ニコラス・ケイジ主演「スパイダー・ノワール」シーズン1で打ち切りが正式決定|エミー賞11部門候補、26億分視聴でも続編なし

『スパイダー・ノワール』より - Aaron Epstein NEWS
『スパイダー・ノワール』より - Aaron Epstein

ニコラス・ケイジ主演「スパイダー・ノワール」が、シーズン1で終了することが明らかになった。


Prime Video/MGM+のマーベルドラマ『スパイダー・ノワール』が、シーズン1をもって終了する。

ニコラス・ケイジにとって初のテレビシリーズレギュラー主演作として製作されたが、シーズン2は作られないことが決まった。

作品は2026年のエミー賞で11部門にノミネートされているほか、配信開始後には一定規模の視聴も獲得していた。それでもシリーズ継続には至らなかった形だ。

『スパイダー・ノワール』大好評も打ち切りへ

『スパイダー・ノワール』は、2026年のエミー賞で11部門にノミネート。Prime Video作品としては同年最多の候補数となっている。

対象には美術、撮影、視覚効果、音響、スタント、特殊メイク、音楽など技術部門が多数含まれており、1930年代ニューヨークを再構築した映像面が高く評価された。Rotten Tomatoesでも批評家評価92%、観客評価90%を記録していた。

一方で、Prime Videoはシーズン2を製作しない判断を下した。現時点で、打ち切りに至った具体的な理由は公表されていない。

配信開始6週間で26億分視聴

ニールセンのストリーミング視聴データによると、本作は配信開始から最初の6週間で約26億分の視聴時間を記録した。

『スパイダー・ノワール』は全8話。2026年5月25日にMGM+で放送を開始し、翌26日からPrime Videoで配信された。映像はカラー版とモノクロ版の2種類が用意され、視聴者が好みのフォーマットを選べる珍しい試みも行われている。

ニコラス・ケイジが1930年代の老いたヒーローに

物語の舞台は大恐慌時代の1930年代ニューヨーク。ケイジが演じるのは、落ちぶれた私立探偵ベン・ライリー。かつて街で唯一のスーパーヒーローとして活動していた過去を持ち、個人的な悲劇をきっかけに、その過去と再び向き合うことになる。

共演にはラモーン・モリス、リー・ジュン・リー、ジャック・ヒューストン、ブレンダン・グリーソンらが参加した。ショーランナーはオーレン・ウジエルとスティーヴ・ライトフット。『スパイダーマン:スパイダーバース』シリーズのフィル・ロード&クリストファー・ミラー、エイミー・パスカルらも製作総指揮を務めている。

ソニー×Amazonの別マーベルドラマは開発継続

『スパイダー・ノワール』は、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンとAmazonによる、スパイダーマン関連キャラクターを題材とした実写ドラマ展開から誕生した最初のシリーズだった。

当初は『Silk: Spider Society(原題)』も製作されていたが、こちらは配信前に企画が終了。その結果、「スパイダー・ノワール」が提携から実際に公開された最初の作品となった。

Varietyによると、ソニーとAmazonは別のスパイダーマン関連シリーズも開発しており、近く発表される見込み。今回の終了によって両社のマーベルドラマ展開そのものが消滅するわけではない。

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