グラミー賞受賞のレディー・ガガ、スーパーボウルで追悼パフォーマンス。新アルバムでポップスへの回帰を表明
レディー・ガガが現地時間2025年2月9日、米ニューオーリンズで開催されたスーパーボウルLIXにて、「Hold My Hand」(ホールド・マイ・ハンド)の感動的なパフォーマンスを披露した。この演奏は、年始にバーボンストリートで発生した事件で命を落とした14人の犠牲者への追悼として行われた。
We are #NOLAStrong. (via @NFLonFOX)
📺: #SBLIX – 6:30pm ET on FOX
📱: Tubi + NFL apphttps://t.co/fxkzaOqCAH— NFL (@NFL) February 9, 2025
グラミー賞での受賞から間もない中での出演となった今回のパフォーマンスでは、フルバンドと聖歌隊を従えたガガがピアノの演奏も担当。ルイジアナ州警察やニューオーリンズ警察官、救急隊員らが見守る中、『トップガン マーヴェリック』のエンディングテーマとして知られる楽曲を披露した。
FOXがバーボンストリートで制作した特別セグメント
放送局FOXは、このセグメントを制作するにあたり、カバレロ・キャスティングを通じて背景エキストラの募集を行った。同社のFacebookには「FOXはバーボンストリートで、大晦日の朝に起きた悲劇的な出来事に敬意を表する特別なセグメントを制作します。この特別な瞬間を作り上げるために、私たちと一緒に参加してくれる人を探しています」との投稿が掲載された。
この呼びかけに応じた市民らと共に、元ニューイングランド・ペイトリオッツのクォーターバックトム・ブレイディとマイケル・ストラハンも放送の導入部に登場。市民と著名人が一体となり、追悼の場を作り上げた。パフォーマンスで披露された「Hold My Hand」は、2022年の大ヒット映画『トップガン マーヴェリック』のエンディングテーマとして使用され、グラミー賞とゴールデングローブ賞にノミネートされた楽曲である。
グラミーでの「California Dreamin’」披露に続く精力的な活動
スーパーボウルLIXでの感動的なパフォーマンスは、ガガにとって立て続けの重要な出演となった。直前に開催されたグラミー賞ではブルーノ・マーズとともに「California Dreamin’」を披露し、さらに新曲「Abracadabra」もリリース。その前には、ロサンゼルスで開催されたファイアエイドに出演し、婚約者のマイケル・ポランスキーと共同制作した「All I Need Is Time」を初披露している。ガガはこの楽曲について「今夜のためだけの」アップビートな曲を目指したと語っており、放送のために特別に書き下ろされたものだという。
14曲収録の7thアルバム『Mayhem』をリリースへ
精力的な活動を続けるガガは、次なる展開として7枚目となるスタジオアルバム『Mayhem』(メイヘム)のリリースを控えている。すでに昨年8月にはブルーノ・マーズとのコラボレーション曲「Die With a Smile」を、12月には「Disease」をリリース。これらふたつのシングルを含む、全14曲収録のニューアルバムとなる。
ガガは先週の報道発表で、『Mayhem』制作の背景について語っている。「このアルバムは、初期のファンが愛してくれたポップミュージックに戻ることへの恐れに向き合うところから始まったの」と制作の動機を明かし、さらに「粉々になった鏡を組み立て直すようなものだね。完璧に元通りにはできなくても、新しい方法で美しく完全なものを作り出すことはできるんだよ」と、アルバムに込めた思いを表現した。
このコメントからは、ダンスポップを中心とした初期のサウンドへの回帰を示唆しつつも、アーティストとしての成長を反映させた新たな挑戦となることが窺える。デビュー以来、実験的な音楽性と圧倒的なパフォーマンスで世界的な成功を収めてきたガガが、自身のルーツと向き合う意欲作として、このアルバムへの期待が高まっている。



