Netflix映画『ザ・ラストハウス』(2026)を紹介&解説。
映画『ザ・ラストハウス』概要
Netflix映画『ザ・ラストハウス』は、ルイ・レテリエ監督(『グランド・イリュージョン』『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』)が手がけるSFホラー/サスペンス。突如として自宅から一歩も出られなくなった4人家族が、減り続ける食料や正体不明の脅威に立ち向かいながら、生き残る方法を模索していく。主演は『パスト ライブス/再会』のグレタ・リーと『シークレット・エージェント』のワグネル・モウラ。閉ざされた家という限定空間を舞台に、極限状態で試される家族の絆を描き出す。
作品情報
| 日本版タイトル | 『ザ・ラストハウス』 |
|---|---|
| 原題 | The Last House |
| 旧題 | 11817 |
| 製作年 | 2026年 |
| 世界配信日 | 2026年8月7日(Netflix) |
| ジャンル | SF/ホラー/サスペンス |
| 製作国 | アメリカ/イギリス/フランス |
| 原作 | 無 |
| 上映時間 | 112分 |
| 監督 | ルイ・レテリエ |
|---|---|
| 脚本 | マシュー・ロビンソン |
| 製作 | ルイ・レテリエ/ピーター・チャーニン/ジェンノ・トッピング/コリ・アデルソン/オリー・オブスト |
| 製作総指揮 | トーマス・ベンスキー/セシル・ガジェ/ラース・シルヴェスト/トルステン・シューマッハ/ダミアン・アンダーソン |
| 撮影 | ポール・ウルヴィク・ロクセス |
| 編集 | アダム・ガフ |
| 作曲 | ヤイール・エラザール・グロットマン |
| 出演 | グレタ・リー/ワグネル・モウラ/ライリー・チョン/ノア・アレクサンダー・ソスノフスキ/エマ・ホー/ガブリエル・バルボサ |
| 製作 | チャーニン・エンターテインメント/3アーツ・エンターテインメントほか |
| 配信 | Netflix |
あらすじ
アンとジェイソンは、娘のルース、息子のグレアムとともに暮らす4人家族。ところがある日、家の扉や窓が突然開かなくなり、一家は外へ出られなくなってしまう。時間だけが過ぎ、食料などの生活必需品も減っていく中、家族は知恵を絞って生き延びようとする。同時に、自分たちを閉じ込めている正体不明の脅威にも向き合うことになる。
主な登場人物(キャスト)
アン(グレタ・リー):ジェイソンの妻で、ルースとグレアムの母親。家族を支える強い存在であり、極限状態に追い込まれても子どもたちを守ろうとする。出口のない家で長期間にわたるサバイバルを強いられる中、その精神も大きな試練にさらされていく。
ジェイソン(ワグネル・モウラ):アンの夫で、ルースとグレアムの父親。突然家から出られなくなった異常事態の中、妻と子どもたちを守るため冷静さを保とうとする。一家の生活を維持すると同時に、自分たちを閉じ込めているものの正体を探っていく。
ルース(幼少期:ライリー・チョン/成長後:エマ・ホー):アンとジェイソンの娘。家から出られないまま成長していく。
グレアム(幼少期:ノア・アレクサンダー・ソスノフスキ/成長後:ガブリエル・バルボサ):アンとジェイソンの息子。ルースと同じく、家から出られないまま成長していく。
作品の魅力解説(配信前時点)
本作でまず目を引くのが、最も安全であるはずの「自宅」を逃げ場のない脅威へと反転させた設定だ。扉も窓も開かず、物資だけが減っていくというシンプルな状況から、肉体的なサバイバルと家族の心理的な追い詰められ方を同時に描く。監督のルイ・ルテリエは、この家を「安全な避難場所」から敵対的な環境へ変化させることで、安全という概念そのものを問い直している。
さらに、閉じ込められる期間が数日程度では終わらない点も特徴。1日、3日、1週間から、やがて年月が経過し、子どもたちは成長していく。撮影では家そのものの経年劣化を表現できるセットが作られ、家電や子どものスクーターを含め、生活空間全体が時間とともに変化するよう設計された。前半部分は35mmフィルムで撮影され、可能な限り実物を用いた特殊効果も採用されている。
そして本作は、正体不明の存在から逃れるSFホラーにとどまらず、極限状態における家族映画としての側面も強い。制作陣は実際のサバイバル専門家メーガン・ハインの協力を得て、限られた物資で一家が生き延びる方法に現実味を持たせた。ルテリエと脚本家マシュー・ロビンソンはロックダウン時の経験も着想に取り入れており、消費社会や物質的な豊かさ、家族とともに精神的危機を乗り越えることまで射程に収めた作品となっている。
