リリー・ウォシャウスキーが『マトリックス』新作の監督復帰を否定し、今後の関与について語った。
『マトリックス』シリーズを姉ラナと生み出したリリー・ウォシャウスキーが、ワーナー・ブラザースで企画されている新作映画への自身のスタンスを明らかにした。
リリーはKCRWの番組『The Business』に出演し、シリーズへ再び本格的に戻る意思はないと説明。一方で、脚本・監督を担当するドリュー・ゴダードがウォシャウスキー姉妹からの“祝福”を求めていることも明かしている。
マトリックス 新作に「もうあの砂場で遊びたくない」
ワーナー・ブラザースがシリーズを今後も展開しようとしていることについて、リリーは率直な心境を語った。
「ワーナー・ブラザースは、また何か作りたいんだよ。彼らはいつだって次の何かを作りたがるからね。個人的には、もうあの砂場で遊びたくない。もういいかなって感じだよ」
リリーとラナ・ウォシャウスキーは、1999年の第1作『マトリックス』から『マトリックス リローデッド』『マトリックス レボリューションズ』までの3作品を共同で監督。
2021年の『マトリックス レザレクションズ』ではラナが単独で監督を務め、リリーは製作に参加していなかった。
ドリュー・ゴダードは姉妹の「祝福」を求めている
ただし、リリーがシリーズから完全に距離を置くことが確定したわけではない。現在、新たな『マトリックス』映画を手がけるドリュー・ゴダードについて、リリーは次のように明かした。
「ドリュー・ゴダードと何かが動いているかもしれなくて、彼は私たちの祝福を得ないかぎり先へ進みたくないみたいなんだ。だからちょっと複雑な状況になっていて、私たちも少しだけ首を突っ込んで、どう感じるかを見てみるかもしれない。そしてドリューに祝福を与えたいと思うかどうかを決める。だから今後何かあるかもしれないけど、まだ分からないよ」
つまりリリー自身が監督として復帰する可能性は否定的であるものの、ゴダード版の方向性を確認し、姉妹として支持するかどうかを判断する余地は残されているようだ。
ウォシャウスキー姉妹以外が初めて監督する『マトリックス』へ
新作は2024年にワーナー・ブラザースが発表した企画で、ゴダードが脚本・監督を担当する予定。ラナ・ウォシャウスキーはエグゼクティブ・プロデューサーとして参加すると伝えられている。
実現すれば、ウォシャウスキー姉妹のどちらも監督を務めない初の『マトリックス』長編映画となる。
一方、キャストや物語、正式タイトル、公開時期などは明らかになっていない。ゴダードがどのような物語を構想し、それをシリーズの生みの親たちがどう受け止めるのか。新たな『マトリックス』の行方を左右する重要な段階が続いている。
