映画『猫たちと7000マイルの旅』(2025)を紹介&解説。
映画『猫たちと7000マイルの旅』概要
映画『猫たちと7000マイルの旅』は、カタールで暮らす野良猫たちをアメリカへ移送し、新たな家族を見つけようとする国際的な保護活動を追ったドキュメンタリー。監督は、猫と男性たちの関係を描いたドキュメンタリー『猫と、とうさん』のマイ・ホン。アメリカ・ミルウォーキーで猫カフェを経営するケイティ・マクヒューが、約7000マイル離れたカタールへ向かい、現地の保護活動家たちと協力しながら25匹の猫を救出する4日間のミッションに挑む。
作品情報
| 日本版タイトル | 『猫たちと7000マイルの旅』 |
|---|---|
| 原題 | 25 Cats from Qatar |
| 製作年 | 2025年 |
| 本国公開日 | 2025年5月7日(ワールドプレミア) |
| 日本公開日 | 2026年9月4日 |
| ジャンル | ドキュメンタリー |
| 製作国 | アメリカ/カタール |
| 原作 | 無 |
| 上映時間 | 95分 |
| 監督 | マイ・ホン |
|---|---|
| 脚本 | 無 |
| 製作 | デイヴ・ボイル/マイ・ホン/アレックス・メガロ/エマン・アクラム・ネイダー |
| 製作総指揮 | スペンサー・ヘイバー/ノブ・ナガツマ |
| 撮影 | ロバート・E・ベネット |
| 編集 | マイ・ホン |
| 作曲 | ギル・タルミ/サイモン・ウィルソン |
| 出演 | ケイティ・マクヒュー/ウマイル・カーン/ラナ・マルカウィ |
| 製作会社 | Gray Hat Productions/H/3 Foundation |
| 配給 | Gray Hat Productions(米国)/ファインフィルムズ(日本) |
あらすじ
世界有数の富裕国でありながら、多くの野良猫が厳しい環境に置かれているカタール。アメリカ・ミルウォーキーで猫カフェを経営する客室乗務員のケイティ・マクヒューは、25匹の猫をカタールからアメリカへ移送し、新しい里親を見つける計画を立てる。現地で彼女を迎えるのは、パキスタン出身の施工管理者ウマイル・カーンをはじめ、さまざまな国から集まった猫の保護活動家たち。わずか4日間という限られた時間の中、彼らは救う猫を選び、必要な手続きや移送準備を進めながら、国境を越えた救出作戦に挑んでいく。
主な登場人物
ケイティ・マクヒュー:アメリカ・ミルウォーキー在住の客室乗務員で、猫カフェ「Sip & Purr」のオーナー。カタールの猫たちにアメリカで新しい家族を見つけるため、25匹を移送する救出計画を実行する。
ウマイル・カーン:パキスタン出身で、カタール・ドーハに暮らす施工管理者。野良猫の保護活動に取り組み、自作のシェルターでも多くの猫を世話する。ケイティの救出計画を現地で支える中心人物のひとり。
作品の魅力解説
「25匹を救出する」という明確なミッション
動物保護を扱う社会派ドキュメンタリーである一方、本作には「4日間で25匹の猫をアメリカへ連れて帰る」という明確な目標がある。どの猫を救うのか、必要な手続きをどう進めるのか、限られた移送枠をどう使うのか。保護活動の現実を伝えながら、タイムリミットのある救出劇として物語を追える構成になっている。
猫を通して見えてくるカタールのもうひとつの姿
作品が映し出すのは、かわいい猫たちだけではない。急速に発展したカタールで増え続ける野良猫、その猫たちを支える外国出身の人々、そして動物を保護してもすべてを救うことはできないという現実。猫を入り口に、動物福祉と人間社会の構造を考えさせるドキュメンタリーでもある。
国籍を越えてつながる保護活動家たち
アメリカからやって来たケイティと、カタールで活動するウマイルたちを結びつけるのは、猫を救いたいという共通の目的。異なる国や文化的背景を持つ人々が、一匹でも多くの猫を安全な場所へ送り出すため協力していく。7000マイルというタイトルの距離が、そのまま人と人との連帯の大きさを象徴する作品となっている。
