映画『さとこはいつも』(2026)を紹介&解説。
映画『さとこはいつも』概要
映画『さとこはいつも』は、沖田修一監督(『南極料理人』『おらおらでひとりいぐも』)が脚本も手がけたオリジナル映画。15歳、35歳、55歳という異なる世代を生きる、同じ「さとこ」という名前を持つ3人の女性の人生が交差していく様子を描く。
35歳の西田沙都子を有村架純、55歳の飯島里子を石田ひかり、15歳の中井聡子を姫野花春が演じる。吉田羊、オダギリジョー、筒井道隆、黒田大輔、青木柚、細田佳央太らが共演。
作品情報
| 日本版タイトル | 『さとこはいつも』 |
|---|---|
| 製作年 | 2026年 |
| 日本公開日 | 2026年9月18日 |
| ジャンル | ドラマ |
| 製作国 | 日本 |
| 原作 | 無 |
| 上映時間 | 139分 |
| 監督・脚本 | 沖田修一 |
|---|---|
| 製作 | 筒井竜平/佐藤美由紀/久保田傑/田中勇也 |
| 撮影 | 芦澤明子 |
| 編集 | 岡崎正弥 |
| 作曲 | 柴田聡子 |
| 出演 | 有村架純/石田ひかり/姫野花春/吉田羊/オダギリジョー/筒井道隆/黒田大輔/小川冬晴/青木柚/細田佳央太 ほか |
| 制作プロダクション | オフィス・シロウズ |
| 製作幹事 | アミューズクリエイティブスタジオ |
| 配給 | ハピネットファントム・スタジオ |
あらすじ
15歳の中井聡子、35歳の西田沙都子、55歳の飯島里子。年齢も生活環境も異なる3人の女性には、「さとこ」という同じ名前がある。
それぞれは学校、仕事、家庭、人間関係の中で、自分の人生がこのままでいいのかという思いや、簡単には言葉にできない悩みを抱えている。
一見すると無関係に見える3人の日常は少しずつつながり始め、それぞれが自分自身の人生をどう受け入れ、どう歩いていくのかが描かれていく。
主な登場人物(キャスト)
西田沙都子(有村架純):35歳の“さとこ”。社会人として生きる中で、自身の仕事や人間関係、これからの人生と向き合っていく。
飯島里子(石田ひかり):55歳の“さとこ”。夫と暮らしながら、自分自身の人生を見つめ直していく女性。
中井聡子(姫野花春):15歳の“さとこ”。多感な時期を過ごしながら、自分の世界や周囲の人々と向き合う。
寺尾千穂(吉田羊):中井聡子と関わる謎めいた国語教師。
村本健吾(オダギリジョー):印刷会社で営業をしている35歳。西田沙都子と関係を持つ男性。
飯島重明(筒井道隆):飯島里子の夫。
作品の魅力解説
15歳、35歳、55歳――同じ名前から見つめる人生
本作の特徴は、同じ「さとこ」という名前を持ちながら、人生のまったく異なる地点に立つ3人を並行して描く構成にある。
15歳にはこれから始まる人生があり、35歳には選択してきた人生への迷いがあり、55歳には積み重ねてきた時間がある。それぞれを別々の物語として扱うだけでなく、世代を越えて響き合う感情を通じて、一人の人間が年齢とともに変わること、変わらないことを浮かび上がらせる作品となっている。
沖田修一監督が描く、ささやかな日常の可笑しさ
沖田修一監督は、劇的な事件だけに頼らず、日常の会話や人と人との微妙な距離、少し居心地の悪い瞬間にユーモアを見いだしてきた。
本作でも、人生の悩みを大仰な悲劇としてだけ描くのではなく、人間の不器用さや可笑しさを交えながら3人の時間を見つめる。重いテーマを扱いながらも、人の日常そのものを肯定するような沖田作品らしいアプローチが期待される。
有村架純、石田ひかり、姫野花春がつなぐ三世代
中心となる3人を演じるのは、有村架純、石田ひかり、姫野花春。それぞれ別の人物でありながら、同じ名前を持つことで観客は自然と3つの人生を比較することになる。
さらに吉田羊、オダギリジョー、筒井道隆らが、それぞれの“さとこ”を取り巻く人物として参加。誰かとの関係によって人生の見え方が変わっていく様子も、群像劇としての重要な見どころとなる。
