未解決誘拐事件を描く重厚ミステリーの特報と追加キャストが解禁。
西島秀俊が主演、広瀬すずが共演する映画『存在のすべてを』より、特報映像とティザービジュアルが解禁された。あわせて、仲村トオル、斎藤工、青柳翔、光石研、永島敏行、奥田瑛二の出演も発表。1991年に起きた未解決の“二児同時誘拐事件”を追う物語に、日本映画界を支えてきた実力派俳優陣が加わる。
本作は、第9回渡辺淳一文学賞を受賞し、「本の雑誌」が選ぶ2023年度ベスト10で第1位、2024年本屋大賞で第3位に選ばれた塩田武士のミステリー小説を映画化するもの。監督は『64‐ロクヨン‐』『ラーゲリより愛をこめて』などを手がけてきた瀬々敬久が務める。東映とテレビ朝日が共同で企画・製作するミステリー巨編として、2027年2月5日(金)より全国公開される。
仲村トオル、斎藤工、青柳翔ら6名の追加キャストが発表
今回出演が明らかになったのは、仲村トオル、斎藤工、青柳翔、光石研、永島敏行、奥田瑛二の6名。西島秀俊演じる新聞記者・門田次郎が追う未解決事件をめぐり、それぞれが物語の深部に関わる人物を演じる。
仲村トオルが演じるのは、門田とは旧知の神奈川県警刑事・中澤洋一。瀬々監督作品への出演は『64‐ロクヨン‐』以来10年ぶりとなる。仲村は「脚本を読んだ時は『これはいい映画になる』と思い、そして、その後に原作を読ませていただいたのですが、すでに脚本でストーリーは分かっていたにも拘わらず、最後の方は涙が止まりませんでした」とコメントしている。
斎藤工は、中澤の後輩刑事・先崎隆明役。瀬々組の現場について「疲れるだけじゃなく満たされる感覚に包まれる、不思議な魔法をかけられたような現場」と振り返り、本作については「すごく多面的な要素を持っていますが、最終的にはその全てがリアリティに集約されていく、何か大きな一枚のリアルな絵になっていくような感覚がありました」と語っている。
さらに、二児同時誘拐事件発生当時の警察庁捜査一課長・真木慎一役を青柳翔、門田が所属する大日新聞の本社記者・藤島光一役を光石研、神奈川県警捜査一課管理官・三村智也役を永島敏行が担当。誘拐事件の被害児童である内藤亮の祖父・木島茂役には奥田瑛二が決定した。奥田は本作を「瀬々監督にしか扱えない、瀬々監督でないと撮れない、エンターテインメントとリアリズム」が融合した作品だと表現している。
特報映像では1991年の事件と30年後の取材が交錯
解禁された特報映像では、1991年に発生した前代未聞の“二児同時誘拐事件”と、その後に残された謎が映し出される。2人の少年が同じ夜に別々の場所から姿を消し、1人は保護されるものの、もう1人の内藤亮は3年後に突然戻ってくる。しかし亮は、その“空白の3年間”について何も語ろうとしなかった。
映像では、30年の時を経て事件を追い続ける新聞記者・門田次郎の姿に加え、広瀬すず演じる土屋里穂が手紙を見つめて涙を流す場面も登場する。事件の当事者しか知らない時間に何があったのか。特報は、警察、新聞記者、被害者家族、そして事件に関わる人々の視線を重ねながら、未解決事件の奥にある人間ドラマをにじませる内容となっている。
ティザービジュアルには、ただ1人で静かに何かを見つめる門田の姿が収められている。「未解決で終わった、二児同時誘拐事件。当事者しか知らない、あの<3年>の真実。」というコピーも添えられ、本作が描く謎と余韻を印象づけるビジュアルに仕上がっている。
原作・塩田武士×監督・瀬々敬久で描く“未解決事件”の先にある真実
『存在のすべてを』の原作は、『罪の声』『踊りつかれて』などで知られる塩田武士の同名小説。現実の事件を想起させる社会派ミステリーの緊張感と、長い時間を抱えて生きてきた人物たちの感情を重ね合わせる物語が、瀬々敬久監督の手によって映画化される。
主演の西島秀俊は、『ドライブ・マイ・カー』で第45回日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した実力派。共演の広瀬すずは、『三度目の殺人』で第41回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞するなど、幅広い作品で存在感を示してきた。そこに今回発表された追加キャスト6名が加わることで、事件の外側にある捜査や報道、家族の時間までを立体的に描く布陣が整った。
未解決のまま時効を迎えた二児同時誘拐事件。なぜ内藤亮は戻ってきたのか。なぜ3年間について語らなかったのか。そして、門田と里穂が踏み込む“空白の3年間”の先に、どのような真実が待っているのか。『存在のすべてを』は、事件の謎だけでなく、人が抱え続ける記憶と時間に迫る重厚なミステリーとして注目を集めそうだ。
【動画】映画『存在のすべてを』特報映像(60秒)
作品情報
タイトル:『存在のすべてを』
公開日:2027年2月5日(金)全国公開
監督:瀬々敬久
脚本:未発表
出演:西島秀俊、広瀬すず、仲村トオル、斎藤工、青柳翔、光石研、永島敏行、奥田瑛二
原作:塩田武士『存在のすべてを』(朝日新聞出版刊)
2027年(日本)/上映時間未発表/配給:東映/共同企画・製作:東映、テレビ朝日
公式サイト:https://sonzai-movie.com/
©2027「存在のすべてを」製作委員会 ©塩田武士/朝日新聞出版
