『We Live In Time この時を生きて』cula独占試写会レポート-DIZ「恋愛映画というより人生の映画」「見るたびに新たな発見がある傑作」

『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION NEWS
『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

フローレンス・ピュー×アンドリュー・ガーフィールド『We Live In Time この時を生きて』試写会レポート-映画アクティビスト・DIZ「恋愛映画というより人生の映画」

フローレンス・ピューアンドリュー・ガーフィールド主演の話題作『We Live In Time この時を生きて』のcula独占特別試写会を開催した。

ブルックリン』のジョン・クローリー監督最新作で、A24が北米配給権を獲得した注目の愛の物語『We Live In Time この時を生きて』は6月6日(金)より全国公開。本作の公開に先駆け、5月25日(日)にcula特別試写会を開催し、アフタートークには映画アクティビストのDIZ氏を招聘した。上映後のトークでDIZ氏は「恋愛映画というより、人生の映画という気がしています」と絶賛し、時間軸がシャッフルされた独特の構成や主演ふたりの演技について熱く語った。

『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

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アカデミー賞ノミネート監督×A24の注目コラボ

本作は、アカデミー賞作品賞を始め3部門にノミネートされた名作『ブルックリン』を手掛けたジョン・クローリー監督の最新作である。昔ながらのラブストーリーに刺激的な新しい試みを加えた作品で、エッジの効いた実験的な作品を製作・配給するアメリカの映画スタジオA24が、真正面から<愛と感動>を描いた物語の北米配給権を獲得したことでも話題を呼んでいる。さらに、SNS上で大バズりした“馬ミーム”なども相まって、今年屈指の注目作となった。

主演は、現在『サンダーボルツ*』(『ニュー・アベンジャーズ』)への出演で話題沸騰中のフローレンス・ピューと、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズで主人公を演じたアンドリュー・ガーフィールドのふたり。新進気鋭の一流シェフであるアルムートと、離婚して失意のどん底にいたトビアスという、何の接点もなかった2人があり得ない出会いを果たして恋におちる物語だ。自由奔放なアルムートと慎重派のトビアスは何度も危機を迎えながらも、一緒に暮らし娘が生まれ家族になる。そんな中、アルムートの余命がわずかだと知った2人が選んだ型破りな挑戦を描く。

『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

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DIZ「見るたびに新たな発見がある傑作」

5月25日にキノフィルムズ試写室で開催されたcula特別試写会では、上映後に映画アクティビストのDIZ氏がアフタートークに登壇した。拍手で迎えられたDIZ氏は「短い時間ですが、この素敵な映画を一緒に分かち合いたいと思います」と挨拶。すでに本作を3回鑑賞したというDIZ氏は「見るたびに新しい発見があって、毎回違うシーンで泣いてしまいます。どの瞬間もとても尊くて、美しかったです」と感想を語った。

特に心に残った印象的なシーンを聞かれると、フローレンス・ピュー演じる主人公・アルムートの出産シーンを挙げ「緊張感がありながらも、愛が溢れている場面。ふたりだけでなく周囲の人々の協力も描かれる温かいシーンで、とても好きです」と明かした。

『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

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主演ふたりの新境地を高く評価

主演のピューについてDIZ氏は「普段からInstagramでも料理動画をたくさん投稿していますし、役作りのためにレストランで修業をしたと聞きました。だからこそ、この役がとても自然に感じられました」と語った。さらに、ピューが『ブラック・ウィドウ』に出演した際に、制作サイドが考える理想の体型になることを要求され、それを拒否したというエピソードにも触れ「ちゃんと自分の意思表示をする俳優ですよね。今回のアルムートという役も、自立した女性で、軸をしっかり持っているキャラクターなので、ピューにしか演じられない役だったと思います」と、今回の役がピューにとってハマり役だったと称賛した。

『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

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一方、ジョン・クローリー監督と『BOY A』以来の再タッグとなったガーフィールドについては「今までのガーフィールドの演じてきた役柄とはちょっと違っていて、みなさんにとって印象的なのは『アメイジング・スパイダーマン』の”男らしい”役かなと思いますが、今回は違った意味で、現代に必要な男性像をナチュラルに、そして誠実に演じていたと思います」と、ガーフィールドの新境地を評価した。

