母の日興収を『プラダを着た悪魔2』が制す-世界興収680億円突破、『モータルコンバット/ネクストラウンド』が僅差で2位

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『プラダを着た悪魔2』が母の日の興行収入で首位を守った。


20世紀スタジオ/ディズニーの『プラダを着た悪魔2』が、母の日週末の北米興行収入で首位を維持した。公開2週目の北米興収は4300万ドル(約67億5100万円)、海外では7580万ドル(約119億円)を記録し、世界累計は4億3320万ドル(約680億1240万円)に到達。初登場の『モータルコンバット/ネクストラウンド』との接戦を制し、ファッション映画の続編が夏興行の主役のひとつに躍り出た。

母の日が後押しした『プラダを着た悪魔2』の粘り

同作の勢いを示すのは、単なる週末首位という結果だけではない。前作『プラダを着た悪魔』の世界累計興収は3億2600万ドル(約511億8200万円)だったが、続編は公開2週目の時点でその数字を突破した。インフレ調整を含まない比較ではあるものの、20年近い時間を経た続編として大きな節目となる。

前週からの下落率も北米で43%、海外で46%にとどまり、初週の話題性だけに頼らない集客力を見せた。女性層の支持が見込める作品性に加え、母の日という週末の特性が追い風になったとみられる。ディズニーにとっても、傘下の20世紀スタジオ作品が存在感を示した形で、同社は2026年の世界チケット売上が20億ドル(約3140億円)を超えた初のハリウッドスタジオにもなった。

『モータルコンバット』続編は2位発進

一方、ニュー・ライン/ワーナー・ブラザースの『モータルコンバット/ネクストラウンド』も、R指定のゲーム原作映画として堅実なスタートを切った。事前にスタジオ側が見込んでいた北米オープニングは3500万ドル〜4000万ドル(約54億9500万〜62億8000万円)、世界オープニングは6500万ドル〜8000万ドル(約102億500万〜125億6000万円)。実際の北米成績は4000万ドル(約62億8000万円)、世界では6300万ドル(約98億9100万円)となった。

ただし、一部のトラッキングでは北米4500万ドル(約70億6500万円)以上も期待されていた。金曜成績を受けた土曜時点では両作とも4000万ドル〜4100万ドル(約62億8000万〜64億3700万円)規模と見られ、週末首位争いは最後まで接戦だったが、日曜朝の段階で『プラダを着た悪魔2』が優位に立った。観客構成では『モータルコンバット/ネクストラウンド』が男性73%と大きく偏っており、母の日興行ではその差が結果に表れた。

2021年の前作『モータルコンバット』は、パンデミック下で劇場とHBO Maxの同時公開となり、劇場興行では北米初週2300万ドル(約36億1100万円)、最終的に北米4200万ドル(約65億9400万円)、世界8440万ドル(約132億5080万円)で着地していた。続編ではサイモン・マッコイドが監督を続投し、ジェレミー・スレイターが脚本を担当。新たにカール・アーバンが、人気キャラクターのジョニー・ケイジ役で参加している。

『Michael/マイケル』は音楽伝記映画の記録を更新

3位には、ライオンズゲートの『Michael/マイケル』が入った。公開3週目の週末興収は3650万ドル(約57億3050万円)で、北米累計は2億4050万ドル(約377億5850万円)、世界累計は5億7740万ドル(約906億5180万円)に拡大。さらに北米では、『ボヘミアン・ラプソディ』の2億1670万ドル(約340億2190万円)を上回り、インフレ調整なしの音楽伝記映画として歴代最高の北米興収を記録している。

4位には、Amazon MGMのファミリー向け作品『ひつじ探偵団』が1590万ドル(約24億9630万円)で初登場した。探偵小説を読み聞かせてくれた羊飼いの不審死を、言葉を理解する羊たちが追うコメディ・ミステリーで、羊飼い役はヒュー・ジャックマンが演じる。製作総指揮には、『プロジェクト・ヘイル・メアリー』フィル・ロードクリストファー・ミラーも名を連ねている。

5位は、パラマウントのコンサート映画『ビリー・アイリッシュ – Hit Me Hard and Soft:The Tour (Live in 3D)』。北米では750万ドル(約11億7750万円)、海外では1260万ドル(約19億7820万円)を記録し、世界累計は2010万ドル(約31億5570万円)となった。ジェームズ・キャメロンビリー・アイリッシュ(Billie Eilish)が共同監督を務め、ライブ会場に入り込むような3D体験を目指した作品として送り出されている。

母の日週末は、ファッション映画、ゲーム原作、音楽伝記、ファミリー作品、コンサート映画が並ぶ幅広いラインアップとなった。その結果、北米興行収入は前年同週末比で87%以上増加する見込みで、夏興行の序盤に映画館への需要の広がりを示す週末となった。

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