ドラァグパフォーマーの復讐劇『FEMME フェム』が描く危険な関係
憎悪から始まった関係が、危険な駆け引きへと変わっていく——。『FEMME フェム』が、3月28日(金)より新宿シネマカリテほか全国公開される。この度、観る者の心をかき乱すラブ・サスペンスの本質に迫る予告編と場面写真が解禁となった。ネイサン・スチュワート=ジャレットとジョージ・マッケイが演じる2人の男の関係性が、支配と服従、復讐と赦しの狭間で揺れ動く様を描き出す。

『FEMME フェム』© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022
ドラァグクイーンと彼を襲った男が紡ぐ危うい関係
『FEMME フェム』は、ナイトクラブのステージで観客を魅了するドラァグクイーン・ジュールズと、彼を暴行したタトゥーだらけの男プレストンの物語である。ある夜、ステージを終えたジュールズはプレストンと出会うが、その出会いは憎悪に満ちた暴力へと変わり、彼の心と体には深い傷が刻まれる。

『FEMME フェム』© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022
舞台を降り、孤独な日々を送るジュールズは、数ヶ月後、偶然立ち寄ったゲイサウナでプレストンと再会する。ドラァグ姿ではない彼を、プレストンは気づかぬまま誘う。かつて憎悪に駆られジュールズを襲った男が、実は自身のセクシュアリティを隠していたことを知ったジュールズは、その矛盾を暴き、復讐を果たすため、密会の様子を記録しようと計画する。
しかし、密会を重ねるたび、プレストンの暴力的な仮面の奥にある脆さと葛藤が浮かび上がる。プレストンの本質に触れるたび、ジュールズの心にもまた説明のつかない感情が芽生え始める。待ち受けるのは復讐か、それとも——。

『FEMME フェム』© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022
危険でセクシーな予告編が描き出す支配と服従の世界
【動画】『FEMME フェム』予告編
この度解禁された予告編では、最悪の出会いから始まったジュールズとプレストンが距離を縮めていく過程が映し出される。支配と服従の関係性が生まれ、そこから危うい駆け引きが始まり、行きつく先の読めない展開に心をざわつかせる内容となっている。

『FEMME フェム』© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022
復讐のためにプレストンに近づいたジュールズの感情は揺れ動き、周囲ではワルぶっているプレストンもジュールズの前でのみ心を許したような表情を見せる。二人の心情は二転三転し、支配と服従の関係も逆転するような描写も含まれており、危険でありながら同時にセクシーな本作の魅力が詰まった予告映像となっている。
国際映画祭で高評価を受けた注目作
サム・H・フリーマンとン・チュンピンが監督を務めた本作は、ベルリン国際映画祭で初披露され、英国インディペンデント映画賞で11部門ノミネートされるなど、賞レースを賑わせている話題作だ。
主演には『キャンディマン』のネイサン・スチュワート=ジャレット、最新作『けものがいる』が日本公開を控えるジョージ・マッケイが起用された。差別的な動機による暴力で心身に深い傷を負ったドラァグパフォーマーが、自らを襲撃した男と危うい駆け引きの渦に引き込まれていく姿を、2人の俳優が繊細かつ大胆に演じている。

『FEMME フェム』© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022
併せて解禁となった場面写真でも、見つめ合う二人のカットや、殺気だった表情を見せるプレストン、ドラァグクイーンとしてステージに立つジュールズの姿を捉え、そのどれもが危険な香りと色気を纏った仕上がりとなっている。

『FEMME フェム』© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022

『FEMME フェム』© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022
作品情報

『FEMME フェム』© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022
<STORY>
誘惑こそ復讐
ヘイトクライムの標的にされたドラァグクイーンのジュールズは、自分を襲ったグループの一人プレストンとゲイサウナで顔を合わせる。性的指向をひた隠しにしているプレストンに復讐するチャンスを得たジュールズは、巧みに彼に接近していくが、徐々に説明のつかない感情が芽生え始める。待ち受けるのは復讐か、それとも──。
タイトル:『FEMME フェム』
原題:FEMME
監督・脚本:サム・H・フリーマン、ン・チュンピン
製作:ヘイリー・ウィリアムズ、ディミトリス・ビルビリス
撮影:ジェームズ・ローズ
編集:セリーナ・マッカーサー
出演:ネイサン・スチュワート=ジャレット、ジョージ・マッケイ、アーロン・ヘファーナン、ジョン・マクリー、アシャ・リード
2023年|イギリス|英語|98分|カラー|シネマスコープ|5.1ch|映倫R18+|字幕翻訳:平井かおり
© British Broadcasting Corporation and Agile Femme Limited 2022
配給:クロックワークス
公式サイト:https://klockworx.com/movies/femme/3/
