イラク、イラン、イスラエル、レバノン、パレスチナ、トルコ、サウジアラビアなど、中東・西アジア圏で製作された映画を中心に扱う中東映画ページ。
中東映画は、戦争、紛争、宗教、家族、共同体、亡命、検閲、記憶、女性の生き方、都市と地方の変化など、土地ごとの歴史や社会状況と深く結びつきながら発展してきた。イラン映画の詩的なリアリズム、イラク映画の戦後社会へのまなざし、イスラエル映画の記憶とアイデンティティをめぐる物語、レバノンやパレスチナ、トルコ、サウジアラビアなどの多様な表現を含む、幅広い映画文化を含む。
中東映画 基本情報
代表作:『クローズ・アップ』、『桜桃の味』、『別離』、『戦場でワルツを』、『レバノン』、『少女は自転車にのって』、『存在のない子供たち』
・中東映画は、特定のひとつの作風ではなく、国や地域ごとの歴史、宗教、言語、政治状況、映画産業の規模によって大きく表情が異なる。
・イラン映画は、日常の中に社会や倫理の問題を映し出す作風で国際的に高く評価されてきた。アッバス・キアロスタミ、ジャファル・パナヒ、アスガー・ファルハディらの作品は、世界映画の重要な流れのひとつとなっている。
・イラク映画は、戦争、独裁政権後の社会、行方不明者、占領、クルド地域、復興などを扱う作品が多く、国際共同製作を通じて世界の映画祭で紹介されることも多い。
・イスラエル映画は、軍隊、宗教、移民、家族、記憶、ホロコースト以後の意識、パレスチナ問題などを背景に、個人と社会の関係を描いてきた。
・レバノン、パレスチナ、トルコ、サウジアラビア、ヨルダン、シリアなどの作品も、それぞれの地域の歴史や社会問題を反映しながら、ユーモア、寓話、ドキュメンタリー、女性映画、青春映画など多様な形で発展している。
・中東映画は国際共同製作が多く、製作国が複数にまたがる作品も少なくない。
イラン
- 『牛』(1969)
- 『友だちのうちはどこ?』(1987)
- 『クローズ・アップ』(1990)
- 『そして人生はつづく』(1992)
- 『オリーブの林をぬけて』(1994)
- 『白い風船』(1995)
- 『桜桃の味』(1997)
- 『運動靴と赤い金魚』(1997)
- 『風が吹くまま』(1999)
- 『チャドルと生きる』(2000)
- 『少女の髪どめ』(2001)
- 『カンダハール』(2001)
- 『オフサイド・ガールズ』(2006)
- 『彼女が消えた浜辺』(2009)
- 『別離』(2011)
- 『これは映画ではない』(2011)
- 『人生タクシー』(2015)
- 『セールスマン』(2016)
- 『ウォーデン 消えた死刑囚』(2019)
- 『白い牛のバラッド』(2020)
- 『悪は存在せず』(2020)
- 『君は行く先を知らない』(2021)
- 『英雄の証明』(2021)
- 『熊は、いない』(2022)
- 『聖なるイチジクの種』(2024)
イスラエル
- 『Sallah Shabati(原題)』(1964)
- 『Ha-Shoter Azulai(原題)』(1971)
- 『カップ・ファイナル』(1991)
- 『カドッシュ』(1999)
- 『フリー・ゾーン 明日が見える場所』(2005)
- 『迷子の警察音楽隊』(2007)
- 『ボーフォート -レバノンからの撤退-』(2007)
- 『戦場でワルツを』(2008)
- 『レバノン』(2009)
- 『フットノート』(2011)
- 『フィル・ザ・ヴォイド』(2012)
- 『ゼロ・モティベーション』(2014)
- 『運命は踊る』(2017)
- 『シノニムズ』(2019)
- 『Cinema Sabaya(原題)』(2021)
イラク
- 『亀も空を飛ぶ』(2004)
- 『バビロンの陽光』(2010)
- 『サイの季節』(2012)
- 『アンダー・ザ・シャドウ 影の魔物』(2016)
- 『バグダッド・メッシ 片足のサッカー少年』(2023)
- 『大統領のケーキ』(2025)
その他中東作品
- 『路』(1982・トルコ)
- 『西ベイルート』(1998・レバノン)
- 『冬の街』(2002・トルコ)
- 『D.I.』(2002・パレスチナ)
- 『パラダイス・ナウ』(2005・パレスチナ)
- 『キャプテン・アブ・ライード』(2007・ヨルダン)
- 『キャラメル』(2007・レバノン)
- 『蜂蜜』(2010・トルコ)
- 『私たちはどこに行くの?』(2011・レバノン)
- 『昔々、アナトリアで』(2011・トルコ)
- 『少女は自転車にのって』(2012・サウジアラビア)
- 『オマールの壁』(2013・パレスチナ)
- 『雪の轍』(2014・トルコ)
- 『Theeb(原題)』(2014・ヨルダン)
- 『ガザの美容室』(2015・パレスチナ)
- 『3000 Nights(原題)』(2015・パレスチナ)
- 『判決、ふたつの希望』(2017・レバノン)
- 『アレッポ 最後の男たち』(2017・シリア)
- 『読まれなかった小説』(2018・トルコ)
- 『存在のない子供たち』(2018・レバノン)
- 『娘は戦場で生まれた』(2019・シリア)
- 『完全な候補者』(2019・サウジアラビア)
- 『200 Meters(原題)』(2020・パレスチナ)
- 『Costa Brava, Lebanon(原題)』(2021・レバノン)
- 『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』(2024・パレスチナ/ノルウェー)
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