同世代女性として共感する現実的な恋愛観

現在29歳のピューや、彼女が演じた主人公・アルムートと近い世代だというDIZ氏は、本作の共感ポイントも解説した。共感したシーンは「子どもが欲しいトビアスと、そうは思えないアルムートが口論になる場面」だと明かし「女性にとってタイムリミットは意識する問題。でも、それを男性側から言われると”何だろうな”とモヤモヤするというのは、私も普段から感じていることなので、ちゃんと意思表示をするアルムートの姿勢に感動しましたし、それを自分なりに受け止めようとするトビアスも素敵でした」と、自身のリアルな感情を重ねながら語った。

『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

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また、トークの話題は本作の最大の特徴でもある、時間軸がシャッフルされた物語についても言及。時間の描き方について「時間軸をバラバラに描く映画は他にもありますが、この映画は”この瞬間を生きること”の大切さが根底にある。出産のような人生の大きな出来事も、何気ない日常の瞬間も平等に描かれていて、どの瞬間もかけがえないものだということがすごく伝わってくる」と解説し、続けて「私は、トビアスがアルムートとの思い出を振り返っているような編集にも感じました。大切な人との思い出って、必ずしも時系列どおりに思い出すわけじゃないですよね。その流れが自然に感じられて、とても共感できました」と自らの解釈も語った。

「人生の教科書のような映画」他作品との差別化

さらに、時間軸の交錯があることによって、大袈裟にエモーショナルを掻き立てるような作品になっていないと語るDIZ氏は「予告だけ見ると、重くて泣かせに来るような映画かと思っていたけど、実際に見てみたら、もちろん泣きましたけど、それ以上にポジティブな気持ちになる映画だと思います」と本作の魅力を語った。

6月は『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』の再上映や、韓国映画『ラブ・イン・ザ・ビッグシティ』など、恋愛映画の上映が続く。そんななか、他の恋愛映画と比べた本作の特徴を問われると「私にとってこの映画は、恋愛映画というより、人生の映画という気がしています。時間をバラバラに描くことによって、自分の人生も同じように振り返ることができるし、一瞬一瞬を大切に生きることの大切さが伝わってくる。まるで教科書のような映画ですね。他の映画も素晴らしいですけど、比べることはできないような特別な作品です」と語った。

『We Live in Time この時を生きて』© 2024 STUDIOCANAL SAS – CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION

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最後に、まだ観ていない人に一番伝えたいことは何かと聞かれると、DIZ氏はこう締めくくった。「私も毎日忙しくて、仕事ばかりしてると、目の前の人を大事にできなかったり、自分を大事にすることすら忘れてしまうことがある。でもこの映画は、”今を生きる”っていう大切さを力強く描いていて、人生の中で本当に大事なことを思い出させてくれる。今、自分を大切にできていない人や、人生に悩んでいる人、どう生きたらいいか迷っている人にこそ観てほしい。限りある時間を、どう使っていくか。そんなことを考えるきっかけになる作品です」

現在、『We Live in Time この時を生きて』の公式Xでは感想投稿キャンペーンも実施中。「#伝えたいwlit」を付けて、本作の感想を投稿すると、オリジナルグッズなどが抽選で当たる企画となっている。

映画『We Live in Time この時を生きて』 cula特別試写会トークイベント・概要

日時:5月25日(日)15:50開始〜16:20終了 ※上映後イベント
会場:キノフィルムズ試写室(東京都港区六本木7-8-6 AXALLビル3階)
登壇者:DIZ(映画アクティビスト)、MC:ヨダセア(cula主宰)

作品情報

<STORY>
新進気鋭の一流シェフであるアルムート(フローレンス・ピュー)と、離婚して失意のどん底にいたトビアス(アンドリュー・ガーフィールド)。何の接点もなかった2人が、あり得ない出会いを果たして恋におちる。自由奔放なアルムートと慎重派のトビアスは何度も危機を迎えながらも、一緒に暮らし娘が生まれ家族になる。そんな中、アルムートの余命がわずかだと知った2人が選んだ型破りな挑戦とは──。

タイトル:We Live In Time この時を生きて
監督:ジョン・クローリー
出演:フローレンス・ピュー、アンドリュー・ガーフィールド
日本公開:6月6日(金)
2024年|フランス・イギリス|英語|108分|G|カラー|スコープ|5.1ch|字幕翻訳:岩辺いずみ
配給:キノフィルムズ
提供:木下グループ
公式サイト:https://www.wlit.jp
公式X:https://x.com/wlit_movie
公式Instagram:https://www.instagram.com/weliveintime_movie/

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