アカデミー賞候補作品『サブスタンス』でデミ・ムーアが見せた新境地の演技に、元共演者たちが感動の声
かつての人気映画シリーズの共演者たちが、デミ・ムーアの最新作での演技を称えるため、6年ぶりに集結。20年来の絆で結ばれた仲間たちから、心からの賞賛の言葉が贈られた。
『チャーリーズ・エンジェル』の仲間たちが6年ぶりに再会
女優として、そして親密な友人として知られるキャメロン・ディアス、ドリュー・バリモア、ルーシー・リューの3人が、デミ・ムーアと共にヴァニティ・フェア誌のビデオインタビューに登場した。この対面は、2019年1月にリューがハリウッド・ウォーク・オブ・フェームに名を刻んで以来、4人全員が揃う初めての機会となった。(英語版動画はこちら)
ムーアは2003年公開の『チャーリーズ・エンジェル フルスロットル』で、元エンジェルの悪役マディソン・リーを演じ、3人と印象的な対決シーンを披露。そんな彼女の最新作『サブスタンス』での演技が、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされたことを祝し、この再会が実現した。
「私たち全員を代表して言うけど…あなたをとても誇りに思っているよ」とリューは語り、「この演技は、あなたがこれまでやってきた全ての作品の中にずっと秘めていたもの。カメラの前で見せる強さの中に、大きな脆さを表現できるの。それがあなたの特別な才能だよ」とムーアの過去から蓄積された魅力を称賛。
リューはさらに、ムーアが演じた印象的なシーンについて言及。「メイクを落とすあのシーン。美や年齢、商業的な価値について、社会が押し付ける理不尽なプレッシャーがもたらす心理的な影響を見事に表現していたよね。不安を感じながらも自分を受け入れようとする。でも周囲はそれを許さない。その生々しい感情の機微を、あなたは完璧に捉えていた」
賞レースを席巻する『サブスタンス』の衝撃
『サブスタンス』でムーアが演じたのは、エリザベス・スパークルという元人気女優で、テレビのフィットネス番組でアイコン的存在だった人物だ。彼女は自身の影響力が失われていくことに危機感を覚え、実験段階の血清を自ら注射するという決断を下す。この強烈な役柄でムーアは、すでにゴールデングローブ賞を獲得。さらにクリティクス・チョイス賞、BAFTA賞、米国俳優組合賞にノミネートされ、アカデミー賞主演女優賞の最有力候補として注目を集めている。


ハリウッドの因習に挑戦する意欲作
「私たち女性は皆、客体化されるように条件付けられてる。それは普遍的にいえること」とディアスは分析。「映画スターであろうとなかろうと、全ての女性に当てはまる現実だよね。私たち女優の場合は、スクリーンに映し出され、文字通り客体化されるのでより極端かもしれない。人形にまでされる。それは私たちの中に深く根付いていて、私たちはその客体化に従い、その要求に応えようとしてきた」
ディアスはさらに続ける。「この演技を見ていると、もう誰の許可も必要ないことがわかるよ。映画業界には長年、暗黙の掟のようなものがあり、みんながそれに従ってきた。でもこの作品は、その因習を粉々に打ち砕き、『私たちはこれを書き直す』と宣言した。それも、考えられる限り最も大胆で衝撃的な方法でね」と、『サブスタンス』の衝撃を説明した。
コラリー・ファルジャが脚本・監督を手がけた本作は、すでにカンヌ映画祭で脚本賞を受賞。現在は作品賞と監督賞を含む5部門でアカデミー賞にノミネートされており、3月に行われる授賞式での結果が注目されている。
『サブスタンス』は5月16日(金)日本公開。


作品情報
タイトル:『サブスタンス』
原題:The Substance
監督・脚本:コラリー・ファルジャ『REVENGE リベンジ』
出演:デミ・ムーア、マーガレット・クアリー、デニス・クエイド
日本公開:2025年5月16日(金)
アメリカ|142分|R-15
© The Match Factory
配給:ギャガ


