日本ホラー(Jホラー)|作品一覧・基本情報・ニュース記事【映画・ドラマシリーズ】

日本ホラー(Jホラー)は、日本で製作されたホラー映画・TVシリーズの総称。怪談、怨霊、呪い、妖怪、都市伝説、心霊現象、猟奇事件、身体変容などを通して、日常のすぐそばに潜む恐怖を描くジャンルである。

日本のホラー表現は、古典文学、歌舞伎、落語などで語り継がれてきた怪談や幽霊譚を土台に、時代ごとの社会不安やメディア環境を取り込みながら発展してきた。特に1990年代後半から2000年代にかけて、『リング』『呪怨』『回路』などが国内外で注目を集め、静かな演出、不穏な間、逃れられない呪い、長い黒髪の幽霊といったイメージとともに「Jホラー」の呼称が世界へ広がった。

日本ホラー(Jホラー) 基本情報

代表作:『東海道四谷怪談』、『鬼婆』、『リング』、『CURE』、『呪怨』、『回路』
・広い意味での日本ホラーは、古典怪談を映画化した作品から、現代を舞台にした心霊映画、サイコホラー、モキュメンタリー、スプラッター、ゾンビ映画までを含む。
・日本の怪談では、理不尽な死を遂げた者の怨念、土地や家に残る記憶、破られた約束、因果応報などが繰り返し描かれてきた。恐怖の対象を倒して解決するのではなく、過去の出来事や呪いが現在へ侵入し続ける物語も多い。
・1950〜60年代には、『東海道四谷怪談』『地獄』『鬼婆』『怪談』『藪の中の黒猫』などが、伝統的な幽霊譚や民間伝承を、色彩、音響、陰影、様式的な美術によって映画ならではの恐怖へ変換した。
・1990年代には、『女優霊』『CURE』『リング』などが、露骨な残酷描写や大きな音だけに頼らず、静かな画面、空白、不鮮明な映像、反復される動作によって不安を持続させる表現を確立した。
・『リング』以降は、ビデオテープ、テレビ、電話、インターネットなど、情報を伝える身近な機器が呪いの媒介となった。古い怨霊譚と現代のテクノロジーを接続した点も、Jホラーを特徴づける要素となっている。
・2000年代には、『呪怨』『仄暗い水の底から』『回路』『着信アリ』などが海外でも支持され、英語圏でのリメイクも相次いだ。Jホラーは日本映画の一潮流にとどまらず、世界のホラー表現へ影響を与えた。
・近年は、フェイクドキュメンタリー、ネット怪談、事故物件、村落の因習、SNSで拡散する噂などへ題材が広がっている。恐怖と笑いを組み合わせた作品や、家族、孤立、差別、共同体の抑圧を描く作品も増えている。

