映画『嵐が丘』の特別映像が解禁され、マーゴット・ロビーとジェイコブ・エロルディが演じる“究極の愛”の一端が明かされた。
映画『嵐が丘』の特別映像が解禁された。原作はエミリー・ブロンテの不朽の名作「嵐が丘(Wuthering Heights)」。主演とプロデューサーを務めるマーゴット・ロビーが、『バービー』の製作陣と再びタッグを組み、監督・脚本にエメラルド・フェネルを迎えて映画化に挑んだ。相手役には、近年評価を急速に高めるジェイコブ・エロルディ。世界的ヒットメーカーと気鋭の才能が集結した本作は、2026年公開の恋愛映画の中でも注目度の高い一本となっている。
特別映像で語られる“新たな『嵐が丘』”への想い
解禁された特別映像では、撮影現場で微笑みながら「『嵐が丘』へようこそ」と語るマーゴット・ロビーの姿から始まり、本作に懸ける強い想いが映し出される。プロデューサー兼主演として本作に臨んだ彼女は、『嵐が丘』を「こじれてて、挑発的で、ロマンティック」と表現し、“どうしても作りたかった”作品であることを明かす。

『嵐が丘』より ©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
監督のエメラルド・フェネルもまた、「14歳で原作を読んだ時の感覚を昇華させた」と語り、原作が持つ激しい感情や衝動を、現代的な感性で再構築したことを示唆している。さらに、ヒースクリフ役のジェイコブ・エロルディについてマーゴットは、「彼が雨に打たれるだけで観客は息もつけない」と絶賛。映像には、再会の喜怒哀楽を爆発させて抱き合うキャサリンとヒースクリフの姿や、「二人の運命がどうなろうとも、キスして」と語りかける印象的な場面も収められており、二人の狂おしい愛の行方を強く印象づける内容となっている。

『嵐が丘』より ©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
不穏な美しさを映し出すキャラクターポスターが示すもの
あわせて解禁されたのは、主要キャラクター5人を写し出したキャラクターポスターだ。アンティーク調の額縁に収められた横顔は、一見すると静謐で完璧な美しさをたたえているが、その背後には、それぞれの内面に潜む狂気や欲望が象徴的に描き込まれている。

『嵐が丘』©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
キャサリンの背景に広がるのは、うっすらと血管を思わせる柔らかなピンク。生命の生々しさと危うさが同居する色彩が、彼女の激しい感情の振れ幅を暗示する。

『嵐が丘』©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
一方、ヒースクリフの背後を覆う深い青は、荒涼とした“嵐が丘”の岩肌を思わせ、孤独と執念を胸に秘めた人物像を強く印象づける。

『嵐が丘』©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.

『嵐が丘』©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
そのほか、複雑な内面を抱える家政婦ネリー、富と安定を象徴するエドガー、純真さの裏に崩壊の兆しを宿すイザベラと、それぞれの背景には物語の行方を予感させるモチーフが配されている。静止画でありながら、登場人物たちの感情や関係性が立ち上がってくるようなビジュアルは、本作が単なる恋愛映画にとどまらないことを雄弁に物語っている。

『嵐が丘』©2026 Warner Bros. Entertainment Inc. All Rights Reserved.
なぜ人は今も「嵐が丘」に惹かれ続けるのか
原作は、エミリー・ブロンテが1847年に発表した生涯唯一の長編小説「嵐が丘(Wuthering Heights)」。身分の違いを超えて激しく惹かれ合うキャサリンとヒースクリフの愛と破滅を描いたこの物語は、“世紀のラブストーリー”として長年読み継がれてきた。
その文学的影響力は映像史にも色濃く刻まれている。1939年公開のウィリアム・ワイラー監督作ではアカデミー賞®8部門にノミネートされ、1992年にはジュリエット・ビノシュとレイフ・ファインズ共演による映画化も話題を呼んだ。日本でも1988年に吉田喜重監督、松田優作主演で映像化されるなど、時代や国を超えて繰り返し再解釈されてきた作品である。
そうした歴史を踏まえ、本作ではエメラルド・フェネル監督が現代的な感性でこの物語に向き合う。特別映像で語られる言葉の数々からも、単なる名作の再映画化ではなく、感情の暴力性や愛の歪さを真正面から描き出そうとする意志がうかがえる。なぜ人はこの物語に惹かれ続けるのか──その問いに対するひとつの答えが、2026年のスクリーンで提示されることになりそうだ。
【動画】『嵐が丘』特別映像
作品情報
タイトル:『嵐が丘』
公開日:2026年2月27日(金)
原作:エミリー・ブロンテ「嵐が丘(Wuthering Heights)」
監督・脚本:エメラルド・フェネル
出演:マーゴット・ロビー、ジェイコブ・エロルディ ほか
配給:東和ピクチャーズ/東宝
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