「スーパーマン」新作映画『Superman(原題)』のトレーラーが初公開となった。
「家に帰ろう」アメリカを象徴するヒーローの傷ついた姿
スーパーマンが新作映画のトレーラーに登場!しかし、その姿はこれまでの彼とは一味違う。血まみれで傷だらけのスーパーマンが、凍りついた荒野に墜落し、まるで肺や肋骨が大きく損傷したかのような苦しげな呼吸を繰り返している。
【ティザー予告編】『Superman(原題)』
そんな絶望的な状況に希望の光をもたらすのは、スーパーマンの相棒、愛犬のクリプトだ。「家に帰ろう」とスーパーマンがクリプトに語りかける場面が、トレーラーの中で大きな印象を残している。
ジェームズ・ガン監督(『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』)は、「家に帰ろう」とのセリフに込めた思いを次のように語った。「冒頭で傷ついたスーパーマンの姿を見せるのは、今のアメリカを象徴しているからです。しかし、人々の中には善意があると信じています。政治的な違いやイデオロギーを超えて、多くの人々が一生懸命に生き、善良であろうと努力しているのです」。
世界が注目するスーパーマンの新作
2025年7月11日に米公開を予定するこの新作映画は、スーパーマン単独の映画としては2013年の『マン・オブ・スティール』以来初となる。DCスタジオの共同トップであるガン監督とピーター・サフランにとって、この作品は新たなDCユニバースを築くための基盤となる重要なプロジェクトだ。
トレーラー公開イベントには、主演のデヴィッド・コレンスウェット(スーパーマン役)、レイチェル・ブロズナハン(ロイス・レイン役)、ニコラス・ホルト(レックス・ルーサー役)らも登壇。それぞれが撮影中のエピソードを披露し、スーパーマンの新たな物語への期待を煽ったという。
コレンスウェットは、「自分がスーパーマンだと感じることは少なかった」と明かしつつ、共演者たちの反応を見てその実感が湧いたそうだ。彼は「いい髪型にしたのを忘れていて、周りの人が『わぁ、すごいね!』って言ってくれたときみたいな感覚だったよ」と笑いを誘った。ブロズナハンはしばらくスーツなしのコレンスウェットと撮影をこなした後にスーツ姿のコレンスウェットを見て、「あなたマジでスーパーマンじゃん!最高だね」と感嘆したエピソードを振り返った。
人間味溢れるレックス・ルーサーや、スーパーマンの相棒犬クリプトに注目
ニコラス・ホルトが演じるレックス・ルーサーも見どころの一つ。ホルトは「彼のやり方に賛同できなくても、彼が何を目指しているのか、どこか理解できる部分はあるはずだよ。彼は自身の価値観が人間全体にとってよりよいものだと信じて押しつけるんだ」と語り、観客にとっても新しい視点を提供するキャラクターになることを示唆している。
これまでも『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズでロケット・ラクーンのような愛すべき動物キャラクターを生み出してきたガン監督が手がけた犬のクリプトは、今作においては従来の剛健でたくましいイメージから一転、比較的“リアル”な犬として描かれている。「クリプトは“最強の相棒”とはいえないけど、本編でもトレーラーで見られる以上に彼の魅力を描いているよ」とガン監督は語る。
映画全体を貫くテーマは「優しさ」
ガン監督は「この映画は優しさについての物語です」とテーマを説明した。傷つきながらも前を向くスーパーマンの姿が、観客にどのようなメッセージを届けるのか、公開が待ち遠しい。
新たなスーパーマンの物語は2024年7月11日に米公開。希望とともに幕を開ける…。


