『ヒンド・ラジャブの声』カウテール・ベン・ハニア監督が初来日、8月18日に新宿で先行上映&Q&A、日本の観客へメッセージ

『ヒンド・ラジャブの声』カウテール・ベン・ハニア監督が初来日、8月18日に新宿で先行上映&Q&A、日本の観客へメッセージ NEWS
『ヒンド・ラジャブの声』カウテール・ベン・ハニア監督が初来日

『ヒンド・ラジャブの声』のカウテール・ベン・ハニア監督が初来日し、先行上映会に登壇する。


第82回ヴェネチア国際映画祭で銀獅子賞(審査員大賞・グランプリ)を含む8冠に輝き、第98回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネートされた映画『ヒンド・ラジャブの声』。本作の監督・脚本を務めたカウテール・ベン・ハニアが、8月中旬に初来日することが決定した。

日本滞在中にはプロデューサーのナディム・シェイクルーハとともに、8月18日(火)に東京・新宿武蔵野館で開催される先行上映会に登壇。上映後には、ふたりによるQ&Aが行われる。

カウテール・ベン・ハニア監督が初来日、8月18日に新宿でQ&A

カウテール・ベン・ハニア監督は、ひとりの男性の運命を通して難民問題や格差社会を描いた『皮膚を売った男』で、第93回アカデミー賞国際長編映画賞にノミネート。ISに加わった姉妹と残された家族に迫る『Four Daughters フォー・ドーターズ』では、第76回カンヌ国際映画祭の最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。

『ヒンド・ラジャブの声』カウテール・ベン・ハニア監督

『ヒンド・ラジャブの声』カウテール・ベン・ハニア監督 ©Mathilde Marc

フィクションとドキュメンタリーの境界を行き来しながら、現実社会で起きている問題を独自の映画表現へと落とし込んできたハニア監督。今回の来日には、近年の長編作品の多くでプロデューサーを務め、製作上のパートナーでもあるナディム・シェイクルーハが同行する。

先行上映会は、8月18日(火)18時30分より新宿武蔵野館のスクリーン1で開催。上映終了後に監督とプロデューサーによるQ&Aが予定されている。料金は2,000円均一で、チケットは8月11日(火)正午から販売される。

イベントの詳細は、映画公式サイトの特設ページ

「日本の皆さんと直接お会いし、この物語を共有できることを楽しみにしています」

初めて日本を訪れるハニア監督から、日本の観客に向けたメッセージも到着した。

初めて日本を訪れることになり、本当に楽しみにしています!『ヒンド・ラジャブの声』が日本で公開されることを、とても嬉しく思います。日本の皆さんと直接お会いし、この物語を共有できることを心から楽しみに思っています。そしてこの映画が皆さんの心に深く響き、行動を起こすきっかけとなることを願っています。

9月4日(金)の全国公開を前に、作品に込めた思いを監督自身の言葉で聞くことのできる貴重な機会となりそうだ。

6歳の少女の声に突き動かされ、映画化を決意

『ヒンド・ラジャブの声』が描くのは、2024年1月29日にパレスチナ・ガザ地区で起きた、6歳の少女ヒンド・ラジャブを巡る出来事だ。

人道支援組織「パレスチナ赤新月社」のボランティアスタッフは、ガザ地区から助けを求める緊急電話を受ける。電話の相手は、危険な状況に取り残されたヒンドだった。スタッフたちはヒンドとの通話を保ちながら救出のためにあらゆる手段を尽くすが、状況は刻一刻と悪化していく。

『ヒンド・ラジャブの声』ポスター

『ヒンド・ラジャブの声』ポスター ©MIME FILMS — TANIT FILMS

ヒンドの実際の通話音声はニュースやSNSを通じて広まり、世界中に衝撃を与えた。音声を耳にしたハニア監督は、映画化を決意した当時の心境を次のように振り返っている。

ずっとその声が頭から離れなかった。彼女の悲劇的な出来事を思わずに、普段の生活を続けることができなくなってしまったんです。この出来事を前に、私は名状しがたい無力感に襲われると同時に、“自分に何かできないだろうか”と考えるようになりました。

ハニア監督は、パレスチナ赤新月社やヒンドの母親と連絡を取り、徹底したリサーチを実施。実際に起きた出来事に即して物語を構築し、ヒンドの声への敬意を保ちながら、救出に向けて奔走した人々の緊迫した89分間を映し出した。

作品情報

日本版タイトル:『ヒンド・ラジャブの声』
原題:『The Voice of Hind Rajab』
公開日:9月4日(金)
監督:カウテール・ベン・ハニア
脚本:カウテール・ベン・ハニア
出演:サジャ・キラニ、モタズ・マルヒース、アメル・フレヘル、クララ・フーリ
製作総指揮:ブラッド・ピット、ホアキン・フェニックス、ルーニー・マーラ、ジョナサン・グレイザー、アルフォンソ・キュアロン
2025年/チュニジア・フランス/アラビア語・英語/89分/日本語字幕:松浦美奈/字幕監修:高橋和夫/提供:ニューセレクト/配給:スターキャットアルバトロス・フィルム
公式サイト:https://hindrajabjp.com
©MIME FILMS — TANIT FILMS

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