曲:マックス・リヒター
出演:ジェシー・バックリー/ポール・メスカル/エミリー・ワトソン/ジョー・アルウィン/ジャコビ・ジュプ/ノア・ジュプほか
製作:アンブリン・エンターテインメントほか
配給:ユニバーサル・ピクチャーズ/フォーカス・フィーチャーズ/パルコ(日本配給)
『ハムネット』あらすじ
16世紀の英国ストラトフォード。芝居作家を志すウィリアムと、薬草に通じる妻アグネスは、4人の子どもと暮らしていた。だが町に疫病が広がり、双子のひとり幼いハムネットが突然倒れてしまう。家族は深い喪失を抱えながら、互いの距離と愛を確かめる日々へ踏み出していく。
主な登場人物(キャスト)
アグネス・シェイクスピア(ジェシー・バックリー):16世紀イングランドの村に暮らす、ウィリアム・シェイクスピアの妻。薬草の知識を持ち、子どもたちを慈しみながら家族を支える中心人物。11歳の息子ハムネットの死を通じて深い喪失と悲嘆に直面する母親として描かれる。
ウィリアム・シェイクスピア(ポール・メスカル):16世紀を代表する劇作家ウィリアム・シェイクスピア。ロンドンで劇作家として活動しつつ、家庭では妻アグネスや子どもたちとの絆を育む父親だが、息子ハムネットの死によって深い悲嘆と内省を経験する。この悲劇が後年の名作『ハムレット』誕生の一因となったことを物語が描く。
マリー・シェイクスピア(エミリー・ワトソン):ウィリアムの母親。家庭内での伝統や過去と現在を繋ぐ存在として、家族の歴史や感情の重みを象徴する。
バーソロミュー・ハサウェイ(ジョー・アルウィン):アグネスの親族。シェイクスピア家の私生活に関わる存在として登場。
ハムネット・シェイクスピア(ジャコビ・ジュプ):ウィリアムとアグネスの息子。11歳でペスト(疫病)によって亡くなり、その悲劇が物語全体の悲嘆と創造性の背景となる。
『ハムネット』レビューはこちら
ライター/エディター/映画インスタグラマー。2019年に早稲田大学法学部を卒業。東京都職員として国際業務等を経験後、ライター業に転身。各種SNS(Instagram・X)やYouTubeチャンネル「cula 見て聞く映画マガジン(旧:アルテミシネマ)」においても映画や海外ドラマ、音楽といったカルチャーに関する情報レビューを発信している。

