Mrs. GREEN APPLEが『スパイダーマン』日本版主題歌の制作秘話を明かした。
トム・ホランド演じるピーター・パーカー/スパイダーマンの新たな物語、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』が7月31日(金)より全国公開。このたび公開前日の7月30日(木)、日本版主題歌「Brand New」を手掛けたMrs. GREEN APPLEが登壇するジャパンプレミアが開催された。
『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の出来事から4年。愛する人々を守るため、その記憶から自らの存在を消したピーターは、孤独を抱えながらニューヨークの街を守り続けている。しかし、スパイダーマンに寄せられる期待と重圧が、命に関わる身体的変異を引き起こしていく。同じ頃、街では不可解な犯罪が相次ぎ、“親愛なる隣人”は内外から迫る未知の脅威と向き合うことになる。
プレミアでは舞台挨拶に先立ち、スパイダーマンを愛するゲストが集うレッドカーペットイベントも実施。作品への期待とともに、シリーズが長年支持されてきた理由がそれぞれの言葉で語られた。
中村獅童親子や八木莉可子ら、スパイダーマン愛あふれるゲストが集結
レッドカーペットに最初に登場したのは、歌舞伎俳優の中村獅童と、私物のスパイダーマンスーツに身を包んだ陽喜(はるき)くん、夏幹(なつき)くん。中村は2004年に初めて『スパイダーマン』のイベントへ参加しており、今回は息子たちとともに親子3人で登場した。

中村獅童&陽喜くん&夏幹くん、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ジャパンプレミアにて © 2026 CPII. All Rights Reserved. © & TM 2026 MARVEL
中村は「最初にスパイダーマンのイベントに出させていただいたのは、2004年。まさかその時に自分の息子2人と、スーツを着て出演すると思ってなかったので、非常に感慨深いです」と喜びを表現。新章については、新たなキャラクターが正義と悪のどちらに立つのかにも注目していると期待を寄せた。
赤いニットドレスで登場した八木莉可子は、学生時代にスパイダーマンをテーマとした論文を書いたほどのファン。「飾らない姿や、ちゃんと人間味もあって、失敗したり壁にぶつかったりもするけど、まっすぐ向き合い続けている姿が憧れます」と、ヒーローでありながら等身大の葛藤を抱えるピーターの魅力を語った。

八木莉可子、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ジャパンプレミアにて © 2026 CPII. All Rights Reserved. © & TM 2026 MARVEL
初めてレッドカーペットを歩いた山之内すずも赤いワンピースで参加。ピーターについて、すべての選択が正しいわけではなくても全力で生きる姿に親近感を覚え、応援したくなると話した。もしスパイダーマンの能力を使えたらという質問には、エレベーターを待てないほどせっかちなため、蜘蛛の糸を使って壁を移動したいと答え、会場を笑わせた。

山之内すず、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ジャパンプレミアにて © 2026 CPII. All Rights Reserved. © & TM 2026 MARVEL
アン ミカ&セオドール・ミラー夫妻は、記憶を失った世界の暗闇から光を見いだすピーターを意識し、黒を取り入れた装いで登場。アン ミカは、完全ではなく不器用でありながら、転んでも立ち上がる人間らしさがスパイダーマンの魅力だと説明した。蜘蛛の巣を思わせるタイツやヘアアレンジでも、シリーズへの愛を表現していた。

アン ミカ&セオドール・ミラー夫妻、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ジャパンプレミアにて © 2026 CPII. All Rights Reserved. © & TM 2026 MARVEL
Mrs. GREEN APPLE、「Brand New」に100%、120%の思い
レッドカーペットと舞台挨拶には、日本版主題歌「Brand New」を担当したMrs. GREEN APPLEの大森元貴、若井滉斗、藤澤涼架が登壇した。
シリーズのファンとして知られる3人。大森はスパイダーマンについて、超人的な力だけではなく、悩みや悲しみ、背負っているものの大きさによって身近に感じられるヒーローだと説明。その成長から教えられることも多いと、ピーター・パーカーへの思いを明かした。

