『スーパーガール』主演のミリー・オールコックが、女性俳優へのバッシングについて語った。
ミリー・オールコックが、『スーパーガール』主演として注目を集めるなか、女性俳優が直面するネット上の批判やバッシングについて率直な考えを語った。
HBOドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で若きレイニラ・ターガリエンを演じ、一躍注目を集めたオールコックは、熱狂的なファンダムと向き合ってきた経験がある。そうした経験は、女性として大型フランチャイズ作品に出演する際に避けられない批判への備えにもなっているようだ。
ミリー・オールコックが『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』で味わった批判
最近『Vanity Fair』誌のインタビューに応じたオールコックは、『ゲーム・オブ・スローンズ』前日譚シリーズに出演したことで、女性であるだけで批判の対象になり得ると感じたと振り返った。
オールコックは、「あのシリーズへの出演を通じて、単に女性としてそのような場に存在するだけで批判の対象になると実感したよ」とコメント。「女性の身体に対して、みんな奇妙な所有権を持つことに慣れすぎてる」とも語り、女性俳優に向けられる過剰な視線や批判への違和感をにじませた。
そのうえで、「彼らを止めることはできない。私にできるのは自分らしくいることだけ」と語っている。
SNS上の議論から距離を置く理由
オールコックは過去にも、出演作をめぐるネット上の議論とは意識的に距離を置いていると明かしていた。
2022年に『Nylon』誌のインタビューに応じた際、オールコックは、出演作に関するSNS上の反応や議論をあまり見ないようにしている理由について、「関わっても自分のためにならないから」と説明している。
さらに、「すごく不安になるだけだよ」と率直な思いを吐露。「自分の顔を何度も目にするのは本当にしんどい」と語り、俳優として注目を集め続けることの精神的負担にも触れた。
また、「誰もそんなことする必要ないよね。クソみたいな経験だよ」とも述べており、SNSやネット上で絶えず自分自身に関する声を目にし続けることへの苦しさをのぞかせている。
最後には、「世のインフルエンサーたちはどう過ごしてるんだよう。頭がおかしくなりそう。本当に生きづらい世界だよね」と語り、現代のSNS環境に対する率直な戸惑いも見せた。
スーパーヒーロー映画批判にも理解を示す
同じインタビューでは、マーティン・スコセッシとリドリー・スコットによるスーパーヒーロー映画批判についても話題が及んだ。
スコセッシは過去にスーパーヒーロー映画について、「シネマではない」と発言し、「テーマパーク」に例えたことで知られている。一方、スコットもスーパーヒーロー映画について「クソつまらない」と語っていた。
これについてオールコックは、「わかる気がするよ」とコメント。「あのふたりは長年、すばらしい映画を作り続けてきたわけだし」と述べ、両監督の考えに一定の理解を示した。
そのうえで、「すべての映画がすべての人のためにあるわけじゃないよね」と語り、「アートの良さって、自分で選べるところにあると思う」と持論を述べている。
ミリー・オールコック主演の『スーパーガール』は6月26日に日米同時公開される。彼女が演じるカーラ・ゾー=エルことスーパーガールが、思いもよらぬ敵に立ち向かいながら、意外な同伴者とともに復讐と正義を求める星間の旅に出る物語となる。
