認知症の一種である前頭側頭型認知症(FTD)と診断されたブルース・ウィリスが、ロサンゼルスの山火事と戦う救助隊員に感謝を示すため、2022年以来初めて公の場に姿を見せた。
妻のエマ・ヘミング・ウィリスが、夫の姿を収めた白黒映像をInstagramに投稿。映像にはレッド・ツェッペリンの楽曲「Going to California」が重ねられ、ウィリスがロサンゼルス警察の警察官と握手を交わし、写真撮影に応じる様子が収められている。
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妻が投稿した映像に映る感謝の握手
エマは投稿で「救助隊員を見かけると、ブルースは必ず心のこもった握手と『ご苦労様です』という言葉で感謝の気持ちを伝えてきました。昨日も同じでした」とコメントしている。
この姿は、2022年に失語症の一種である失語障害と診断され、俳優業からの引退を表明して以来、初めて公になったものである。2023年には、よりはっきりとした診断としてFTDであることが家族から公表されていた。
ブルース・ウィリスの病名「前頭側頭型認知症(FTD)」とは
アルツハイマー協会によると、FTDは「脳の前頭葉と側頭葉を徐々に損傷させる障害群」によって引き起こされる。この損傷により、思考や行動に変化が生じ、異常な行動、感情の問題、コミュニケーションの困難、仕事の課題、歩行の困難などの症状が現れる可能性があるという。現在のところ、完治する治療法は存在しない。
家族が語る病気の現状と研究の必要性
診断時、ウィリス家は声明を発表。「これは辛いことですが、ようやく明確な診断が得られたことは救いです。FTDは残酷な病気で、多くの人が聞いたことのない病気かもしれませんが、誰にでも起こり得ます。現在のところ治療法はありませんが、今後数年でこの状況が変わることを願っています。ブルースの症状が進行する中で、メディアの注目がこの病気の認知度向上と研究の必要性に向けられることを願っています」と述べている。
現在、介護者として夫を支えているエマは、2023年放送のNBC「Today」で「彼が自身の診断をどこまで理解しているのか判断するのは難しい」と率直に語っている。




