フィニアス・オコネルが、グラミー賞スピーチを巡り妹ビリー・アイリッシュを批判した声に対し、SNSで反論した。
フィニアス・オコネルが、妹ビリー・アイリッシュがグラミー賞で行った発言を巡る批判に反応した。受賞スピーチでICE(移民・関税執行局)を非難したことに対し、一部から反発の声が上がる中、オコネルはSNSを通じて強い言葉で擁護の姿勢を示している。
フィニアス・オコネル、批判する声にThreadsで反撃
グラミー賞受賞者のオコネルは水曜日、SNS「Threads」に投稿し、妹ビリー・アイリッシュの受賞スピーチを批判する声に言及した。
投稿の中でオコネルは、「僕の24歳の妹が受賞スピーチで言ったことに激怒している、非常に影響力のある老いた白人男性たちをたくさん見かけるよ」と書き出し、「エプスタイン文書に君たちの名前が載っているのが文字通り見えるぞ」と続けている。
グラミー賞受賞スピーチでICEを批判したビリー・アイリッシュ
「Wildflower」で最優秀楽曲賞を受賞したビリー・アイリッシュは、ステージ上でのスピーチを通じて、トランプ政権による移民取締りを担う移民・関税執行局(ICE)への反対を表明した。ビリーと兄のフィニアス・オコネルは、当日「ICE OUT(ICEは出ていけ)」と書かれたピンを衣装に着けて登壇している。
スピーチの中でビリーは、「この場にいられることをいつも本当に光栄に思う」と感謝を述べつつ、「盗まれた土地に不法滞在者なんていない」と語った。さらに「今、何を言うべきか、何をすべきかを知るのは本当に難しい」とした上で、「この場所ではすごく希望を感じる」と言葉を続けている。
その後、観客に向けて「戦い続け、声を上げ続け、抗議し続けて」と呼びかけ、「Fuck ICE(ICEはクソ)」と発言したが、この部分はCBSによる放送ではピー音処理が施された。
他アーティストもICEに言及する中、批判はビリーに集中
今回のグラミー賞では、ICEを巡る発言を行ったのはビリー・アイリッシュだけではなかった。バッド・バニー、シャブージー、オリヴィア・ディーンも、それぞれ移民政策に関連するコメントを発表している。
しかし、「Bad Guy」で知られるビリーのスピーチは、こうした発言の中でも特に注目を集め、一部から強い反発を受ける結果となった。SNS上では彼女の発言内容を巡って賛否が分かれ、政治的主張を公の場で行うことの是非を問う声も相次いでいる。
上院公聴会でテッド・クルス議員もビリーの発言に言及
グラミー賞でのスピーチを巡る議論は、政界にも波及した。上院で行われたNetflixとワーナー・ブラザース・ディスカバリーの合併に関する独占禁止法公聴会の場で、テッド・クルス上院議員が、この件に触れている。
クルスは、Netflix CEOのテッド・サランドスとワーナー・ブラザース・ディスカバリーの最高収益責任者ブルース・キャンベルに対し、「グラミー賞で、エンターテイナーが『我々は盗まれた土地にいるのだから、誰も不法移民ではない』と言うのを見て」と述べ、会場で拍手が起きたことに言及した上で、エンターテインメント業界が「アメリカが根本的に不正であるという考えに非常に興奮して拍手する光景」は「深く腐敗している」と批判した。
クルスはビリー・アイリッシュの名前を直接挙げなかったものの、「すぐに1400万ドルの豪邸に戻り、どういうわけか彼女が懸念していたその盗まれた土地については気にしていない」と付け加えている。
フィニアス、アーティストの政治発言を巡る論調にも反論
こうした反応を受け、フィニアス・オコネルはThreadsへの別の投稿で、グラミー賞後にUSA Todayに掲載されたオピニオン記事についても言及した。同記事は、アーティストはパフォーマンスに専念し、政治から距離を取るべきだと主張する内容だったという。
これに対しオコネルは、「両方はできないんだよ」とした上で、「『ミュージシャンやセレブリティが何を言おうと考えようと関係ない』と言っておきながら、それについて何日も話すのはおかしいだろう」と投稿した。さらに、「君たちがそれを大事にしているんだよ。それが君たちを悩みの種であり続けるなら、僕だって声を上げ続ける」と続けている。

