映画『スーパーガール』(2026)を紹介&解説。
映画『スーパーガール』概要
映画『スーパーガール』は、クレイグ・ギレスピー監督(『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』『クルエラ』)が手がける、DCコミックス原作のスーパーヒーロー映画。故郷の喪失と深い傷を抱えるヒロインが、思いがけない相棒と手を組み、復讐と正義をめぐる宇宙規模の旅に出る。
主演はミリー・オールコック。共演にジェイソン・モモア、マティアス・スーナールツ、イヴ・リドリー、デヴィッド・コレンスウェットら。
作品情報
| 日本版タイトル | 『スーパーガール』 |
|---|---|
| 原題 | Supergirl |
| 製作年 | 2026年 |
| 本国公開日 | 2026年6月26日(北米) |
| 日本公開日 | 2026年6月26日 |
| ジャンル | スーパーヒーロー/SF/アクション/ファンタジー |
| 製作国 | アメリカ |
| 原作 | DCコミックス『スーパーガール:ウーマン・オブ・トゥモロー』 |
| 上映時間 | 109分 |
| 監督 | クレイグ・ギレスピー |
|---|---|
| 脚本 | アナ・ノゲイラ |
| 製作 | ピーター・サフラン/ジェームズ・ガン |
| 製作総指揮 | ナイジェル・ゴステロウ/シャンタル・ノン・ヴォ/ラース・P・ウィンター |
| 撮影 | ロブ・ハーディ |
| 編集 | タチアナ・S・リーゲル/フレッド・ラスキン |
| 作曲 | クラウディア・サーン |
| 出演 | ミリー・オールコック/マティアス・スーナールツ/イヴ・リドリー/デヴィッド・クラムホルツ/エミリー・ビーチャム/デヴィッド・コレンスウェット/ジェイソン・モモア |
| 製作 | DCスタジオ/トロール・コート・エンターテインメント/ザ・サフラン・カンパニー |
| 配給 | ワーナー・ブラザース・ピクチャーズ(全米)/東和ピクチャーズ、東宝(日本) |
あらすじ
故郷クリプトン星の崩壊によってすべてを失い、孤独を抱えながら生きてきたカーラ・ゾー=エル/スーパーガール。彼女にとって、愛犬クリプトは唯一の心の拠り所だった。だが、突如現れた宿敵“イエロー・ヒルズのクレム”によってクリプトが毒に侵され、カーラの平穏は一瞬で崩れ去る。
残された時間はわずか3日。カーラは、家族の仇を討つため復讐の旅に出ていた少女ルーシー・メアリー・ノールと行動をともにし、解毒剤を求めて宇宙へ飛び出す。そこに宇宙最凶の賞金稼ぎロボも絡み、旅は銀河を巻き込む壮大な戦いへと発展していく。
主な登場人物(キャスト)
スーパーガール/カーラ・ゾー=エル(ミリー・オールコック):スーパーマンのいとこで、クリプトン星の崩壊によって故郷と家族を失ったヒーロー。地球で育ったスーパーマンとは異なり、喪失の記憶を抱えたまま生きてきたため、反骨心と孤独を併せ持つ。愛犬クリプトを救うため、宇宙をまたぐ危険な旅へ出る。
クリプト:カーラの愛犬であり、彼女にとって家族同然の存在。『スーパーマン』にも登場したスーパードッグで、本作ではクリプトがピンチに陥ることがカーラの冒険の契機となる。
ルーシー・メアリー・ノール(イヴ・リドリー):家族を奪われ、復讐を誓って旅を続ける異星人の少女。カーラと出会い、クリプトを救う旅の重要な同行者となる。
イエロー・ヒルズのクレム(マティアス・スーナールツ):ルーシーの家族を手にかけた残忍な敵。クリプトを毒に侵すことでカーラを宇宙規模の戦いへ引きずり込む、本作の中心的な敵役である。
ロボ(ジェイソン・モモア):宇宙最凶とも言われる賞金稼ぎ。荒々しく型破りなキャラクターで、カーラたちの旅に大きな混乱と迫力をもたらす。ジェイソン・モモアがDCユニバースで新たに演じる注目キャラクター。
ゾー=エル(デヴィッド・クラムホルツ):カーラの父。
アルーラ・イン=ゼー(エミリー・ビーチャム):カーラの母。
スーパーマン/カル=エル/クラーク・ケント(デヴィッド・コレンスウェット):カーラのいとこであり、地球のヒーローとして知られる存在。地球に戻らないカーラを気遣っており、カーラの孤独やスーパーマンとの対比が際立っている。
イライアス・ノール(フェルディナンド・キングズリー):ルーシーの父。彼ら家族の死がルーシーの復讐の動機となり、物語の発端を形作る人物である。
作品の魅力解説
本作の大きな魅力は、“完璧なヒーロー”ではないスーパーガール像にある。カーラは明るく正義感に満ちた王道ヒーローというより、喪失や孤独を背負い、怒りや迷いを抱えながら戦うキャラクターとして描かれる。地球で愛情を受けて育ったスーパーマンとの違いが、彼女の個性を際立たせている。
また、物語は地球中心のヒーロー映画ではなく、銀河を舞台にした宇宙冒険として展開する。愛犬クリプトを救うタイムリミット、ルーシーの復讐、クレムとの対決、ロボの参戦が重なり、アクションとエモーショナルなドラマが同時に進んでいく構成が見どころだ。
監督のクレイグ・ギレスピーは、『アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル』や『クルエラ』で、社会の枠からはみ出す女性主人公をエネルギッシュに描いてきたフィルムメーカー。本作でも、反骨心を持つカーラの“パンク”な魅力と、傷ついた心の奥にある優しさを映し出す。
さらに、ジェイソン・モモアが演じるロボの参戦も注目ポイント。『アクアマン』とはまったく異なる荒々しい賞金稼ぎとして、DCユニバースに新たなクセの強いキャラクターを持ち込む。新生DCUの今後を占う作品としても、単独の宇宙アドベンチャーとしても見逃せない一作だ。
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