ロサンゼルスの山火事が大規模化する中、エンタメ業界の注目イベントであるアカデミー賞の開催可否を巡り議論が過熱している。
スティーヴン・キング、山火事中の授賞式開催を批判
ホラー小説の巨匠スティーヴン・キング(「シャイニング」「IT」)が、2025年3月2日に予定されている第97回アカデミー賞授賞式の中止を呼びかけ、ハリウッドに波紋を広げている。キングは最近Xを離れ、新たに参加したSNSプラットフォームBlueksyで「今年はアカデミー賞の投票をしない。私見だが、中止すべきだ。ロサンゼルスが燃えている中で華やかな催しをするべきではない」と投稿した。
Not voting in the Oscars this year. IMHO they should cancel them. No glitz with Los Angeles on fire.
— Stephen King (@stephenking.bsky.social) 2025年1月16日 0:44
さらに金曜日には「アカデミー賞について君たちが語っていることは聞いているよ。賞は生命の祝福であり、ショーは続けなければならない、なんたらかんたら…ってね。意見はある程度理解できるが、それでもローマが燃えている中でネロが弦を弾いているようなものだ。LAが燃えている中でファンシーに着飾るっていうのはね」と持論を展開した。
I hear what you guys are saying about the Oscars, and how they’re a celebration of life, and the show must go on, blah-blah-blah, so-on-and-so-forth. It all makes a degree of sense, but to me it still feels like Nero fiddling while Rome burns. Or in this case, wearing fancy clothes while LA burns.
— Stephen King (@stephenking.bsky.social) 2025年1月17日 22:17
アカデミー賞運営側は開催を推進
一方で、ハリウッド・リポーター誌の報道によると、アカデミー賞運営側に中止の意向はないという。授賞式は毎年約2000万人の視聴者を集める一大イベントだ。運営側は「番組収益を被災者や消防士たちへの支援に充てるべき」という「HACKS/ハックス」で知られる女優ジーン・スマートの提案も含め、様々な意見を検討している。
アカデミー首脳陣の見解としては「番組は予定通り実施し、被災者支援のための募金活動や救援活動を称える場としても活用したい」としている。


エンタメ業界も反応「今度は山火事で仕事を失うことになる」
キングの提言に対し、エンターテインメント業界からは反対の声も上がっている。「コロナ禍とストライキで何年も収入が途絶えていた業界関係者たちが、今度は山火事で仕事を失うことになる」「アメリカは今、日々の苦しみから心を癒してくれる娯楽を必要としている。それがショービジネスというものだ」といった意見が寄せられている。



