ギャスパー・ノエが、子どもを主役にした映画か、子ども向けの映画を作りたいと発言。
鬼才監督が子ども向け映画に意欲
アルゼンチン出身の映画監督ギャスパー・ノエが、カイロ映画祭での登壇後にVariety誌の取材に応じ、今後取り組みたいジャンルについて語った。彼によれば「将来的に取り組んでみたい映画のジャンルは、ドキュメンタリー、戦争映画、ホラーだよ。もしかしたら、この3つのジャンルを混ぜることも試してみるべきかもしれないね。また、若い子どもたちを主役にした映画や、子ども向けの映画も作りたいと思っているんだ」と、さまざまなジャンル映画や、子どもに関する映画を撮影したいと考えているようだ。
【予告編】『CLIMAX クライマックス』
『アレックス』(2002年)や『エンター・ザ・ボイド』(09年)、『CLIMAX クライマックス』(18年)といった異彩を放つ映画の数々で物議を醸してきたノエは、映画祭の観客に対して「子どもたちは小さな大人のようなもの。子どもは常に危険にさらされているんだ。あらゆるものにさらされている。私に子どもはいないけれど、人生において子どもたちにはとても親近感を抱いているんだ。子どもたちとの関係は、率直で遊び心に満ちている。私は小さな子どもたちを主役に映画を作りたいと思っているよ。壊れやすさや、危険にさらされる経験と子どもたちはよく結びつけられるからね」と持論を展開し、子どもに関する映画を撮りたい理由を説明していた。
SNSではさまざまな声が上がる
Variety誌のインタビューにおいては、これまでに撮った映画を後悔したり、逆にもっと突き詰めるべきだったと感じたことはないかとの質問もあったが、ノエは「幸いなことに、これまでの映画について後悔はないよ」と回答している。続けて「ただ、数年前に考えていたプロジェクトで、今ではあまり興奮しなくなったというものはある。映画制作は、テーマに興奮している間に始めるのがベストだね。世界や自分の人生が進化する中で、興味を失うアイデアもあれば、新たなアイデアが突然力強く感じられることもあるんだ」と、ノエは映画づくりにおけるタイミングの重要性を強調していた。
【予告編】『VORTEX ヴォルテックス』
Xでは、“ギャスパー・ノエが子ども向け映画を作るかもしれない”との報道についての投稿に対して英語圏のユーザーたちからさまざまな声が。「マジかよ(爆笑)」とシンプルに驚く声もあれば、「オーマイガー!楽しみで仕方ない」「いいね!これまで彼の映画について家族と話すことはできなかったから」と期待する声も、そして「お願いだからやめて」「うーん、やめた方がいいのでは?」と子どもたちを心配するような声もあり賛否両論状態だ。果たして、ノエがこの計画を実現させる日は来るのだろうか。
