ホラー映画『オブセッション 災愛』とはどんな映画?あらすじ・キャスト・魅力まとめ

ホラー映画『Obsession(原題)』とはどんな映画?あらすじ・キャスト・魅力まとめ Database - Films
『Obsession(原題)』より ©2026 Focus Features

映画『オブセッション 災愛』(2026)を紹介&解説。


映画『オブセッション 災愛』概要

映画『オブセッション 災愛』(Obsession)は、カリー・バーカー監督が、願いを叶える謎のアイテム“ワン・ウィッシュ・ウィロー”を題材に、恋心と執着が悪夢へ変わっていく過程を描くスーパーナチュラル・ホラー。想いを寄せる幼なじみの心を手に入れたいと願った青年が、望んだはずの愛情に追い詰められていく。主演はマイケル・ジョンストン、共演にインディ・ナヴァレッテクーパー・トムリンソンメーガン・ローレスアンディ・リクターら。

作品情報

日本版タイトル:『オブセッション 災愛』
原題:Obsession
製作年:2025年
本国公開日:2026年5月15日
日本公開日:2026年7月17日
ジャンル:ホラー/スリラー
製作国:アメリカ
原作:無
上映時間:108分
映画祭初上映:2025年9月5日(トロント国際映画祭 ミッドナイト・マッドネス部門)

監督:カリー・バーカー
脚本:カリー・バーカー
製作:ジェームズ・ハリス/ヘイリー・ニコール・ジョンソン/クリスチャン・メルクリ/ロマン・ヴィアリス
製作総指揮:ジェイソン・ブラム/レオノラ・ダービー/マーク・レーン/デヴィッド・ハリング/ルザンナ・ケゲヤン
撮影:テイラー・クレモンズ
編集:カリー・バーカー
作曲:ロック・バーウェル
美術:ヴィヴィアン・グレイ
出演:マイケル・ジョンストン/インディ・ナヴァレッテ/クーパー・トムリンソン/メーガン・ローレス/アンディ・リクター
製作:キャップストーン・ピクチャーズ/ティー・ショップ・プロダクションズ/ブラムハウス・プロダクションズ
配給:フォーカス・フィーチャーズ(アメリカ)/ユニバーサル・ピクチャーズ(海外)

あらすじ

音楽店で働く青年ベアは、幼なじみで同僚のニッキーに長年想いを寄せている。しかし、自分の気持ちをうまく伝えられず、彼女が同じ気持ちを抱いているのかもわからないまま、関係は曖昧なまま続いていた。

ある日、ベアはニューエイジ系の店で、ひとつだけ願いを叶えるという謎のアイテム“ワン・ウィッシュ・ウィロー”を見つける。彼はニッキーに自分を誰よりも愛してほしいと願うが、その願いは思わぬ形で現実になる。ニッキーの愛情は次第に過剰で不穏なものへ変わり、ベアは“望んだはずの愛”がもたらす恐怖と向き合うことになる。

主な登場人物(キャスト)

ベア(マイケル・ジョンストン):音楽店で働く青年。幼なじみで同僚のニッキーに想いを寄せているが、気持ちを伝えられないまま関係を続けている。“ワン・ウィッシュ・ウィロー”に願いをかけたことで、望んだはずの恋愛が悪夢へ変わっていく。

ニッキー(インディ・ナヴァレッテ):ベアの幼なじみであり職場の同僚。ベアの願いによって彼への愛情を向けるようになるが、その感情は次第に制御不能な執着へと変化していく。

イアン(クーパー・トムリンソン):ベアの周囲にいる友人のひとり。

サラ(メーガン・ローレス)

カーター(アンディ・リクター)

作品の魅力解説

本作の大きな魅力は、“好きな人に愛されたい”という一見シンプルな願望を、同意や支配、執着の問題へと反転させている点にあるようだ。ベアの願いは恋愛成就のように見えるが、実際にはニッキーの意思を奪う行為でもある。そこから生まれる恐怖は、超自然的な現象だけでなく、人が他者の心を自分の都合で変えたいと望むことの危うさに根ざしている。

また、“ワン・ウィッシュ・ウィロー”というアイテムは、古典的な“願いを叶える代償”の物語を現代的にアップデートする装置となっている。願いが叶った瞬間の高揚感と、その後に訪れる違和感、恐怖、後悔の落差が物語を牽引し、観客に「本当に欲しかったものは何だったのか」を問いかける。

インディ・ナヴァレッテが演じるニッキーの変化も見どころである。愛情、依存、不安定さ、脅威が入り混じる演技によって、彼女は単なる“怖い存在”ではなく、願いによって自分自身を奪われた悲劇的な人物としても映し出される。ホラーでありながら、恋愛関係に潜む不均衡や、相手を所有したいという欲望の怖さを描く点が本作ならではの強みといえそうだ。

さらに、カリー・バーカーはYouTube発の映像作家として注目を集めてきた人物であり、本作では短編的なショック演出だけでなく、関係性が少しずつ歪んでいく心理的な不快感を長編映画のスケールで描いている。低予算ホラーらしい密度と、アイデア勝負の鋭さを併せ持つ作品として、近年のインディー・ホラーの流れを知るうえでも注目したい一本である。

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