映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)を紹介&解説。
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』概要
映画『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』は、ライアン・ジョンソンが監督・脚本を手がけた「スター・ウォーズ」続三部作の第2章であり、スカイウォーカー・サーガのエピソード8にあたるSFアドベンチャー。『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のその後を舞台に、フォースに目覚めたレイ、孤独の中に身を置くルーク・スカイウォーカー、そして光と闇の間で揺れるカイロ・レンの運命が交錯していく。主演級キャストにはマーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザックらが名を連ねる。
作品情報
日本版タイトル:『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』
原題:Star Wars: The Last Jedi
製作年:2017年
本国公開日:2017年12月15日
日本公開日:2017年12月15日
ジャンル:SF/アドベンチャー/ファンタジー
製作国:アメリカ
原作:無
上映時間:152分
前作:『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』(2005)
次作:『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)
出演:ハリソン・フォード/マーク・ハミル/キャリー・フィッシャー/アダム・ドライバー/デイジー・リドリー/ジョン・ボイエガ/オスカー・アイザック/ルピタ・ニョンゴ/アンディ・サーキス/ドーナル・グリーソン/アンソニー・ダニエルズ/ピーター・メイヒュー/マックス・フォン・シドー/グウェンドリン・クリスティー
監督:ライアン・ジョンソン
脚本:ライアン・ジョンソン
製作:キャスリーン・ケネディ/ラム・バーグマン
製作総指揮:J・J・エイブラムス/ジェイソン・マクガトリン/トム・カーノウスキー
キャラクター原案:ジョージ・ルーカス
撮影:スティーブ・イェドリン
美術:リック・ハインリクス
衣装:マイケル・カプラン
編集:ボブ・ダクセイ
音楽:ジョン・ウィリアムズ
出演:マーク・ハミル/キャリー・フィッシャー/アダム・ドライバー/デイジー・リドリー/ジョン・ボイエガ/オスカー・アイザック/ルピタ・ニョンゴ/アンディ・サーキス/ドーナル・グリーソン/アンソニー・ダニエルズ/グウェンドリン・クリスティー/ケリー・マリー・トラン/ローラ・ダーン/ベニチオ・デル・トロ
製作:ルーカスフィルム
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ
あらすじ
伝説のジェダイ、ルーク・スカイウォーカーを探し当てたレイは、彼のもとでフォースとジェダイの意味を学ぼうとする。しかし、過去の出来事から心を閉ざしたルークは、簡単にはレイを受け入れない。一方、レイア・オーガナ率いるレジスタンスは、スノーク最高指導者とカイロ・レンを擁するファースト・オーダーの追撃を受け、窮地に追い込まれていく。光と闇の間で揺れるレイとカイロ・レン、希望をつなごうとするレジスタンス、そして再び試されるルークの信念。それぞれの選択が、銀河の未来を大きく動かしていく。
主な登場人物(キャスト)
ルーク・スカイウォーカー(マーク・ハミル):かつて銀河を救った伝説のジェダイ。過去の挫折を抱え、孤島で隠遁生活を送っている。レイとの出会いを通じて、ジェダイの継承と自身の役割に向き合っていく。
レイ(デイジー・リドリー):フォースに目覚めた若き女性。ルークを探し当て、彼から学ぶことを望むが、自身の出自や内なる力、カイロ・レンとの不思議なつながりに揺さぶられていく。
カイロ・レン(アダム・ドライバー):レイア・オーガナとハン・ソロの息子であり、ダース・ベイダーに強く傾倒するファースト・オーダー側の戦士。光と闇の間で苦悩しながら、銀河の支配をめぐる選択を迫られる。
レイア・オーガナ(キャリー・フィッシャー):レジスタンスを率いる将軍。ファースト・オーダーの圧倒的な脅威にさらされながらも、仲間たちを導き、希望を失わずに戦い続ける。
フィン(ジョン・ボイエガ):ファースト・オーダーから離反した元ストームトルーパー。レジスタンスの一員として、仲間を守るために危険な任務へ向かう。
ポー・ダメロン(オスカー・アイザック):レジスタンスのエースパイロット。勇敢で行動力にあふれる一方、その衝動的な判断が組織の中で波紋を呼ぶことになる。
ローズ・ティコ(ケリー・マリー・トラン):レジスタンスの整備員。強い信念を持つ人物で、フィンとともにレジスタンスを救うための任務に参加する。
ホルド提督(ローラ・ダーン):レジスタンスの指揮官。レイア不在時に艦隊を率い、追い詰められた状況の中で冷静な判断を下そうとする。
スノーク最高指導者(アンディ・サーキス):ファースト・オーダーを率いる謎多き支配者。カイロ・レンを従え、銀河の支配を狙う。
作品の魅力解説
本作の大きな魅力は、「スター・ウォーズ」という巨大な神話を受け継ぎながら、英雄とは何か、ジェダイとは何か、失敗から何を学ぶのかというテーマに踏み込んでいる点にある。単なる善悪の対決ではなく、ルーク、レイ、カイロ・レンそれぞれの迷いや痛みを通して、光と闇の境界が揺らぐ物語として描かれている。
また、レジスタンスがファースト・オーダーに追われ続ける構成により、物語全体に切迫感が生まれている。宇宙戦、潜入任務、師弟関係、心理的な対話が並行して進むことで、壮大なスケールと人物ドラマの両方を楽しめる作品となっている。
映像面では、孤島オク=トーの静けさ、赤と白のコントラストが印象的なクレイトの戦場、ファースト・オーダーの巨大艦隊など、視覚的に記憶に残る場面が多い。ジョン・ウィリアムズによる音楽も、シリーズの重みと新世代のドラマを結びつける重要な要素になっている。
シリーズの伝統を尊重しながらも、過去の英雄像や継承のあり方を問い直す一作であり、レイとカイロ・レンの関係、ルークの選択、レジスタンスの希望をめぐる物語として、多角的に読み解ける作品である。
