パク・チャヌク監督の新作西部劇に豪華キャストが集結する。
パク・チャヌク監督の新作『The Brigands of Rattlecreek(原題)』に、マシュー・マコノヒー、オースティン・バトラー、ペドロ・パスカル、タン・ウェイが出演する見込みであることが明らかになった。
本作『The Brigands of Rattlecreek(原題)』(直訳:ラトルクリークの山賊たち)は、アメリカ西部を舞台にした西部劇スリラー。『オールドボーイ』『お嬢さん』『別れる決心』などで知られるパク・チャヌクがメガホンを取り、『ブルータル・ジャスティス』『トマホーク ガンマンvs食人族』のS・クレイグ・ザラーによるオリジナル脚本を自ら脚色する。復讐と報復を軸に、暴力、家族、記憶といったテーマを描く作品になるという。
マシュー・マコノヒーら豪華キャストが集結
『The Brigands of Rattlecreek(原題)』には、オスカー俳優のマシュー・マコノヒー、オスカーノミネート経験のあるオースティン・バトラー、エミー賞となったペドロ・パスカル、中国を代表する俳優のひとりであるタン・ウェイが名を連ねている。
マコノヒーは『ダラス・バイヤーズクラブ』でアカデミー主演男優賞を受賞し、近年も映画・ドラマの双方で存在感を示してきた。バトラーは『エルヴィス』で高い評価を受け、パスカルは『THE LAST OF US』『マンダロリアン』などで世界的な人気を獲得。タン・ウェイは、パク監督の『別れる決心』で主演を務めたことでも知られており、今回の再タッグにも注目が集まる。
監督を務めるパク・チャヌクは、韓国映画界を代表する映画作家のひとり。独自の映像美と、暴力や欲望、罪と記憶をめぐる重層的な語りで知られてきた。本作は、そんなパク監督が西部劇というジャンルに挑む新作として、企画段階から国際的な関心を集めそうだ。
復讐と報復を軸にした西部劇スリラー
『The Brigands of Rattlecreek(原題)』は、「アメリカ西部を舞台にした、復讐と報復の壮大な物語」と説明されている。西部劇というジャンルの中で、パク・チャヌク監督がこれまで描いてきた暴力、罪、記憶、家族といったテーマがどのように表現されるのかが見どころとなりそうだ。
作品概要では、本作について「パク・チャヌクがこれまでのキャリア全体を通じて探求してきたテーマの集大成」と紹介されている。さらに、「暴力の代償、家族の価値、記憶の力、そして命の真のコスト」を描く作品になるとされており、単なる復讐劇にとどまらない、重層的な物語になることがうかがえる。
パク監督はこれまでも、『オールドボーイ』や『お嬢さん』、『別れる決心』などで、登場人物の欲望や喪失、愛憎が絡み合う物語を、緻密な映像表現とともに描いてきた。『The Brigands of Rattlecreek(原題)』では、その作家性がアメリカ西部という舞台と結びつくことで、従来の西部劇とは異なる緊張感を持つ作品になる可能性がある。
長年温められてきた企画が本格始動へ
『The Brigands of Rattlecreek(原題)』は、長年にわたって企画されてきたプロジェクトでもある。脚本は2006年のブラックリストに掲載され、その後、アマゾンが権利を取得。2019年には、マシュー・マコノヒーが主演候補として検討されていた経緯がある。
パク・チャヌク監督にとっても、本作は念願のプロジェクトとされている。これまで韓国を舞台にした作品を多く手がけてきた一方で、パク監督はドナルド・ウェストレイク原作の『しあわせな選択』、サラ・ウォーターズの小説に着想を得た『お嬢さん』、エミール・ゾラ原作の『渇き』など、海外文学や作家性の強い題材も独自の映像世界へと昇華してきた。
英語作品としては、2013年の『イノセント・ガーデン』で監督デビューを果たしている。『The Brigands of Rattlecreek(原題)』は、西部劇というジャンルを通じて、パク監督の作家性が国際的なキャストとどのように結びつくのかにも注目が集まる。
