2026年の全米夏興行が47億6000万ドルに達し、2013年の歴代最高記録を更新した。
2026年の全米夏興行が、歴代最高記録を更新した。
Rentrakの集計によると、5月1日からレイバー・デーの9月7日までの北米興行収入は約47億6000万ドルに到達。これまで最高だった2013年の約47億5500万ドルを上回った。
『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』や『オデュッセイア』など、複数の大型ヒットが市場を押し上げた。
全米夏興行、2013年を上回り史上最高へ
2026年夏シーズンの興行収入は約47億6000万ドル。2013年が記録していた約47億5500万ドルをわずかに上回り、名目上の夏季興行収入として歴代最高となった。
ただし、数字を比較する際には条件の違いもある。2026年の対象期間は5月1日から9月7日までの130日間だったのに対し、2013年は123日間。また今回の金額はインフレ調整を行っていないため、チケット価格の変化まで考慮した観客動員規模の単純比較ではない。
それでも、コロナ禍以降の映画市場回復を示す大きな数字となった。
5月から8月まで全月10億ドル超え
2026年夏の特徴は、ひとつの月だけが突出したのではなく、シーズンを通して高水準を維持したことにもある。
Varietyによると、5月は約10億7000万ドル、6月は約10億8000万ドル、7月は約11億8000万ドル、8月は約12億7000万ドルを記録した。5月から8月までのすべての月で10億ドルを突破した夏は、史上初だという。
2023年もコロナ禍後としては好調な夏となったが、2026年はそれをさらに大きく上回った。
『スパイダーマン』『オデュッセイア』が巨大ヒット
シーズン最大級の貢献を見せたのが『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』だ。9月7日時点で北米興行収入は約9億2300万ドルに到達し、世界では24億ドル規模の大ヒットとなっている。
『オデュッセイア』も北米で約5億8900万ドル、世界では約16億2000万ドルを記録した。
ふたつの巨大作品だけでなく、さまざまなジャンルの作品が継続的に観客を劇場へ呼び込んだことが、夏全体の記録更新につながった。
映画館ビジネスではストリーミングの普及やコロナ禍以降の観客行動の変化が長く課題となってきたが、少なくとも興行収入という指標では2026年夏が歴史的なシーズンとなった。
