ディズニー&ピクサーの新作アニメーション映画『Gatto(原題)』のティーザー予告編が公開された。
ディズニー&ピクサーの新作映画『Gatto(原題)』のティーザー予告編が公開され、あわせてマーク・ラファロとローレンス・フィッシュバーンの声の出演が明らかになった。本作は、『あの夏のルカ』のエンリコ・カサローザ監督とアンドレア・ウォーレン製作による新作長編アニメーション。米国では2027年3月5日に劇場公開予定で、日本公開日は現時点で発表されていない。
【動画】『Gatto(原題)』ティーザー予告編
ピクサー新作『Gatto』予告編解禁、黒猫ネロの物語が始動
『Gatto(原題)』の主人公は、イタリア・ヴェネツィアで生きる黒猫ネロ。運河が張り巡らされ、迷信が息づく街を長年渡り歩いてきたネロは、自分が“正しい人生”を生きてきたのかを問い始める。
しかし、彼は地元の猫マフィアのボス、ロッコに借りを抱えている。自由に生きているように見えながら、実際にはしがらみに縛られているネロが、思いがけない友情を通して自分の目的を見つけようとする物語になるようだ。
タイトルの「Gatto」は、イタリア語で「猫」を意味する言葉。『あの夏のルカ』で北イタリアの海辺の町を描いたカサローザ監督が、今度はヴェネツィアを舞台に、猫たちの世界と人間社会の空気を交差させる。
マーク・ラファロが黒猫ネロ役、ローレンス・フィッシュバーンが猫マフィアのボス役に
今回の発表で、主人公ネロの声をマーク・ラファロが担当することが明らかになった。ラファロは『アベンジャーズ』シリーズのハルク/ブルース・バナー役のほか、『スポットライト 世紀のスクープ』『哀れなるものたち』などで知られる俳優。気ままさと不器用さをあわせ持つ黒猫ネロに、どのような声の表情を与えるのか注目される。
一方、ロッコ役にはローレンス・フィッシュバーンが起用された。フィッシュバーンは『マトリックス』シリーズのモーフィアス役をはじめ、『ボーイズ’ン・ザ・フッド』などで知られる名優。ロッコは“容赦ない猫マフィアのボス”と紹介されており、予告編でもネロとともに別の猫を問い詰める、コミカルな取り調べ風の場面が映し出されている。
この組み合わせだけでも、本作が単なる“かわいい猫の冒険”ではなく、ノワール調のムードや裏社会ものの香りをユーモラスに取り込んだ作品になることを予感させる。
『あの夏のルカ』チームが描く、もうひとつのイタリア
『Gatto(原題)』を手がけるのは、『あの夏のルカ』の監督エンリコ・カサローザと、同作を製作したアンドレア・ウォーレン。『あの夏のルカ』は、北イタリアの海辺を舞台に、少年たちの友情と成長をみずみずしく描いたディズニー&ピクサー作品だった。
本作では、同じイタリアを扱いながら、舞台は陽光あふれる港町から、水の都ヴェネツィアへと移る。黒猫、迷信、猫マフィア、借り、友情というモチーフは、ピクサー作品らしい感情の物語でありながら、少しダークで洒落た空気もまとっている。
また、初期発表時には、本作のビジュアルについて手描きの質感を取り入れた絵画的なアプローチが伝えられていた。ピクサーの長編作品としても、これまでとは異なる映像表現を打ち出す可能性があり、ストーリーだけでなくルックの面でも大きな注目作になりそうだ。
『Gatto』は2027年3月5日米国公開予定
『Gatto(原題)』は、米国で2027年3月5日に劇場公開予定。当初伝えられていた2027年夏から公開時期が前倒しされており、ディズニー&ピクサーの2027年ラインナップの中でも早い時期に登場する作品となる。
『あの夏のルカ』でイタリアの風景と少年たちの心の揺れを結びつけたカサローザ監督が、今度は黒猫ネロを通してどんな“居場所探し”の物語を描くのか。ティーザー予告編の解禁によって、ピクサーの新たなオリジナル作品への期待が高まってきた。
