『ワイルド・スピード』の実写ドラマシリーズがPeacockで開発中であることが明らかになった。
人気アクション映画シリーズ『ワイルド・スピード』を原作とする実写ドラマシリーズが、NBCUniversalの配信サービスPeacockで企画開発中であることが明らかになった。シリーズの顔であり、プロデューサーとしても関わってきたヴィン・ディーゼルが、現地時間5月11日に開催されたNBCUniversalのアップフロント・プレゼンテーションに登壇し、同プロジェクトを発表した。
映画シリーズ25周年の節目に新たな展開
『ワイルド・スピード』は、2001年に第1作が公開されて以降、カーアクションを軸に家族、仲間、裏社会、国際犯罪を描く大型フランチャイズへと成長してきた。これまでに公開された映画は11作におよび、シリーズ累計の全世界興行収入は70億ドルを超えている。
今回の実写ドラマ化は、シリーズ誕生から25周年を迎えるタイミングで明らかになった新展開となる。映画版は、オリジナル第1作の特別上映がカンヌ国際映画祭で行われる予定で、長年続いてきたフランチャイズの歩みを振り返る機会にもなっている。
一方で、ドラマ版の物語や登場人物、映画シリーズとのつながりについては、現時点で詳細は明かされていない。『ワイルド・スピード』の世界観をどの時代、どのキャラクターを軸に広げるのかは、今後の発表が待たれる。
ヴィン・ディーゼルら映画版の主要製作陣が参加
ドラマ版は、ユニバーサル・スタジオ・グループ傘下のユニバーサル・テレビジョンが手がける。ディーゼルは、自身の製作会社One Raceを通じて、サム・ヴィンセントとともに製作総指揮を務める。
さらに、映画版『ワイルド・スピード』シリーズを支えてきた製作陣も参加する。フランチャイズのプロデューサーであるニール・モリッツとOriginal Filmのパヴン・シェティに加え、シリーズ複数作で脚本を手がけたクリス・モーガン、プロデューサーのジェフ・キルシェンバウムも製作総指揮に名を連ねている。
パイロット版の脚本は、マイク・ダニエルズとウルフ・コールマンが担当する。ダニエルズは、NBCUniversalのライブラリーにある人気タイトル『The Rockford Files(原題)』をもとにした新作企画でNBCからシリーズ化の発注を受けたばかり。コールマンとは、NBCのドラマ『シェイズ・オブ・ブルー』でも組んでいた。
映画最終章『Fast Forever(原題)』にも注目
ディーゼル、モリッツ、モーガンは、ドリームワークス・アニメーションが手がけ、Netflixで展開されたアニメシリーズ版『ワイルド・スピード』でも製作総指揮を務めている。今回のPeacock向け実写シリーズは、映画やアニメに続き、同フランチャイズをテレビドラマの領域へ広げる企画となる。
映画シリーズでは、最終章とされる『Fast Forever(原題)』が2028年3月17日に全米公開予定。長年にわたり劇場映画として展開されてきた『ワイルド・スピード』が、最終章へ向かう一方で、配信ドラマとしてどのように世界観を拡張していくのか。シリーズ25周年を迎えたタイミングで発表された今回の企画は、フランチャイズの次のステージを示す動きとして注目される。
