『パラサイト 半地下の家族』から5年、アカデミー賞史上初の快挙を成し遂げた韓国映画界の巨匠ポン・ジュノ監督が、待望の最新作『ミッキー17』をひっさげて日本上陸。本作の日本公開直前に、町田啓太、とにかく明るい安村、サプライズゲストの山崎貴監督らに迎えられる豪華ジャパンプレミアが開催された。
アカデミー賞受賞後初の最新作で描く「どん底からの逆襲」
第72回カンヌ国際映画祭で韓国映画初のパルム・ドールを受賞し、第92回アカデミー賞では非英語作品史上初となる作品賞を含む最多4部門を受賞した『パラサイト 半地下の家族』のポン・ジュノ監督。予測不能な展開でサスペンスを描き、日本でも大きな話題となった鬼才が、アカデミー賞受賞後初となる最新作『ミッキー17』を引っさげて来日した。
使い捨てワーカーと強欲な権力者たちの闘争を描いた本作は、母国・韓国では公開からわずか4日間で動員100万人、興収10億円を突破。全米でも公開初週に首位スタートを切るなど、世界中で大きな反響を呼んでいる注目作だ。
豪華ゲストがポン・ジュノ監督を歓迎

集まった大勢の観客から「ポン・ジュノ・コール」で迎え入れられたポン・ジュノ監督。監督とチェ プロデューサーを迎えるのは、日本を代表する映画・エンターテインメント界のキーパーソンたちだ。
ポン・ジュノ監督の熱狂的ファンを自称する町田啓太は、数々のドラマや映画で活躍し、繊細かつ力強い演技で定評のある実力派俳優。近年では国内外の作品に精力的に出演し、日本を代表する俳優の一人として確固たる地位を築いている。
「ブリテンズ・ゴット・タレント」で日本人初の決勝進出を果たした“トニー”こととにかく明るい安村は、まさに“ジャパニーズ・ミッキー”。いわば「使い捨てワーカーのごとく」数々の現場で身体を張って奮闘してきた芸人。いまや世界を舞台に活躍する芸人へと飛躍を遂げた安村は、独自のキャラクターと表現力で国境を越えた人気を獲得している。
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そして、花束贈呈のサプライズゲストとして登場した山崎貴監督は、2024年のアカデミー賞においては『ゴジラ-1.0』で第96回アカデミー賞視覚効果賞を受賞したばかり。日本映画界の技術力を世界に示した功績は計り知れず、同じくアカデミー賞という世界最高峰の栄誉を手にしたポン・ジュノ監督との対面は、まさに日韓を代表する映画クリエイターの夢の共演となる。
安村の芸に大盛り上がりのポン・ジュノ監督
安村は「めちゃくちゃ緊張します」と言いながら、世界を沸かせてきた“全裸ポーズ”の芸を2種類披露。「サムギョプサルを食べる時」の全裸ポーズ」では、いつもの「安心してください、履いてますよ!」を韓国語バージョンに変え、ポン・ジュノ監督も笑顔に。
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さらに「ミッキーがコピーされる時の全裸ポーズ」では、ミッキーがプリンターから出てくるシーンを全裸ポーズでオマージュし、『ブリテンズ・ゴット・タレント』でもおなじみ英語バージョンの「Don’t worry, I’m wearing」と叫び、会場は「Pants!」コールで応じた。
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ポン・ジュノ監督は「身を投げ出したユーモア、とても感動しました」と満足。チェ プロデューサーも無言で親指を立て、「圧倒的でした」と笑顔を見せ、最後の集合写真ではみんなで「履いてますよ」ポーズをとる一幕もあった。
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「日常的なささやかなことを見逃さないように」
イベントはトークセッションへ。まずは町田が今作を絶賛しながら「いつも思うのが、命であったりとか、自然愛だったりとか、あとは階級であったりとか、いろんな何か要素を要素入れ込んで作品をいつも手がけられていて…僕はそれにとっても胸を打たれるし、毎回『生きていてもいいんだな』とか『頑張ってやってればいいんだな』って背中を押してもらえる気がする」と感想を伝え、監督が映画づくりで大切にしている価値観について質問。
