『ハリー・ポッター』ルシウス・マルフォイ役が撮影の苦労と魔法の影響を語る
映画『ハリー・ポッター』シリーズでルシウス・マルフォイを演じたジェイソン・アイザックスが、BBCの「ザ・ワン・ショー」に出演し、撮影現場での意外な経験を告白した。大規模な特殊効果映画の撮影が「かなり退屈だった」と率直に語る一方で、作品が現在も世界中の人々に与える影響力と感動について言及している。
2月21日金曜日、現在「ホワイト・ロータス」の新シーズンに出演中のジェイソン・アイザックス(61)がBBCの「ザ・ワン・ショー」に登場した。『ハリー・ポッター』シリーズでドラコ・マルフォイの父親である冷酷なデスイーター、ルシウス・マルフォイを演じたアイザックスは、撮影から10年以上経った今でも、作品が自身に与える影響について語った。
映画の魔法に涙する元デスイーター
「映画に出演していたのに、私が代子や甥、姪をツアーに連れて行って、大広間に入った瞬間、いつも涙が溢れるんだ」とアイザックスは感慨深く語った。「それはものすごく感動的で圧倒されるよ。あのストーリーには何か魔法が起きたんだ」
しかし、そんな感動的な作品の撮影現場の実態は意外なものだったという。「これを告白するのは恐ろしいけど、撮影はそれほど楽しくなかったんだ。大規模な特殊効果映画の撮影はかなり退屈なものさ」と驚きの発言をした。
アイザックスが演じたルシウス・マルフォイは2002年の『ハリー・ポッターと秘密の部屋』で初登場して以来、2005年の『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』、2007年の『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』、2009年の『ハリー・ポッターと謎のプリンス』、2010年の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』、そして2011年の『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART2』まで、シリーズを通して重要な敵役として描かれてきた。
喜びはすべて後からやってくる
アイザックスは撮影の退屈さに言及しつつも、「けれども、喜びはすべて後からやってくる」と続けた。「私は自分の人生がこの映画によって変わった人たちに会うし、今でも読んで、子どもたちと共有している人たちがいる。命を救われたという人もいて、私はそれを信じているよ」。
この世界的人気シリーズの特別さがどのように生まれたのかについて、アイザックスは明確な要因を指摘できないとしながらも、「何かが起きたんだ。なぜかはわからないけど、あの材料が一緒になったとき、スフレが膨らみ、世界中に愛と包容力の感覚を生み出したんだ」と独自の表現で説明した。
イギリス俳優の「王たち」に囲まれた緊張

ルシウス・マルフォイ TM & © Warner Bros. Ent., Harry Potter Publishing Rights © J. K. R.
2017年に行われたインタビューでアイザックスは、シリーズ2作目から参加した際の裏話も明かしている。撮影現場ではマギー・スミスやアラン・リックマンといった名優たちに囲まれ、相当な緊張感を味わったという。
「これらの信じられないほどの俳優たちの中で平凡になってしまうのではないかと恐れていたんだ」と当時を振り返る。「私はイギリス俳優の王たちの中にいたんだよ!」
特に「アラン・リックマンは間違いなく我々の時代最高のスクリーン悪役だからね、彼が出演していると知っていたから、黒板を爪で引っかいたような音に聞こえる声を考え出さなければならなかった。1音節で人を苛立たせるような声が欲しかったんだよ」と、セブルス・スネイプ教授を演じたアラン・リックマンの存在は大きな影響を与えたようだ。
デスイーターの一員としてヴォルデモート卿の強力な支持者であり、息子のドラコにも闇の魔法への忠誠を強いるルシウス・マルフォイ。そんな冷酷な役柄を演じるために、アイザックスは制作側が当初想定していた「普通の髪型でスーツを着た」姿ではなく、特徴的な長い金髪のかつらとローブを自ら提案したことも明かしている。その執念が、今や映画史に残る印象的な悪役の誕生につながったのだ。