主な日本ホラー映画

  • 『雨月物語』(1953)
  • 『怪談累が淵』(1957)
  • 『亡霊怪猫屋敷』(1958)
  • 東海道四谷怪談』(1959)
  • 『地獄』(1960)
  • マタンゴ』(1963)
  • 『鬼婆』(1964)
  • 『怪談』(1964)
  • 『藪の中の黒猫』(1968)
  • 『怪談 蛇女』(1968)
  • 『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』(1969)
  • 『幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形』(1970)
  • 『呪いの館 血を吸う眼』(1971)
  • 『血を吸う薔薇』(1974)
  • 『HOUSE ハウス』(1977)
  • 『愛の亡霊』(1978)
  • 震える舌』(1980)
  • 『魔界転生』(1981)
  • 『帝都物語』(1988)
  • 『死霊の罠』(1988)
  • 『邪願霊』(1988)
  • 鉄男』(1989)
  • 『スウィートホーム』(1989)
  • 『ヒルコ/妖怪ハンター』(1991)
  • 『鉄男II BODY HAMMER』(1992)
  • 『学校の怪談』(1995)
  • 女優霊』(1996)
  • 『学校の怪談2』(1996)
  • 『CURE』(1997)
  • 『学校の怪談3』(1997)
  • 『リング』(1998)
  • 『らせん』(1998)
  • 降霊 KOUREI』(1999)
  • 『リング2』(1999)
  • 『富江』(1999)
  • 『オーディション』(1999)
  • 『学校の怪談4』(1999)
  • 『呪怨』(2000)
  • 『呪怨2』(2000)
  • 『うずまき』(2000)
  • 『回路』(2001)
  • 『仄暗い水の底から』(2002)
  • 『自殺サークル』(2002)
  • 『呪怨』(2003)
  • 『呪怨2』(2003)
  • 着信アリ』(2004)
  • 『感染』(2004)
  • 『予言』(2004)
  • ノロイ』(2005)
  • サイレン FORBIDDEN SIREN』(2006)
  • 『輪廻』(2006)
  • 『エクステ』(2007)
  • 『叫』(2007)
  • 『怪談』(2007)
  • 『東京残酷警察』(2008)
  • 『オカルト』(2009)
  • 『パラノーマル・アクティビティ 第2章/TOKYO NIGHT』(2010)
  • 『貞子3D』(2012)
  • カルト』(2013)
  • 『ある優しき殺人者の記録』(2014)
  • 『喰女-クイメ-』(2014)
  • 『残穢【ざんえ】-住んではいけない部屋-』(2016)
  • 『クリーピー 偽りの隣人』(2016)
  • 『貞子vs伽椰子』(2016)
  • 『血を吸う粘土』(2017)
  • ミスミソウ』(2018)
  • 『カメラを止めるな!』(2018)
  • 『来る』(2018)
  • 『貞子』(2019)
  • 犬鳴村』(2020)
  • 『事故物件 恐い間取り』(2020)
  • 『真・鮫島事件』(2020)
  • 樹海村』(2021)
  • 牛首村』(2022)
  • きさらぎ駅』(2022)
  • 『カラダ探し』(2022)
  • 『“それ”がいる森』(2022)
  • 『貞子DX』(2022)
  • 『忌怪島/きかいじま』(2023)
  • 『ミンナのウタ』(2023)
  • 『禁じられた遊び』(2023)
  • 『変な家』(2024)
  • 『Chime』(2024)
  • あのコはだぁれ?』(2024)
  • サユリ』(2024)
  • 『ミッシング・チャイルド・ビデオテープ』(2025)
  • 見える子ちゃん』(2025)
  • 『ドールハウス』(2025)
  • 近畿地方のある場所について』(2025)
  • 『カラダ探し THE LAST NIGHT』(2025)
  • チルド』(2026)
  • 『禍禍女』(2026)

主な日本ホラーシリーズ

  • 『怪奇大作戦』(1968〜1969)
  • 『日本怪談劇場』(1970)
  • 『恐怖劇場アンバランス』(1973)
  • 『日本名作怪談劇場』(1979)
  • 『世にも奇妙な物語』(1990〜)
  • 『木曜の怪談』(1995〜1997)
  • 『エコエコアザラク』(1997)
  • 『リング〜最終章〜』(1999)
  • 『らせん』(1999)
  • 『コワイ童話』(1999)
  • 『学校の怪談』(2000〜2001)
  • 『怪談百物語』(2002)
  • 『怪談新耳袋』(2003〜)
  • 『怪奇大家族』(2004)
  • 『ほんとにあった怖い話』(1999〜)
  • 『日本のこわい夜』(2004)
  • 『トリハダ〜夜ふかしのあなたにゾクッとする話を』(2007〜2009)
  • 『クロユリ団地〜序章〜』(2013)
  • 『悪霊病棟』(2013)
  • 『闇芝居』(2013〜)
  • 『劇場霊からの招待状』(2015)
  • 『デッドストック〜未知への挑戦〜』(2017)
  • 『呪怨:呪いの家』(2020)
  • 『恐怖新聞』(2020)
  • 『東京怪奇酒』(2021)
  • 『何かおかしい』(2022〜2023)
  • 『オカルトの森へようこそ』(2022)
  • 『この動画は再生できません』(2022〜2025)
  • 『ガンニバル』(2022〜2025)
  • 『イシナガキクエを探しています』(2024)
  • 『飯沼一家に謝罪します』(2024)
  • 『光が死んだ夏』(2025)
  • 『魔法少女山田』(2025)

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