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ポン・ジュノ監督は「ミッキーがプリンターから出力されるときには安村さんのように何も着ていません」とユーモアを見せながら、「今作にはタイトルの通りミッキー17という主人公が登場するんですけれども、どこか抜けている感じもありますが善良な、そんな主人公です。労働者として非常に極限の状態に置かれ極限の職業に身を置いてますけれどもつらい状況がある中でも最後まで生き残ろうとします。それが私が重要に考えていた価値でもあるんです」と今作に込めたポイントを語った。
安村の「使い捨てワーカーにならないためにはどうしたらいいですか?」との質問に対しては「イギリスに行かれたとき、今よりも遥かに多くの観客の皆さんの前で大歓声を浴びたと思います。既に独自の世界にオリジナリティのある世界を構築されていますので、決して使い捨てバーカーになることはないと思います」と温かい言葉で称賛しながら、「今回のミッキー17には自分自身を愛するということを学ぶ主人公が登場します。そのことは誰にとっても大事なことです。これは忘れてはいけない」と自己愛の大切さを訴えた。
映画のインスピレーション源については、「日常的なささやかなことを見逃さないようにしているんです」と語ったポン・ジュノ監督。「例えば、とんこつラーメンを食べている途中、そのラーメンのスープの球がズボンの上にぱっと落ちてしまうんですね。これは一体どんな意味があるんだろう、なぜ私の身にこんなことが起きたんだろうこれをどうすればいいんだろうというふうに考えを巡らせていくと、いろんなことが思い浮かんでくるんです」と日々のプロセスを明かした。
これからも怪獣映画を作っていきましょう
主演ミッキー役のロバート・パティンソンに話題が及ぶと、ポン・ジュノ監督はパティンソンを「プリントしたくなる顔」と絶賛。チェ プロデューサーも「優れた俳優であると同時にとてもクリエイティブな俳優」「人間的にもとても優しい方なので、私だけでなく現場のスタッフさんたちからもとても人気がありました。物静かなんだけれども、とても優しい」、さらに「仕事に対するその姿勢というのが全身全霊なんです。脚本をする持っていらっしゃると大体カラーマーカーを5種類ぐらい使っているのがわかります。200回くらいは読み込んだのだろうなというのがわかりますし、トレーラーがあっても決してそこにはいかず、ずっと現場にいらっしゃる。努力家で献身的な役者です」とパティンソンの魅力について熱弁していた。
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さらにサプライズで登場した山崎貴監督からポン・ジュノ監督とチェ プロデューサーが花束を受け取ると、山崎監督は過去の怪獣作品『グエムル』も含めたポン・ジュノ監督の作品を絶賛、「学んだ部分もすごくすごくあります」とリスペクト。ポン・ジュノ監督も「『ゴジラ-1.0』もとても楽しく拝見させていただきました」「人間と歴史がしっかりと織りなさが描かれていてとても印象的であり感銘を受けました。これからも怪獣映画を作っていきましょう」と熱い言葉を伝え、互いからの敬意を感じさせていた。
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作品情報
<STORY>
使い捨てワーカーとして働く主人公と、ブラック企業のトップである強欲な権力者たちとの闘争を描いた物語。
タイトル:ミッキー17
原題:Mickey 17
監督・脚本:ポン・ジュノ
出演:ロバート・パティンソン、ナオミ・アッキー、スティーブン・ユァン、トニ・コレット、マーク・ラファロ
日本公開:2025年3月28日(金)
全米公開:2025年
2025年|アメリカ|英語|G
©2025 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.
配給:ワーナー・ブラザース映画
公式サイト:mickey17.jp
#映画ミッキー17
イベント情報
【『ミッキー17』ジャパンプレミア レッドカーペットイベント&舞台挨拶】
日時:3月26日(水)
レッドカーペットイベント 17:00~17:50
舞台挨拶 18:30~19:10
場所:グランドシネマサンシャイン池袋 12Fロビー&シアター12
登壇者:
・ポン・ジュノ監督
・チェ・ドゥホ プロデューサー
・町田啓太
・とにかく明るい安村
・山崎貴(舞台挨拶のみ)
・アンミカ&セオドール・ミラー夫妻(レッドカーペットイベントのみ)
・井上咲楽(レッドカーペットイベントのみ)
