大ヒット映画の続編「ジョーカー2」が低評価 - レディー・ガガが芸術家としての覚悟を語る
昨年10月に公開された『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(通称「ジョーカー2」)について、主演のひとりを務めたレディー・ガガが、作品への厳しい評価に初めて言及した。前作で10億ドル(約1554億円/2024年1月29日時点)を超える興行収入を記録した人気作の続編であるにもかかわらず、本作は2億700万ドル(約322億円)にとどまり、批評家からの評価も31パーセントと振るわなかった。
ELLE誌のインタビューで、ガガは「人々は時として、何かを好まないことがある」と率直に語った。アーティストとして、作品が意図した通りに伝わらなかったとしても前に進み続ける必要性を強調している。
『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』興収の急激な下降に直面
トッド・フィリップス監督が手掛けた本作は、2019年の『ジョーカー』の続編として大きな期待を集めていた。前作ではホアキン・フェニックスが演じるアーサー・フレック/ジョーカーの狂気と社会の歪みを描き、アカデミー賞を含む数々の賞を受賞。世界的な社会現象となり、R指定作品としては異例の大ヒットを記録した。
しかし続編となる本作は、映画評価サイトRotten Tomatoesにおいて批評家からの支持率が31パーセントという厳しい評価に直面している。興行収入においても、前作の5分の1以下となる2億700万ドル(約322億円/2024年1月29日時点)にとどまり、スタジオ側の期待値を大きく下回る結果となっている。
評価を超えて - レディー・ガガの芸術観
火曜日にオンラインで公開されたELLE誌のインタビューで、ガガは作品への反応について慎重に言葉を選びながら心境を語った。「アーティストであるということは、時として人々に好まれないことを受け入れる覚悟が必要なの」と述べ、失敗を恐れることなく創造的な挑戦を続けることの重要性を強調している。
近日リリース予定のニューアルバム『Mayhem』(メイヘム)のプロモーションの中で、ガガはこうした批評への向き合い方について「それも混沌の一部」と表現。芸術家として常に新しい挑戦を続ける姿勢を示している。
批評家たちが認めたガガの演技力
作品全体への評価は厳しいものの、レディー・ガガが演じたハーレイ・クインの演技については、多くの批評家から高い評価を得ている。ハリウッド・レポーター誌の主任映画評論家デヴィッド・ルーニーは「ガガは魅力的で生き生きとした存在感を放ち、親近感と執着の間を行き来している」と称賛。特に、フェニックスとの音楽シーンについて「デュエットもソロも、しばしば陰鬱なこの映画が切実に必要としていた活力を持っている」と評している。
ガガ演じるハーレイ・クインは、これまでのマーゴット・ロビー版とは一線を画す解釈で、アーサー・フレックとの歪んだ愛の物語を独特の魅力で表現した。しかし、こうした演技面での評価の高さも、作品全体の興行成績や批評家からの評価を押し上げるまでには至らなかった。
今後のDC映画への影響
DCユニバースの新体制の中で注目を集めた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』は、興行収入で前作を大きく下回る結果となった。しかし、レディー・ガガは自身の芸術観を貫き、批評家からも演技力を高く評価されている。新作アルバム『Mayhem』の制作に向かう彼女の姿勢からは、評価の浮き沈みに左右されることなく、アーティストとして新たな挑戦を続ける決意が感じられる。



