『キャプテン・アメリカ』新作主演のアンソニー・マッキー、猛反発を受けた発言について釈明
『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』で主演を務めるアンソニー・マッキーが、自身の発言をめぐる騒動について説明を行った。物議を醸したのは、ローマでのプロモーションイベントで語った「キャプテン・アメリカはさまざまなものを象徴しているけど、その中に“アメリカ”という言葉がそのひとつとして含まれるべきではないと思う」というコメントである。
この発言が月曜日と火曜日にかけてオンラインで拡散され話題となったことを受け、マッキーはInstagramのストーリーズを通じて「僕は誇り高いアメリカ人で、キャプテン・アメリカのような英雄の盾を受け継ぐことは、生涯最高の栄誉だ」と釈明。現役および退役軍人への敬意を示すとともに、キャプテン・アメリカが持つ普遍的な価値観について言及した。
物議を呼んだキャプテン・アメリカ発言の真相
問題となった発言は、『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』のプロモーションイベントでのものだった。マッキーは、キャプテン・アメリカという存在の本質について「約束を守り、名誉と品位と誠実さを備えた人物のことなんだ。信頼でき、頼りになる存在のことだ」と語っていた。しかし、その直前の「“アメリカ”という言葉は含まれるべきではない」という発言部分がイベント参加者によって撮影され、ソーシャルメディア上で拡散されたことで、猛反発が生まれていた。
“Captain America” in 2025: “To me, Captain America represents a lot of things.. and America isn’t one of them.”😳😳🤦🏼♂️🤦🏼♂️ pic.twitter.com/xGwiAsO5Ck
— Graham Allen (@GrahamAllen_1) January 28, 2025
The Hollywood Reporterの取材によると、イタリアのマーベル公式SNSアカウントは、マッキーのインタビュー映像を投稿する際、問題となった部分を削除した状態で公開していたという。編集後の映像では「僕にとってキャプテン・アメリカはさまざまなものを象徴している。信頼でき、頼りになる存在さ」という部分のみが残されていた。なお、マッキーがこの発言をした際の質問内容については明らかにされていない。
黒人キャプテン・アメリカが担う新たな意味
『ブレイブ・ニュー・ワールド』は、2019年の『アベンジャーズ/エンドゲーム』でクリス・エヴァンスからサム・ウィルソンへとキャプテン・アメリカの盾が受け継がれて以来、初めての単独作品となる。その間、2021年に配信されたディズニープラスのオリジナルドラマ「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」では、黒人男性がアメリカを象徴するヒーローとなることの意味や課題が深く描かれ、大きな反響を呼んだ。
この文脈について、マッキーは別のインタビューで興味深い見解を示している。「黒人の子どもたちが黒人のキャプテン・アメリカを見ることは、白人の子どもたちが黒人のキャプテン・アメリカを見ることと同じように重要だと感じているんだ。僕が育った時、お気に入りのヒーローは緑色だった。つまり人種とかそういうことじゃなくて、“正しいことをしようとする善良な人物であること”が大切だったんだ」と、キャラクターが持つ普遍的な価値観の重要性を強調している。
作品への深い愛着と責任感を示す釈明

@anthonymackie / Instagram
火曜日にInstagramストーリーズを通じて投稿された釈明文では、キャプテン・アメリカという役割に対するマッキーの真摯な姿勢が示された。「はっきりさせておきたいんだけど、僕は誇り高いアメリカ人で、キャプテン・アメリカのような英雄の盾を受け継ぐことは、生涯最高の栄誉だよ」という言葉からは、作品や役柄への強い思い入れが伝わってくる。さらに「現役で、また過去に我が国に仕えた人々に最大限の敬意を払っているよ」と付け加えることで、軍人に対する敬意も明確に表明した。
新作『ブレイブ・ニュー・ワールド』への期待
2025年2月14日の公開を控える『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』は、マッキー演じるサム・ウィルソンが主人公として描かれる初めての劇場版作品となる。本作について、マッキーは「夢が叶うんだ」と語り、その喜びを隠さない。これまでのMCU作品で描かれてきたキャプテン・アメリカの物語を継承しながらも、新たな視点や解釈を加えることで、より普遍的なヒーロー像を提示することが期待される。
マッキーは釈明の最後に「キャプテン・アメリカは、世界中の人々が共感できる普遍的な特徴を持っているんだ」と述べており、この言葉は本作が目指す方向性を示唆しているとも考えられる。誠実さや正義、そして信頼という普遍的な価値観を持つヒーローとして、国籍や人種を超えた共感を呼ぶキャラクターを演じる決意が感じられる内容となっている。
今回の発言をめぐる騒動は、キャプテン・アメリカというキャラクターが持つ多面的な意味を改めて浮き彫りにした。アメリカという国家のシンボルとしての側面と、普遍的な正義や誠実さを体現するヒーローとしての側面、そしてダイバーシティの象徴としての新たな意味合い。これらの要素を包含しながら、マッキー演じる新生キャプテン・アメリカがどのような物語を紡ぎ出すのか、『キャプテン・アメリカ/ブレイブ・ニュー・ワールド』の公開が待たれる。