Mrs. GREEN APPLE、『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』ジャパンプレミアにて © 2026 CPII. All Rights Reserved. © & TM 2026 MARVEL
「Brand New」は、マーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギをはじめ、プロデューサーのエイミー・パスカル、音楽監修のデイヴ・ジョーダン、監督のデスティン・ダニエル・クレットンらと話し合いを重ね、作品への理解を深めながら制作された楽曲。世界から存在を忘れられ、孤独の中でもヒーローとして前へ進むピーターの物語に寄り添う一曲となっている。
若井は「ついに皆さんにお届けできるんだなと、ドキドキしています。またこの楽曲は本当に丹精を込めて、僕たちもレコーディングに臨んだので、聞いてもらえることが楽しみですね」とコメント。
大森は制作過程について、「LAに行かせてもらって、実際にソニー・ピクチャーズさんの本社で、あのケヴィン・ファイギさんだったり、映画好きにとって神様と呼ばれるような方たちと実際に対面して、打ち合わせさせていただき、色んな言葉のヒントをいただきました」と回想した。
さらに、日本版主題歌を担当する難しさも理解したうえで、「我々なりに本当に100%、120%気持ちを込めて作りました」と強調。ファイギとはメールでも連絡を取り合い、堅苦しい雰囲気ではなく、互いにスパイダーマンの好きなところを語り合う中で制作を進められたという。ワールドプレミアで再会した際には、歌詞について「思っていた通りに書いてくれた」と声をかけられ、その言葉が心強かったことも明かした。
トム・ホランドとの再会と「I LOVE YOU」につながるハンドサイン
ロサンゼルスで行われたワールドプレミアでは、以前のリモート対談で約束していたトム・ホランドやクレットン監督との再会も実現した。
大森は「藤澤が着ていた衣装をトムが誉めてくれたし、僕らを覚えていてくれた、名前も呼んでくれました」と振り返った。トムと同い年であることにも触れ、以前から刺激を受けていた相手と実際に会えたことへの喜びを語っている。
「Brand New」のミュージックビデオやプロモーションでは、スパイダーマンが糸を放つポーズを取り入れたオリジナルのハンドサインを使用。このポーズは、手の向きを変えると「I LOVE YOU」を意味するハンドサインになることから着想を得たもので、サビ冒頭の「I love youの先へ」という歌詞とも結び付いている。
大森は「楽曲を作る上で、スパイダーマンの糸を出す時のポーズが“I LOVE YOU”だって気が付いて楽曲に入れましたが、そこから色んなことが派生して巻き起こって、実際にトムも含め色んな人がハンドサインをやってくれたのは、すごい嬉しかったですね」と、アイデアが広がっていったことへの感慨を明かした。
最後に若井は「ブランド・ニュー・デイですからね!本当に素晴らしい作品になっていますので、皆で楽しみましょう!」、藤澤はピーターの葛藤や思いがどのような形になっていくのかを楽しんでほしいと観客に呼びかけた。
大森は「スパイダーマンは色んなタイミングで出会った人たちがいると思います。そんな人たちの人生の中に、人生と共に寄り添ってくれる作品が爆誕したなと思いますし、新章開幕って言っているくらいですから、ここからスパイダーマンはどうなっていくのか見どころです。頭から最後まで、瞬きする瞬間なんてないくらいの作品になっていますので、本当に本編を楽しんで頂きたいです!」とメッセージを送り、公開前夜のイベントを締めくくった。
作品情報
日本版タイトル:『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』
原題:『SPIDER-MAN:BRAND NEW DAY』
公開日:2026年7月31日(金)
監督:デスティン・ダニエル・クレットン
脚本:クリス・マッケナ、エリック・ソマーズ
原作:スタン・リー&スティーヴ・ディッコのマーベル・コミック
製作:ケヴィン・ファイギ、エイミー・パスカル、アヴィ・アラド、レイチェル・オコナー
エグゼクティブ・プロデューサー:ルイス・デスポジート、デヴィッド・ケイン
出演:トム・ホランド、ゼンデイヤ、セイディー・シンク、ジェイコブ・バタロン、ジョン・バーンサル、トラメル・ティルマン、マイケル・マンド、マーク・ラファロ
配給:ソニー・ピクチャーズ
公式サイト:https://spiderman-movie.jp
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